「除湿乾燥機 水とり名人」(2002/05/07号、2005/04/08修正)
{商品紹介}

        除湿乾燥機
        「水とり名人」

        象印
        RV−BS60
        定価    45000円
        買値    16800円(税、送料別)

女子突感想期である。気持ち良かった・・・いや〜ん、H!(*^_^*)
ではない。「除湿乾燥機」である。

うちの家は、非常に湿気が多い。
どれ位多いか言えば、1日布団を床に置いておくとその下が
しっとりしてくる位である。
二階から人の汗の湿気が降りてくるのと、お風呂の湿気が入ってくるようである。

そういうわけで、今までも3個500円位の除湿小箱(?)を置いたり
クーラーの除湿機能を使っていたりしたのだが、
それではどうにも追い付かないので専用の電気除湿器を買うことにした。

インターネットでいろいろと調べて見ると、除湿器は結構高い。
その中で今回これを選んだのは、言うまでもなく「安かった」からである。

このRV−BS60は、木造で和室7畳、洋室で9畳位の乾燥能力を持つ。
ピンと来ないかも知れないが、一般家庭用の除湿器としては結構大き目である。

この機械では、ゼオライト方式というやり方で乾燥する。
この方式、メーカー曰く「フロンを使わない!」が売りらしい。
(多分フロンを使う方法はクーラーに付いている除湿だと思う)
ゼオライトというのは良く解らないが、名前から想像するに鉱石の一種で、
多分、非常に吸湿力の強い鉱石なのだろう。
それをヒーターで暖めて乾燥させ(多分この過程で吸着していた水が出てくる)、
そこに水分を再吸着させるのだと。

ここでヒーターと書いたが、実際には機械の説明書にはヒーターの記述はない。
でもそう考えるには1つの理由がある。
それは、これを動かすと部屋の温度が上がるからだ。

この機械は後ろから温風を出す。
おそらくは、そのゼオライトを加熱した物に風を当てて乾燥しているのだろう。
このため、乾燥の強弱によっても異なるが、部屋の温度が3〜8度も上がるのだ。

クーラーで除湿をすると耐寒温度が下がることを知っていた身にとって、
これは意外。一時的ではあれ、湿度の高い部屋の温度が上がるのだから、
暑い日のその不快感と言ったらない。

実際には、湿度が下がってくると温度が若干高くても大丈夫になってくるのだが、
夏は少しでも温度が上がるのはつらい。

この機械が大きく値を下げて売られているのは、これが理由かも知れない。

逆に、冬場に使うと暖房代わりにもなる。
うちの家は、冬でも結構湿気る(夏より少々少ない程度)。
なもんで、冬場に湿気る家には持って来いである。
現在は主に風呂場横の縁側に置いているが(うちは構造的には風呂は外にある)、
ここにはバスタオルも掛けていて、この辺りの乾燥と暖房をこれ1台で兼ねている
様な状況である。

除湿能力を見ると、これは結構高い。
うちでは、4時間も標準の強さで動かしていると、1リットル位は溜まる。
そんなに部屋中に水分があると思うと少し恐い位だ。
でも、やった後は乾燥したのが身に解る。
効果は大だ。

水タンクの容量は6リットル。でも毎日2時間動かせば満タンにするのに1週間はかからない。
日によって大きな変動があるので一概には言えないのだが、
間違いなく、湿気の多い日は溜まるのも早い。
うちでは、この容量くらいは必要である。
(それほど湿気ない家ならこの半分でも十分だろうが)。

この水は主に植物への水利用している。元々は空気中の水分だし、
塩素が入ってない分良かろうと思って(以前は洗濯に使っていたこともある)。

その他。
大きさは26.5*33.5*47.5cmと書いても解らないかも知れないが、
1升瓶3本を束ねた位の太さと高さ(はもうちょっとあるかな?)である。
重さは6.5Kgということで、水が溜まっていなければ差ほど重くない。
ヒーターを使うからか、消費電力は60Hzで580Wとかなり大きい。
本当は1日中動かしていたいが、この消費電力と温度が上がる故にそう出来ない。

        お勧め度        62→80%

非常に難しいところである。乾燥能力だけからすればもっと高くても良いのだが、
なにせ温度が上がるのが痛い。うちみたいにそれが気にならない場所で
主に使うなら良いのだけど、そうでない家ではこの温度上昇は耐えづらいかもしれない。
もっとも、温度が上がるといっても、昼間家に人がいないのであれば、
その間にかけておくという手もあるので、全く「駄目」とはいえないが。

大手家電メーカー、松下製とかは4万円台なので高いが、
温度が上がらないのが必要ならば、そちらの方が良いのかも知れない。
(未確認なので、それらでも温度は上がるかも知れない。)
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