これも書いてから１年以上経っているので、そのつもりの読んでいただきたい。

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｛商品紹介｝

        「マイナスイオン発生器　オアシス」
        
        イタリア製

        定価    ￥４８０００（税別）
        買値    ￥４５１５０（税＋送料＋代引料込み）

健康に良いと最近噂のこれである。

マイナスイオンは、滝壷のそばに行くと気持ち良いのはなぜ？という
レナード博士という人の研究が大本にあるらしい。
（このレナード効果については、http://www.n-ion.com/i_lenard.htmlに
和訳文があるので参照されたし。）
その心は、滝壷の部分で水分子が水面にたたきつけられる時に
マイナスイオンが発生しており、それが体に入ると良い効果があると。
また、マイナスイオン発生装置自体は空気の悪くなりがちな
潜水艦の中での病気発生（空気感染）を防ぐために開発されたらしいが、
それが一般化してきたようである。

最近は、エアコンにも発生装置付きがあくらいで（東芝）、
ようやく怪しい商品からメジャーナ物になりつつある。

インターネットで「マイナスイオン」で検索するとわんさと
引っかかってくるが、それぞれにいろいろなことを書いていておもしろい。

あちらでは「良い」と書いてあることがこちらでは「だめ」とか
（特に「オゾン」に対する見方が分かれている）、
この程度では効果がないと書いてあったり、十分効果がありそうに
書いてあったり。

値段も安い物は１万円台から数十万円の物まで、
ちょっと詐欺っぽい物もあったりして、まさに千差万別である。
そうした中から今回の物を選んだのは、値段やホームページ上での説明も
そうだが、メイルでの問い合わせに対する対応がすごかったからである。

普通、メイルでのやりとりでは、非常に儀礼的に書かれていて
「あぁそうですか」程度のことしか返ってこないことが多いが、
（全く返してこない失礼なところもある。そういうところは信用しない。）
かなり早く（その日の内に）、非常に丁寧に、しかもかなり長い文章で書いて
返してくれたのである。それがまた、今までに書いた文章を
切り貼りして作ったという感じではなく、ほとんど新規に書いたようなのであった。
こういうことは、よほどその商品に思い入れがないと出来ないと思った。
そういう商品であれば大丈夫だとも。

マイナスイオン発生装置にもいろいろと有るが、選択時に
注意すべき点がいくつか有る。
マイナスイオン発生量がどれだけあるかとかメンテナンス費用はどれくらいかかるか
等である。
マイナスイオンの効果が出るにはこれだけ以上必要ですよ、
という指針があるらしいが、それを満たしていないとか、単に毎秒これだけ出ていると
書いてある製品も多い。メンテナンスでは、定期的にカートリッジの交換
が必要な製品も多い。

それらの全ての面でこの「オアシス」が優れていたこと、さらに
その上で考えて製品の価格が安いことが選択の決め手となった。

さて、選んだ経緯はともかくとして「効果」の程はどうかである。

マイナスイオンは健康面での効果が一般には言われているが、
もう１つ隠れた効果があると聞き付けた。
それは、「音が良くなる」効果である。
（もちろん、家では「健康のため」と言っている(^_^;)。）

でもまずは健康面を語らねばなるまい。
買ってから２ヶ月ちょっとほど使っての結果は、
「風邪は引かなかった」でる。
ちょうど真冬２月に買って10月末までであるが、例年だと一番風邪を引きやすい
２月から春先、その後の季節の変わり目も他の家族は風邪を引いても私は
引かなかった。
会社の周りでは流行まくっていたにもかかわらずである。
少し喉が痛くなることはあったが、一晩寝ると直っていた。
マイナスイオン発生装置は、寝室に置いてある。
それなりに効果はあるようである。

このマイナスイオン発生装置では、化学的異臭物質も取り除いてくれるらしい。
化学変化による分解ではなくて、静電気吸着によるものらしい。
最近有名な「シックハウス」の元になる建材から出てくる
各種有機物質やら排気ガス、さらにカビ、ダニの糞、花粉煙なども入る。
うちの家は古い家なのでシックハウスはないと思っているが
（壁紙は張り直しているから、少しはあるか？）、
道路には面しているので排気ガスは結構入っている。
が、その匂いは確かにしない。でもそれがマイナスイオンのお蔭かどうかは不明。
置いている部屋では前からそれほど匂いがしなかったからだ。
一番排気ガス臭い玄関に置くと解るかも知れない。

静電気吸着と書いたが、マイナスイオンそのものもそうだが、
機械そのものもものすごく静電気を発生しやすい。
そのため、これに引き寄せられるように空気中のほこりがくっついてくる。
そう、発生器の周りや後ろの壁に汚れが付いてしまうのだ。
しかも、この汚れ静電気でかなりこびりつくので捕れにくい。
これには要注意（うちでも壁が汚れた）。

一応この機械にはこれを防ぐために、ということで通電シートという物が
付属しており、この上に機械を置いてくれと書いてあるのだが、
置いてもだめ。この機械の周りの台をアルミホイルで覆ってみたが、
２〜３ヶ月で真っ黒になった。
後ろの壁には何かしらのシートを張り汚れを取れるようにしておく必要がある。

そうそう、説明書には「集中力を上げる」＝血液中の酸素濃度を上げる＋
疲労を助長する物質セロトニンと減少させるだとか、鉢植え植物の
成長促進などと書いてあるが、これらに関してもはっきりはわからない。
鉢植えはないし、置いてある部屋では勉強しないしオラクラも書いてない。
でも、眠い時は眠い。寝付きが悪いことは少なくなったようだけど。
「朝起きたら体がすっきりで疲れが残っていることはない」とは言わない。
あからさまにだるいことはないが、疲れは残っている。
これは単に年なだけかも知れないが。

肝心の音楽的効果はどうか。
これは「非常に効果があった」。
音から１皮剥いたような感じと言うべきか。
細かい音まで聞こえるようになってきた。

何故このようなことが起こるのかだが、
　１、マイナスイオンの効果で体がリラックスするので脳が余裕を持って音を聞ける
　２、マイナスイオンの多い空気では音の伝わり方が違う
　３、空気中のほこりが減ったので音の伝わりが良くなった（理屈は後述）
等が考えられるが、事実は今のところ不明である。
ただ、私の家に来た友人も「音が良い」と言っていたので、
私だけの幻聴ではないようである。

その他いろいろ。
この機械が適応出来る部屋の広さとしては３０畳まで。
結構な広さまで大丈夫と言うことだ。
うちは６畳の部屋＋隣の３＋６畳も含めて使えるように考えているが、
余裕である。
もっとも、間に壁などがあると余り良くないようなので無意味な性能かも知れないが。
（直噴で３０畳の広さがある部屋のある家なんて、個人宅ではほとんどないじゃろ？）

この機械は、ファンも何にも付いていないので動作音はほとんどない。
発生量の強弱が切り替え可能で、強にするとわずかに音が聞こえるが、
それも装置の直ぐそばで耳をそばだててやっと解る程度である。
音楽を聞く上で全く支障にはならない。

消費電力は少ない（１日３Ｗ程度らしい）から一日中通電してある。
発熱部品もないので大丈夫だろう。
その方が良いと書いてもある。

また、マイナスイオンは空気中に漂っている物質に吸着し、
それを沈める＝落とす作用があるが、と言うことは、部屋の床にいつも以上に
ほこりが増えるわけで、こまめに掃除をした方が良いようである。
あっ、とすると、うちは畳だから床に寝ているようなものだけど、
ほこりまみれになっているわけか？

そうそう、このマイナスイオンを発生させているのは
細い金属の先端らしいが、これがまた外から容易に触れる部分にある。
ここには相当の高圧がかかっているはずなので、―寸恐い。
電流は流れていないだろうから静電気でパチッと来る感じだろうが、
何とかならんもんかと思う。特に子供がいるからねぇ。
試すわけにも行かず、どうやって安全を確保（確認）するか
―寸悩んでいるところである。

        お勧め度        ７８％

マイナスイオンに興味がある人には結構お勧めかも。
ただ、あからさまな効果が出るわけではない（少なくともうちでは出なかった）ので、
ここで書いたようなことが気にならない人には無用かも。
音楽用途としては、結構効果が高い物だと思うけど、値段も安いとは言えないかも。

私がどこで買ったかは、実はこの値段が「秘密」らしいので書けない。
興味のある人は個人的に聞いて欲しい。
（ちゃんとホームページを出しているので検索しても良いけど。
怪しくはないよ・・・多分。滅多に更新されないけど。）

買ったところとは違うけど、この商品については以下のホームページに
詳しいので参照を。
http://www.edisonclub.net/oasis/more.htm

        ・・・2006/12/06追記・・・

マイナスイオンについては↓こういう勧告もあるので注意。
http://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.jp/s_hogo/sisin/061127ion.html

というか、マイナスイオン自体が「偽科学」として認定されているようである。
いや、物理学的にいうマイナスイオンは存在するが、
その発生量があまりに少なすぎるし、人体への影響についてもないと言える。
要するに気のもんではないかと。

この製品の場合もマイナスイオンというより、静電気によるほこり吸着装置としての性能の方が
圧倒的に高いと思うけど。