「NEWハーレーII JE」(2004/07/26〜08/09号)

「商品紹介」

        「NEW ハーレーII JE」

        R.H.S(日本販売元)
        HURLEY CHICAGO Co.Inc.(製造元)

        定価    ¥128000(税別)
        買値    ¥108000(税別、送料込み)

さて、これは何の紹介であろうか?
「ハーレー・・・と言うことはオートバイ!?」
と思った人は、私の性格をわかっていない。
私のあのバイクの爆音が大大、大嫌いである。

とまあ前振りはさておき、これは何かと言えば「浄水器」である。
そして、値段からしてもわかるだろうが、
オタクラで紹介するからには「ただもの」ではない。

        ・・・

今更言うまでもないが淀川水系の水、そこから得られる水道水はそのまま飲むに
耐えない。大阪に比べて京都はまだ上流だからかましだが
(千里に住んでいた頃に比べれば、京都の方がまだましに思える)、
それでもだめだ。新潟は柏崎の水源は米山麓の貯水池であるが、
ここは雪解け水が主なので、水道水でも非常においしい。
それに比べると琵琶湖の水ははるかに臭い。
残念ながら、これが実情である。

更に、うちの家はかなり古いので水道管も錆びている。
だからさびの味がする。
鉄分補給に良いじゃないか、といわれるかもしれないが、
まずい物は飲めない。

ということで、浄水器は必須である。

「浄水器」という物を初めて付けたのは実家にいるときであった。
当時妹がダスキンに勤めており、またその部署が浄水器の開発に乗り出していたので、
その試作品を付けたのである(ついでに書くと、空気清浄機も開発中で、
その試作器もあった)。
試作品だったので、大きさや水量、取り付け方に問題はあったが、
しかし、最初に浄水器から出てきた水を飲んだときの印象は忘れない。

        「水が丸くなった」。

口当たりが全く違うのである。
それまでの、ある種口の中を刺激するような感じが全くなかった。
もちろんこの水で入れたお茶はおいしかったし、お茶の色も良かったように思う。

それから、幾年月。
結婚してからもずっとダスキンの浄水器(これは試作ではないが、
かなり初期の物)を使い続けていた。
カートリッジは、大きな声では言えないが、かなり役得をしていた。
しかし、この浄水器にもいろいろな点で限界を感じていた。

1つは汚れ。もう5年以上使い続けているため、かなり汚れが付いていて、
いつもカートリッジ交換と同時に酸素漂白していたが、
それでもぬめりなどは取れにくかった。

そういえば、最初は毎月変えていたカートリッジも、ここ数年は3ヶ月に1回くらいに
なっていた。交換する頃にはカートリッジは赤黒く変色している。
実は浄水器のカートリッジの中は、濾し取った汚れが溜まっていて、
そこに細菌が繁殖するのであまり長期にわたって同じカートリッジを使うのは、
かえって良くないそうである。
しかし、交換をケチってしまい、ついつい長く使い続けてしまうのであった。

人間にとって、水は命である。
まして、小さな子供がいれば余計に十分な配慮が必要である。
そんなところで、水道水よりかえって汚い「浄水」を飲ませてはいけない。

もう1つの問題は水量。
浄水器の水量はかなり少ない。だから料理で使う水はともかく、
それ以外には使えなかった。米研ぎには全部浄水を使いたいのだが、
これも水が溜まるのに時間がかかりすぎて、最初だけ浄水、
後は水道水と言うこともあった(米は一番最初に付けた水を一番よく吸うので、
これを浄水にしないとだめ。)

このような状況から、新しい浄水器を買おうと思い探し始めていた。

ということで、条件は上記の裏返しであるから、
・水量が多いこと
・カートリッジ交換が頻繁な物は面倒なので、最低半年は持たせたい。
・値段には糸目を付けない

最後はちょっと太っ腹な発言であるが、価格相応の性能と思ったら、
少々高くても買う、そういう決意である。

インターネットでいろいろと調べた結果、最終的に候補に挙がったのが、
・国産大手メーカー物(2万くらい)
・オーサワジャパン(3万くらい)
・シーガルIV(約8万)
・ハーレーII
の4つであった。他にも活水器という物もあったが、今回は浄水器に限った。
(活水器;なにやらいろいろな理屈を付けて、水を「活性化」させる
のだそうな。アルカリイオン水、還元水、磁気水、ミネラルを補給するもの等々
いろいろとある。)

この中で、水量、カートリッジ交換期間を考慮すると国産大手のははずれた。
オーサワジャパンというのは、ハーレーIIも扱っている会社であるが、
(RHSからここに卸され、さらに個別の販売店に入るらしい。
私が買ったのは後で紹介のお店であるが、物はこのオーサワジャパンから
おくっれてきたし、保証書もそこが管理している。)
ここがハーレーIIを見習って作った浄水器である。
これもカートリッジ式(1年)であるが、カートリッジを洗うことが出来、
初期性能を維持しやすいらしい。

シーガルIVというのは、アメリカ製の浄水器で、その筋ではかなり有名である。
とあるファミリーレストランでは「うちの水はシーガルIVで浄化したおいしい
水です」などと宣伝しているほどである(んな割にはおいしいとは思えなかったが)。
水量は十分そうで、カートリッジ交換も1年4ヶ月に1回と書いてある。
「通販生活」という通販の雑誌もあるが、そこではこれを一押ししている。

最初はこれを買おうかと思っていたが、更に捜していると出てきたのが
「ハーレーII」であった。

        ・・・

浄水器のカートリッジの寿命という物は、メーカー公称の数値はかなり
いいかげんらしく、実際にはその半分の期間で水量が著しく落ちたり
(めづまりしている)、浄水能力が落ちたりするらしい。
浄水器では目詰まりと細菌発生による浄水の汚染が問題であり、
これをいかに解決するかが課題となる。

ほとんどの場合はカートリッジ交換がこの解決手法の1つである。
浄水器本体は非常に安価に設定し、この交換費用でもうけているのが
浄水器ビジネスのほとんどである。
ダスキンもしかり。

このような形態と全く違うと言って良いのがハーレーIIの方式であった。
カートリッジ交換方式は、それ以外は基本的にメンテナンスフリーと
考えて良いが、ハーレーIIは逆にメンテナンスすることで
初期性能を長く維持するのである。

ダスキン浄水器でも一ヶ月もすれば、水量はかなり減る。
いや、初期水量が保てるのはせいぜい1週間だろうか。
(この浄水器は、本当は1月に1回カートリッジ交換が必要。)

ハーレーIIを買ったときにもらった比較表を載せておくと(一部修正)、
最初7年間利用したとしたとき、

                価格(買値)    カートリッジ他(交換物)代      限界水量
ハーレーII    108000    なし                            30000
シーガルIV    78500      14000/1.4年            4000
アムウエイ      148780    37550/1年                4500
                                                                リットル
という結果だそうな。
(限界水量とは、浄水器としての性能、すなわち不純物を取り除く性能と
水量が維持されている間に使える水量である)
ここでハーレーIIのカートリッジ代無しというのが目を引くが、
これはハーレーIIはカートリッジという形態ではなく、完全一体型の浄水器だから
である。

それで大丈夫か?と思うかもしれないが、ここに巧妙な仕掛けというか使い方が
あって、浄水タンクの中を逆流水で「洗う」ことで浄水能力を維持させるのである。
要するに、ちゃんと手入れすれば長持ちするわけである。
これをバックウォッシュという。
結局、この洗うというシステムに、いたく納得したのでこれを買うことにした。

他社のカートリッジは、軒並み公称期間の半分くらいでだめになったらしいが、
仮にハーレーIIもそうであったとしても、他のに比べて高いということはない。
3年で比較すると、
ハーレーII    108000
シーガルIV    78500+14000*2=106500
アムウエイ      148780+37550*3=261430
という具合である。アムははなから問題外だが、3年以上使えれば
ハーレーIIが一番安くなる。

余談であるが、ここでもアムの製品が、高い割には性能がいまいちというのが
証明されている。アムかぶれのやつらは所詮本物の物を選ぶ目がない、
というか選ぶ気がない奴らである。アム至上主義だから。
そしてこの高額な価格こそが、合法ネズミ講を支えている資金源であることを
認識しておかなければならない。

        ・・・

ハーレーIIの主な特徴であるが、
・浄水の通る部分は全てステンレス製
・お湯も通すことが出来る
・水量が十分
・非常時にも使えるらしい
等があげられる。

もちろん浄水器としての基本性能、すなわち不純物の除去性能についても十分であり、
ちなみに、どこぞのテストでは、ハーレーIIだけが全項目について最高性能を
出したそうである。

水道水中の塩素はもちろん、カビ、農薬、トリハロメタン、ダイオキシン、
界面活性剤(洗剤)など(有機物質)もほぼ完全に取り除けるようである。
錆びももちろんである(錆がひどい場合には別売のフィルターを付けるように
書いてあるのだが、うちの場合はそれに相当するのだろうか)。
一方で、水をおいしくすると言われるミネラル成分(無機質)は吸着しないそうである。

実際の味であるが、元々ダスキン浄水器を付けていたので
大きな差異はないが、一層水が丸くなった気がする。
水道水が飲料として十分通用する。これはすごいことかも知れない。
ご飯もおいしくなった。冷えたときの粘りが違う。

たぶん、そのまま飲むよりお茶にすると一層よくわかるだろう。
トリハロメタンという物は、実は水道水を沸騰させた直後くらいが
一番量が増えてしまい、それから5分も煮沸を続けるとなくなるらしい。
でも実際の所5分の煮沸時間というのはあまりに長い。
浄水を使えばその手間は省ける。
だから、「おいしいお茶」を作る時間も短くて済むわけである。
ついでに書けば、湯冷ましの水は体に悪い。
水の中のミネラル分が少ないため、体から溶け出してしまうためらしい。
従って、その作り置きもしない方がよい。

浄水の危険性についてのいろいろは↓ここに記事がある。
http://www5a.biglobe.ne.jp/~c-smile/water_news.htm

で、最初にこの浄水を飲んだら体の調子が1日悪くなった。
あまりの変化に体がついて行けなかったからだと思っている。
悪いものであっても、体がそれに慣れていると、
それより良い物が来てもすぐには受け付けないのだ。
徐々に慣らしていく必要がある。こういうことは、食料でも言える。

今は料理用の水は全てこれ、
後コンタクトレンズを洗う水の一番最後、歯磨きの水にも急いでなければ
これを使っている。特にコンタクトでは水道水では目にしみていたのが
なくなった。歯磨きの水は、殺菌という意味では普通の水道水の方が
いいのかもしれないが。

実はステンレス製と言うことがお湯を通せる理由になっているのだが、
一般にプラスチック製の浄水器はお湯が通せない。
理由は、フィルターなどに悪影響が出るからである。
ついでに言えば、プラスチックにお湯を当てるとビスフェノールなどの
環境ホルモンが出るものもある。
国産のほとんどの浄水器のフィルターは中空糸膜というプラスチックの一種とも
言えるもので出来ているので、「お湯は通さないで」となっている。
ハーレーIIはバックウォッシュ時に60度のお湯を入れなさいとなっているので、
その意味でもプラスチックは使えない。
プラスチックは意外と汚れが付くので、そういう意味でもステンレス製なのは
良い。

ハーレーIIのフィルターは中空糸膜ではなく(粒状)活性炭である。
この活性炭の中をおよそ37秒通ってから水が出てくる。
本当にそんな時間かけているのか?と思うかもしれないが、これは本当。
買って最初に注水したときや、後述のバックウォッシュした後には
すぐ水が出てこない。40秒近く経ってから初めて出てくる。
(買って最初は黒い水がでる。活性炭の粉が一緒に出てくるからだ。)
こんなに長い間水を「磨いている」訳である。
またそれが不純物除去能力の高さの根元である。
(ちなみにダスキン浄水器でも5〜10秒ほどかかる。)
活性炭は、文字通り「炭」なので高温に強いので問題ない。

水量という物は、水道の蛇口のひねり方で変わる・・・物ではない。
ダスキン浄水器などでは、元をいくらひねっても浄水量は
ある程度以上増えない。
ハーレーIIではこれを調節可能でなのであるが、最大水量にしたときは
普通に水道を出しているのより多く感じるくらいとも思えるほどである。
(実際には水の出口が細いので勢いが付くだけ。ホースの出口を絞ると
水に勢いが付いて遠くまでとぶのと同じ原理。)
最小は2リットル/分、最大が4リットル/分。
(ちなみにシーガルIVは3リットル/分)
最小でもダスキンの物より多い。
そのときでも塩素は完全に除去されているらしい。
(他の有害成分に関しては除去できないようであるが。)

お湯を通すことが出来る、水量が十分と言うことは、
浄水器を料理のための水以外にも使えると言うことを意味する。
そう、お皿洗いや洗面にも使えるのだ。

洗面は、場所的にちょっとやりにくいのであまり使ってないが、
皿洗いはほとんどがを浄水で行うようになった。
手荒れは確実に減った。

もっとも、手荒れは水だけでなく洗剤も影響するので、
洗剤にも気を遣う必要がある。、
家が今使っているのは石けんか飲める洗剤「マザータッチ」というものである。
合成洗剤は完全に撤廃した。
マザータッチとは、簡単に書けば微生物の力で汚れを落とすもの。
これについても日を改めて紹介する。

この水の勢いなら風呂の水を入れるのにも使えるかもしれない、等と考えてもいる。
お風呂用にもう1つ買うかもしれない。
(ちなみに、しばらくはダスキン浄水器がお風呂に行ってたが、
風呂のお湯入れには使えない=お湯は通せない&水量が少なすぎるので
そうそうにはずしてしまった。)

        ・・・

さて、バックウオッシュについても少し書いておかねばなるまい。

バックウォッシュとは、その名の通り水を逆に通して洗うことである。
浄水が出るところからお湯を入れて、水道水を入れるところから流し出すのである。
1週間に一度、20分ほどかかる。
面倒と思うかもしれないが、蛇口がお湯と水両用栓で、かつお湯として60度以上
出せれば簡単に出来る。

逆流することで目詰まりを取り除き、また内部を高温にすることで雑菌を
殺すのと同時に分子レベルで吸着した不純物をお湯に溶解して取り除く
効果があるらしい。
この作業さえしておけば、初期性能が長く維持できる。

20分かかると言ったが、別に20分間ずっとお湯を流し続ける必要はない。
10分お湯を流して10分口を閉じて蒸らす。
これでもOK(5分のお湯流しでも良いそうだ)。
うちではだいたい毎週日曜日に行っている。
お湯の出始めは温度が低いので、それも考慮して15分お湯を流して10分蒸している。
これをやるときにはホースの付け替えが必要だが、きわめて簡単である。
これだけの手間で7年持つならおやすいご用である。

バックウォッシュをすることで内部の細菌も除去できているので、
浄水器ではある意味常識になっている、「朝一番の水は捨てる」
の操作が要らない。まあ出来れば1分ほどは流してから使った方が良さそうだが、
他の浄水器では必須なのに対し、ハーレーIIでは(あまり)やらなくても
問題なさそうである。やることも多いけど。

ただ、バックウォッシュで1カ所だけ洗浄というか殺菌できない場所が
あることに気が付いた。
それは、浄水出口(スパウト)に付けられている金具(?)である。
ここはバックウォッシュ時に取り外すので、お湯にふれない。
わずかではあってもここに汚れが溜まる可能性がある。
ゆえに、バックじゃなくて、たまには普通の経路で60度のお湯を流す必要が
あるんじゃないか、と思うのである。

そうそう、7年経ったらどうなるか。
全体をぽい・・・ではなくて、新品再生処理に回すらしい。
費用は6万円。安いとは言わないが、完全に新品と同じ性能になるらしいので
また7年使えるわけである。

問題はそれに必要な期間が「2ヶ月」ということ。
この間浄水器なしでやれと言うことか?
中古品交換も可能だが、この場合も2週間かかる。
まだ当面先の話だけど、もう1台買ってローテーションするか?
等と真剣に考える今日この頃。

物をメンテナンスしながら使うという姿勢(それだけゴミが少ないと言うこと)、
さらにその性能を鑑みれば、ハーレーII以外に選択肢はないと言えよう。
(ただしバックウオッシュが出来ればの話。出来ない=お湯が出せない
場合にはオーサワジャパンのがよさそう。)

        ・・・

その他の長所である。
浄水は本体上部のスパウトと呼ばれる所(簡単に言えばコックのない蛇口)
から出てくるが、この部分が360度回るので結構便利である。
(まあ実際には180度も動けば十分であるが。)

元の水道蛇口に付けるのは水を浄水器に水を送るか、
そのまま水道水を出すかを切り替えるようにする栓だけなので、水道周りがすっきりする。
ダスキン浄水器はカートリッジと一体になった本体を蛇口に付けるため、
かなり大きくなり水道周りが狭くなってしまっていた。
ハーレーIIは浄水器本体はシンクの横に据え置く形になる。
置く場所がなければならないが、
あれば本体は金属製だし非常にどっしりしているので少々ぶつかってもびくともしない。

これは変わった使い方だが、浄水器が直づけタイプでないため、
水道以外の浄水にも使えるらしい(ちゃんとメーカーが書いている使い方)。
非常時に水道が使えないときに、ホースにアタッチメントを付けてそこから水を
流し込むことで浄水を得ることが出来るのだ。
(このアタッチメントは同梱。)
この場合、まず水に塩素系漂白剤を入れて殺菌し、これを濾過する。
何とも無謀なやり方に思えるかもしれないが、ハーレーIIの浄水能力を
持ってすれば漂白剤=塩素が完全に取り除けるのでその水が飲めるのである。
試したことはないが。

        ・・・

さて、いろいろとほめてきたが、欠点も書いておこう。
それは、水の出口が浄水出口はもちろん、水道水出口もシャワー栓に出来ないことである。
浄水出口は特殊形状なので仕方ないとしても、
水道水出口もだめなのはちょっと痛い。

浄水器は水元々の蛇口部分に栓を付けるのだが、これを付けると
一般的でない口径に変わってしまうので、水の出方をシャワーの
ように変える物が付けられなくなってしまうのだ。

このシャワー栓、お皿洗いの時には重宝する。
水少なく洗えるからだ。
前に使っていたダスキン浄水器にはこの切り替え機能が付いていた。
メーカーオプションでも良いから用意して欲しい。
この中に汚れが溜まるからいやがってるのかなぁ。

        ・・・

設置時には本体の若干の組み立てが必要。
また、水道への取り付けも、最近の普通の蛇口なら至極簡単であるが、
結構重いので(2.3Kg)、取り扱いには注意である。

このハーレーIIは正規輸入品であるが、日本独自のモデルであるらしい。
アメリカ版との主な違いは、
・水道水と浄水(とその流量)の切り替えが出来る
・ホースがシリコン素材になっている
・スパウト接続部分がステンレス
・バックウオッシュが簡単に出来るようになっている
・スパウトが360度回る
ということらしい。最初の項目が「違い」として書かれているのが
少々不思議であるが、アメリカでは浄水専用の水道が別に
あるのが普通なのだろうか。
日本でも浄水出口を別に備えた流し台があるが、あんな感じか?

インターネットで検索すると、アメリカからの並行輸入モデルを売っている
所もあったが、上記のような違いがあるので、やはり日本版を買った方が
良さそうである。

        ・・・

で、最後にちょっとだけ買うときの話。
この浄水器、インターネットで調べてみると売っている店舗はいくつかあった。
価格もほぼ横並びであったが、
        108000円(税別、送料込み)
        113400円(税、送料込み)
と言うのがあった。この2つ、結局同じなんだけど、
書き方1つで印象は変わる罠。

で、よく調べるとうちの近所にお店があるようなので見に行くことにして、
結局そこで買ったのである。

        ウエンディー・ママ
        京都市北区紫野宮東町1−75
        075−411−4460

小さなお店ではあるが、
こういう物や自然食品が置いてある良い店である。
ここ、1000円で1ポイント付くカード制があり、30ポイントで
1000円の金券をくれる。
10万以上買うととうぜん100ポイントくれるわけで、
これで90ポイント=3000円分の金券がもらえた。と言うことは、実質それだけの
割引があったと同じなので、更にお安く買えたわけである。
焦って通販で買わなくて良かった。
(この金券は翌週には使ってしまいましたとさ。)

何度も書くようであるが、人間にとって水は命である。
体の70%は水なのだから。
だから、少々高くても良い水を得るための努力は惜しんではいけない。
水と食料だけはケチったら、後で必ずしっぺ返しが来る。

        お勧め度        85%

こんなに高いなら、店でミネラルウオーターを買った方が良いのでは?と思われる
かもしれない。しかし、ミネラルウオーターでは洗浄には使えないし、
そもそもミネラルウオーター自体が至極いい加減な物なので信用できない。
塩素が入ってないから長期保存できないし、
ひどいものでは水道水以下のものもあるらしい。
ということで、やはりその場で水道水から浄水を作る方がよいのである。
(私が本当においしいと思ったミネラルウォーターは1種類しかない。)

初期投資が高いのと、シャワー栓が付けられないのが減点項目。
リハビッシュも出来ると言いながら、実際上期間的問題があるのもそう。
それ以外にはこれと言った減点箇所はない。実にあっぱれである。
7年後、本当に初期性能が維持できたか、もう一度評価して見る必要はあろう。

お店のお勧め度も同じにしておこう。もう少し広いと楽に買い物できるんだけど、
あまり利潤を得てないようなので仕方ないかな。
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