「ファンであり続けるために」(1997/02/07号)
先日、大阪はABCラジオのアナウンサー(パーソナリティー)の道上洋三さん
(知ってます?)の講演を聞きに行った。
「ファンであり続けるために」という題目である。

内容は野球の話。表の話から裏の話まで。
ラジオのDJをしているだけあって、さすがに話しはうまく、
2時間位の講演であったが、中だるみ無く、面白かった。

まあ、野球の細かい内容はいいとして、野球に絡めての
人の使い方の話しは考えさせられるところのものであった。

西武を常勝球団にしたて上げた「根本(漢字あってる?)」さんの采配
(というか、経営方法)。
なぜ、阪神では2流の選手が西武では一群レギュラーになれるのか。
(もしくはその逆はなぜ?)
大木監督の人の伸ばし方、なぜイチローは大選手になったか。
高校野球監督の心憎い一言とか。
要は、選手のやる気を出させる方法と監督の在り方。

これは野球に限らず、一般の企業にもあてはまることだ。
部下の能力を引き出すにはどうするか。
部下の欠点を気付かせるにはどうすればいいのか。
甘やかしではなく、その人の責任感を引き出して仕事させる方法。
いろいろな例が有ったけど、ほんとこれは、「上司」とか「管理職」とか呼ばれる人が
聞くべきものである。

そうそう、これからは過去のデータからは予測のつかないことが起こる世の中になる、
という話しも有ったな。ベルリンの壁崩壊、ソ連崩壊、自民党単独政権崩壊などなど。
だから「阪神が優勝するということは・・・」ないって(^_^;)。

某社の「管理職」には耳が痛い話しだろう。
と思えども、いやまてよ、そんな話し聞いて分かるようなら、
すでになっているだろうな。そう、あかんやつは、何を聞いても見てもあかん、
と思ってしまったのである。
そう、正確に言えば、彼らは何も「管理」出来ないので、ただの長く居ているだけの
「長居」か、よくても「上司」としか呼べないからな。

あんな連中で「予測のつかない」これからの世の中、やっていけるか?(反語)
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