「飲料紹介2001」(2001年)
(2001/04/13、04/16号)
{飲料紹介}

        「バランスデートウォーター+O2 酸素10倍」

        500ml
        ¥160位
        輸入者 日本食研株式会社

        栄養成分(100mlあたり)
        エネルギー      0Kcal
        蛋白質・脂質・糖質
                        0g
        ナトリウム      0.1mg
        カルシウム      0.82mg
        マグネシウム    0.15mg
        カリウム        0mg
        硬度            26.5mg/l(軟水)
        pH            6.9           (ほぼ中性だね)

        原材料
        水(氷河水)、酸素

        採水地  バンクーバー島
        原産国  カナダ

水である。天然水系である。
カナダの氷河の水に特許の技術で通常の水の酸素を10倍溶かし込んだ水らしい。
添加物(?)はこの酸素だけである。
そう言えば、日本の水道水は通常の水の数倍の塩素が含まれていると思うけど、
これは特許にならないのかな?(なるかい!)

「超過飽和酸素フレイシャルウォーター」等と書いてあるが、
意味はまったく不明である。
英語を使えばかっこいいとおもっているようで、馬鹿げている。
これについての話しは以前したと思うので改めてはしないが、
最近はこのような意味不明(未定義)名称を
使いまくる傾向にあるのが実に不快である。

        ・・・

それはそうと、肝心の物の味であるが、
まぁ水なのではっきりとした味はない。
でもほのかな甘さがある。水としてはかなり良質と言えよう。
酸素が含まれているから味に変化があるかといわれれば、
「特に無し」と答えておこう。

この酸素、パッケージの説明いわく、
「だるい」「疲れた」といった症状は、酸素不足が原因です。
酸素を補給することで、皆様の快適生活をサポートします。
とある。
要するに飲んだ水の中に含まれている酸素がそのまま体に取り込まれるという
ことである。

科学的に考えれば、それは間違いではないとおもうが
酸素は結局は血液中のヘモグロビンに結合されて運ばれるのであり、
そのあたりの機能が低下しているのを、酸素を無理矢理入れて
カバーしようというのは、本末転倒な気もしなくはない。
しかし、スポーツドリンクと同じで、養分および酸素がたくさん使われた時の
補給には良いような気もする。何といっても、酸素以外はただの水、
というのが、飲みすぎても大丈夫そうで良い。

しかし、これを飲んでも「だるい」「疲れた」は解消しなかった、と言うことだけは
はっきり書いておこう。それどころか、やたらとトイレに行きたくなったのは
どういうことか。私の体には過分な酸素だったか。

        お勧め度        63%

この手の「水」物を買うなら、これを飲む価値はある。
ちょっと高いのが難点だけど(通常500mlものは150円だからね)。
そうそう、ただの水なので、さすがに一気には飲み切れなかった、
と言うことも書いておこう。

追記;
これの入っているペットボトル、実はリサイクルの面から言えば
実によろしくない。ラベルがシールで張ってあるのだ。
ペットボトルリサイクルの時にはラベルははがさなくてはいけないが、
これでは綺麗にはがせない。
メーカーには再考を願いたい。
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(2001/05/04号)
{飲料紹介}

        「聞茶」(ききちゃ)
        
        490g
        ¥130位
        キリンビバレッジ
        
        烏龍茶、香料、ビタミンC

井上陽水が宣伝している(と思う)お茶である。

実はそんなこととは知らず、入れ物の目新しさに引かれて買ってしまった。
(白で結構綺麗な、アルミ製のふた付き容器。)

聞き茶というのは「香りをかいで茶の品質や銘を判断すること」とか
「茶の味を飲みわけること」ということらしいが、確かに香りは良い。
でも、香料を入れてあるのでちょっと「何」である。
そのものの香りで勝負して欲しかったが、
この価格のお茶ではそれは無理なのか。

味は、烏龍茶ということではあるが紅茶に近い。
渋みもなく飲みやすい。

        お勧め度        85%

ふた付きなので、持ち歩きにも良い。
(実は、そもそもお弁当とお茶を持って御所の桜の下で食べよう、
と思って買った。)
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(2001/05/11号)
{飲料紹介}

        「まろ茶」
        
        350ml
        ¥130位
        日本コカコーラ
        
        緑茶、ビタミンC

織田裕二が宣伝している(と思う)お茶である。

実はそんなこととはちょっとだけ知ってたので、
ネタにしようと買ってしまった。

なんでも、「日光をさえぎって育て、緑茶のうまみを凝縮させた"かぶせ茶"を
ぜいたくに使用しました。お茶本来のうまみを引き出すために45℃という
低温で丁寧にいれ、"抹茶"でより深くまろやかな味わいに仕上げています」
ということらしい。

確かにそんな感じ。渋みは控えめでおいしい。
まろやかはまろやかだと思うが、「深い」かどうかは
判断に困るところ。そんなに濃い味ではないが、浅くもない。

        お勧め度        80%

少なくとも、日本コカコーラの製品の中で、
数少ない飲むに耐える製品。
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(2001/05/28号)
{飲料紹介}

        「梅ワイン」
        
        180ml
        ¥150位
        アサヒビールワイナリー(株)
        
        アルコール分7%未満

その名の通り、梅のワインである。
が、実際には梅酒と思って間違いない。

「中甘口・軽口」と書いてあるのだがまさにそのとおりで、
甘さもすぎず丁度で口当たりも良く、またアルコール分も(比較的)低いので
飲みやすい。

実は御所での花見の時に酒も扱っているコンビニで見つけて飲んだのだが、
思いの他、当たりの製品であった。

        お勧め度        90%

―寸アルコールが欲しい時に量的にも味的にも、
後の酔い加減的にも丁度良い。

今度その店に行ったら、また買っておこう。
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(2001/09/07号)
{飲料紹介}

        「いいこと茶」

        500ml
        ¥150
        カルピス株式会社

        食物繊維(難消化性デキストリン)、緑茶、はと麦、大麦
        ウーロン茶、ほうじ茶、ビタミンC

「超低温抽出製法によりうまみ成分を丁寧に引き出した緑茶をベースに
5種類のお茶をバランスよくブレンドしました。」らしい。

わざと入れたような渋みもないし、本当にすっきりしている。
おいしい。
逆に言えば味がないともいえるので、このあたりは好みが出るかも。
ここしばらくのお茶新製品の中ではかなり良い方だと思う。
特にお弁当と組み合わせた時がよい。

「スリエットライフ」「カロリーの多い人生に」とも書いてあるが、
これは何が言いたいのかよくわからん。
お茶だからカロリー無しでいいよってことだろうけど、
そんなあたりまえのこと書くなってな感じ。

ただ難点は、難消化性デキストリンがあるということで、
飲み過ぎるとおなかが緩くなることがある。
(1回目飲んだ時は大丈夫だったけど、2回目はゆるんだ。)

        お勧め度        80%

結構飲めます、はい。
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(2001/09/24号)
{飲料紹介}
        「なっちゃん! りんご」

        SUNTORY
        350g
        ¥120(たぶん)
        果汁30%

        りんご、レモン、果糖、香料、酸味料、ビタミンC

CMもやっていて結構有名なこのシリーズであるが、私は飲むのが初めてである。
私が好き好んでこの手の物を買うことはないが、
景品でもらったので飲んだまでである。

曰く、「すっきり味はそのままに、りんご果汁が30%にアップしました。
砂糖を加えずにカロリー30%オフ。新しいおいしさをどうぞ。」
である。

感想は、もはやはっきり言うまでもないが「飲む価値はない」。
まずい。

まず駄目なのが匂い。これは一体なんの匂いだろうか。
以下にも合成の匂いで、りんごでないことは確か。
喉越しの時に鼻に抜けるこの匂いが強烈で、最悪。
味ももちろん駄目。オレンジの30%クラスの物は全く駄目だが、
りんごも同じ。ただの砂糖水の方がましかも。
炭酸物ではないので喉越しを楽しむことも出来ない。

となると、一体これにはなんの存在価値があるのだろうか。
私には価値が見いだせない。
同じ120円でも、まだましな飲料はいくらでもあるので、
こういった類の物は全滅させるべきである。

こういった物を、大人が飲むのは自虐行為なだけなので別に構わないが、
子供に与えるのは犯罪ともいえる。
子供に正しい味覚を形成させ、またその健康を守るのが大人の役目である。

そんな当たり前のことすら出来ない企業、
その製品を出すことを決めた人間には、一生それを飲み続けさせる
刑を与えるのが一番である。
(マクドナルドの社長もその刑に処してやりたい。)

        お勧め度        0%
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