「CD紹介2001」
(2001/02/19号)
{CD紹介}

        「dark EYEs」
        
        Digital Future Orchestra
        
        テイチクエンンタテイメント
        5曲 ¥2000(税込み)/買値は1.5割引

女性5人組(位と思う)の、クラシック音楽をアレンジした曲を
演奏するグループのCDである。略して「DFO」。
先に紹介の「クライズラー&カンパニー」に似ている。

DFOはデジタルチェロ(こんなもんがあるんだ)、デジタルバイオリン
(生かデジタルかは不明)、サイレントセッションドラム
(というらしいデジタルドラム)等による演奏である。

こちらもクラシックのアレンジ曲なので元の曲は聞いたことがあるが、
1曲目を除き、アレンジはDFOの方が好みである。
録音も「クライズラー&カンパニー」に比べ、まだ厚みがあり聞くに耐える。
それでもやはり生楽器でない悲しさか、軽い感じはする。
        ・・・2006/01/23変更・・・
でも、生楽器でない上にそのデジタル楽器の音質がかなり悪いのか
元の楽器とはかなり違う音がする。楽器に音にこだわる人には、
おそらく聞くに堪えないと思う。

1曲目と5曲目はちょっと好みではない。
1曲目は主にその軽さと効果音(聞いたらどんな音かはよく解るんだけど)が、
5曲目は、あえてライブ風にしてあるのだがそれが外している感じが残念である。

デジタルではあるがちゃんと演奏技術のいる物を使っている=技量はあるのだから、
生楽器でやって欲しいと思うのであった。

        お勧め度        65%

5曲と少ないので安く、お手軽かな。
まあ、これがこのグループの最初のCDということで、
評価は次のCDで行うべきか。出ればだけど。
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(2001/04/06号)
{CD紹介}

        「Violin Muse」

        川井 郁子
        全10曲
        定価 ¥3000(税込み)
        買値 ¥2999

川井郁子と言う人の、一応クラシックに分類されるCDである。
クラシックではあるが、本人が作曲した物もあるし、
アレンジもある。そうそう、〜さんはバイオリニストである。

クラシックを、元符に忠実なもので聞くと退屈することもあるのだが、
このように少々アレンジされると難なく聞けるようになるから
不思議である。

アレンジされた曲は全体にアップテンポになるがそれがメインではなく、
ジャズのようにアドリブ的な演奏が挿入されて、複雑かつ多様な
感じを出す。これが退屈さを無くす。

クラシックのアレンジ物としては、過去にDFOやクライズラー&カンパニー
等を紹介しているが、この人のはバイオリンがちゃんと本物であり、
その演奏を中心にしているところが異なる。

(基本的に)電子楽器を交えていないので、軽さがあまりない。
電子楽器は、それが合う曲、それがサブ的に使われ多用されなければ
良い効果を出すが、クラシック系の曲で多用されると耳に触る。
そういう意味で、初めて聞くに耐えるクラシックアレンジを聞いた気がする。

        お勧め度        80%

クラシックを基本的に受け付けない人にも、入門としても良いのかも。
これが2作目らしいので、1作目も探してみよう。

そうそう、川井郁子さんは美人です(*^_^*)。
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(2001/08/24号)
{CD紹介}

        「うぐいす NIGHTINGALE」

        米良美一
        新星堂が輸入
        定価 ¥850(税別)

あの米良美一さんのCDであるが、日本で発売されている物ではなく、
オーストリアで発売されていた物の(逆)輸入物である。

本当は最近発売されたはずのベスト版が欲しかったのだが、
どうにも見つからなかったところにこれを見つけたので、
安さも手伝って、買うことにした。

副題が「Japanese Art Songs」と有るのだが、
このCDは北原白秋や佐藤春夫など、日本の著名な詩人の詩に曲を付けて
歌ったものである(歌詞カードにも日本語がある)。

元もと外国人向けに歌った日本語の歌なので、歌詞も曲として聞くのが良い。
そういうように聞けば問題ない。
(逆に、歌詞を追うよう聞くと、結構何である。)

それにしても、歌はうまい。
はまるかな?

        お勧め度        70%

実は、先日某セミナーに行って初めて米良美一さんの現物(?)を
見たんだけど、結構おもしろい人でファンになってしまったので
買ったのでした。
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(2001/09/19号)
{CD紹介}

        「レッド・バイオリン」

        川井郁子
        ビクターエンタテイメント(株)
        定価 ¥3000(税込)

以前紹介した「バイオリン・ミューズ」の川井郁子さんのデビューアルバム。
この作品でもオリジナルとクラシックアレンジの両作がある。

バイオリン・ミューズが基本的にバイオリンだけの曲で構成されていたのに対し、
こちらは別の楽器も強いし歌付きも有って、少々控えめの感じ。

私は基本的にクラシックのアップテンポなアレンジが好きなので、
こういうCDは好きなのだが、どちらかと言えば
バイオリン・ミューズの方が好きなアレンジ。
でもこちらも決して悪くない。

        お勧め度        75%

それにしても美人ですな(^_^;)。
それだけかい!
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