「CD紹介1997」
{CD紹介}
「実況おしゃべりパロディウス〜forever with me〜」
KONAMI
¥2200
47曲も入ってお買い得なCDである。
元は、同社のシューティングゲームで、まだコンシューマーゲーム機には
移植されていないのではないかと思う。
(前作の「実況おしゃべりパロディウス」はされている。)
まあ、このシリーズ、前からクラシックの曲をアレンジしたものが多くて、
それはそれで楽しめたのだが、今回もその路線で入っている。
ただし今回はアレンジ曲は少ない。それよりも同社の他のゲーム音楽が
多く入っている。
47曲も入って全体で64分だから、1曲は短い。
いろいろな曲がたくさん聞けておもしろいと思うか、
落ち着きがなくていやだと思うか、評価が分かれるところであろう。
まあ、わたしは合格点あげますけど。高くもないし。
探してみればお勧めかも知れないものシリーズ
「The Visitors」
1970〜80年代を代表するスーパーポップスグループ(死語)の
ABBA(本当は2番目のBは逆向き)の最後のオリジナルアルバム
(当時LP、今はCDが出ているはず)である。
それまでのアバは美しいコーラスで奏でるさわやかな軽い曲が多く、
それが売りだったが、このアルバムでは大きくイメージチェンジをはかっている。
全体的に少し暗目で重々しい雰囲気を作っている。
今まではあまりアバが好きでなかった友人に聞かせたところ、
「気に入った」と言わしめるほどの違いであった。
だからといって、それまでのアバの音楽を全面否定するものではなく、
良い方向へ進化させたものといえるだろう。実際、聞いていればやはり
アバの音楽だと思う。
やはり惜しむらくは、アバが最後に世に出したアルバムであるということだろうか。
(この後シングルは1枚出ている。)さらに完成されたアバの音楽を聞きたっかった
のだが。
現在、彼らのような美しいハーモニーを持ったグループというものを聞かない。
それだけ傑出したグループであった。
(日本ではかつて「ZABADAK」というグループが良いコーラスをしていたが、
これも解散した。「和製アバ」だと自称していたらしいが、たしかにイメージは
似ている曲も多かった。)
アバの元メンバーの2人が、とあるグループのプロデュースをしているとも聞いた。
そのグループが全世界的に有名になるのを待とう。