「木下大サーカス」(2006/01/30号)
{公演紹介}

        「木下大サーカス」

        2005/12/10〜2006/2/21
        毎週木曜日休み
        (1/30以降は臨時休み無し)
        京都 梅小路公園内

        一般席(自由席)        大人2800円/子ども1800円

今、京都に木下大サーカスが来ている。

実は去年の内に無料招待券をもらっていたのだが、
期間全部ではなく、前半(1/14)までだったと言うことに気がついて
「あちゃ〜」となったが、それでも1000円で入ることが出来るらしいので行った。
前売り券では300円ほど安いようだし、割引券もいろいろな場所で
手に入るようなので、本当に定価で行く人は少ないのではないかと思う。
(割引券より前売り券の方が安い。)

それはどうでもいいとして、私が木下サーカスを見るのは2回目。
サーカスを見ること自体それと同じなのであるが、前回は実に
30年ほど前、宝塚ファミリーランド内に来たときであり、
残念ながら、「行った」という記憶ぐらいしかない。
30年ぶりに見るサーカスはいかなものか。
木下サーカス自体は30年どころか、もう創立100年を超えるのだそうだ。

ショート内容を細かく書くのはやめておくが、
・肉体の限界に挑戦したもの
・動物/猛獣ショー
・マジック
・ピエロ
・空中ブランコ
などがある。
まあ、これだけ見れば「サーカス」からイメージする物そのものでもあろうが、
実際にそれを目にすると、感嘆が絶えない。

途中で15分ほどの休憩を挟み、前後合わせて2時間ほど。
この間、何度「お〜!」という声を上げることか。

「何で顎だけであんなに回れんねん」
「キリンがでかい!」
「ライオンがほえてる!」
「マジックのネタが全くわからん」
「バイクショーはすごいけど、うるさい」
「何で腰があんなに回るねん」
「すげえジャンプ!」

とにかく「すごい」と言うほかない。
子どもにとってはちょっと怖い場面もあったようだが、大人は存分に楽しめた。
決して、大量のお姉さんのレオタード姿を楽しんだわけではない(^_^;)。

一般席はステージに向かって左右にあって、一部の演目においてちょっと見にくい。
ステージ直近の所や正面の部分は特別席で、+800〜2000円である。
(当日購入も可能。)
高くはあるが、やはり直近で見た方が迫力はあると思う。
動物ショーなどでは動物が触れられるほど近づいてくるし、
ピエロショーでもそうで、場合によってはステージに呼ばれ参加することもある。
もちろん、お姉さん方も間近である。
だから、それだけ出す価値はあろう。

パンフレット(1000円;結構お勧め)によると、見てない演目も書いてあるので、
1日2〜3回の中で、または日によって演目が変わるのであろう。
1度ではなく2度三度行く価値があるということだ。

        お勧め度        90%

それにしても、一体どれだけの団員さんがいるのだろうと思ったら、
木下サーカスというのは完全週休制をとったり、企業としてもちゃんとしているらしい。
そういう意味でも昔の「見せ物」という感じではない。

私の世代にはまだサーカスに「見せ物」というイメージがあったものだが、
これはもはやそういう感じはしない。
己の技を見せる真剣勝負の総合芸術である。
しかも、すごいだけでなく楽しい。
「サーカス!?」と思わずに行った方が良い。
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