「KV−29DRX5」(2000/07/03〜07/28号)
{商品紹介}

        「平面 プログレッシブ 4:3  テレビ
                ソニー WEGA KV−29DRX5」

        http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/199904/99-008/

        定価    ¥215000(税別)
        買値    ¥136800(税別)+送料¥2000(東京から)

ソニーの最新式テレビ、WEGA(ベガ)シリーズの、
ハイビジョンを除く一応最高級機種シリーズの1つである。
(ただしこれを書いた時点での話。)

テレビに付いてはエレ・ショーレポートの時にも書いたが、
買う積もりでずっと調査していた。それをやっと買うことが出来た。
本当は(1999年)12月に買う予定だったが、1ヶ月だけ前倒した。
理由は今のテレビを新潟に送るチャンスがあったあったこと
(送るだけでなく現地で設置が必要=私が行く必要がある)、
実はテレビの調査を会社でインターネットを使って調べていたので、
―寸業務に身が入らなくなっていた、というのもある。
もちろんこの話はここだけの秘密である(^_^;)。

        ・・・

最近のテレビを語る上で欠かせない3つの言葉(機能)がある。
        平面
        プログレッシブ
        デジタル対応
である。このソニーのDRX5もその3つのポイントをしっかり押さえた
テレビである。ただし、私の買ったのは今はやりのワイドではなく昔のそれ、
4:3と呼ばれる画面比率の物である。

テレビにはワイド(横:縦=16:9)のものと4:3の物がある。
最近の各社の高級テレビはワイドが主流だが、実は現行のテレビの放送は
そのほとんどが4:3であり、ワイドで見ると横長に見えてしまう。
従って、それを気にする人にはいたって不評である。
ということで、最近再び4:3が人気であるが、将来行われる放送、
デジタル放送ではワイドの放送が主流になるそうで、そうなると
ワイドテレビの方が良いということになるのかも知れないが、
デジタル放送はまだ始まらないし、始まってもチューナーを買わなければ
見えないので、現行放送が終わるまで(予定では2007年)はこれで
行くことにしたのである。まあ、一種の賭とも言える。

この画面の横縦比はともかくとして、代表的な機能を見てみよう。

        ・・・

「平面」はブラウン管が完全に平面であるということだ。
前のテレビもソニーだったが、ソニーは昔からトリニトロンというブラウン管で、
他のメーカーのように球面ブラウン管ではなく円筒であった。
それゆえに、他のメーカーに比べ見やすかったが(だからこそ買ったといえる)、
実のところ、平面には―寸違和感がある。
慣れの問題かも知れないが。
(前面は完全不平面であるが、内部的にはちょっと曲がりがあるように見える。)
このDRX5のブラウン管には光の反射防止がしてある。
最近のPC用モニターでは当たり前のようにしてあるから知っているだろう。
外光によって画面が光らないのだ。
そうであるが故に、部屋の電灯を反射せずに綺麗に見える。

「プログレッシブ」は、テレビの走査線の数を増やして綺麗に見せるものである。
簡単にテレビの画像の送られ方を説明すると、テレビの画面は縦525本の
走査線というものから成っている。PCで縦横何ドットとか言うが、あれの縦の
ドット数と同じである。そう、縦525ドットということだ。
この画面を1/30秒に1枚作り出す。この方式は525iと呼ばれる。
(i=インターレース;飛び越し走査)。
ところが、テレビの場合はそれを一度には送らずに、1/60秒毎に525/2
=262.5本ずつ2回に分けて送る。この時の送り方は、間のラインを抜いて
送る飛び越し走査と言う方法を取る。
なぜそうかというと、テレビ放送開始時の機器の能力では525本分のデータを
一度に送る能力がなかったからである。

ちなみに、1/30秒で1枚送るのは、人間の目には残像現象があって、
それ以下の早い動きには追従しない、逆に言えば、その速度で画像を
送り続ければ動画に見えるという理論による。残像とは、暗闇で蝋燭を振ると
光が棚引くように見えるあれである。

プログレッシブは、何等かの方法で1枚の画像を525本以上にする方法である。
ソニー以外のメーカーの方式は、262.5本*2を内部でつなぎ合わせて525本に
して、さらに加工してそれ以上の本数にしてから出す方法である。この方法は比較的
解りやすいが、実際には少し「のめっと」した画面になる。また動画部分の斜め線に
ちらつきが出やすい。

        ・・・

ソニーではDRCと呼ぶ方法で525本、というより1050本化している。
(DRC=Digital Reality Creation)
この方法は、他のメーカーの方法とは根本的に違い、1/60秒毎の各画面の
各ドットを独自の手法で4倍の大きさにして表示する物である。
元々無い信号を作り出すので「Creation」なのである。
2枚を無理に1枚にしないために「のめっと」した感じはないが、
本来無い情報を作り出すために、ちらつきまで強調されやすい。

「デジタル対応」は、上に書いた525本とかそれ以上の本数に対応しているという
ことと、それを入力する端子があるということである。
将来予定されているデジタル放送は525p(p=プログレッシブ;順次走査、
525本を一気に送る)や1050i(525本画像を2回に分けて送る)という
方式である。
こういう信号が来ても表示出来るのがデジタル対応である。
今これが出来ないテレビは、将来デジタルテレビ放送が始まったら使えなくなる
可能性が高い、ということである。
(実際には、変換機が出来て見えるようになるだろうけど。)

そうそう、このテレビはハイビジョンテレビではないが、ハイビジョン放送も
見ることが出来る。「ハイビジョンテレビではない」というのは、
ハイビジョンの画質では見えない、ということである。
簡易受信なので、画質はハイビジョンテレビのそれにはかなわないが、
見えるだけでも良い(本来のハイビジョンの画質は素晴らしい)。

        ・・・

まあ、そういう機能的なことはともかくとして、テレビで一番重要なのは絵が綺麗か
どうかである(音も大切だが、音は外のステレオのスピーカーで聞けば良いので
余り重要ではない)。

はっきり言おう。このテレビの地上波放送の画質は良くない。
いや、良くないじゃ無くて「悪い」。
ちらつきが目立ちすぎる。その理由は(たぶん)DRCである。
DRCが粗を目立たせてしまうのだ。無い物を作り出しているのだからやむを
えないのか。
最初地上波放送用のチューナーの出来が悪いのかと思ったが、ビデオ経由で
(ビデオが受信した地上波)を入れても汚いから、そうではないらしい。
地上波放送の電波にはちらつきというか電波の強弱が多い。
これがDRCでは強調されて見えてしまうのだ。
特に実写の放送ではひどい。はっきり言って見るに耐えない位。
これは困った。前のテレビの方が数段綺麗ではないか。
(前のテレビでは粗が隠されていたのか?)

また、地上波受信時には時々画面が瞬く。
理由は2重映り(ゴースト)を除去する回路(ゴーストリダクション)が
働くためらしい。
困ったことに、ゴーストリダクションはテレビの信号の方にそのための
補助信号が入っており、それに基づいて除去するため一定ではなく、
場面によって信号が変化することが多い。
その都度瞬くのだから、結構目障りな瞬きである。
なんにしても、地上波にはとことん弱い機種らしい。

        ・・・

ところが、電波に乱れの少ないBS(ハイビジョンも含む)ではとても綺麗に見える。
特筆もんである。
地上波でもアニメは色がべったりしているせいかきれいである。
さらに素晴らしいのは、レーザーディスクを見た時である。

最初にレーザーディスクを見た時の感想は、

  「おぉ、絵に奥行きがある。細かいところまでよく見える。美しい。」

であった。前に紹介したLDのR7Gの性能も十分引き出されているだろう。
これは実写ものもアニメも同じ。これには感動した。
なにせ地上波が悪かっただけに余計に良く見える。
持っているLDを見直して、その美しさに感動している最中である。

地上波放送がとんでもなかっただけに「高い金出して変な物買ったか?」
と思ったが、この絵を見たら少し安心した。
このテレビは実に現在の地上波放送向けではなく、将来の
デジタル放送やレーザーディスク、DVD向けの機械だったのだ。
色の発色が良いということもあるが、DRCもこういうソースには効くようだ。
しかし、地上波は何とか成らんものか。よほど入力となる電波を強化しなければ
ならないのだろうが、うちのような電波の弱い地域ではそれも難しい。
(電波を増幅する装置はすでに付いている。アンテナの立て直しは物理的に出来ない。
アンテナがうちの家の屋根の上にはないので。)
う〜ん。

追伸;
その後うちのアンテナ入力を改善したら、地上波の見栄えもかなり良くなった。
(まだ一部のCHで斜め線が出ているが、これは電波が強すぎるのかも知れない。)
うちの家のアンテナ入力にはもともと2分波器という物が付いていたのだが、
こいつは電波を半分にして2つに分ける(もう片方を使ってなくても分けられる)。
うちはこれはいらないので、外して電波を全部入れるようにした。
もちろんこれで電波が従来の倍になるからかなり綺麗になった。
また、ビデオとテレビの2つに行く信号経路を最適化したことでもう少し改善
出来たと思う。まだゴーストが残ってたり横縞も出るので―寸足りないとも思えるが、
これ以上はうちの立地条件では無理だろう。
やはりDRCは電波の弱い状態では使ってはいけないようだ。
DRXは環境を選ぶテレビだということだな。

        ・・・

画質と言えば、このテレビではかなり細かく画質調整が出来る。
しかも入力毎に設定可能である。
これを調整すればある程度地上波の粗も隠せるかも知れない。
「隠す」と言うのはちょっと本末転倒だけど。
しかし、BSと地上波が共通設定なのは手落ちだ。
この差は大きいのに。

そうそう、非常に綺麗に見える映像があったぞ。
それは「文字」だ。
映画の字幕、クレジット、時刻表示などがとても綺麗に見える。
まるでPC上の文字表示のようだ。
・・・って、こんなもんだけが綺麗でもしょうがないぞ。

ビデオはどうか。
昔撮ったビデオ(大阪で録ったもの)を見るとかなり綺麗に見える。
最近撮ったもの(京都で録ったもの)でも結構綺麗に見える。
一度ビデオに撮ると粗が消えるのかも知れない。
しかし、ある時BS放送をビデオで撮ったものを再生すると斜め線のノイズが
大発生した。原因不明であるが、困ったもんである。

テレビゲームは実は余り良くない。なぜかというと「綺麗に見えすぎるから」である。
家庭用テレビゲームの映像は、実はある程度家庭用テレビで「にじむ」ことを
想定して作られている。
それが綺麗に見えすぎると、かえって絵のドットが目立って綺麗でなくなる。

もっと困った問題は、光線銃型のゲームが出来なくなることである。
光線銃型ゲームとは、要するに銃で画面内の敵を撃つようなもので、
種類は少ないながらも、実は私の好きなゲームでもある(単純だから)。
ところがこのタイプのものはDRX5では全く出来ない。
いや、DRXだけでなく、どのメーカーのテレビでもプログレッシブタイプの
テレビでは出来ない。理由を説明するのは難しいが、単純に言えば先に説明した
走査線の数が違うからである。光線銃型ゲームは走査線の数を数えて
銃がどの位置を指しているのかを知る。
だからプログレッシブ化によって525pとか1050iにされると走査線が
変わるため敵に当たらなくなるのだ。
こういうゲームのために、今まで通りの飛び越し走査表示が出来るモードも
欲しいのだが、今のところ、そういうモードを持ったテレビはない。
贅沢な悩みと言えばそれまでだが、最新型テレビはゲーム機との相性が
悪くなりつつあるのかも知れない。

そうだ、画面の問題と言えば、画面を横にスクロールするような映像を見ると
解るのだが、右下あたりで映像がゆがむ点というか領域がある。
平面ブラウン管は本来球面もしくは円筒になるブラウン管を無理に平面にしている
のでそう言った歪みがある。これはしょうがないことのようだが、
そういう画像に出食わすと気になる。もっとも、そういう映像は多くはないが。

        ・・・

その他の特徴。

リモコンは結構使いやすい。
各種設定は画面上でメニューで出来るが、これは―寸解りにくいかも。
2〜3階層あるんだけど、1〜2階層が一度に見えてしまうのがその理由かも。
「悪い」というほどではないが。

V圧縮。
このテレビはワイドテレビではないが、ワイド放送(ハイビジョンや映画のLDや
DVD)を受信した時はワイドのように横長表示になる。
そう、画面の上下に黒エリアがあって、真ん中にワイド的に表示されるのだ。
画面はだいぶ小さくなるが、これは中々に良い。
(29型ではワイドの25型位相当か。34型ではワイドの28型位に見える
ようだが。)
まあ、これがあるからワイドテレビをやめてこちらにしたという経緯もあるのだが、
実際に見てもなかなか良かった。

入力端子数。
これはもう十分すぎるほど多い。
ビデオ5系統(内前面1)にD端子*2+コンポーネント1系統。
私が現在持っている映像機器は全てつながる。
ビデオ、LD、テレビゲーム。将来DVDやデジタルビデオを買っても余裕である。
そうそう、ゲームと言えば、ソニーのゲーム機プレイステーション用の
専用入力端子もある。私は今はそれを持っていないので無意味だが、
持っている人には良いかも知れない。

        ・・・

その他の欠点。

デザインは今風だけど、個人的には余り好きではない。
前のテレビの方が好きであった。
一番の問題は色だな。
前のが黒1色だったのに対し、今度のは銀色。
それがブラウン管の黒と合わずに白っぽく浮いてしまっていて良くない。
何とかならなかったものか。
さらに、筐体がプラスチックなのだが、これが何かやわらかくてちゃち。
安っぽい。前のテレビの方がよほどしっかりしてたぞ。

重い。
54.9Kgもある。今回は宅急便の人と一緒に運んだが、腕は筋肉痛、
腰もまた行きそうになった。
大型テレビはブラウン管を強くするためにガラスを分厚くしているので重いのだ。
鉄筋コンクリート建ての家ならまだしも、木造の家では60キロ+ビデオやLD、
テレビ台+ステレオを含めると100キロを越える物を常時置いておくと家に傾きが
出る場合もあるからな(うちでも畳が沈んでる)。
本当はもっと大きいサイズの物(34型)を買いたかったのを諦めたのは、
この重量の問題があったからだ。34型にもなると80キロを越える。
そんなもん置けないし、その前に持ち上げることが不可能であっただろう。
今後の大型テレビはこの重量も課題だろう。

テレビの上。
前のテレビは上に広い平らな部分が結構あってそこに物が置けたが、
DRX5では平らな部分が狭くて物がほとんど置けない。
それのどこが欠点?と思われるかも知れないが、こうなのだ。
置けていた物が置けなくなるということは、置いてた物を他に
移す必要がある。テレビの上に置く物は、主に見た目の問題があるので
(要するに飾り物が多い)、どこにでも置けるという物ではない。
それが問題だ。

横幅。
奥行きは前のテレビより少ない。これは良いのだが、
横幅は左右合わせて10センチほど広い。
スピーカーの分だけ幅広になっているのだ。
(前のテレビはスピーカーが外付けだったのでテレビそのものは
すっきりしていたのだ。)
これには困った。今までのテレビ台に乗らない。
テレビ台がテレビが左右にずれないように少しへこんでいるからだ。
悩んだが、テレビ台の上に本を重ねて置いて平らにすることで解決した。
買い換えの人で、テレビ台はそのまま使おうという人は要注意だ。
それでも少し横からはみ出るが、仕方無い。

        ・・・

消費電力。
今各社の出すテレビは消費電力の少なさも売りの1つに上がっているが、
DRXはそういう中では消費電力がかなり大きい部類に入る。
テレビを付けてない時のリモコン待ちの、いわゆる待機電力は
前のテレビの2Wに対して0.4Wと大幅に減ったが、
テレビを点けている時のそれは180W位から230Wへと大幅に増えた。
大きさは同じにも関わらずだ。
うちの場合、消えている方が長いので待機電力が減った方が良いとも言えるが、
見ている時の50Wの増加は余りに大きくないか?
このあたりはもっと頑張って欲しいところであった。
(もう少し消費電力が増えると今までのコンセントが使えないところであった。)

音。
これも地上波とBSで大きく変わる。
地上波は駄目、ハイビジョンは音量を少し上げればかなり良くなる。
地上波では前のテレビの方が上。
前のは音を重視した機種だっただけに、音は良かった。
少し聞こえにくかったが。

ハイビジョン放送やBS放送だと途端に音が良くなるということは、
これもスピーカーの性能と言うよりそもそものテレビ局から出される
音声信号の質なのかも知れない。
そうそう、特にスピーカーは買った直後はなれていないので音が出にくいのだが、
このテレビの場合はそれが顕著に感じた。最初の頃は高音も低音も出なくて
だめだめだったが、4ヶ月もするとかなり良くなってきた。

テレビ背面にあるからの音声出力端子からの出力が小さい。
それをアンプを通して聞いた時、前のテレビの時と同じ音量では十分聞こえない。
例のBOSE AWMでは+10もする必要がある。
また、ノイズも前のテレビに比べてかなり大きい。
前のテレビは音量を上げなければ聞こえなかったが、
今回は少しでもはっきり聞こえる。
テレビ内にデジタル回路が多いからか?

音のもう1つの欠点は、音声出力が1系統しかないことである。
まあ、ほとんどのテレビはそう何だろうけど、前使ってたテレビは2系統あった。
その時は実は1本しか使ってなかったが、このDRXでこそ2本必要なのである。
なぜか。
それはこのテレビがハイビジョンを受信出来ることにある。
1本の音声出力はステレオにつなぐ。これは今まで通り。
そしてもう1本はビデオに入れるのだ。
そう、ハイビジョンをビデオで撮るためだ。
映像出力も1本だが、これは他に使い道がないのでそのままビデオに入れれば良い。
要するに音声だけは別にステレオに入れるという要求があるから2本必要なのである。
う〜ん。

音といえば、このテレビをON/OFFする時にスピーカーから豪快に
「ボンボン」というノイズが聞こえる。
背面端子からは出ていないようなので外部に接続している物には
影響なさそうだが、あまりいいものではない。

さらに、ヘッドフォンでの音量調節がなってない。
音量2〜9間での変化が余りなく、また大きすぎる。
1にすると聞こえない。
中間がないのだ。これではヘッドフォンでまともに聞けない。
ヘッドフォン挿入までチェック出来る(画面上にマークが出る!)のに、
これではなぁ。
そもそも、ヘッドフォンで聞くとノイズが多すぎる。DRX5は音声系が駄目だ。
(SONYはヘッドフォン系がいつも弱い。)

        ・・・

補足。
このDRXシリーズ(DRX5とDRX9)は発売当初、映像出力にノイズが
入るという問題が指摘されていた。さらにメーカー曰く「回路は修正しない。
クレームが合ったら個別対応する。」と聞いていた。
今回買った物でもそこが気になったので早速調べたが、出なかった。
クレームが多かったので回路変更されたようだ。
東芝の例の事件以降、メーカーの対応が良くなりつつあるようである。
が、やはり新製品は直ぐに買ってはいけないのである。しばらく待って買うのが良い。

        お勧め度        70%

おぉっと余り高くないねぇ。
家の電波状態が良い人にはもっとお勧めしてもいんだけど。

将来を見越した設計には違い無いので、(故障さえしなければ)長く使えるの
だろうけど、いますぐ買う必要があるかといえば「?」。
将来はデジタルテレビ用チューナーも内蔵されるだろうしね。
そういう機種が出た時には、もっとお勧め度を上げられるんだろうけど。
今はもっと安い機種か他のメーカーの物を買うのが良いのかも。
29型でも10万円以下で買える時代だから。

そうそう、どこで買ったか。
今回は初めてインターネット通販を使ってみた。
とは言っても一応ちゃんとした店舗を持つ店である。
「メガ・ディスク」という東京の店であった(秋葉原ではない)。
散々捜したが、ここが一番安かった。
日本橋でいつも一番安い店と比べても1万以上、「一番安い」と自慢の
コジマデンキに至っては3万も差があった。
オーディオ系雑誌にもそこと同じ値段を付けているところもあったが、
電話での対応が悪かったのでやめた。
「メガ・ディスク」はメイルでの対応も電話での対応も素早くかつ良かった。
ということで決めたのである。
一応お勧めの店である。こちらのお勧め度は85%(もっと上げてもいいかも)。

安くなったとは言え、テレビは高い買い物である。
買う時には、電気屋にまめに足を運んで自分の目で確認し、
さらに今ならインターネットでいろいろと情報を得られるから
そういうのも参考にして決めるべきである。
私のように、焦る必要はない。
(いつもこれで失敗するんだよなぁ。)

最後に余談。
WEGAは天空に輝く星、琴座のヴェガとは違う。
(映画コンタクトでターゲットにした星。)
あちらはVEGAである。
まあ、ある程度意識はしたのだろうけど。
・・・って、この部分だけは前に書いたね(^_^;)。

        ・・・2006/10/06追記・・・

いまさらだけど、Dまたはコンポーネント入力にプログレッシブ入力を入れていた状態で電源を切ると、
次回電源投入時に画面が半分につぶれたように表示される。
でも、一度TV放送を表示してやると元に戻る。
プログレッシブ対応の初代機のようなものだから、対応が不十分だったと言うことであろうか。
まあ、致命的な問題ではないのでかまわないが。

        ・・・終わり・・・
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