「トルクマネージメントシステム」(2007/01/15〜01/22号)
{商品紹介}

        「トルクマネージメントシステム」(TMS)

        AUDIO-FULL SET                          41790円
        TC-1(ターミナルチャック 7.5〜10.0mm)    6090円
        TH-1(デジタル温湿度計)                  3150円
        SIMPSON
        http://www.simpson.co.jp/PROFESSIONAL/

ねじを締め付ける力、「トルク」を調整する装置群。
どんなねじに対しても応用可能であるが、
基本的にオーディオ用として使うために揃えられたのがこのセットである。

実は2005年の夏に買ったのだが、忙しかったり、取説を読むとなんか難しそうで
やらないまま年末ほっておかれた。、
で、年末のボーナスで何かオーディを関係の品を買おうと思ったとき、
その前にまずはこれをやっておかなければと、思い出したようにやってみた。

多くの機器の場合、ねじの締め付けトルクは余り厳密には制御されていない。
まともな電動ドライバなら締め付けトルクの設定が可能であるが、
それとてそれ以上になったら空回りするようになっているだけで、
「厳密か」と言われればたいした精度はない。
まして,手締めでは全く期待できない。

TMSにおけるトルク調整は非常に精度高く行えるらしい。
今回買ったのは一般用のオーディオフルセットであるが、
もっと精度高く、また調整も早く行える上位のセットもある。
が、一般家庭用であれば今回のセットで十分とのことである。

オーディオフルセットの内容は、
        トルクドライバーセット2本
        ビットセット+追加ビットシャフト
        マーク用白ペン
        専用ソフト
である。これらが2つの専用ケースに収められている。
ドライバーセット用のケースはなかなかしっかりしたものである。
(ホームページ上では「LTDK Audio set」となっているものと同じ。)
ホームページでは単品ずつの購入も可能なようだが、
セット品の方が大幅に安い。

ドライバーが2本あるのは、1本のドライバーでは調整範囲が限られるからで、
事実うちの調整でも2本が必要であった。
トルクドライバーをすでに持っている人もいるかも知れないが、
ここで扱っている物は大元のメーカー製造品の中から、
さらにこのメーカーで選別(調整?)した特級品である。
ドライバーなど一部同じ物を持っているから単品で購入、等と考えない方が良さそう。

ビットセットとは、要するにねじ回しの先だけのセットで、
特にスピーカーは機種によってねじ穴の形状や大きさに種類が多いので、
それらに対応できるよう、非常に多くの種類がセットになっている。
これだけあれば、スピーカーだけでなくおよそ家の中にあるほとんどの機器のねじを回せると思う。
(2.5'HDDは開けられなかったけど。)

ビットシャフトとは、ビットセットをドライバーに付けるためのアダプタみたいなもので、
1本はビットシャフトに付いているが、ドライバーが2本あるためもう1本追加してある。
利用時にはそれぞれをあらかじめドライバーに付けておく必要がある。
このビットシャフト、付属の物はきっちりはまるのだけど、
追加の物はうまくはまらなかった。かなりきついのでたぶん不良品。
軸をヤスリで少し削れば使えると思うのだが、別に持ってたビットセットに
付いてたのが使えたのでそのままにしてある。

白ペンはねじの位置を記すためのペン。
ねじによってはこのペンでは印が付かないこともあるので、
別途油性の先の細いペンがあった方が良いとは思う。
スピーカーに印を付けるのはいやだという人は、他の方法を考える必要がある。

買ったのはいつものごとく逸品館であるが、物自体はメーカーから直送されてくる。
専用ソフトだけは、メイル(ホームページ上ではない)でユーザー登録すると、
メーカーからメイルで送られてくる(ホームページからダウンロードできる訳ではない)。
ただ、サイズが結構でかい(1MBを超える)ので、
うちでは受信できなかった(一定サイズ以上はサーバー上で止めるようにしてある)。
連絡して再送信してもらい、ちょいと細工して受け取った。

ここからも解るとおり、道具自体は上記値段で買えるが、
他にExcelが導入されたPCが必須となる。
それがないと使えないので注意が必要である。

ところが、そのことは書かれていない。
「Excelの表を用い・・・」とは書いてあるが、
Excelのバージョンいくつ以上が必要という表記はないのである。
これはちょっと手落ちだと思う。
「買ったら使えるぜ!」と思っていた人にはさらなる出費を強いることになる。
Excelは正規に買うと決して安くないからだ。

うちでは現行利用しているノートPCにはExcelは入れてない。
仕方なく古いWindows95のデスクトップ機を復活させた。
これのためだけに。

Excelの必要バージョンはわからないが、少なくとも2000では実行可能。
MS−Officeと互換性が高いと言われる、フリーウエアのOpenOffice2.0
が使えればExcelは不要になるのだが、答えは△。
一応OpenOffice2.0でも数値の計算は可能だが、
ねじの状態を示す欄とか一部が見えなくなる。
従って、調整は可能だがお勧めは出来ない(一度、両方見比べられる環境で表示の違いを覚えれば
何とかなるとは思うが)。

ここだけの話、Excel上ではパスワードがかかっていてフォントサイズ変更からマクロの修正まで一切出来ないが、
OpenOffice2.0上ではそれが可能になる。
標準フォントの違いから、ちょいと表示をいじらないと一部項目がまともに見えないが、
それも修正可能。
マクロも編集可能になるが、ExcelとOpenOffice2.0とではマクロに違いがあるためエラーになっている。
その部分が直せればいいのだが。

なお、ジャストシステムの三四郎では読み込めるが起動出来ない。

取説もExcelのファイルとして提供されているが、これがちょっとくせ者で、
Excelで印刷しても化けるし、OpenOfficeでは画像がおかしくなるしやはりマクロの関係で一部表にエラーが出る。

この取説、情報量は多いがまとめ方が今1つでわかりにくい(誤字も散見される)。
ということで、印刷してじっくり読もうと思ったのだが、うまく印刷できない。
印刷すると一部が重なったり、大きな紙を使わないといけなかったりするからだ。

この辺りは要改善だが、メーカーに「印刷できないのか?」と問い合わせたら
「ノウハウの流出を避けるため印刷物は作らない」、何とかPC上での表示を見ながらやってくれという
回答であった。

しかし、かなりの文章量であり、またうちの場合デスクトップPCにExcelが入っているのでいちいち
そこまで行って読みながらの作業は無理。
どちらかというとOpenOffice2.0の方がまだまともに印刷してくれるので
ほとんどをそれで印刷し(改ページの調整他かなりの修正は必要である)、
化けが出る表や画像だけExcelで印刷して糊で貼り合わせた。
それでもだいぶ小さい字になって読みづらいが、はやり印刷物があると
寝ながらでも読めるので理解が深まるし、作業が圧倒的にはかどる。

ユーザーに圧倒的な不便をかけてまで守るノウハウって何?と思う。
どうせ精度の高い道具を買わなきゃ出来ない=買う人はちゃんと買うのだから、
大丈夫だと思うのだが。
なんなら、世の中にはコピーしたら真っ黒になる紙もあるのだから、
そういうもので製本して製品に添付すればと思う。
(大学時代の訳本とかはそういう紙で作られていた。)

慎重にやらないと場合によっては機器を壊す可能性すらあるこの作業を、
この量と内容の取説をじっくり読まない状態で作業する方がよほど怖いと思う。

私があえて今回ここに書いたのも、ユーザーが不便するような
メーカーの方針は許しがたい、と思うからである。
もちろん、コピーを推奨するものではない。
ちゃんとこのメーカーから道具を買い、そのサポートを受けつつ調整するべきである。

        ・・・

取説に手順は書いてあるが、ちょっとというかだいぶわかりにくいのでまとめると、
トルク調整の基本的な手順は以下の通りとなる。

・基礎締めトルクの計測
・基礎戻しトルクの計測
・アナライザーに入力し推奨値を算出
・30度ほどねじを戻して推奨値で締める
・WaitTimeだけ音楽を慣らしながら待つ
・再度30度ほどねじを戻して推奨値で締める

基礎締めトルクとは、今どれくらいのトルクで締められているかである。
基礎戻しトルクはどれくらいの力で締めれば元の位置まで戻るかである。
詳細は取説を読むこと(これ以上書くとメーカーから文句を言われそうなので)。

特に初回は基礎締めトルクがいくらなのかが全く解らないので
徐々に上げていく必要があり、時間がかかる。
ユニット内で1本解れば他は同じかというと、答えは「全然違う」。
さびが出ていたりすると余計に差が出る。
締めと戻しの差も、倍以上あったりほとんど同じであったりと
大きく異なることも多いので、とにかく最初の1回目は慎重に計測する必要がある。

ねじを回すときの注意は、必ずビットに手を添えて回転・移動をすること。
スピーカー;特にツイーターの磁力は非常に強いため、その磁力でビットが外れることがある。
(ビットはビットシャフトやドライバーに磁力で付けるため鉄製である。)
下手するとコーンを突き破ってしまう可能性もある。
移動時もコーンの上を移動することなく回りを移動させる。
多少の手間は増えるが、せっかく音質を良くしようとしているのに潰しては元も子もないので
要注意である。

推奨値が算出されたら、少しねじを戻してそれで締め直す。
さらにしばらく音を出しながら時間待ちした後に
再度締め直すと、一応の完了となる。

最初にやったPMC GB−1では慣れてないこともあって4時間近くもかかった。

オーディオフルセットより上のセットを持っていると基礎締めトルクを一発で計測できる
ドライバーが入ってくるので、測定時間がそれこそ時間の単位で短縮できると思う。

トルクが40を越えてくると回すのに結構力が必要になってくる。
女性では結構つらいものがあると思う。
(私の握力は、同年代の平均的女性のそれくらいしかない。)

計測はExcelに入れるが、左右(もしくは前後)の対の分を両方入れる必要がある。
片方だけだと間違った数値が出る。

なお、正確を期すには温度と湿度の計測も必要である。
ねじや受け側の素材は温度や湿度によって膨張するからだ。
正確には、最適トルクの算出には必要ないが、
調整後の慣らし時間の計算に必要となっている。
うちにはちょうど良いものがなかったので同時に購入した。
デジタル測定できるものだが、普通にこの手の物を買っても同等以上の値段がするので、
この値段は決して高くない。
時計も付いているので、いつも置いておけるのも良い。
小型で置き場所に困ることはそうないはずだ。
(うちでは冬場、家の中の温度が5度くらいまで下がっているのもこれで解ったし。
もう少し下がったら、氷も張るかも。)

ねじの寸法を測るにはノギスがあった方が良い。
物差しでも出来ないことはないが、特に直径を測るのに苦労する(した)。
ただし、これが必要なのは当然最初の1回だけだし、それほど精度も必要ないので、
日頃使わない人はが買うのはもったいないとは思う。
(安いのを買ってしまったけど。)

ねじの状態を把握するため、期間をおいて測定することが推奨されているが、
2回目以降の測定においては1回目の推奨値が基準となるのでかなりの
時間短縮が可能・・・と思いきや、劇的な短縮は出来ない。

音を出す部分のねじは締まる方向にあるのかなぁと思っていたら逆で、
ほとんどはゆるむ方向にある(取説にはちゃんとそう書いてある)。
だから、2回目は1回目の推奨値の半分くらいから始めた方が良い。
また、1回目と違って締めの力はゆるめる力より「大きくなる」のがほとんどなので
要注意である(ただし、1回目の戻しより大きくなることはない)。

ここで行うのは「測定」だけであって、締めるトルク自体は1回目の決定を使う。
これを間違える=毎回の測定結果を使うとどんどんゆるんでしまうので注意。
私は最初これをやってしまい、おかしいなあと思っていたら間違っていた。

取説によると、
        初回測定→締め
        一定期間毎に戻し締め
        1ヶ月ほど経ったら再測定で締め値変更
        一定期間毎に戻し締め
        測定(状態変化を調べるため)
という手順を、ゆるみがなくなってくる安定期まで繰り返し、
以後はもっと長い期間毎に戻し締め、ということになるらしい。

        ・・・

さて、調整後の音はどうなるのか。

実はGB−1で調整したときは、すぐには解らなかった。
でも、しばらく聞いていると何か音の調和が良いような感じがした。

なかなか良いのでIMAGE11も調整した。
GB−1では初めてだし、ねじが2種類、左右で全部で22本もあって苦労したが、
IMAGE11は2回目で、ねじは1種類、16本なのでだいぶ手早くできた。
1時間かからなかったかもしれない。

こちらの方が結果は明らかだった
2つのスピーカーの鳴りが調和した感じ。
これに比べれば、今まではバラバラになっていたのがよく分かる。

調和すると不協和がなくなるので音の通りが良くなるし、
その分細かい音も聞えてくる。
高音も耳障りではなく透き通る。
5.1/6.1CHなどの多CHシステムでは、スピーカーが多い分調和しているかどうかで
音の広がりや移動感が大きく変る。左右だけでなく前後も調和すると、
差は圧倒的である。
今までは、ほとんどのCDで1枚ゆっくり聞くという気にならなかったが(いつもBGM代わり程度)、
これが「聞き込む」気にさせる。それほど音に良さが出てきた。

また、楽器の音の出が正確に聞こえるようにもあった気がする。
これが何を意味するかというと「生楽器か電子楽器かが解るようになる」ということである。
今の電子楽器はサンプリングが主体なので生楽器に近い音が出るが、
それでもよく聞けば違いが分かる。今まではなかなか解らなかったこの違いが
わかりやすくなった。例えばゲームのGRANDIAシリーズの音楽は生演奏と電子楽器演奏があり、
生楽器でもライブではなく個別演奏のミキシングのものもある。
この差がほとんど解るようになった。まあ、これは良いことでもあり悪いことでもある。
美人と思っていたのが、よく見ると厚化粧だったのが解るようなもんである(^_^;)。
知らない方が良いこともあったりする。

うちのシステムでは、調整後も残念ながら部屋の残響が押さえられず2CHではあまり良い音になってないのだが、
5.1/6.1CHでは聞き惚れるくらいに良くなった。
正直、面倒がらずに早くやっておけば良かったと思った。

この状態になると、ケーブルなどの変更による音の変化もわかりやすくなる。
今まではよほどのことがない限り、少々の変更では音の変化が解らなかったうちのシステムも、
以前に比べ「比較的」ではあるが、わかるようになった。

うちには後2CH分としてTimeDomainがあるが、こいつだけは他のスピーカーと異なり
ユニットは側面からねじ止めされている。
何の変哲もない平ねじなのだが、これがまたトルクがバラバラかつ弱いので調整が難しい。
というか、受け側がプラスチックだからなのかねじ締めの強さが長さ全体で一定でない上に、
何度かやっているうちにも大きく変る。はっきり行ってこれはくせ者。
とりあえず合わせたけど、一度全てのねじを抜いて潤滑剤でも入れてやり直す必要があると思う。

「上で一応の完了」と書いたのは、取説にもあるが、最初のうちはすぐにずれてくるので、
出来るだけ頻度高く(毎日でも)調整し、再測定もした方が良いからである。
(出てくる音が違うのですぐ解る。)
そしてあまり変動がなくなる定期に入ったら、推奨値から若干ずらして独自の調整をしても良い。
うちではまだ安定期には遠いので、先ずはこまめの調整中である。

値段だけ見れば高いと思われるかも知れないが、これだけの効果があれば決して高くない。
へなた小物を買うよりよほど効果は高い。
ドライバーセット自体は他でも使えるし。

        お勧め度        90%

説明書がわかりにくい/ちょっと時間がかかる/根気が要るところが問題だが、
それを乗り超えるだけの価値はある。
いろいろと小物を買ったり機器を買換える前に試すべきである。
効果絶大である。

世の中にはトルクドライバーをすでに持っているまたは使える人もいるかも知れないが、
ただ単に全てのねじを統一されたトルクで締めればいいというわけではない。
素人考えで適当なトルクで締めると帰ってだめになる場合もあるらしい。
TMSの肝は、なんと言ってもその辺りのノウハウを詰め込んだソフトにあるので、
ここは正規に購入して、手法を学び実践するべきである。

もっと高精度にトルクを計れるデジタルトルクドライバーなるものも存在するが、
当然業務用であり高い(実は私の会社にもあったりする)。
でも、それで測定し直したい気もしてたりする。

逸品館のスピーカーの距離などを正確に調整する装置、「レーザーセッター」と
同時に使うとさらに効果があるという。
どちらがより効果があるかといえば、TMSの方が上だと言えるが。

そうそう、ターミナルチャックは「使えていない」。
これはスピーカーケーブルの接続する端子のトルクを調整するのに使う備品だが、
すで接続されている状態では測定できないし、
今回買ったオーディオフルセットの装置ではこれは使えない。
取説にはそう書いてあるし、実際やってもうまくいかない。
それならそうと、買うときに注意してくれよ。
将来使えるかも知れないが、無駄した。

        ・・・ついでに・・・

{商品紹介}

        「LaMuse」

        逸品館
        5cc
        7500円

LaMuseとは、逸品館の売っている接点状態安定化材である。
スクラワンオイルという物の中にダイヤモンドの微粉末を混ぜている物らしい。
(製品説明には「溶かしてある」とあるが、科学用語で言うところの「溶液」ではない。
泥水に近い状態なので、ここではあえて「混ぜている」と表現する。)

ケーブルのコネクタに塗るとしっかり締まって接触面積を増やし、
ねじに塗るとこれまたしっかり締まるようになる。
それにより共振を押さえる事が出来る、らしい。
オイルが入っているから滑りが良くなるわけではなく、
それは単に溶剤なだけであって、効果の主体はダイヤである。

何回目かの再測定時に、ねじを締め直す際にこれを塗布した。
結果、ねじの締まり具合はかなりしっかりしたのが解る。
いままでが「スルッ」という感じでねじが回ったのが、
「キュッ」という感じになるのだ。
これによってねじのゆるみ傾向などもかなり変ると思われるので、
しばらくしたら、締め付け値も変更する再測定を行う必要がある。
最低限締め直しは必要。

LaMuseを塗布すると以後のねじのゆるみはかなり減る。
というかむしろ従来徐々にゆるんでいたのが徐々に締まってくるようになる。
正確には締まっているのではなくかっちり「くっついている」と言うべきであろう。
いずれにせよ、基礎締めトルク=ねじを緩めるときのトルク値が大きくなる。

音の出方としては、楽器の響きが変る。
響きが正確になると言えば良いのだろうか、一番はっきり解るのは、
電子楽器と生楽器の違いが非常にはっきりしてくる。
電子楽器でも善し悪しが分かる。
例えばカードキャプターさくら内のピアノは全て電子ピアノであるとか、
そういうのが一発で解るようになった。

TMSだけの時より、6.1CHスピーカーのつながりが良くなった気もするし、
低音が響きに埋もれることなくはっきり聞こえるようにもなった。
だらだらとした響きが残るのではなく、早く収束するという感じでもある。

塗るのはほんの少量で良いらしい。
でも、私は失敗してIMAGE11のある1本のねじにしこたま塗ってしまった。
締め付けトルクの方が間違っていたのに、ねじの滑りが悪いのだと思って
塗ってしまったのだ。そのためバランスを崩してしまった。
TMSで再測定して締め直せば直るが、要注意である。

お試し版として0.2ccで2620円のもある。
それでもケーブル200本くらいはいけるとのことだったが、
でも本当にちょっとなので、容量と価格を考えれば5ccの方がお得。

        お勧め度        90%

TMSと同時に利用すると良かろう。
少々高いが、その分の効果はある。
TMSなしに使っても良いのだろうが、TMSの方が圧倒的に効果は高いので、
まずはそちらをやるべきである。
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