「Piano」(2003/05/05〜06/09号)
{商品紹介}

        プロジェクター
        「Piano HE−3150」
        プラスビジョン(株)
        定価 298000円+バージョンアップ料(50000円)
        買値 228000円(税別;中古)

        スクリーン
        「MT−TV060BS」
        OSスクリーン
        定価 36000円?
        買値 16000円(税別;中古)

「Piano」と書いたが、楽器のピアノではない。
プロジェクターである。

最近はこの名前を言ってわからない人も減ったであろうが、
パソコンを使ってのプレゼンテーション等に使う、
画面を大きく投影する装置である。

もちろん、家でPCの画面を拡大投影しても何の利用価値もないので、
DVDやTV等の映像を拡大投影するために買ったのである。

        ・・・

最近、ホームシアターという言葉を聞くことがあると思うが、
うちでもその構築をしていた。

私の場合は元々はピュアオーディオ系であったが、
Matrixという映画が見たいがためにDVDプレイヤー買って、
DVDといえば5.1CHだと思ってAVアンプを入れて、と
徐々に構築してからは、こちらの方が主になってしまった。
(とはいってもピュア系もちゃんと残してあるが)。

この後オーディオ系はDVDプレイヤーの交替、スピーカーの交換(2セット!!)、
ケーブル交換(3回!!)等していたが、表示装置はずっと29型TVであった。
もちろんこれとて買った当時の4:3TVの最上位機種であり、
今はやりのプログレッシブという高画質表示に対応した機種であるが、
いかんせん29型、ワイド画面を写すと26型相当では小さかった。
また、スピーカーの設定から決めた視聴位置はTV画面から2メートル離れており、
この位置では少し前屈みになって覗くような感じになってしまっていた。

これではいけない。やはり大画面が欲しい。
そう思うようになって、研究を始めた。

大画面と言えば、選択肢はプロジェクターか大画面液晶、
プラズマ、プロジェクションテレビ(プロジェクターとスクリーンを一体化した物)が
あったが、価格対画面サイズで言えばプロジェクターしか残らなかった。

私は、物を買うと決めたら結構早くに決断して買ってしまう方(だから失敗も多い)の
だが、この製品に関して言えば、かなりの日にちを掛けて研究、熟慮したと言える。
とは言っても、それは製品自体の選択ではなかった。
製品としては、最初からほぼPLUSのPiano Avanti(¥298000)に決めていた。
それは、私がよくオーディオ装置を買う、逸品館という店でこれが一押しだったからで
ある。

しかし、それでもいくつかの問題があって、熟慮していたのである、それは、
・高い
・設置可能か
である。

価格的には30万は見ておかなければならない。
これは結構すごい出費だ。10万までなら即決もできんことはないが、
それ以上では踏ん切りがいる。
そうでなくてもちょっと前にはDVDレコーダーを買ったばかりである。
これをいかに抑えるかがポイントとなるが、かといって、どう転んでも
20万は切らないと思っていたので、ケチってすぐに嫌気がさす機種でも困る。
買うなら安くてもちゃんとした機種が必要だ。

もう1つの問題はうちの部屋に置ける大きさか、である。
プロジェクター本体はもちろんおけるが、スクリーンにそれなりのサイズで
投影するには、それなりの距離が必要である。これを焦点距離という。
最近のプロジェクターは短焦点と言って短い距離で大画面が表示出来る
様になったようだが、それでも60インチで2メートルは必要だ。
また、スクリーンサイズも60インチでは左右の余白もあわせ135センチ必要である。

うちの設置している部屋は6畳で、しかもTVははずせない。
当然視聴には椅子もいるし、リアのスピーカーの設置場所もいるから、
その分の奥行きも考えると2メートルはぎりぎりとれるかどうかである。

実際には、リアスピーカーを変更し、TVをぎりぎりまで壁に近づけて
やっとの距離であった。またスクリーンサイズ135センチについては、
音質を少し犠牲にしてでもフロントスピーカーの間を出来るだけ離すようにして
何とか確保した。

このために、買う前にまず家の寸法を測りまくり、スピーカーや他の装置の位置、
視聴位置を何度も設定し直し、スピーカーの位置の入れ替えをした。
また、プロジェクターは暗い部屋でなくてはならないので、
昼でも暗い部屋に出来るようにカーテンの前後を入れ替え、
後述のちょっと工夫をして部屋の暗室化を行った。

さらにカタログをメーカーから取り寄せ、各種情報をインターネットで調べ、
価格を調べあげてからようやく視聴へ行ったのである。
この間1月位であろうか。

買う予定の機種であったPiano Avantiについての情報は、逸品館というお店の
ホームページに詳しかった。他に個人のページもあったが、使いこなしはともかく、
購入の参考にはならなかった。

Piano Avantiはこの当時、置く台、チルトスタンド、80インチスクリーンのセットで
定価(36万くらい)から35000円安いセットを発売していたが、
うちでは採寸の結果、どうしても80インチは設置出来ない。
メーカーにセットのスクリーンを60インチに変えられないか聞いたが、
出来ないとの返事であった。となると、本体とスクリーンを別に
買う必要があるが、新品ではそのセットより高くなってしまう。

どうしようか悩んでいたのだが、逸品館に1世代前の製品(Piano HE3100)の
バージョンアップ品(HE3150になる)の中古があり、それが上記の価格で
あることがわかった。
さらに、60インチスクリーンも中古があった。この中古セットで買えば良さそうだ。
新品に越したことはないが、やはり費用は抑えたい。

私にとってプロジェクターは初めての種類の買い物であり、
最初から高いのは避けたい。そういう思惑もあって、
この中古購入に傾いたのであった。
ここで問題になるのは、バージョンアップ品がどれだけ最新機種に近づくかである。

        ・・・

結局、視聴での目的は、
・Piano Avantiが本当に店が薦めるとおり良い画質なのか
・3200(Avanti)と3150(バージョンアップ品)の違いはどこにあり、
 それは許容出来るか
となった。

Pianoシリーズの現行機種は、先にも書いたとおりPiano Avanti(HE3200)という
機種である。前のモデルがPiano(HE3100)である。
ではHE3150とはどういう機種か。
それは、HE3200が発売された時、メーカーがバージョンアップサービスを
行ったのであるが、このバージョンアップを受けた物がHE3150となる。
このバージョンアップを受けた3150は、ほとんどの機能が3200と同等になる
らしい。

幸いにも店では3200と3150双方を視聴させてもらうことが出来たが、
実使用上全く違いはないと言って良かった。3150の方が若干暗く感じたが、
これは調整次第で何とかなりそうだった。

結局中古で買った理由は、
(1)新品は高い
(2)この時メーカーではスクリーンおよび台などをセットして割引販売していたが、
   このセットのスクリーンサイズが80インチで、変えられない
(3)バージョンアップ品HE3150はHE3200とほとんど変わらない
にまとめられる。中古品の場合は程度が気になるが、
本体は若干すり傷ありだが美品であった。備品も欠品無し。箱はぼろぼろだったけど。
プロジェクターはランプで投影するので、この使用時間が問題となるが、
250時間利用という状態であった
ランプの寿命が1000時間なので、1/4使われていることになる。
ランプは交換すれば30000円もするので馬鹿にならないが、
まあ、残り750時間、映画(1本平均2時間)で言うならおよそ325本分、
週末に6本見ても1年は保つ計算になるので十分である。
(テレビ放送は普通のTVで見るから、プロジェクターはよほどでないと使わない。)
元々定価で買うより7万も安く済んでいるので、2回分交換出来る。
また、バージョンアップ時に内部清掃・点検・動作確認も行われているそうなので、
その面でも問題ない。

新機種(Piano Avanti)とバージョンアップ品の違いを
詳細に書くと以下のようになる。
・1.2倍ズームがない
・RGB入力におけるホワイトバランス調整機能が効かない
・付属品のSケーブルの長さが2メートルである(Avantiは3メートル)
 代わりに、普通のビデオケーブル(2m)が付属している
・携帯用ケースが付属している(Avantiにはないらしい)
・本体にavantiの刻印がない(当然?)

1.2倍ズームとは、簡単に言えば同じ位置でも画面サイズを1.2倍にする
機能である。レンズを動かす事による光学ズームである。
1.2倍という数値は、4:3画面と16:9画面の同じ投影距離における
画面の大きさ差であるから、この機能は、両方のアスペクト比の映像を、
プロジェクターの位置の変更なしに表示出来ると言うことである。
うちでは元々プロジェクターは固定出来ないので自由に移動出来るし、
ほとんどのDVDは16:9なので切り替えの必要はあまり無い。

逆に、同じ大きさの画面を出す場合にも1.2倍短い距離で行けることになるのだが、
これもズームなしで60インチの距離がとれるので問題ない。

ホワイトバランスは、PCの画像を表示する時に有効らしいが、
うちではまずPCとは繋がないのでこれも必要ない。

この他は取説もリモコンも含め同じになっている。
明るさも変わらなくなっている。
これで、新品に比べ7万安いならお得と言うものだ。

        ・・・

プロジェクターでまず重要になるのは
・どういう素子で画面を構成するか
・ドット数
・明るさ
と言う点である。

プロジェクターは、何かの上に画面を作っておいて、それを拡大投影する物である。
従って、まず何かの素子の上に映像を構築する必要があるのだが、
この素子の種類としてはブラウン管、液晶、DMDという物がある。

ブラウン管は言うまでもなかろう。
液晶もわかるであろうが、液晶に画像を作ってその後ろからランプを当てて投影する
のである。ノートPCの液晶も後ろから光を当てている(バックライトという)のだが、
これを思いっきり明るくしたものと思えばよい。
しかし、DMDというのは初耳かもしれない。

DMDとはDigital Micro mirror Deviceの略で、簡単に言えば微細な鏡を並べた
素子である。この素子を使った方式をDLP(Digital Light Processing)という。
(http://www.tij.co.jp/jrd/dlp/docs/)
この微細な鏡は電子制御で光の反射角度を(10度とか12度)変化させられる。
この素子の上に映像を作り出し、ここに光を当ててその反射光を投影するわけである。

液晶もDMDもそれ自体には色が付いていないため、色の三原色である
R(赤)G(緑)B(青)別に光を当ててそれを投影する。
液晶型のそこそこの値段のものはRGBそれぞれの液晶板を持っており、
同時に投影して合成する事も多くなっているが、DMDはほとんどの場合1枚しかない。
それならそれぞれの色の画像しか見えないのでは?と思うかも知れないが、
人間の目には残像があるので、この切り替えを高速で行えば
前の光が消える前に次の光が見えるのでおよそ問題ないのである。
(非常に早く動く画面や逆に以外にも白い○を表示したりすると
色ずれが見える。私が乱視だからかも知れない。)

原理的にはDMDも液晶も同じであるが、液晶が透過光であるのに対し
DMDが反射光であり透過の分の光の劣化が少ないこと、
液晶では必ず光り漏れがあるので黒が灰色に近くなってしまうこと
(液晶は電気を通すと光の変更面が変わって光と基本的に透過しなくなる
=黒く見えるのであるが、プロジェクターのような強い光を当てると
わずかに光が通ってしまうのである。これを黒浮きと呼ぶらしい)、
DMDの方が精密にドットを配置出来ること、高速に動作することなどがあり、
一般的には評価的にもDMDの方が上である。
最近の大型機、廉価機以外は全てDLPになっているといってもよい。
(ただ、数百万クラスになるとブラウン管方式が主らしい。)
いや、最近ちょくちょく出来つつあるフルデジタル映写可能な映画館の
映写機はほぼ全てこのDLP方式である。

実は私はこのDMD(DLP)が日本で一番最初(と思う)に発表された展示会に
行っていたのであるが、その時の映像は衝撃的なほど綺麗で、将来これを
使ったプロジェクターが出るだろうと予測はしたが、こんなに早く、
私でもなんとか手が届く価格になるとは思わなかった。
(HE3100は世界初の家庭用DLPシアタープロジェクターなのだそうな。)

じゃあ、なぜ液晶型プロジェクターがあるのかと言えば、その理由は
安くできるからである。液晶プロジェクターなら買値で13万くらいででも
新品が手に入る(EPSON機)。また、同じ価格ならもっと高機能&高解像度の
機械になる。

PianoはDLPの良さを活かした機種ではあるが、単にDLPだからだけではない、
隠れた多くのノウハウに裏付け得られているらしい。
詳細は企業秘密であろうが、実際にその作り出す映像を見るとそれを納得する。
DLPのプロジェクターとしてはこれでも安価な方だが、
画像変換の仕方や、素子の使い方、RGBの光のあてかた、
ファンの回し方全てにおいて熟慮された機種だと言える。

この価格帯ではPiano以外を買う選択肢はないと店が言う製品であったが、
その言い分は嘘ではないと実感した。特にAvantiは非常に
完成度の高い製品である。バージョンアップ品も同等である。

Pianoはドット数的には848*600というDMDを使っている。
パソコンなら少し狭い画面というのがよくわかるだろうが、
これが0.67インチというサイズに配置されているのだから、その精細さは
理解出来るかと思う。実際には、地上波TVは4:3でせいぜい640*525程度、
ワイドでは1.2倍ほど横が増え、縦が減るので780*480位なので
これでも十分だとわかる。
もっともハイビジョンはもっと上、1280*720くらいあるので、
これにはそのままでは対応出来ない。信号変換で848*600に落としている
らしい。まあ、DVDを見る上では十分な余裕を持っているといえる。

最後に明るさである。
Pianoのランプの明るさであるが、450ルーメンという数値になっている。
ルーメン(正確にはANSIルーメン)とは明るさを示す単位であるが、
細かいことは抜きにして大きい数値ほど明るい=明るい部屋でもはっきり
見えることになる。
最近のプロジェクターの中では、この数値は小さい方になるだろう。
しかし実際の映像では、もう十分な明るさであり、
たとえば、見ている部屋が十分暗ければ隣の部屋で電気を付けていても
問題なく見えるほどである。
もちろん、暗い方がきれいではあるが。
また、旧PianoHE3100と3150/3200は数値上同じ450ルーメン
であるが、実際に見た映像の明るさはかなり違う。映像変換のやり方の違いによって
人が明るく感じる光が良く映し出されるようになったのだろうか。

Pianoの画像はDLPで液晶より良いと書いたが、
画面の精細感で言えばプログレッシブタイプTVの方がずっと上。
いや、これはDLPの問題ではなくPianoの問題かもしれないが、
どうも画像にぼけた感じがある。どうやってもピントがぴったり合わない。
同じドット数でも、プロジェクターの方が1ドットが何倍も
大きくなるからというのはあるだろうが、それだけではなさそう。
また、ドットが拡大されると言ってもドットには隙間はないので、
ドット間隔は、試聴位置からは全く見えない。
さすがにスクリーン間近に行くと見えないことはないが、少なくとも
隙間は見えない。これも液晶との大きな違いである。
(液晶は隙間が見えてしまい、隙間は黒くなってしまうので
同じルーメン値でも暗く見える。)

精細感は実はドットの大きさだけでなく映像の調整に加減にもよる。
テレビでは少々のずれも目立たないが、大画面になるとわずかなずれも目立つのだ。
ゆえにプロジェクターでは画像調整が重要となる。
ところが、Pianoは実はあまり調整項目がない。
また、入力系統によって調整出来る項目がだいぶ変わる。
本来あるべき項目までなくなってしまうのは困りもんで、
明らかに映像がおかしいのに調整しようがないことがある。
プログレッシブ入力時には特にそう思う。

調整項目名と何がどのように調整されるかがわかりにくい項目もある。
ビデオフィルタは精細度を設定出来、0がソフトで4ではギザギザが
見えるほどになる(こともある)。ズームフィルタは鮮明度で、
数値が大きいほどが明るくなる。いずれも名前と調整出来る内容が
一致させにくい。

どういう画面症状ならどうしたらよいなどのQ&A的項目があると良いのだが。
PLUS社はプロジェクターの会社としては実は古いようなのだが、
いかんせん業務機の会社だったようなのでこのあたりで一般向けへの
配慮が足りないと言える(ユーザーサポート体制は良いようである)。
Pianoはとにもかくにも説明書が悪い、というより妙な抜けがある。
だからこの手の機械はまだマニア向けの域を出ないわけだ。

と、ここまで苦言を呈したが、調整がちゃんといった時のPianoの
画像はすばらしい。
特に暗い場面でも黒でつぶれてしまうことがないので
画面の端々まで描かれた映像がよくわかる。
明るい場面でも色がはっきりするので、見慣れた映画でも見直すことになるだろう。
アニメと実写でどちらが良く合うかであるが、どちらかと言えば実写の方が
あっているとは思う。

        ・・・

話を続きを書く前にDLPに関する余談。
表示板としてのDLPと液晶の寿命についてであるが、
ここ(http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20030522/ti.htm)にある
実験結果によれば、DLPの方が圧倒的に長いという結果である。
この結果はDLPの開発元TI社の出した結果なのでそのまま鵜呑みには出来ないが、
液晶が化学物質を使っている関係上、プロジェクターで使う
ランプの熱によって化学変化を起こすのではないか、という予測は出来る。
こういう機器の寿命の面でもDLP方式の方がよいと言えるかも知れない。

        ・・・

この画質に関しては、実はバージョンアップ前(3100)の方が
良いという人もいる。どうも、プログレッシブ(ハイビジョン)入力に関しては
良くなったが、それ以外はそうではないという感じである。
特にDVIというデジタル接続がかなり落ちたという人が居る。
私は前の画像を見ていないから何とも言えないが、3150だけで見れば
これはこれで十分だとは思う。

プロジェクターにおいては、黒の表現が重要になってくるのだが、
黒は光がないことなので、それだけ部屋の暗室化が重要になる。
うちの場合は、去年遮光性の高いカーテンにしておいたのだが、
それでも日中は光がうっすら見える。そこで、別の用途で買った
炭・トルマリンシートという布団の下に引く保温シートを切ってカーテンの上から
かぶせるように配置することで光の漏れを出来るだけ防ぐようにした。
部屋の片面は全面窓で、こちらはこれで対策、
もう片方は隣部屋に通じているが、こちらは元々暗い部屋なので何もしないで良い。
このために別途お金を使うことはしたくない。
見目は良くないかも知れないが、これで十分である。

余談であるが、部屋を暗くすると、明るい時には気にならなかった
LEDやFLのライトが目に付くようになった。特に赤色や青のLEDはきつい。
そこで、全てのライトに白のシールを貼ってカバーをした。
まだ透けて見えるが、光量が随分と落ちるので目に痛くなくなる。
(完全に見えなくするとどこにあるのかわからなくなるのであまり良くない。)
まぁ、見た目には良くないけど。

うちでは、設置環境の制約から60インチが限界である。
この60インチが大きいか小さいかであるが、少なくとも6畳の部屋では
十分に大きい。今まで見ていたのが29インチの4:3TVであるから、
その差は歴然である。
このサイズにしてはじめて、16:9のワイド画像が見られるサイズとなった。
投影距離は約180センチ。

画面が大きくなると単に迫力が増すだけでなく、
今までは気が付かなかった細かい描写にも気づくようになる。
同じ映画なのにかなり違って見えることもある。
特に宮崎アニメには画面の端々にまで細かい動きがあるのでおもしろい。

画面を大きくすると、音も大きくなったというか大きくした。
その分細かい音も聞こえるようになって、迫力、音の解像度共に上がり
臨場感がすばらしくアップした。
大画面&大音量は映画を楽しくする。

ただ、このサイズになった事による問題も出てきた。
先の画像調整のわずかなずれも見えることもあるが、
そもそもの画像の粗までもが拡大されて見えてしまうことも大きい。
DVDそのもの、もしくはDVDプレイヤーに起因する画像の乱れ・むらなどまでも
はっきり見えてしまうのだ。

このため、DVDプレイヤーも買い換えたくなって、目を付けていた
中古品を注文したら、一足違いで売れていたので当面凍結した。
が、そういう気にさせるのである。
・・・とは書いたけど、結局別機種を買ってしまった。
それについてはまた別途。

ハイビジョンでないテレビ映像は、60インチではもはや見るに堪えない。
地上波は言うまでもなく、BSでも苦しい。
このサイズになると映像ソースをものすごく選ぶこととなる。
はっきり言って、現行の地上波テレビは29インチくらいまでが限界だ。
それ以上では粗が見えすぎてしまう。

4:3と16:9に関してであるが、Pianoでは残念ながらこの2つの画面モード
(縦横比=アスペクト比)を自動切り替えしてくれない。
メニューからの切り替えが必要である。
TVではしてくれたので少々面倒であるが、これには理由がある。
プロジェクターは、この2つの画面によって大きさが異なるので、
投影距離も合わせる必要があるからだ。
Pianoではこのほかにもいくつかアスペクト比設定が出来るが、主に使うのは、
4:3の時が「フル」、16:9の時が「16:9」である。

そうそう、TVを買う時に4:3にするか16:9のワイドにするか悩んだが、
今にして思えばTVは放送そのものが4:3だから4:3で良かった。
DVDの映画はプロジェクタで見るから、ワイドはそちらで対応出来ればよいのだ。
(TVで放映されたもののDVDは4:3なのでテレビでもプロジェクタでもよい。)
ワイドテレビは無用の長物であると、今なら言い切れる。
放送は4:3TVで、映画はプロジェクターで、これが適材適所の見方である。

画像と言えば、Piano HE3150/3200は入力端子として
・コンポーネント:主にDVD用の3つのRCA入力。切り替えでハイビジョン入力にもなる
・コンポジット:普通のビデオ端子。コンポーネントと端子が共用なので同時利用不可
・Sビデオ
・アナログRGB:普通のPCのディスプレイ端子
・DVI:最近増えている(らしい)デジタル接続出来るPCのディスプレイ端子
がある。
コンポーネントというのは3ピンで繋ぐ信号線であるが、
YCbCrという信号である。ハイビジョンも3ピンで繋ぐので端子が
共用されているが、信号はYPbPrとなる。
この違いが重要なのだが、それについては後述。
この端子にはプログレッシブやハイビジョン信号もそのまま入力出来る。
これが旧機種(3100)との大きな違いらしい。

また、Piano自体がいわゆる3−2プルダウン対応プログレッシブ化回路
というのも持っており、プログレッシブでないDVDプレイヤーなど等を接続した
場合にも高画質化してくれる。
(それぞれの回路の意味は次回の紹介ネタで説明。)
プログレッシブ化の質としてはSONYのTVのDRCの方が上に感じたが。

・・・とここで大問題。
最初PianoにプログレッシブDVDをつなぐとうまく表示出来なかった。
故障かと思ってお店に問い合わせたら、信号を切り替えなければならないことが
わかった。通常DVDのコンポーネント出力はYCbCrという形式なので
Piano側の入力もそれにしていたのだが、この形式ではプログレッシブ信号は
受け付けないらしく、Piano側をYPbPrという信号形式に切り替える必要があったのだ。
(信号認識を自動に設定していれば切り替えてくれるが、自動認識にすると
順次信号線を確認するため、映像が出てくるまでに時間がかかるのでして
いなかったのだ。)
この切り替えはメニューからすぐ出来るのだが、
そんなこと取扱説明書には一言も書いてない。
これはもう間違いなく取説の不備である。

プレイヤー側のプログレッシブによるDVDの映像は、それはもう綺麗に一言に
つきる・・・と書きたかったが、実はPiano側のプログレッシブもがんばってはいる。
本来は、3−2プルダウンの原理から言えばプレイヤー側で処理する方が
間違いないし、Piano側で処理する時には、DVDで一度D/A変換しPianoでもう一度
A/D変換するので処理が多い分画質が少し落ちるはずなのだが、
それをあまり感じさせない。
XS30の時にも書いたが、XS30ぐらいの映像の安定した普通DVD
プレイヤー+Pianoの組み合わせはかなり綺麗である。
下手なプログレッシブDVDプレイヤーよりいいかも。
逸品館1号館での視聴でも(何も言わないと)S端子での接続で
見せてくれるのだが、これをコンポーネントにしてもらってもあまり差が感じられない。
それだけ自信があるのであろう。

先にも書いたとおり、Pianoでは元の映像が汚いソフトではその汚さすらも
そのまま出てしまうので要注意である。特に、輝度の揺れ(明るさが微妙に変化
すること)は非常に目立ってくる。

輝度揺れに関して言えば、映像ソースに由来するだけでなく、
Piano自体の光の揺れ(と思われる)によるそれもかなり気になる。
内部に放熱ファンやカラーフィルター用モーターを持っているので、
その振動により映像が揺れてしまうようである。
この場合、Pianoの上に重しを載せると結構改善される。
2リットルのペットボトルに水を入れてそれを上に置いた時は良く効いたが、
常時そうしてられないので、今はジルコンサンドを入れた袋を置いている。
上面にスイッチがあるから、これを押さないように置くのがポイントである。
天井づりの場合はやりにくいだろうけどね。

画像の感じは、ちょっと言葉では書きづらいが、映画館のあの感じ。
フイルム感というのだろうか、TVとはかなり異なる。
だから、DVDの映画には合っているが、テレビ番組を写すと違和感がある。
うちでは現在はDVDの鑑賞時のみ使っているが、試しに普通のテレビや
ゲームの画像を写してみると、TVでは元のソースがそれほど高画質で
ないのでその粗が見えすぎてだめ、ゲームは迫力がありすぎて(!)だめであった。
ということで、TVはTVで必要、プロジェクターとは使い分けが大切と
思ったのであった。

        ・・・

その他のPianoの特徴を上げておこう。
プロジェクターを選ぶ上でのポイントともなる。

プロジェクターには必ずランプを冷やすためのファンが付いているが、
この音が気になることがある。Pianoは32dBという数値で、
小さい部類に入るそうだが、それでも自分の手前50センチに置いていると、
小音時には気になる。でもこればっかりは防ぐわけにいかないので、
前面の通気口は仕方ないが、側面の通気口からの風切り音だけは
ついたてでも立てて聞こえにくくするか。

Pianoは小さくて軽いことも特徴である。A5サイズ位で2Kgしかなく、
実に小さく軽い。初めて見た時には「えっ、これが本体ですか?」と
聞いてしまったほどである。会社で見るPC用のプロジェクターは
軒並み大きかっただけに、これは一種感動的な大きさである。
これなら移動も楽楽である。
天井付け場合でも、天井への負荷が軽くて良いだろう。
先に書いたファン音の件もあるし、本当は天井付けの方が良いとは思う。
でも、うちでは天井ど真ん中に電灯があるためこれも無理であった。

ブラウン管のテレビでは29型でも60キロ近く、36型になると80キロを超える。
これに比べ、プロジェクターは60〜100インチまで行ける
このPianoでわずか2キロである。スクリーンの重さを考慮しても
テレビの重量までは行かない。
視聴面ではいろいろな違いがあるので一概に比較は出来ないが
(プロジェクタでTVを見るのは、ランプの寿命からしてもおすすめ出来ない)、
こういう面でも大型画面にするなら、もはやブラウン管は候補外であると言い切れる。

プロジェクターでは前のランプ部以外の隙間からの光漏れというものも
気になるというか、この光が目に入ると試聴しづらくなるのだが、
Pianoではこれもほとんどない。フォーカスリングから
若干見える程度であり、これも気になるほどではない。

そうそう、Pianoは本体色にもいろいろとある。
Avantiでは黄/白/銀/赤/黒である。
私が買ったのは銀。普通と言うところか。
日頃はしまっているし、鑑賞中は真っ暗で見えないので色はあまり関係ない、
というのが正直なところである。

その他の仕様などについてはここ↓を参照されたい。
http://www.plus-vision.com/piano/jp/product/index.htm
http://www.mars.dti.ne.jp/~yato/theater/
http://www2.realint.com/cgi-bin/tbbs.cgi?PIANO

最後に、一緒に買ったスクリーンについてもちょっと書いておこう。
掛図式スクリーンで、生地がビーズというもの。
スクリーンの種別利用法についてはここ↓。
http://www.oscorp.co.jp/j/gyomu/front/index.html

実は、同じプロジェクターでもスクリーンによって大きく映像が変わるらしい。
スクリーンには、単純な白い幕だけの物もあれば、表面に光を反射しやすくする
加工をしている物もある。当然、加工ありで大きいサイズの方が高い。

私の買ったのはビーズスクリーンと言うものである。
ビーズとはガラスの細かい粒子のこと。
白い布の上にこのビーズが敷き詰められており、
ガラス玉なので光を反射しやすいわけである。
一番近いイメージは、道路に書いてある白い標識であろうか。

Pianoは数値的にはそれほど明るい機種ではないので、スクリーン上での光の反射は
重要である。その点で、このビーズスクリーンは十分に明るくて良い。

スクリーンには設置方法もいくつかある。
私の買ったのは掛け図式と言って、要するに幕を上部にある金具によって
壁につり下げる物である。基本的にはかけっぱなしとする。
一番簡単な構造であり価格も安い。この構造では幕と上下の棒だけなので
他の構造のものに比べ軽い。
正確に計ったわけではないし、カタログにも重さの表示がないのだが、
片手で持ち上げていられるくらいなので2キロ前後だと思う。
天井から垂らすには天井に加工が必要であるが、軽いほど負担が少なくよろしい。
特にうちのように日本建築では天井が弱いのでなおさらである。
巻いて収納も可能であるが巻くとしわが入りやすく、それが鑑賞時
特に画面が上下にスクロールする場面で気になる。
また、巻く度にビーズがとれてしまうので、出来るだけ巻かない方がよい。

うちではスクリーンをTVの前に垂らすため、TV利用時には外す必要がある。
このため、隣の部屋に引っかける場所を作り、さらにそのままでは
かなり床近くまで行き子供が触るので、軽く2つ折り状態に出来るようにしている。
面倒であるが、仕方ない。

他は、最初から巻く構造を持って収納するタイプがあるが、天井付けで手動/電動、
床から引き上げる等がある。こういう収納を基本に考えてあるスクリーンは、
表面加工もしっかりしておりしわ等も入りにくい・・・のであろう。
これらの物はそれなりに重いので、しっかりした天井でなくてはならない。

スクリーンは、本来的には常時設置が一番良い。
その理由は、常時設置型出ない場合は収納時にゆがむ可能性があるからだ。
スクリーンのゆがみというかしわは通常は気にならないが、
画面が上下または左右にスクロールするときに気になる。
うちでも気を付けてはいるが、やはり出ている。

スクリーンは必須かと言われれば、実はそうではない。
部屋の壁が白の人はそこに映す人もいる。
また、テントの生地が良いという話も聞いた。
ひょっとすると白模造紙でもある程度は行けるのではなかろうか。
もっとも、本式のスクリーンに比べれば画像は落ちるであろうから、
それを納得した上での方法である。
それと、最近↓ここにそれなりに安いスクリーンを見つけたので、
ここも検討するのがよいかも知れない。
http://www.rakuten.co.jp/yskk/

        おすすめ度(Piano)       76%

これ以上上げられないのは、やはり取説の問題と画像調整機能が貧弱なこと。
素質は良いと思うのに。調整出来ないがゆえに低画質で映さざるを得ないと
言うのが残念すぎる。また、映像が少しぼけたような感じで
これがどうやっても解消できないのも減点対象。

Pianoを買ってこれを発表するまでにすでに4ヶ月以上経っているが、
少々ファンがうるさいとか、上記のような細かい不満はあるものの、
映画鑑賞する上で大きな問題はない。
全体としての映像の作りは、誠に映画館的でとても良いものがある。

はっきり言って安くはないが、この迫力の前には、少々の問題と出費は
我慢出来る範疇であると言っておく。

子供にも好評ではある。
ブラウン管で見せるとどうしても電磁波の影響が気になるが、
プロジェクターではその問題もないのもよろしい。
出来れば、ブラウン管での映像は全く見せないようにしたいのだが、
いかんせんプロジェクターはランプの寿命の問題があるだけに
全てこちらにすることが出来ない。
ちょっと残念。

気になる人は、一度うちに見に来るよろし。

・・・ここまで書き上げたところで気が付いた商品が1つあった。
同社が2002年11月に発表したデータ(PC用)プロジェクターのV-1100は、
Pianoに比べ"数値上"あらゆる面で上で、しかも価格も同じと来ている。
(Pianoは2002年7月発表)。
こちらはパソコンによる利用を前提にしているのだろうが、普通の映像信号も
入力出来る。PC用の方が数が多く出るから安くて良い物が出来るのだろうか。
これから買おうという人はこちらも一応チェックした方がいいかも知れない。
もっとも、AV用とPC用にはいろいろと違いはあるようで、
ファンノイズ、熱、映像の切れ、プログレッシブ化回路の有無等に違いがあるらしい。
特に、データ用はあまり遮光の効かない部屋での投影を基本としているらしく
明るいので、逆に暗い部屋では明るすぎる嫌いがある模様。
同社のデータプロジェクターU3-810SFについてはここ↓
http://www.soundweb-asia.com/products_test/U3_810SF/u3_page_1.htm
に紹介があるのでどうぞ。

また、最近はSHARPも同じDLP方式で同じ価格帯で物を出してきている。
私は物の選択にはあまり時間をかけたくなかったので(かけようにも
近所にお店がないので試聴に行くにも時間とお金がかかりすぎる)
速攻で決めてしまったが、その辺に余裕のある人はじっくり見比べた方がよい。
ちなみに、私の買った逸品館という店では各機種の見比べもさせてくれる。
結構人が来るので長時間はあれであるが、予約なしでもOKなので行きやすい。

まずは大画面、という人にはEPSONのプロジェクターが売値13万程度で
出ているので、これからはじめるのもいいかも知れない。
まあこれではすぐに不満は出ると思うが、液晶タイプならいくつかの会社(三菱とか
松下とか)から実売20万円以下の物がいくつかあるので調べてみると良かろう。
PianoもHE3100なら中古で16万円台から出ている。
まずはここから、というのもいいだろう。

        ・・・

追記:
(1)PianoへのTVスッキリーの効果
TVスッキリーについては、ずっと前に一度書いたことがあるが、
簡単に言えば、電源を改良する装置で、その結果としてTV映像がきれいになったり、
音が良くなったりする。特に安物のTVに付けた時の効果は大きかった。
これをPianoに導入してみた。
TVほど効果ははっきりしないが、さらに画面が明るくなり、
またノイズも減ったような気はする。
TVスッキリーは付けてからしばらくすると効果が出てくる。
1週間するとかなり効いた様な気がする。
映像が細かいところまで見るようになった。毛穴まで。

(2)PianoレンズへのNDフィルタの装着
NDフィルタとは主にカメラで使うレンズフィルターで、
色彩を変えずに光量だけを落とす効果がある。
明るい場所において、彩りをきれいに取るために使う(と思う)。
または、シャッタースピードを落とすためにも使われるらしい。
(シャッタースピードを落とすと動く物体に残像を入れたり出来る。)
簡単に言えばちょっと暗く見えるようにするガラス板だ。

液晶プロジェクターでは黒浮き対策のためにこのNDフィルタが使われる事がある。
DLPでは元々十分黒が沈むのでこの用途では不要なはずだが、
Pianoは暗部にざわざわしたノイズが出るので
(特にアニメのべた黒部分で目立つ。となりのトトロなどが顕著)、
これを隠すために入れてみた。
今回使ったのはケンコーのPRO ND2(定価2500円/買値1500円)口径55mmである。
ND2というのは、カメラで1絞りしぼった位である。

黒は確かにしまってくるが、他も暗くなる。
明るさ調整で同じだけ暗くするには−26まで落とさなければならないので、
元が明るすぎる映像や、アニメでは結構効果的ではある。
ただし、TV映像には向かない。
ノイズが見えにくくなるかというと、そうでもない。
積極的に使う物ではないが、使うと良い映像もあるというところ。

まあ、そんなに高価ではないので、一度試してみるのもいいかも知れない。
「あっても良いが、無くてもいい」と書いておこう。
Pianoは設定値を1つしか覚えられないので、
全体に明るさを押さえるだけでよい画像にはこういう調整法が楽だろう。
 
(3)IMPACT DISK MAKER
オタクラ本誌では未紹介だが、インターネットで紹介したこの装置に
DVDをかけてみた、紹介時には酷評したが、もう一度試してみる気になったのだ。
自分のディスクにかけるのはちょっと気が引ける。こういう時には
レンタルのにかけるのが一番だ(いいのか?^_^;)。
で、60分ほど掛けてみた。
なんかかなり綺麗になった気がする。
人の肌の色が違う。音も良くなった気がする。
やっぱり効くのかもしれない。何枚か試してみてから紹介記事を書き直そうか。

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結局のうちのシステム                            2003年 01月13日現在
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

AVアンプ              MARANZ/AIRBOW   SR4200/KAI

アンプ1(フロント)     MARANZ/AIRBOW   PM6100SA/KAI2
フロントスピーカー      AudioPro/AIRBOW IMAGE11/KAI
+ケーブル              AET             6N-14G/EZ
+音質改善      オーディオゴトウ        Radiowave
補助ツイーター          AIRBOW          CLT-1
+ケーブル              AET             6N-14G/EZ       <変更

センタースピーカー      Velodyne        CHT-14BV
+ケーブル              AET             6N-14G/EZ

アンプ2(サラウンド)   TimeDomain      YA9             <変更
サラウンドスピーカー    TimeDomain      Yoshii9         <変更

サブウーハー            Velodyne        CT-80
+セレクター            maspro          DSW42E

CD                    CEC/AIRBOW      CH7700Super2
CD−R                TASCAM          CD-RW700
レコード                DENON           DP-37F+付属カートリッジ

ビデオレコーダー        東芝            RD-XS30
 兼DVDプレイヤー

プロジェクタ            PLUS Vision     Piano改(HE3150) <追加
スクリーン              OS            MT-TV060(BS)    <追加

TV                    SONY            KV-29DRX5
+BSアンテナ          DXアンテナ          DSA353K

電源改良                熱電子工業      TVスッキリー(5台)
                        小柳出電気      OCB-1H(3台)
                        森修焼          アーススタビライザー

雰囲気改善              AcousticRevive  RR-7
CD/DVD音質/画質改善     AcousticRevive  RD-1

ラック                  ADK          SE-5055NA+SE-OP50G
ヘッドフォン            audio-technica  ATH-PRO6
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

                     [L/R:IMAGE11/KAI]              [CHT-14BV]
                        ↑      ↑                      ↑
    ┌←←←←←←←←[PM6100SA/KAI2]←←A←[Record]    ↑
  ↓                  ↓  ↑  ↑  ↑                  ↑
  ↓                  ↓  ↑  ↑  └←A→→[CD-R ]    ↑
  ↓              ┌←┘  ↑  ↑              ↑↑    ↑
  ↓              ↓  フロント↑              ↑↑    ↑
  ↓              ↓      ↑  └←A←┐┌→光D┘↑  センター
  ↓  [CT-80]←[Selector] ↑        [CD]      ↑    ↑
  ↓              ↑      ↑          ↓       ↑    ↑
  ↓              └←┐  ↑  ┌同軸D-┘        ↑    ↑
  ↓          サブ    ↑  ↑  ↓ ┌光←←D→同軸┘    ↑
  ↓          ウーハー↑  ↑  ↓ ↓                   ↑
  ↓                  [SR4200/KAI]→→→→→→→→→→┘
  ↓                  ↓      ↑
  ↓                  ↓      └音声:光D←[DVD-R]→→映像:D1→┐┌←[GAME]
  ↓                  ↓                     ↓      音声:A   ↓↓音声A/映像S
  ↓                  ↓                     ↓              [TV]
  ↓              サラウンド              映像:Comp.
  ↓                  ↓                     ↓
  └→→→→→→→→ [YA9]                 [Piano]
                        ↓
                 [L/R:TimeDomain]

デジタル接続表
                        IN      OUT
        CD-R    光      CD      SR4200
                同軸    SR4200  未使用

        CD      光      ---     CD-R
                同軸    ---     SR4200

        SR4200  光1    DVD-R   未使用
                光2    CD-R    ---
                同軸1  CD      CD-R
                同軸2  未使用  ---

電源系統表
        AC(1-1)→OCB-1H(1)→TVスッキリー(1)→ TV
                          →TVスッキリー(2)→ DVD-R
                          →未使用
                          →未使用
        AC(1-2)→RR-7
        AC(2-1)→TVスッキリー(2)→OCB-1H(2)→ CD
                                           → CD-R
                                           → サブウーハー
                                           → 未使用
        AC(2-2)→OCB-1H(3)→TVスッキリー(3)→ PM6100SA/KAI2
                          →TVスッキリー(4)→ TimeDomain
                          →SR4200/KAI
                          →未使用
        AC(3-1)→Piano
        AC(3-2)→汎用(電気スタンド他)

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
前回のDVDレコーダーおよび今回のプロジェクター購入に当たって、接続を
だいぶ見直したが、逆に音質チェックにより新しく接続を増やした(デジタル系)
部分もあるので、結構ややこしい。

非常に豪勢にも、5.1CHのフロント、センター、サラウンド、サブウーハー
それぞれに独立したアンプがあるという構成である。
バイアンプならぬテトラ(あってる?)アンプである。
消費電力が・・・!
これ以上機器が増えたらどうしよう・・・とか言いながら1つ増やしてしまった。
それについてはまた今度。

        ・・・

と、これを書いて発表している間に1つニュースが入った。
Piano(avanti)が製造中止になってしまった。
どうもPianoに使っているDLPチップが製造中止になってしまったかららしい。
このPianoを買うなら今在庫がある内に、と言うことになる。
まあ、新機種が出てくるだろうが。

国内外の他の会社からも、DLPでいろいろと出てきている。
298000円という価格の物はないようだが(それだけPianoが破格と言うことか)、
調べて見比べるのも良かろう。

        ・・・おわり・・・
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