「DVP−NS715P」(2003/12/08−12/15号)
{商品紹介}

        DVDプレイヤー
        「DVP−NS715P」

        SONY
        http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200204/02-0416/
        定価 オープン
        買値 23070円(税、送料、手数料込み)

2003/5/5号からで紹介したプロジェクターPianoで映すDVDの画像を
きれいにしたいがために買ったDVDプレイヤーである。
これを買った&書いたのはPianoを買った直後のことであり
もうだいぶ経ってしまって、おそらく現行機種ではないとは思うが、
せっかく書いたので紹介する。

その前に紹介した東芝のXS30(これももう2世代前の機種になってしまった)でも
DVDは再生出来るのになぜこれを買ったか。
その最大の理由は「プログレッシブ出力」を持っていることである。

DVDにおけるプログレッシブとは、簡単に言えばDVDの持っている本来の
解像度そのままに映像を出す方式である。

ここで少しテレビ放送の映像の出し方を説明しなければならない。

テレビ放送の映像という物は、実はフイルムを投影するように画像が一気に表示される
わけではない。簡単に言えば、1本の光線を画面の左上から右下へ、
画面横幅で折り返しながら順次走らせていくことで構築する。
人間の目には残像があるのでこれでも映像が見えるのである。
(残像とは、暗闇でろうそくを動かすと光の線が見えるあれである。)
この光線のことを走査線と呼び、その折り返しの回数を走査線数という。

ハイビジョンでない一般のテレビは、1画面が走査線数525本である。
(ただし、実際に見えている部分はこのうち330本くらいで
後は画面の外に出ている。この部分にいろいろな制御信号を入れたりする。)
525回の折り返しがあるわけだが、これを一気に送るのではなく、
1/60秒に奇数ライン分の262.5本を描き、次の1/60秒で
偶数ライン分を送る。これにより全体として1画面出来るのである。

1回の画像では中1ライン飛ばして走査することになるこの方式を、
インターレース方式、日本語では飛び越し走査という。
この1/60秒単位の画像をフィールド、1/60*2=1/30秒単位の
完成された画像をフレームと呼ぶ。XS30で出てきたフレーム単位編集
というのはこのことである。

この速度は、人間の目で見てちらつきのない速度として決められたと言うが、
実はヨーロッパとアメリカや日本では異なる。これがたまに聞くことがあると思う
「放送形式の違い」である。
主にヨーロッパで存在するPALは1/50秒単位、主に日本とアメリカの
NTSCが1/60秒単位である。
PALとNTSCの違いはこの走査線の速度の他に走査線の数や画面の横幅も
異なるが、詳細は省略する。
この違いは、画質を求めた結果とも(PALの方が画素数が多いので高画質になる)、
青い目の人は光に対して弱いのでとも言われているが
真偽のほどはわからない(それならアメリカも1/50のはずだが)。
余談であるが、TVゲームは実はこの走査線速度に同期して画像を作っているので、
走査線速度が変わると全体の動作速度も変わってしまう。
TVゲームで海外に輸出されている物は、たとえば日本とアメリカでは速度が同じ
だが、ヨーロッパ版は遅いと言うことである。
(それを気にするヨーロッパの真性ゲーマーは、わざわざ日本製を取り寄せて
やっているという噂である。)

テレビだけでなく、ビデオも当然この単位で画像を記録している。

それはともかく、1枚の画像を2回の走査で構築するため、
ちらつくことがあるらしい。
あまり優秀でないテレビでは走査線の隙間が見えてしまうこともあるようだ。
(大画面で隙間が見えると言うことをよく言われるが、
これはインターレースだからではなく走査線の太さと数が同じなのに、
それで広い画面を走査しようとすると、隙間が広がるから起こるのである。)
そこで、これを1回で出力しようと言うのがプログレッシブの考え方である。
フィールドという概念をなくしてしまうわけである。

フィールドをなくすと言うことは、インターレースしないということ=
ノンインターレースであると言うことである。
だから、以前はプログレッシブとは言わずにノンインターレースと言っていたが、
最近はそういわない。インターレースという言葉が入っていると
区別しにくいからだろうか。

プログレッシブの一番簡単な方式は、単純に1本の水平走査線を2本にしてしまう
方法である。走査線の太さを縦倍にすると言えばわかるだろうか。
ラインダブラーという方式である。
昔のハイビジョンテレビに地上波映像を映す時によく用いられた方法である。

次に考えられたのが、1/60秒フィールド画像を毎回画面に走査するのではなく、
2枚合わせてフレームにして一気に走査する方式である。
走査単位は2回の走査を合わせるので1/30秒である。
ただし、2枚の映像を重ねてから表示するため、若干画面の動きがもったりする
感じがする。むかしあったEDTVというのはこの方式である。

これを改善し、1フレーム前の画像と今度送られてきた1フィールド映像を
うまく合成して「1/60秒単位のフレーム画像」にするのが最近の
プログレッシブ処理である。
当然前のフレームと今度のフィールド画像には違いがあるので(特に動きの激しい
画像では)、いろいろと動きに対する補正処理が入る。
また、解像度的にも縦512本ではなくハイビジョンレベルの1125本
(ただし画面に表示されるのは900本)まで上げたりする。
最近のいわゆるプログレッシブ対応テレビのほとんどはこの方法である。

あと1つの方式は、インターレースの画像からノンインターレースの画像を
創り出してしまう方法である。信号を置き換えてしまうというものらしい。
SONYのDRCはこの方法である。勝手に置き換えて大丈夫なのか?
とも思うが、実際の映像はかなり綺麗である。ノイズが多い画像だとちょっと
破綻することがあるが(だから地上波に弱い)、DVDの様に素が綺麗な画像では
効果的だ。

いずれの場合も、1フレーム画像の単位時間が1/60秒と高速化されることが
ちらつきを押さえる上で重要な点である。
1枚の画像を作り出す時間が半分、逆に言えば走査速度が倍になるので、
倍速スキャンとも言われる。

さて、以上は通常のテレビ放送におけるプログレッシブ化の方法だったが、
DVDの映画の場合はこれとは根本的に異なる。

映画を記録しているDVDの記録方式は、元々フレーム画像がデータとして
存在している。これを表示する際に、普通のテレビの信号に合わせるためにわざわざ
2回に分けて走査していたのである。
すなわち、DVDではプログレッシブ化するのではなくインターレース化
していたのだ。

が、これではせっかくの高画質データがもったいない。
そこで、1枚の画像のデータをそのままノンインターレースで送ってやろうというのが
DVDにおけるプログレッシブである。
きれいな画像をわざわざ汚く出していたのを本来の画質に戻すだけなのである。

じゃあ最初からそうしておけばと言われるかもしれないが、
それはテレビ側が対応出来なかったから無かったのである。
最近ようやくプログレッシブ対応テレビが出てきたおかげで
可能になったのである。

DVDの映像信号処理では、もう1つ重要な処理がある。
それが3−2プルダウンである。

フイルム映画は1/24秒1フレームである。
テレビに比べ映画の方がゆっくりしているのだ。
DVDにもこの単位のまま記録されている。
ところがテレビ放送の画像の単位は1/60秒1フィールドなので、
TVへ映すには変換作業が必要になっている。

秒24枚フレームの画像を秒60枚フィールドに増やすには、
フィルムの1フレーム目を3フィールド分、2フレーム目を2フィールド分に変換する。
DVD [1][2]フレーム→TV[1:1:1][2:2]フィールドとするわけだ。
これが3−2の名の由来であるが、2コマを5フィールドに変換するので、
24コマは24/2*5=60フィールドになる。

ところが、単純にこの変換後画像をフレーム単位で見ると、
[1][2][3]→[1:1][1:2][2:3][3:3]となるため、[1:2][2:3]の部分で
画像が変になることがわかる。1と2、2と3の画像に違いがなければ問題ないが、
動きの激しい画像では顕著になる。

この問題は、60枚のフィールド画像から30枚のフレーム画像を作ろうとする
から起こるのだが、先に書いたプログレッシブ処理では秒60フレームになるので、
フィールド合成する必要がない。ゆえに画像が変になることもない。
3−2プルダウン処理は全てのDVDプレイヤーで行われているが、
その結果をフレームで出すかフィールドで出すかによって画質が変わるのである。
プログレッシブ出力が出来て3-2プルダウンフレーム出力が出来ないプレイヤーは
(たぶん)ない。
高画質というか、本来の美しさを保ったまま表示するために
セットで行われる処理だと考えて良い。

本来DVDには秒24フレームなのか60フィールドなのかを示すデータが入っている
はずであるが、実際にはこのデータが入っていないDVDソフトもあるので、
各画像間の相関関係を見て処理を決めているプレイヤーの方が多いようである。
(古い機種は識別データのみで判断する物もあるので注意。)

しかし、画像はプルダウンしても良いけど音声はどうしてるんだろう。
1秒単位で言えば同期しているから大丈夫なのかな?
厳密にはせりふと映像が微妙にずれているかも。

DVDでもテレビ(ビデオ)画像のデータの場合は秒60枚フィールドそのままの
記録らしい。また最近は秒30枚フレーム画像というのもあるらしい。
秒60フォールドと同じと思われるかもしれないが、微妙に違う。
秒60フィールド映像はそのままTV信号になりプルダウン処理を通らないが、
秒30枚フレームは2−2プルダウン、すなわち1フレームの画像を2フレームとして
出力する。
合成処理がないだけ、後者の方が高画質である(本当は他の理由もあるが省略)。

ちなみに、TV側で3−2プルダウン処理を行うものもある。
正確には逆3−2プルダウン処理である。
60フィールドの画像を認識し、それが24フレームの映画画像だと判断した場合は
これを一端秒24フレーム化してから再度60フレームに変換する。
これによりちらつきを押さえる。テレビ放送される映画の高画質化処理である。

結局、DVDとTVではプログレッシブ処理が全く逆なことがわかる。
DVDは素が高画質なので(基本的に)それをそのまま出すことが重要だが、
TVでは低画質のものをいかに高画質にするかが課題なのである。
TVの回路の方が汎用的であるとも言える。だからDVD映像の時だけでなく
ビデオや放送にも効くわけだ(むしろプログレッシブDVDからの映像信号の
時は一切の回路を通さずに映像として映す必要がある)。
(TVと書いているが、プロジェクターなど映像表示装置は全て同じ。)

        ・・・

さて、私がプログレッシブ(3−2フレームプルダウン対応)が出来る
プレイヤーとしてこの機種を選んだのにはいくつかの理由がある。
・価格が安い
・デジタル同軸音声出力がある
・プログレッシブ対応映像出力が2系統ある
である。

実は最初はVictorのXV-A500(定価は7万円台、新品売値は5万円台)という機種の
中古をねらっていた。中古価格で¥22800であった。
Pianoを買った時点では店頭にあったのだが、その時は迷って結局買わなかった。
で、2日後に買うことを決めて電話をしたら、一足違いで売れてしまっていた。
そこから同価格帯で別の機種の選定を始めた。

今DVDプレイヤーは、プログレッシブ出力対応でも選択肢は山のようにある。
中古、新品どちらも含めて捜していたが、
DVDは今一番発展している機種であり、毎年新機種が出、
またそれ毎に性能が上がるという状態である。
と言うことは、新機種を買う方がよい。
しかし出たばっかりの機種は初期ロットの不良もあれば価格もこなれていないので、
現行機種でありながら、発売から少し経っている機種がねらい目である。

そういう中で、うちでのもう2つの必須機能、音声と映像の出力系統の種類と数
で機種を選択した。

なぜデジタル出力が同軸で、プログレッシブ映像出力が2系統必要なのかと言えば、
映像はTVまたはプロジェクターと、音声はTVとAVアンプの2つに
同時接続するからである。詳しくは一番最後に接続表を出すので見て欲しいが、
普通にTVで見ることもあれば、映像はプロジェクター、音声はAVアンプで
見聞きすることもあるからである。

ここで、TVもプロジェクターもプログレッシブ対応なのでプログレッシブ
対応の映像出力が2系統必要。実際にはD2端子とコンポーネントが必要となる。
DVDはLDやビデオに比べ、もともと色信号の記録方式的にも
輝度(Y)と2つの色差(青色差=Cbと赤色差=Cr)3信号を
独立して記録していることで高画質化されているので、
その信号をそのまま出力、さらにプログレッシブ信号も出力出来る
コンポーネント出力もしくはD端子があることも、高画質化には必須である。

デジタル音声が光でなく同軸で必要だったのは、他の機器とのデジタル接続の
関係で、AVアンプのデジタル入力がもう同軸しかあいていなかったことと、
それは接続のし直しでなんとかもなるが、光ケーブルは自作出来ないが
同軸は可能だったからである。ケーブルも結構高いので買わなくて済むなら
そうしたい。

この価格帯でこの条件を全て満たす機種となるとそう多くはなかった。
もう+2万すると機種選択幅も広がったが、今回はプロジェクターを買った
後でもありこれ以上はきつかった。

ということで、インターネットでの各種評価も含めると、この機種以外に選択肢は
なかった。

実は「SONY」というところには少し引っかかったのであるが。
音声装置では過去の経験からSONYにあまり信頼はないが、
TVなど映像系はそこそこである。特にSONYはDVDプレイヤーでは老舗なので
良いだろう、うちはTVもSONY製だから接続相性も大丈夫だろうという判断もあった。

さて、肝心の画像の質の違いであるが、
TVで見た画像はこれはもう歴然であった。
髪の毛1本1本が見え、毛穴の1つ1つまではっきり見えるほどである。
プリンターで普通紙に打ち出した写真と光沢紙に打ち出した写真の差
と言えばわかるだろうか。とにかくきれいになる。

しかし、しかしである。
プロジェクターで見た映像はさほど綺麗ではなかった。
大画面では粗が見えるのか、Piano側の入力回路がだめなのか。
確かにPiano側の映像調節機能が貧弱なのでぼけが解消出来ないという問題がある。
そのため、思ったほど綺麗ではない、というのが正直な感想である。
これには少しがっかりしている。
XS30の出力をPiano側でプログレッシブ化した映像と大差がない。
いや、調整次第ではこの方が良い映像になる。
結局、きれいなのかどうかのかがわかりにくいと言うのが正直なところである。

また、画面内のベタ(色が均一の領域)部分におけるノイズが目立つこと、
MPEG2の特徴でもある境界線周りに発生するノイズも、ノイズ除去機能で
押さえ込んでいるのはわかるのだが妙に気になる。

ただこの機種、コンポーネントまたはD端子での映像は綺麗だが、
S端子での出力ではプログレッシブ出力できないので解像度が落ちるだけでなく
色合いもかなり落ちる。両端子での画像を見比べるとはっきり解る。
よほどのことがない限り、Sまたはビデオ出力ではつながない方が良いだろう。

メカの動作は驚くほど速い。ディスクの交換が楽になった。
MARANZのDV3100や東芝のXS30が遅かっただけに、余計にそう思う。

ただし、1層から2層への切り替えは速くない。切り替えがはっきりわかる。
前に使っていたDV3100がほとんどわからなかったのに比べると余計にそう思える。
また、このとき一瞬デジタル信号が切れるようである(アンプによってはノイズが
出る。XS30も同様)。

DVDの再生を途中で停めてもまた元の位置から再生出来るのはもちろん、
この間にディスクを入れ替えても位置を覚えている。
しかも40枚分も。私のようにいろいろと入れ替えてみる分にはこれはけっこう便利!

映像調整機能もかなり細かく設定出来るし、
そのほかいろいろと機能がある。
ありすぎて使っていないのがほとんどである。
(取説を読んでいるが今ひとつわからない。)

DVDは今一番進化している機器だけに、DV3100とわずか2年の差ではあるが、
価格対性能比が大幅に向上しているのが実感出来る。
(発売時期から言えば、XS30の方がさらに4ヶ月ほど新しい。)
下手に昔の高級機を買うより今の普及機の方が画質が良いなんて事は
ざらにあるので、「数年前の高級機を手に入れた」などとと喜んでいてはいけない。

筐体の作りは安いなりではあるが、ひずんでいると言うことはない。
最近はやりの薄型であり、XS30より1センチ位薄い感じである。
私にはなぜ薄型にこだわるのかわからないのであるが、
ビデオデッキと重ねて置くためだろうか。

でもリモコンはちょっと使いづらい。個々のスイッチが小さすぎるのだ。
AVアンプやTVの操作も一部できる分スイッチが多くなっており、
リモコンを小型にする分、そうなってしまうのだ。
はっきり言って、中途半端な他装置操作機能はいらないので、
DVD専用にしてスイッチを大型化、配置も換えて使いやすくして欲しい。

        お勧め度        80%

TVだけにつなぐだけならもっと高く(90%くらい)ても良いだろう。
価格から考えてもよく出来ている。これ自体に特に欠点はない。

でもプロジェクターPianoにつなぐ場合にはPiano側の問題もあって
あまりお勧め出来なくなる。
こうみると、Pianoは良い面もあるが悪い面もある=綺麗に映せた時の
映像は抜群だが、そのための調整機能が貧弱で機器の相性に依らざるを得ない
のが残念である。

さてこの機種、ちょっと対策すると音質画質共に向上する。

1つ目は筐体の天面に重しを載せること。
うちではジルコンサンドを袋に詰めたものを置いている。
また、なんらかのインシュレーターを買ってその上に載せるのも良い。
(ただし、この機種は後ろの足が底面鉄板をくぼませただけのもので、
またこの底面がでこぼこが多くて安定したインシュレーターを載せる面が
少ない。結構苦労する。)
これらは振動対策であるが、主に映像面で効果がある。

2つ目はデジタル出力のケーブルをちょっと良いものにすると言うことである。
出力は同軸がよい。
これは音質面で効いてくる。

        ・・・2006/08/09追記・・・

この機械は日本向けなので当然リージョン2だが、ハード的に改造することで他の
リージョンにも対応できるらしい。

http://homepage3.nifty.com/~kei_nifty/NS715P.htmにそのやり方が書いてあるが、
リージョン1(北米など)だけに対応するなら配線とスイッチ1つだけで可能である。

サイトにある写真はかなり拡大されているので簡単そうに見えるが、
実際にはこの改造はかなり大変で、1*2ミリほどの小さなチップ抵抗へ半田付けしなければならない。
小さいのでなかなか半田が載らない上に、
配線ピッチが狭いので周りとくっつけないようにしなければならない。
長時間半田を当てることによる周りのICの破壊も気をつけなければならない。

あと、基板に付けられているコネクタも少し特殊で、黒でプラスチックのカバーが付いている
様な端子2つは外しにくい。特に大きい方は外し方がわかりにくいが、
作業する基板側(小さな基板側)を真上に上げるようにすれば外れる。

なお、半田付けするのは基板の裏側である。
写真からでは場所がちょっとわかりにくいが、よく見比べて間違えないようにしなければならない。

スイッチを引き出すケーブルは細い物を、長さは10センチ(10センチ*2+1センチ*1)は必要。

私も一応やったが、もう1台やれと言われたら多分断る。
それだけ大変だった。

リージョン1にすると、メニューなどの表示も全て英語になる。
ファームウエアはもとから日英に対応した物が載っているということだ。
まあ、設定できる内容は日本語の時と全く同じなので問題ない。
なお、リージョン1状態ではリジューム時に画面に乱れが出る場合がある。
ただ、再生すると消えるので問題ない。

わざわざアメリカ版のDVDを買う必要があるのかどうかだが、
日本のアニメも結構あちらで発売されており、それらは日本語音声も残っている。
その価格は、日本での発売時のおよそ半額くらいなので、お得。
実際には、日本では1枚に2話しか入っていないのを4話入れて同じくらいの価格ということもあるし、
全部まとめてもっと安くなっている場合もある。
うちでは「おねがい☆ティーチャー」というアニメを見たくて調べてたら、
日本では中古でも2万円以上かかるのに北米版では全部で8000円以下(送料込み)で
買えることから、この機械のリージョン改造を決意した次第である。

日本の全てのアニメが発売されているわけではないし、中には価格が殆ど同じ物もあるが、
他にも安くなっていて見たい物があるので、時々買うことにしようと思っている。
(かみちゅ!等も出ているが、おジャ魔女はなかった。)
アメリカからなので送料が結構かかるのが玉に瑕だが。

他の、リージョンフリーに関する改造サイト
http://homepage1.nifty.com/dvd9/
新しい機種はない

http://www.yamanaka.com/new/custom/dvd/index.html
たくさん書いてあるが、実際にフリー化のことが書いてあるのは一部だけ

        ・・・2007/02/16追記・・・

S端子からの出力映像において、輝度が不安定になる場合がある。
最初ソース側の問題かと思ったが、
他のプレイヤーで確認したところ、どうも明るい部分が逆に暗くなっているようだ。
何らかのデジタル処理でオーバーフローを起こしているのかもしれない。
どこかの設定を変更すれば発生しなくなるかもしれないが、
すでに撤去してしまったので確認できない。

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結局のうちのシステム                            2003年 04月16日現在
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AVアンプ              MARANZ/AIRBOW           SR4200/KAI
ケーブル→アンプ1      AIRBOW                  MSU-095                 <変更

アンプ1(フロント)     MARANZ/AIRBOW           PM6100SA/KAI2
インシュレーター        AIRBOW                  WOOD-BOY                <変更

フロントスピーカー      AudioPro/AIRBOW         IMAGE11/KAI
インシュレーター        AIRBOW                  WOOD-BOY                <追加
+ケーブル              AET                     6N-14G/EZ
+音質改善              オーディオゴトウ        Radiowave
スタンド                AudioPro                Stand801                <追加
ベース                  AIRBOW                  人工大理石ボード        <追加

補助ツイーター          AIRBOW                  CLT-1
インシュレーター        エレクトロコンパニエ    ECS-3
+ケーブル              AET                     6N-14G/EZ

センタースピーカー      Velodyne                CHT-14BV
+ケーブル              AET                     6N-14G/EZ
補助ツイーター(代わり)  AUTHENTIC               MusicGallery(AU-HE501)  <追加
+ケーブル              Time&Space              KLARA/8N                <追加

アンプ2(サラウンド)   TimeDomain              YA9
サラウンドスピーカー    TimeDomain              Yoshii9

サブウーハー            Velodyne                CT-80
+セレクター            maspro                  DSW42E

CD                    CEC/AIRBOW              CH7700Super2
ケーブル→アンプ1      AIRBOW                  MSU-095                 <変更

CD−R                TASCAM                  CD-RW700
レコード                DENON                   DP-37F+付属カートリッジ

DVDプレイヤー           SONY                    DVP-NS715P              <追加
ケーブル→AVアンプ      AIRBOW                  MSD-90                  <追加

DVDビデオレコーダー     東芝                    RD-XS30

プロジェクタ            PLUS Vision             Piano改(HE3150)
3P-2P変換プラグ         AIRBOW                  DH9021/CR               <変更
スクリーン              OS                    MT-TV060(BS)

TV                    SONY                    KV-29DRX5
+BSアンテナ          DXアンテナ                  DSA353K

電源改良                熱電子工業              TVスッキリー(5台)
                        小柳出電気              OCB-1H(3台)
                        森修焼                  アーススタビライザー
                        松下電工                WN1318(3台)          <変更
                クライオオーディオテクノロジー  クライオピュアブレーカー<変更

雰囲気改善              AcousticRevive          RR-7
CD/DVD音質/画質改善     AcousticRevive          RD-1

ラック                  ADK                  SE-5055NA+SE-OP50G
ヘッドフォン            audio-technica          ATH-PRO6
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                       [L/R:CLT-1]                  [MusicGallery]
                        ↑      ↑                      ↑
                     [L/R:IMAGE11/KAI]              [CHT-14BV]
                        ↑      ↑                      ↑
                        ↑      ↑                      ↑
    ┌←←←←←←←←[PM6100SA/KAI2]←←A←[Record]    ↑
  ↓                  ↓  ↑  ↑  ↑                  ↑
  ↓                  ↓  ↑  ↑  └←A→→[CD-R ]    ↑
  ↓              ┌←┘  ↑  ↑              ↑↑    ↑
  ↓              ↓  フロント↑              ↑↑    ↑
  ↓              ↓      ↑  └←A←┐┌→光D┘↑    センター
  ↓  [CT-80]←[Selector] ↑        [CD]      ↑    ↑
  ↓              ↑      ↑          ↓       ↑    ↑
  ↓              └←┐  ↑  ┌同軸D-┘        ↑    ↑
  ↓          サブ    ↑  ↑  ↓ ┌光←←D→同軸┘    ↑
  ↓          ウーハー↑  ↑  ↓ ↓                   ↑
  ↓                  [SR4200/KAI]→→→→→→→→→→┘
  ↓                  ↓  ↑  ↑
  ↓                  ↓  ↑  └音声:光D←[DVD-R]→→映像:D1→┐┌←[GAME]
  ↓                  ↓  ↑                  ↓     音声:A   ↓↓音声A/映像S
  ↓                  ↓  └←←←←←┐      ↓             [TV]
  ↓              サラウンド          ↑    映像:S            ↑
  ↓                  ↓              ↑      ↓              ↑
  └→→→→→→→→ [YA9]            ↑   [Piano]            ↑
                        ↓              ↑      ↑              ↑
                        ↓          音声:同軸D  ↑              ↑
                 [L/R:TimeDomain]       ↑   映像:Comp=YPbPr    ↑
                                        ↑      ↑              ↑
                                        ↑      ↑    音声:A    ↑
                                        └←←[DVD ]→映像:D1 →┘
デジタル接続表
                        IN      OUT
        CD-R    光      CD      SR4200
                同軸    SR4200  未使用

        CD      光      ---     CD-R
                同軸    ---     SR4200

        SR4200  光1    DVD-R   未使用
                光2    CD-R    ---
                同軸1  CD      CD-R
                同軸2  DVD     ---

電源系統表
        AC(1-1)→OCB-1H(1)→TVスッキリー(1)→ TV
                          →サブウーハー
                          →未使用
                          →未使用
        AC(1-2)→RR-7
        AC(2-1)→TVスッキリー(2)→OCB-1H(2)→ CD
                                           → CD-R
                                           → DVD
                                           → DVD-R
        AC(2-2)→OCB-1H(3)→TVスッキリー(3)→ PM6100SA/KAI2
                          →TVスッキリー(4)→ SR4200/KAI
                          →未使用
                          →未使用
        AC(3-1)→TimeDomain
        AC(3-2)→TVスッキリー(5)→Piano

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
これでAVアンプのデジタル入力が全部埋まった。
これ以上のデジタル機器は繋がない、という決意である(←間違い)。
いや、本当にもう欲しい物は全て揃えた。
高画質とか高音質とか言い始めたらきりがないので、
とりあえず10年はこれで使い続けよう。
と言うことで、当面映画三昧。

電源系は大幅変更。特にデジタル系と大電力消費系を分離。
また、音質・画質的に重要な部分にTVスッキリーを導入。
また、部屋内のコンセントからオーディオ以外の電源を取るのを止めた。

あえて今欲しい物と言えば万能リモコンかな。
リモコン付きの機器が、TV/DVDレコーダー/DVDプレイヤー
/プロジェクター/メインアンプ/AVアンプ/CD/CDレコーダーと
8つもある。夏にはこれに扇風機が加わる。
別の部屋にあるTV/ビデオ/DVDプレイヤー/エアコン、
さらにはもうしまってはあるがLD/カセットデッキも加えると
15リモコンだ。
これを1つのリモコンで操作出来たら良いなぁとは思う。
でも、1つのリモコンにしても、それぞれの操作法を覚えておく必要がある
(万能リモコンはキーの割り当てを自分で決めるから、逆に言うと
それを覚えておかなければならない)ので
かえって面倒な気がしている。
まあ、同時に使うリモコンはせいぜい4つだから(これでも多い?)、
その都度選んで持ってれば良いんだけどね。
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