Gonzui Graphic Japan (G.G.J)     −ごんずい写真館 −
紀州で見たその他の生物たち−4−

紀州・串本で見たおさかな以外の写真です。串本では伊豆で見られる
生物と南国で見られる生物が混在する生き物の宝庫なのです。


 ロングクロウシュリンプ   <和名、まだ無し>

   テナガエビ科     学名: Periclimenes tenuipes

 琉球列島以南、東南アジア、オーストラリア北部、
                      インド洋、紅海

   テナガエビの仲間って体バランスの妙チクりんな
  所が面白いです。このエビですが、南方系らしく
  和名はまだ付いていません。もう体・めいっぱい
  手という感じ。アンドの鼻ではいろいろなエビも
  多く見られるので非常にオイシイ?ポイントです。
 
    撮影地:串本・アンドの鼻  水深20m
 
 



 イソバナガニ   <イボイボ無し>

   クモガニ科     学名: Xenocarcinus depressus

  与論島以南、東南アジア、南太平洋、
               インド洋中部、ペルシャ湾

   イソバナ類に住むカニ。ムチヤギなんかに住んで
   いるイボイソバナガニの親戚ですが、異なる種類。
  いずれにせよ、住処である生物に見事なまでにも
   擬態して生きていく仲間達です。一種の絶滅は
   何種もの絶滅に繋がるという事が海の中では良く
  理解出来ます。
 
    撮影地:串本・島廻り  水深15m
 
   



ヒトデヤドリエビ   <これも寄生>

   テナガエビ科     学名: Periclimenes soror
 
  伊豆半島以南、東南アジア、コロンビア、
                     インド洋、紅海

   背景のイボイボはマンジュウヒトデというヒトデの
  表面です。2cm程度のエビ。ヒトデみたいな動く
   生物に住んでいるので、家が動くって事ですね。
   人間も地球に住んでいるけど、動いている事には
   全く気付きませんよね。実は彼らもそうだったり
   するのかも・・・
 
    撮影地:串本・島廻り  水深16m
 
     



トゲコマチガニ   <トゲトゲしいカニ>

   ゴカクガニ科     学名: Tiaramedon spinosus
 
  紀伊半島、伊豆諸島、東南アジア、オーストラリア、
                           ニューカレドニア、インド洋、紅海

   ウミシダ類に隠れ住んでいる小さなカニ。なので
   この写真は明らかに自然状態ではないというのは
   バレバレです。ゼブラガニに近い種類で、大きさは
   2cm程。そんなにトゲトゲしくしなくてもイイじゃん、
   ちゃんと撮影後はお家に戻してあげるからさぁ。
 
    撮影地:串本・住崎  水深18m