伊豆半島以南、オーストラリア北部、インド洋
カクレエビ等がクリーニング・ステーションになる
事はかなり有名ですが、このエビもクリーナーの
仲間。彼らは魚に付いた寄生虫なんかを綺麗に
掃除しつつ、これらの魚からは攻撃される事も
ありません。全身はスケスケ状態で、まる見え。
撮影地:串本・アンドの鼻
水深20m
彼らはせっせと掃除しているのは・・・ 何と海のギャングと
言われているウツボ。そうなんです、たとえ強いウツボでも
綺麗にしないとダメなんですネ。ウツボも気持ち良さそうに
じっとして掃除が終わるのを待っています。両者の関係は
何回見ても不思議。言葉を交わす訳でもないし、お互いの
場所だってどうして判るのかな?エビの方も親から掃除を
教わる訳でもないだろうし・・・遺伝子ってのはスゴイね。
撮影地:串本・アンドの鼻
水深20m
八丈島、琉球列島
これがカニに見えるかっちゅうの!フワフワの
綿帽子みたいに全身をコケムシで覆っている
怪しげなカニです。何か着飾った貴婦人と言う
より、コケムシが黒だったら、『真っ黒くろすけ』
という感じですネ。
撮影地:串本・島廻り
水深10m
カイと言うより、ウミウシの仲間に近いミスガイ。
進化の過程で、ミスガイには写真の様な殻が
あるけど、アメフラシの仲間では体内に埋没し、
ウミウシの仲間では完全に消失しているんだと。
つまりミスガイは枝別れの付け根にいる種という
事らしいです。夜に活動的になるそうです。
撮影地:串本・島廻り
水深8m
一見ウミウシに見える生物ですが、扁形動物門
という、ウミウシ:軟体動物門とは上流部で大きく
違う生き物:ヒラムシ。未だ分類等ははっきりと
なされていない部類です。でも写真のヒラムシ、
イボウミウシの仲間に似ていますよネ。これって
擬態なのかしら・・・
撮影地:串本・島廻り
水深18m
カクレエビというくらいだから小さくて判り難いのは
良く理解できるけど、1〜2cmのエビを写真に撮る
のは結構大変なんだな・・・ 特に超マクロの域には
達していない機材ではこれが限界。このホシナシ
イソギンチャクエビはイソギンチャクに住む種類で、
写真はイボハタゴイソギンチャクの職種に埋もれて
いました。すぐ潜って隠れちゃいます。
撮影地:串本・グラスワールド
水深16m
シャコと言えば鮨ネタみたいだけど、ハナシャコは
非常に奇麗。これ見るとシャコのイメージ変わって
しまうんじゃないかな。丸い目をクルクルさせ、警戒
する仕草はかなり愛嬌たっぷりです。写真はオスの
婚姻色。大きさは10cm以上ある個体です。
撮影地:串本・下浅地
水深18m