作品名:     ビビるんです・ファイブ
開発コード: B.B-five
開発費:¥500円    開発期間:2ケ月    発表:2013年1月


   突如10年の沈黙を破り、登場した新世代号機だ。
   従来のビビるんですとは全く異なる構造である。
   先代のB.BAMでは初めて電圧値をモニターする
   アナログ・メーターを搭載したが、この機種も継承。
   但し、従来のビビるんですではシビレエイ自身の
   起電力でアクションを求めた事に対し、5号機で
   あるビビるんです・ファイブでは発電による変化を
   ある意味、増幅させてモニターしているのだ。
   それが故に内蔵で乾電池を搭載している。また、
   電池は自然放電が宿命でもあるので密封型の
   防水が出来ない点も従来と異なる。
 
 今回の部材は多くを秋葉原で調達。水中アイテム
 製作開始当初に立ち戻って開発した。
 
   



これがB.B-fiveだ

全体構成

   従来のビビるんですとは全く異なる構造だ。
   中身は静電気検出回路をベースにしている。

   シビレエイの発電をモニターするのは前作
   同様にアナログ・メーターで、『びびメーター
   として本体に収納。
 
   吸盤アンテナで検知した電圧変化により、
    メーターが振れる仕掛けになっている。本体
   にはメーターを動かす電池を搭載している。
   静電気検知の動作はほぼ完璧で、ナイロンを
   こすり・こすりして吸盤アンテナに近づけると、
   ピ〜ンと針が振れる。
   そして・・・謎のD端子。これはディスチャージ
   (放電)端子。本体中のコンデンサの容量を
   放電する端子なのだ。
 

 
本体部

 
   前作B.BAMアナログ・メーターがパッケージされている。
   当然ながら今回も100円ショップで購入した乾電池残量
   確認用の電圧計を分解したのである。
   室内の確認では静電気源を近づけると、この針が激しく
   振れる。水中での動作は未知数ではあるが電極に入る
   電圧の差分を増幅するイメージなので大丈夫だろう。
   これぞ名付けて、"びびメーター"なのである。
  
 
 

 
    メーターの反対側にはご覧のシートが入っている。
    このシートは万一本体に浸水した場合の確認用の
    モニターでもある。このシートが滲まない事を祈る。
    シートの向こうに見えるのは9V乾電池。従来の
    ”ビビるんです”は電源レスだったのと大きく違う。
     
 

  
 
 
 
試作段階
 
    ちなみにこれが試作段階の状態。
    この状態で静電気感知を何回も
    シミュレーションしパッケージした。
    結構僅かな電位差で針は振れる。
    正直今までの"ビビるんです"より
    自信作である。
    問題はやはりシビレエイの遭遇率
    人類史上初の快挙に向け、あとは
    突き進むのみである。
 
 
 
 

  
  
 
 



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