美ヶ原をスキーで歩く 

 2016年3月20日、長野県松本市


美ヶ原は広大な雪原となり
軽快な革靴テレマークが快適だった
最高峰の王ケ頭にはホテルが建つ

冬の美ヶ原はあたり一面が雪原となり、一度クロカンでも楽しみたいと思っていた。

いつものSさん(JI1TLL局)と共に3月も終わること、出かけてみた。二人ともテレマークスキーの細板(ウロコ板)に革靴と言う軽快なセットで、もちろんシールなどは持参しないでの山行となった。

美ヶ原の車道の終点には通年営業の山本小屋がありここで駐車する。ここから最高峰の王ケ頭(海抜2034m)までは雪原だが、季節が少し遅かったのか雪もかなり剥げており、所々は雪をつないでの歩きとなった。雪上車のキャタピラ跡がずっと伸びている。あたり一帯ほぼフラットではあるが、王ケ頭への登りは40m近い標高差があり、一部ウロコ板ではグリップの効かない場所もあった。

ここには王ケ頭ホテルという立派なホテルがあり、これも通年営業。こちらは山小屋ではなく完璧なリゾートホテルであり、先ほどのキャタピラ跡はこの小屋の客の送迎や資材を運搬するための雪上車のつけたものであった。林立するテレビ中継アンテナ群を抜け要塞のように立派なホテルを通り抜けるとすぐに最高地点であった。

無線は430FMで手近に済ませる。北アルプスの眺めがなかなか良い。下山は王ケ頭のピークからの下りは革靴では全く滑りにならなかった。自分のスキーがいかに道具頼みの下手糞なものだかが良く分かる。雪原に戻り、ゆっくり板を漕ぐように動かして、駐車場に戻った。

帰路の途中に、小淵沢に住む友人Sさん(7L1UGC局)を訪問。現役リタイア後に八が岳の麓で悠々な生活をされているSさんご夫婦のライフスタイルは見るだけでもとても楽しく刺激になる。歓談し食事などご馳走になり夜半となり渋滞の無くなった中央道で帰宅した。


(戻る) (ホーム)