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●石橋蓮司 |
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石橋@レンジでチンさんである。いま、拙宅の表紙にも<山崎努版雲霧仁左衛門DVD化署名運動>のバナーが貼ってあるが、その作品で<木鼠の吉五郎>役を演じている。原作での吉五郎はもっと若々しい男であったので、石橋さんが演じるのをちょっとイメージが違うと思ったのだが、どうして、すごくよいのである。凄みはあるし、それでいて物腰柔らかい雰囲気も持っていて、盗賊の二面性を上手く演じられていた。それにしても、<雲霧仁左衛門>は個性派役者の宝庫であった。仁左衛門役の山崎努さんを筆頭に、本田博太郎さん(素走の熊五郎)、西田健さん(山田藤兵衛)、不破万作さん(浅草の政蔵)などなど…そして、吉五郎役の石橋さんと、いやあ個性派俳優好きにはたまらないキャスティングだった ケーブルテレビで昔の作品が放映されるいい世の中だが、この方は現代劇にも時代劇にも幅広くご出演されている。若い頃の方が、風貌もなんだかぬるっとした感じで、爬虫類というか両生類的な不気味さがあった。最近はやはり、お歳のせいか、角が取れて、それにともない犯人役から刑事役へとシフトしているようである。時代劇では相変わらず切れている役が多いのは嬉しい。石橋さんのイメージを変えたのは、冷凍食品のコマーシャルからだろう。(レンジでチン)とか言いながら、電子レンジのターンテーブルでくるくる回るは、コロッケを美味しそうに頬張るわ(笑)かめ夫など、それを見て(あの、石橋蓮司が…)と絶句していた 今で言うストーカーの役を演じたら、石橋さんか西田健さんが双璧だろう。この二人に執拗に追いかけられる美人妻…物凄く怖い映画が撮れると思うのだけれど…(2003.3.12) |
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