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●市川新之助(現市川海老蔵) |
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<好き・スキ・この人>で取り上げた方は、やたら平均年齢が高い。わたしの好みがそうなので、致し方ないところだが(笑)若手で気になる人は誰だろう…?と必死で考えたところ(おじさまなら何人でも上がるのだが…)二人思いついた。ズンドコ@氷川きよし君と、いま話題の市川新之助さんだ この方を初めて見たとき、なんて非の打ち所がない端正なお顔立ちの人なんだろうか…と、まずその美貌に見とれた。そして、腹の底から出るような声。さすが、舞台で鍛えているだけはある。わたしが書いている<新之助・深雪捕物控>の佐伯新之助は、彼が与えてくれたインパクトが多分に影響している。昨年、新橋演舞場に平成の三之助(尾上菊之助、尾上辰之助(現:松緑)、市川新之助)最後の芝居<疾風のごとく>を観に行った。花道の横の席で華の顔(かんばせ)を堪能したが、溜息が出るような美貌だった。男性に美貌というのも可笑しいかもしれないが、とにかく奇麗なのである。昔の映画スターには、たとえば錦之介さんや橋蔵さんなど、うっとりするくらい奇麗な役者がいた。近寄りがたいほどのオーラを持ったスターと呼ばれる人である。いま、芸能界にはスターと呼ばれるような人がいるのだろうか。歌舞伎の方々くらいではないだろうか? 彼は泰然とした大物でもある。光源氏を演じることになったとき、瀬戸内寂聴さんと京都御所を訪れ(先生、ここは誰が住んでるんですか)と尋ねたという豪の者である。役者馬鹿、いいではないか!美貌も芸も磨き抜いて、日本一の歌舞伎役者になっていただきたい。名門、成田屋の輝く星である(2003.2.13) |
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