2003年05月20日 朝日新聞記事
「障害者による障害者のためのヘルパー派遣
四肢まひ男性が事業」
May 20, 2003




2003年05月20日 朝日新聞記事

障害者による障害者のためのヘルパー派遣
四肢まひ男性が事業

 高校時代に頸髄に傷を受けて四肢まひとなり、車いすの生活を送る福岡市中央区大手門1丁目、清家一雄さん(46)が、介護が必要な障害者のためにヘルパー派遣事業を始めた。障害者が福祉サービスを自分で選ぶ「支援費制度」が4月に始まったのを機に、障害者の視点に立ったサービスを提供するのが目標だ。

 サービスを担う指定事業者になるには@法人格と事業所Aサービス提供責任者や一定数以上のヘルパー、などが条件。清家さんは昨年6月、有限会社「ワーキング・クオーズ(働く四肢まひ者)」を設立。早良区昭代1丁目に事業所を構え、介護福祉士やヘルパー8人の協力も得て、4月に市からの許可が出た。
 清家さんは自分がヘルパーのサービスに不満だった時の経験を生かし、自ら支援プランの中身を考えたいという。
 「施設内ではなく、」介護を安定的に手に入れながら、町中で仕事をして生活することが、けがをした時からの私の課題だった。試行錯誤が始まるが、実績を積み重ねたい」と清家さん。89年「重度四肢まひ就労問題研究会」を作り、介助と仕事の問題に取り組む一方、佐賀医科大学の非常勤講師を務めている。
 「ワーキング・クオーズ」の連絡先は092・735・1133。

<キーワード>
=支援費制度=
 障害の程度に応じて行政が決めていた従来の障害者福祉とは異なり、障害者が自分の希望する事業者・施設を選び、直接契約できる。利用者は自己負担分を支払う一方、利用者が受けたサービスに対して市区町村が「支援費」を支給する。市町村の規模やサービスを提供する事業者の数が地域によって異なり、サービス量の格差が問題になっている。






清家 一雄

有限会社ワーキング・クォーズ(働く四肢まひ者)
"WORKING QUADS" HomePage 制作提供
http://www4.justnet.ne.jp/~seike/
http://www.asahi-net.or.jp/~YS2K-SIK/
YS2K-SIK@asahi-net.or.jp
seike@js2.so-net.ne.jp
〒810-0074 福岡市中央区大手門1丁目4番605号
Tel 092-735-1133
Fax 092-735-1134

  
   清家 一雄 
  重度四肢まひ者の就労問題研究会・代表
   『ワーキング・クォーズ』編集部
   "WORKING QUADS" HomePage 制作提供
  〒810 福岡市中央区大手門
  Tel +81-92-735-
  Fax +81-92-735-
  kazuo_seike@msn.com
  seike@ma4.justnet.ne.jp
   http://www4.justnet.ne.jp/~seike/