賢者の秘密と黄金の腕輪
─乙女は天使に囚われる─

2011.8.12発売

イラスト:SHABON



商品詳細

さらさ文庫

15世紀末のイタリア。

名家アンジェロ家の一人娘ルビーは、
父の死の知らせが信じられず、
真相を確かめようと継母とともに旅に出る。
旅先で次々と起こる災難から救ってくれた
美貌の青年、ミケーレ・ドリヴェールは
傲岸不遜で愚民を嫌う賢者だった。
彼はアンジェロ家の相続の鍵となる
黄金の腕輪の謎解きを始めるが──。
腕輪と写本に込められた暗号、
壮大な謎を解きながらルビーとミケーレの
恋が育っていく過程を楽しんでくださいね!




登 場 人 物
ルビー・アンジェロ:
17歳、マッサ・ディ・カラーラの名家アンジェロ家のひとり娘。正義感が強く、人を信じる強さを持つ少女。
ミケーレ・ドリヴェール:
24歳。カザーリア出身の美貌の賢者。計算と科学が全てで、神も人も信じない。俺様な青年だが意外な弱点が。
ジロラモ・サヴォナローラ:
フィレンツェを支配する僧。帚星や落雷などの『神罰』を予言して人々を脅かすが、その陰には──。
ピエトロ・ミゼリア:
19歳。ルビーの幼なじみでもあり、兄のような存在。並外れた記憶力を持つ画家。