新緑の釈迦ヶ岳(大峰)


今年2月、厳冬期の釈迦に登り、あまりの積雪に1434Pで敢無く敗退。いつか無雪期でも良いからリベンジ釈迦としてやるぞ〜!と密かに計画していたのであった。
おりしも、囲炉裏から新緑の釈迦への登山計画があり、幸い他に予定もなかったので、急遽参加表明となった次第。天気にも恵まれ、素晴らしい山頂からの展望や瑞々しい草花など沢山見る事ができ、企画して頂いたBAKUさん、ご一緒させて頂いた皆さん、どうも有り難う御座いましたm(__)m
■場所:釈迦ヶ岳、大峰山脈、標高(1799.6m)
■日程:平成12年5月21日(日)晴れ
■コース:R168号線〜旭口〜峠の登山口まで車(10:30)
〜尾根出合〜古田ノ森〜千丈平〜釈迦ヶ岳(11:38)〜
深仙の宿〜大日岳〜同じコースを戻る(16:34)
■メンバー:BAKUさん、どんかっちょ!さん、
ミ〜ヨンさん、すてひじりさん、らんな〜さん、
ユカさん、てるさん、森の音

画像クリックで拡大。その中にも写真多数掲載

古田ノ森周辺。なだらかな尾根が続く。
今回のコースも2月の時と同じ。でも積雪が無いってこんなに楽なコースはない!と思うほど。車で峠登山口までス〜イスイ!2月の時は旭口から歩いて1日仕事。皆とここで待ち合わせする。ガイドブックなどはこの下にある不動小屋登山口から紹介しているが車道も延長され、はるかにこの峠からの方が楽ちんだ(^^)

登り始めて約20分程で1434Pに到着。2月はここまで何と約1時間30分。何と云う違いか!途中石楠花が数輪咲いていたが、全体的に未だ蕾。
古田ノ森まで、なだらかな尾根歩きに写真を撮ったりオシャベリしながらのお気楽ハイキング。ここの景色は、自然林の美しさがあり、特筆に値する。何か大台ケ原の正木ヶ原にも良く似た風景だ。更に釈迦ヶ岳の展望や切り立った大日岳、大峰奥駈の舞台となる峰峰なども正面に見渡せられる。
千丈平から左に登れば釈迦へのコース、右に進めば深仙の宿に行く。少し間違いやすい。我々も間違ったが、てるさんがいち早く気付く。このあたりはバイケイソウの群落地だ。
釈迦ヶ岳山頂から見た北の展望(画像クリックで写真多数掲載)

釈迦ヶ岳の山頂には、釈迦如来像が突っ立っている。大正時代の強力「オニ雅」が前鬼コースから担ぎ上げられたとか。いやはや凄いね〜(@_@) 優に100キロ以上ありそうな銅製の仏像だよ。しかも足場の悪い断崖を登って!
やはり山岳密教の成せる業だな〜!
山頂には大勢の登山客で一杯だった。そんなに広くない場所だが、釈迦のお膝元に陣取り、皆食事の真っ最中。
360度の展望は、実に見応えある。北に弥山、八経ヶ岳、仏生ヶ岳、孔雀岳、南に天狗岳、地蔵岳、涅槃岳そして玉置山に繋がる所謂「大峰奥駈」の雄大な全貌が。

今回我々は大日岳まで足を伸ばす。深仙の宿まで下り、そこにザックをデポして空身で登る。
鋭く尖がった岩峰が征服欲をそそられる。クライマーのてるさんによれば、グレードV級程度とか。取り付きの岩には不安定な岩が大きく立ちはだかり、今にも崩れ落ちそうな雰囲気に少しビビリが入る。
さすがユカさんとミ〜ヨンさん女性軍はここで残念する。てるさんのトップに続いて男性軍も登りきる。上部に鎖があるので、何とかしがみ付いて登った感じ。もし落ちたら・・・・・奈落の底に・・・ゾ〜〜(*_*)
ミツバツツジが色鮮やかに咲き乱れる
山頂には、大日如来像が鎮座。この大日岳周辺には、ミツバツツジが今を盛りにピンクの花を咲き誇っていた。

こうして深仙の宿から千丈平にショートカットのコースを選び、登山口までの帰路に就く途中、1434Pピークをやや下ったところで、2月の積雪期にラッセル途中紛失したステッキのツーリングバケットを発見!
何という偶然か奇跡か(@_@) 思わず感動の大声を張り上げてしまった。3ヶ月間風雪に耐えながらじっと主の来るのを待っていたのだろうか。朝の登りの時はすっかり忘れていたが、下山の時思い出し何気なくこの辺かなと考えながら目だけ凝らしながら下って行くと、笹の根元に引っ掛かっていたではないか。

下山後のお決まりコース、「夢乃湯」温泉で汗を流したのでありました。 ーーーーーーー\(^O^)/

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