東海自然歩道(長谷寺〜室生ダム)


久し振りの東海自然歩道再開、今回は前のコースより繋げて東に駒を進める事にした。
朝9時から夜7時までの長丁場、足は勿論の事豆だらけ。おまけに股ズレ発生、あ〜痛て・・・!!
いやはや33度という異常気温にも晒されながら、肉体酷使もよ〜やるわ。
「少しは自分の歳も考えてみたら〜」と女房の言葉。これも六甲全山縦走の為のトレーニングを兼ねてと自分に言い聞かせる。しかし、ほんまにアホやな〜>自分
(゚-゜)\バキ

【日程】 9月20日 (日)
【コース】 長谷寺〜烏見山公園〜室生ダム〜室生口大野
【タイム】 歩行時間約8時間
【メンバー】 単独

別紙コースガイド参照


長谷寺からスタート

自宅から車を飛ばし、近鉄長谷寺駅前の路上に駐車。(9:10分)
タクシーの運ちゃんに「この辺に駐車場はないですか?」と聞くと「この路上に置いたらエエワ〜」との事。駐車取り締まりもないとの事で、お墨付きを貰う??

クリックで内部写真掲載
長谷寺正面に見た仁王門

しかし、今日は暑い!ラジオも33度位になるでしょう〜と天気予報士が言ってたな〜。すでに門前町を歩きながら噴き出る汗が滝のよう・・・。
拝観料を払い、399段の登廊を登る。ここはさすが上から流れる冷気に元気がでる。
今の時間帯は拝観者も少ない。「花のみてら」と謂われているが、今年は異常気温のせいか季節の花は見当たらず。
ちょっと寂しすぎやあ〜りませんか。(゚-゜)\バキ

高束城址は小さな山城で、ほんまにこれが城??

クリックで別の写真掲載
初瀬ダムに塞き止められた
「まほろば湖」

長谷寺周辺では東海自然歩道の標識が分らず駐車場のおっちゃんに尋ねてコースを見つける。が、初瀬ダムの下まで来ると標識もしっかり付いていた。
どんどん登りが続くが、同じ単独若者に負けじと老骨にむち打ち喘ぎながら高束城址まで競り勝つ。が、ピークで写真を撮る間に先に行かせてやった〜。(^_-)
ピークと言っても何もなく、30坪程の小さなハゲ山で、ほんまにこんな所に城があったのかい?眺めは確かに良かったワイ。(11時20分)



鳥見山公園での食事と軽い睡眠で英気を取り戻す。

クリックで別の写真掲載
鳥見山公園内の勾玉池

鳥見山公園まで約1時間、公園は鳥見山(735)の山頂近くに位置し、勾玉池(まがたまいけ)の辺は奇麗に整備され、数人の写真愛好者が池の鯉や風景にシャッターチャンスを待っていた。
ああ〜腹へった〜、わたしや〜昼飯の時間やで〜。(^-^) 12時15分
ビールをグイと飲み乾すと、五臓六腑に染み渡る。ウメ〜〜〜!
暑さのせいか、どうも調子が出ない。よし、一丁昼寝でもするか。ぐう〜〜 z z z z

クリックで金剛山方面を見る
鳥見山展望台より見た宇陀の山々

(~0~)フアー良く寝た!
時間も13時丁度。よし、後半ガンバルぞ〜!
展望台で写真をパチリ。今日は大台ケ原、金剛山、等奇麗に見えた。
\(^O^)/


喉カラカラの状態で、額井岳を巻きながら山部赤人の墓へ

額井岳
別称「大和富士」の額井岳

額井岳は別名大和富士と云われるだけあって、なかなか眺めがよろしい。
左右に支峰を従えた端正なピラミッドを持ち、結構登山者も多いみたいだ。
登ってみたい衝動に刈られたが、今日のところは我慢して自然歩道に専念せねば〜。
相変わらず暑さも厳しく、日陰の場所になればホットする。
1.5リッターの水も飲み乾し、喉がカラカラ。この間山間部だけに何もなし。
困った〜、農家に飛び込んで水を貰おうと真剣に思い始めて間もなく十八神社という小さな村の氏神さんがあった。ここからも額井岳への登り口になるらしい。
写真を撮ってさあ〜行こうと思ったその時、正面右の方向に竜の口から水がチョロチョロ流れている。裏を見ればすぐ裏山からパイプを引き、湧き水を引いているみたいだ。

山部赤人の墓
山部赤人の墓

よし、多分飲めると思うと判断し、空のペットボトルに補給する。
透かしてみても奇麗な感じがするので、飲んでみる。おっ、結構いける!
やっと喉を潤し、勢いをつけながら山部赤人の墓に到着。(15時15分)
桧林の中に五輪塔を置いた墓で、案内板がなければ気が付かない程の物だ。
戒長寺を過ぎると、これより室生ダム、室生まで8キロの標識。
ええ〜・・・まだ8キロもあるのかよ〜〜!今16時だからこの分だと18時30分
位になるかもしれないな〜(+_+)トホホ


長〜い長〜い室生ダム湖畔の歩き

戒長寺から南東に進路を変え、国道を渡り近鉄線を潜り抜けると室生湖畔にでる。
国道では更に缶ジュースを補給し、水分不足を補う。
室生湖畔は中々奇麗な湖で、大勢の釣り人が静かに糸を垂らしている。
車も遠路から来ているようで、細長く大きな湖だけに、ポイントも沢山あるみたいだ。

クリックで別の写真2枚紹介
夕日に輝く室生湖畔


案内書を読めば宇陀川を堰き止めた人造湖だが、天然湖にも負けない程の美観がある。
丁度夕日に輝いた湖の光景は、実に素晴らしいものがあった。
舗装道路の長〜い長〜い湖畔歩きだが、景色を見ながら歩くので退屈はしない。
丁度ヘソの部分に当たる地点に、竜鎮渓谷という立て札があり、少し寄り道をする。
切立った岩肌が続き、紅葉の季節になればさぞかし奇麗な景観が期待できそうな雰囲気を覗える。
そこの流れる渓流で汗を拭き、あともう少しで終点地点だ!
やっと室生ダムサイトに着いた。(18時20分)\(^O^)/

突然、ルルル・・と携帯電話が入る。「今何処〜!え〜まだ歩いているの〜、何時と思っているの〜」と女房からの電話。そりゃ〜そうだわ、6時には帰ると言っていながらまだ歩いているのだからな〜。
今日の終点は室生口大野駅までで、室生寺までは次回。と、言っても前にも同じ所歩いているしな〜。
ダムサイトから室生口大野駅まで、引きずるような足取りでやっとの事到着。(18時40分)

駅前でのビールが何ともいえぬ満足感を与えてくれた。(^_^)/d□☆□d\(^_^)

感想

今回は延べ時間9時間という長丁場であったが、暑さでピッチが上がらなかった事も多分にあろう。
全体としてはそれなりの変化に富み、里から山間部へ、そして湖へとバリエーション豊富で、一日の行程としては欲張りすぎていると思う。
でも六甲縦走(56Km)を思えばその半分の価値が十分にあり、練習と思えば出来たまでの事。
それと、東海自然歩道連載という命題がなければ多分しなかったであろうなぁ?


東海自然歩道のページに戻る..................................................................................トップページに戻る