京都北山「経ヶ岳」
今年もまた佐野さんの企画で京都は北山の経ヶ岳に雪遊びに行ってきました。
昨年は三国岳から経ヶ岳の縦走が雪の多さとベタ雪に時間がかかり途中で敗退、今回はリベンジといったところ。
2月に入り寒波で日本海の山域はドカ雪に見まわれたがここ北山は以外と少なめ。でも、雪と戯れる楽しい1日を過ごす事ができ、佐野さん始め参加した皆さん、どうも有難うございました。m(__)m

山 名】 京都北山:経ヶ岳(889m)
【日 時】 
2003年2月15日(日)前夜泊
【メンバー】
佐野さん・矢問さん・BAKUさん、
いるかさん・春風さん、chacoさん、森の音
【天 候】 
←周辺地図
【コース】 
桑原−622m地点−夏道・尾根−
経ケ岳(889m)−622m地点−夏道−桑原

歩いた軌跡          画像クリックで拡大
前夜泊にて途中峠の手前のコンビニで矢問号とBAKU号が合流、そして細川付近まで移動。今年は2月に入り大型寒波が押し寄せ軒並み日本全国雪に覆われた。さてさてその雪が北山方面では今尚沢山残っているのだろうか?
あれ?どうもこの付近は雪が少ないみたいだな〜。夜の「鯖街道」を走るライトの明かりに照らされた雪景色は少なめだった。
細川で前夜泊。持ち寄った酒とお摘まみで軽く宴会。これもまた楽しいひとときである(^ ^ゞ 初対面のcyacoさんとご挨拶。
色々掛け合い漫才みたいな話題で盛上がり、やがて0時過ぎに就寝。
さすが真夜中は冷えた。寝袋の顔の部分に感じる冷気が物語っていた。昨年はいるかさんは寒くて寝られなかったとか。今年はどうだったのだろうか?ダウンの多い寝袋に変えたのかな?
早朝5時、矢問さんの一番鳥に起こされる。眠いな〜・・・。中々目が開かなかった。
色々山談義に花が咲く 桑原に駐車して出発仕度中 ワカンを早々に装着
早い目の朝食を済ませ、7時頃に出発。昨夜は少し雨が降ったようだが今は霙に変わっていた。桑原の橋のところに下車。昨年より少し手前であった。全員仕度を済ませ、いざ出発!と佐野隊長。今日のルートは622の尾根コース。私なりにGPSに事前ルートをアップロードしていたが、私の予想と若干違った場所からの出発地点となりそうだ。いやそれより私のGPSから人工衛星への電波発信がなかなか帰って来ない。未だ眠っているのだな〜と皆に冷やかされる(^.^;;; 早起き矢問さんのGPSはすでに起動中。人間GPSの佐野さんは刻々と現在位置を脳波に刻んでいる。
「よっしゃ〜!、ここからの尾根から登ろうぜ〜!」雪山は是といった登山道(トレース)がないので、地図と地形、現在位置を把握した上で尾根を探すのがコツ。こういった時にGPSが大いに役立つが何せ私のGPSは未だ未確認中。少なくても人工衛星とのやり取りに5分かかる。樹林帯に入ると感度も悪くなる。もう少し早めに電源入れるべきだったな〜(^ ^ゞ ポリポリ
尾根の取り付きが決ると早々にワカンを装着。昨年に比べ雪は少なめ。相変わらず私のワカンは木のワカン。ベタ雪には雪がつかない効果もあるが、昨年収納するとき荒縄部分に油が少なかったようで乾燥していた。切れないかやや不安だった。
BAKUさんが珍しくワカン装着に手間取っていた。「あれ?BAKUさん、締め方オカシイよ〜!」と佐野さん。
「沢の達人」BAKUさんもワカンには不慣れかな?(^-^)
7時30分過ぎ、まずは切込み隊長に佐野隊長を先頭に隊員達が続く。
いざ〜出発! それ行け〜と矢問さん 強風と吹雪の中を登って行く
登り始める頃から急に風が強くなり雪も降出してきた。雨になるより雪の方が楽しい。足下の雪が深さを益してきた。でもワカンを付けた状態で膝より深く沈み込まないから大した事ない。
時折根っこにワカンが引っかかり転倒。(^ ^ゞ   急斜面ではピッケルを雪面深く打込んだ支えを利用して登る感触もしっかり締まって効きが良い。久し振りに雪山の感触を味わいながら楽しんでいる。汗が噴出してきた。暑い暑いと矢問さんと私。
次々にトップを交代しながら登っていった。
丁度622ポイント地点に入った処で小休止。私のGPSは着実にナビが働き軌跡を残している。(^-^)
chacoさん、春風さんも余裕の小休止。
chacoさんに聞けば、学生時代からワンゲルで鳴らしているだけあって、なかなかのもの。今も色んなバリエーションで楽しんでいるとか。相変わらず皆さん凄いね〜(^-^)  私は今尚軟弱登山隊の域から離れられずです〜。温泉もセットでなきゃ〜嫌だよ〜ん(^^)/
西風がキツイので大きな杉の下で大休止 尾根に出たところでGPSで位置確認 GPS片手に満足顔の私
622を過ぎて少し歩いた処で突然私の右足ワカンの紐の一部がプチリと切れた。ああ〜やった!少し気になっていた個所だった。
でも歩行には別段支障はないから大丈夫!来年はジュラルミンパイプのワカンに切替えようかな?そして木のワカンは骨董品として大事に保存しようかな?
西風が強く雪が頬に痛く当たる。ゴーグルを着けても曇って見えぬくい。9時30分、やがて大きな杉の下に差し掛かった処で大休止。
暑がりの私と矢問さんは汗をぬぐう。下着調整するにも3枚しか着ていないので調整する余地がない。他の人は少し休むと身体が冷えて寒い寒いと言っている。我々暑がりの二人はいつまでもオーバーヒートした身体から湯気が噴出していた。
休憩後、暫く歩くと尾根に差し掛かった。先頭の矢問さんが右に進路をとる。「あれ?その方向は違うのでわ?」と私。GPSが左の尾根を指している。佐野さんとBAKUさんが覗き込む。矢問さん、すかさず「それは733のルートだよ〜」と。「あっ、そうか!当初622と733のルート設定もGPSにアップしていたから見間違ったな〜(^ ^ゞ ポリポリ」。何故すぐ矢問さんが解ったかと云えば、PCの掲示板で歩行ルートを地図上にシミュレーションしながら会話していたからである。便利な世の中だね〜(^^)
雪が止み少しだが陽が差し込んできた。綺麗な白銀の世界が映し出されてきた。「うわ〜綺麗だな〜!」皆カメラを構えている。
木立の廻りが雪の輪のようになっている。純白の絨毯の上に木蔭が幻想的な雰囲気で伸びている。いつ見ても素晴らしい光景だ。
尾根の雪はサラサラで歩きよい。パウダーのような粉に踏み後をつけるのが勿体無いくらいだ。
やがて経ヶ岳の山頂が見えてきた。
女性軍の登頂ダイビング 登頂証拠写真 記念写真(拡大あり)
真っ白なパウダーに誰が踏み後をつけるか?それは既に決り事だ(^_-) 女性3人がダイビングして付けるのだ。
昨年いるかさんが女性一人だったのでその栄誉を得た。今年は3人なので一緒にダイブ。カメラ班はスタンバイOK!
10時30分、登頂ダイビング〜〜!いるかさん、chacoさん、春風さん、3人並んで空に向かって勢いよくジャンプ!!
顔中真っ白な雪をつけた顔が笑っていた。全員笑っていた。(^-^)
さあ〜次は豚汁鍋だ〜!
セッセとテーブルの形を残して廻りに溝を掘っていく。雪のテーブルが見る見る出来あがっていく。スコップ、鍋、食材等々、皆手分して運んだのだ。いるかさんが家で野菜を切り、豚にお酒を含ますと柔らかくなるとか。今回の食材担当でした。(^-^)
さあ〜火をつけウインドガードで風を防ぎ、暫くすると出来上がり。待っている間身体が冷えてきた。雪も舞い寒さも絶好調??
温かい豚汁を一口飲むと「ああ〜美味い!」と全員口をそろえて出た言葉。その前にビールで乾杯したのは勿論である(^-^)
容赦無く吹きつける雪も何のその。こんな寒い時の豚汁は最高のご馳走だ。低温でのガスコンロでは火力足りないので矢問さん持参のガスバーナが威力発揮。最初は大根が固くてお漬物みたいだったが時間が立てば柔らかく豚汁とマッチ。結構食べた頃うどん玉を5つ程追加。いや〜食べた食べた。腹いっぱいになった。もう入らない〜!!
あれだけあった鍋も食べ残す事なく綺麗に片付けた。
後は下山だけ。
豚と味噌を入れるBAKUさんといるかさん 美味しそうに食べてる矢問さん。 BAKUさんの尻セード
12時過ぎ、下山開始。下りは早かった。いるかさんがプラスチック製尻セード2個用意されており、試しに滑ってみせた。
春風さんと後方の山里の雪景色

雪が重く柔らかいのかスムーズに行かなかった。それでも暫くすると慣れてきて上手く滑っている。BAKUさんも上手かった。
何やかやと楽しみながら降りていくと雪も止み、急に景色が開けてきた。「美しい日本の里」という雰囲気満点。
里に降りると急に気温の違いが感じた。また暑さで汗が身体から噴出してきた。13時40分。
さあ〜後は、「てんくうの湯」で一風呂浴びるのみだ。
今日は日曜日、2時過ぎに着いたが結構混雑していた。女性風呂は少し待ち時間があった。

本当に今日は楽しかったです。佐野隊長、そして皆さん有難うm(__)m
また来年も誘って下さいね。
矢問さん、往路の運転と自宅まで、本当に助かりましたm(__)m

PS、夫々皆さんの写真から一部拝借しましたm(__)m

*同行して頂いた矢問さんのホームページです。

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