春の釈迦ヶ岳でお昼寝
『百年の孤独』のメンバー達による春の宴会オフ。昨年は吉野の桜であったが、今年は大峰の釈迦ヶ岳。いつもながら円の亡者さんの綿密な計画と準備のお陰で、初日の奈良教育大演習林から清水の峰をハイキング(残念ながら私は都合が悪く参加できず)。その夜、バーベキューを食べながら円さんのギター演奏による70年代のフォームソングを唄うなどの大宴会。翌朝やや二日酔いの気分で釈迦ヶ岳ハイキング。「古田の森」近くの笹原で、大日岳に迂回したグループと合流するまでの1時間40分の間、日溜りの中、心地よい風に浸りながらコーヒーブレイク後のお昼寝。誠に贅沢な至福の一時を味わってきました。
山  名】 釈迦ヶ岳
【山  域】 大峰山脈 クリックで周辺地図
【日  時】 2002年4月13日(土)〜14日(日)
【メンバー】 『百年の孤独』のメンバー17名
【コ ー ス】 自宅=五條=R168=旭橋=不動小屋登山口。
        宴会とテント泊。
       翌朝、釈迦ヶ岳登山と下山後の「夢の湯」で入浴。
         *奈良教育大演習林についてはmilionさんにリンク
【天  気】 晴れ 。気温12℃

【時  間】 約1時間40分のお昼寝含めて総タイム6時間30分。

          約10キロ 標高差650m

イメージ地図です。画像クリックで拡大
宴会の準備
五條から和歌山県新宮に至る山越えの道、国道168号線は渓谷沿いの狭い個所が今尚残る。あの日本一と云われる『谷瀬の吊り橋』も近くにあり、断崖絶壁のこの道は緊張する。さらに旭橋から釈迦ヶ岳に通じる林道もまさに緊張の連続。狭い地道に車一台がギリギリ、1歩踏み外せば奈落の底。大きな落石がアチコチに点在する。こんな処だが人気がある。過去3回も登っているが、厳冬期の時もあった。釈迦ヶ岳に登るには一番の近道、前鬼からだと約8時間かかる。
是ほど魅力的で素晴らしい自然がタップリ残されているのが、こうした自然の要塞が観光化を防いでいると思う。そこの登山口に駐車場が設置されており、沢の水場もある。天然のキャンプ地である。ここに今回の宴会場所と露営地に目を向けた大峰の主、円の亡者さん。
食材と酒類を事前に調達し16名で奈良教育大演習林を歩いた後、車でこの地に到着。少し遅れて私も大阪から直接合流。
午後5時は未だ明るかった。気温は多分10℃位であろう。何せ標高1200mのポイントである。
キャンプファイヤーで宴たけなわ
テントを8〜9張り設営した後、バーベキューの準備にとりかかる。もうこの時点で全員がビールを飲んでいた。(^ ^ゞ
沢で野菜を水洗いする者、枯れ枝を集める者、食材を切るもの等々、めいめい分担しながら自主的に行動している。
夕日が沈む頃、バーベキューの肉も出来あがり、皆ほろ酔い気分であった。ギターの演奏に大声を張り上げ、70年代のフォークソングが次々リクエストされている。私の好きな「イムジン川」は殆どの人が知っていた。中に「リムジン川」と今の今まで誤解して覚えていた人もいるにはいたが・・・(^-^)  まあ〜これもご愛嬌(^ ^ゞ
真っ暗になった夜空に輝く無数の星空。下界では見る事は出来ない。星が天から落ちてきそうだ!枯れ枝を燃やしてのキャンプファイヤー。夜になると冷え込んだ気温(5℃位だろう)に焚き火の温もり。いつまでも見飽きない火の輝き。
酒の酔いに任せて踊るもの、大声を張り上げても誰もいない山奥。こうして大宴会が遅くまで続いた後、各自めいめいが自分のテントに戻る。勿論、火の後始末を完璧にして。



釈迦ヶ岳山頂から見た北の方角。大峰奥駈道とは、吉野を起点として弥山、八経、仏生、孔雀、釈迦と南へ延々と本宮までの縦走の事
翌朝、7時に起き、8時前に出発。この不動小屋登山口からの登りは初めてであった。doppoさん曰く、これが昔の登山口だったとか。沢沿いの登りで、割と感じが良い。尾根出合いで別の登山口との合流。ここから広い平坦な登りの道が続く。ブナ林の中
「古田の森」「千丈平」と自然林がたっぷり残された笹道。快晴に恵まれ、気分爽快。バケイソウがアチコチに群落していた。
こうして、釈迦ヶ岳に到着。10時20分。暫く休憩しながら360度の展望を楽しむ。
釈迦ヶ岳山頂 古田の森付近 お昼寝タイム
ここで、前に見える大日岳に行きたいという5人が先に出発。残る11人は、「古田の森」近くまで下山し、日溜りの中、ラーメンや簡単な食事、コーヒーブレイクして大日岳組の帰ってくるまでの間、大休憩。暫くしていると全員眠くなり、何とここで約1時間30分のお昼寝となった。心地よいそよ風、自然の匂い、こんな処でお昼寝するとは思っても見なかった。(^ ^ゞ
誠に至福の極み。最高の贅沢であろう。「お〜い!」という声で起こされ、大日組が帰ってきた。
そして、少し眠たい目をこすりながら、元のキャンプ地まで降りる。

その後、お決まりの『夢の湯』の温泉で汗を流して帰途に付く。
皆さん、どうも有難う御座いましたm(__)m

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