藤原岳、福寿草ツアー
3月も終盤となれば、各地桜の便りも多くなった。益してや今年は開花が1週間早いとか。
そんな折、滋賀県と三重県の県境、鈴鹿連峰でも北の位置にある藤原岳は福寿草の群落で有名である。
いつもの山仲間達13名と福寿草ツアーならぬ温泉セットで1日楽しんできました。勿論、温泉とは湯ノ山温泉である事は云うまでもないが(^^)/
【山  名】 藤原岳(1120m)
【山  域】 霊仙・伊吹・藤原岳 クリックで周辺地図
【日  時】 2002年3月24日(日)  
【メンバー】 百年の孤独メンバー13名。
【コ ー ス】 自宅=西名阪=東名阪=四日市=R306=
       西藤原駐車〜聖宝寺道〜藤原岳避難小屋〜
         藤原岳山頂〜大貝戸道下山〜
         湯ノ山温泉入浴(希望荘)〜帰路
【天  気】 曇り、のち晴れ、雨、雪、アラレ 、そして晴れ。
         気温8℃

【時  間】 約7時間、食事タイムなど全て含む

          約10キロ 標高差980m

イメージ画像
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聖宝寺
早朝7:15、西名阪の高峰SAにて各グループ別で乗合せた車が合流し、一路四日市ICまで走行。今日の天気予想は曇りのち晴れとか。しかし、大阪を出る時はパラパラと雨が降っていた。こりゃ〜大丈夫かなと心配したが、鈴鹿の山を越える頃は薄っすらと日差しが出始めていたから一安心。今回もdoopoさんが何から何までお膳立てしてくれており、感謝感謝であったm(__)m
途中、コンビニで食事の調達を済ませ、現地西藤原に着いたのが、9時過ぎ。かなり沢山の登山者と思われる車が至るところに駐車されており、一応我々は300円の有料駐車場で安心料を買う(^_-)

9時40分より登山を開始、聖宝寺道コースから行く。雪道でドロドロしているとの情報より、泥除けスパッツを最初から着ける。
ヒトリシズカ(別に写真あり)
聖宝寺に一応参拝し、フト脇を見るとイチリンソウがひっそりと咲いていた。早速デジカメと一眼レフで撮り始めるも、コリャー〜こんな続いたら堪らんわい、少し割愛しないと(^ ^ゞ
最初から結構な急斜面で、スギやヒノキの薄暗い植林の中を登り続ける。急に汗ばんできた。それもその筈標高差980mあるからな〜。ご丁寧にも休憩場所とおぼしき処に一合目から九合目まで標識が掲げられていた。六合目までゼイゼイ云いながら何とか登り終え、やや平坦地になった場所で大休憩。ここから福寿草の花の群落が見られ始めた。
その他、色んな花がチラホラ見え、それに接写する人の姿も多く見られる。
「フクジュソウ」、別名「雪割草」と云われ、インターネットなどで何度も見た事があるが、実物は初めてであった。
やや小ぶりで、黄色の花びらの受けが何とも可愛い。日差しが射せば花びらを広げるとかで、日陰だと丸く蕾む。
やはり、雪に顔を出した姿が美しいと云われるが、残念ながらそのイメージ通りの花は見当たらなかった。

フクジュソウ(別の写真あり)
六合目から九合目まで、雪解けと多くの登山者により道がドロドロに練りこまれ、とても堪ったものではなかった。ちょっと手をついたり滑ったりしたら最悪。チョットやそっとで取れそうにない泥。この山は、伊吹山と同じく石灰岩の山で、薬草の山と云われている。だから、練り込まれた泥は、簡単に洗い落せない。

避難小屋に着いたのが丁度12時30分。ここで食事。ここも満杯状態であった。多分この日は、500名は下らない程の登山者が登ったのではなかろうか?
勿論、避難小屋にも沢山の人で入りきれない。外で食事している人が大半だ。やや肌寒く、気温も低め。
私は、いつものようにラーメンと弁当を食ったが、さすがビールは寒くなったので、半分残した。
この場所で、顔馴染みである囲炉裏のこまさん、百さん、ひがやん、春風さんに遭遇。但し、お互いインターネットで情報は知っていたが(^ ^ゞ ポリポリ
雪の中の集合写真(別に写真あり)
他の人は、RINさん、TOORUさん、PANAちゃんとも会ったとか。私は下山後に出会う。地元ケーブルテレビ収録に同行とか。 えらい人気者やな〜(^^)

食後、藤原岳山頂に行く者と天狗岩まで行く者、そしてここでウイスキーを飲みながら留守番組とに別行動する。
と云っても、どちらも往復40分で帰れる距離だが(^^)

私は藤原岳をピークハンターする事にしたが、この時より雪が降り始め、冷えたのもうなづける。こんな天気になるとはよもや予想しなかったMさんが、ザックをパッキングの時、荷物が一杯になったとビールと雨具のどちらか選択となった時、何とビールを選んだ事を登る前に皆にバレ、全員から批難轟々ヒンシュクを浴びていたツケがここに来て回ってきたようだ。
やはり、山を甘く見ていたのは弁解の余地なし!(ー_ー)    せめてもの弁解として、雨具の下は泥除けとして持ってきたらしいが・・・・。

山頂より、竜ヶ岳、釈迦ヶ岳、御在所岳を望む
もう一つ、大変気になる事があった。
藤原岳山頂で焚き火していたグループがあった。多分暖を取る為、枯れた木々を寄せ集め、火をつけたのであろう。強風であった。
私が知った時点では焚き火はほぼ鎮火していたと思われるが、何と非常識極まりないグループである。多分別の人に注意されて消したと思われるが、30〜40歳台と思われる男女のグループのやる事は無茶苦茶だ。ただでさえ、山火事が多発しているおり宝塚で大事になったのを知っているだろうに!<▼▼〆>   こんな人は、二度と山に登って欲しくない!

こうして、また全員集まった時点で、八合目までドロドロ道を下る。HAMAさんやモリザネさんの用意周到、滑らないよう軽アイゼンを着けて降りる人もいた。何とカズさんは長靴持参の人もいた。人夫々、工夫を凝らしている。
下山後、近くの溝を流れる山水でゴシゴシ泥を洗い落とさないと落ちない程の泥というものはこんなものか。
希望荘で入浴後の打上げ
今日は1日、めまぐるしく天気が移り変わった。曇り、晴れ、雪、アラレ、雨というように。

打上げに、湯ノ山温泉の希望荘で入浴(500円)。さすが中京の奥座敷。温泉100選にも入り、昔傷を負った鹿が入って治したと云われる別名「鹿の湯」と言われる。4階にある露天風呂で四日市の夕景を見ながら入るのも最高の贅沢。肌がヌルヌルするような感じで、風呂上りもポカポカ温かい。(^-^)
勿論、入浴後、反省会?も兼ね簡単な飲食をして現地解散とする。私は、昨日睡眠不足だったのと温泉に入ってすっかり気持ちが良くなり、皆が団欒している傍らで居眠りをしていた。このお陰で、元気ハツラツ大阪まで無事帰宅。
名幹事doopoさん流の事前割勘で2400円+入浴料500円=2900円(食事は別)、安い!楽しい!最高!の三拍子が揃いました\(^O^)/



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