WMA

 世界格闘技連盟の略称。1978年に猪木の保持する格闘技ヘビー級のベルトを象徴として、新日本プロレス、WWF、プロボクシングのドン・キングプロモーション、マーシャルアーツのWKA、全日本キックボクシング、ムエタイ国際プロモーション韓国ムエタイ、全日本プロ空手、剛柔流空手日本正武館、パキスタン国際レスリング委員会、イランのコシティ、ブラジルのバーリートゥードといった組織、そしてウイリエム・ルスカ、バッファロー・アレン、オランダサンボ協会会長クリス・ドールマンが個人として参加する空前の格闘技統一機構構想だった。
 これらのあらゆる格闘技の参加選手全員を体重別にクラス分けし、それぞれのクラスで無差別に対戦し、ランキングを制定する計画だった。
 以前から格闘技に興味を持ち、新日本プロレスの中に格闘技部門を作ってはどうかと猪木に提案していた佐山サトルが所属第1号の選手となるはずだった。
 猪木の格闘技路線終結とともに立ち消えになったが、猪木引退後のライフワークととして再び動き出すこととなる。