また、それぞれの感想は、全くの個人的印象に基づいて書かれたものであ
り、個人的に偏った感想が多くなっています。
当然の事ながら、この感想は、その舞台の客観的な評価とは全く異なるも
のであり、当該感想の元になった、特定の劇団・役者等を中傷するもので
はありません。しいていうなら、その時の舞台と「私」の間に生じていた
「劇空間」について語った文章であります。
演劇は、一人一人の感性によって理解のされ方が異なると同時に、演じ
られた日の観客の体調、役者の体調、時間、天候など、様々な要素によっ
て左右されるものであり、その「劇空間」は、観客の数だけ、多様な光彩
を放っているのです。
まさにこれこそが、演劇の魅力といえるのではないでしょうか。
私はこれからも自分のその時の感想に正直でありたいと思っていま
す。それによって、感想を書いた個人の感性が計られる尺度となる、
ということを十分に肝に銘じた上で。
このページの感想文は、主にNIFTYやASAHI-NETにアップしたものです。と
きどき、脈略もなく、人の名前が出たりしますが、それもご愛敬というこ
とでご笑覧下さい。