1999北海道ツーリング 19990811〜19990822
1999,11,23更新
19990811 第1日目
また今年もやって来てしまった。午前4時に自宅を出て、東名、環8、浦和ICから東北自動車道へ
環8から川口付近で迷子になりながら、なんとか東北道に乗ったのが7時を回っていたが、80〜90km/hペースで盛岡あたりまで、途中の休憩時間10分くらいで進んだ。盛岡あたりで青森まで240kmの看板を過ぎたあたりから徐々にペースが上がって120km/hになる。なんとなく覆面が気になりだしてPで休憩すぐあとにパトカーが通りすぎていく。やばかったがラッキーときを取りなおし、また、走り出す。
東北道青森ICを抜けて、あれ、フェリーターミナルはどっちだろうとまよってしまいながらも、フェリーターミナルに16時30分頃到着。なんとなく以前来たときと雰囲気がかわっているなあと思いつつ函館行きのフェリーのキャンセル待ちをする。20:10発のフェリーに乗れるそうだ。タバコを吸い、爽健美茶500mlを飲み干し、19:20頃自宅に電話する。今どこなの、の問いに青森港といい、22日に帰るといい電話を切った。今回も12時間30分で青森に到着できた。まあまあかな。と出発前にカツ丼を食べる。
フェリーに乗りこんだバイクは20台位、これからお盆だからますます増えるんだろうなと思いながらしばし休憩。23:50函館港に着く。バイクでの北海道上陸は4回目だなとしばし、感慨に更ける。しばらくボーッとしているが、現在12:24燃料もあまり無く、明るくなるまで待とうかとしていると今のフェリーで着いたんですよね。と声を掛けられた。そうです。といい、よくみると所沢ナンバーのCBR1000しばし天気の話をしたが、富良野の鳥沼公園の近くのセイコーマートの前が実家だという。また合いましょうといい、彼は函館駅に行くといって出発した。
19990812 第2日目
座り込んだままボーッとしてあたりが明るくなってきたのでどこに行こうかと地図をみているとそろそろ朝市に行くという人がいた。5時頃だったので、じばし考えて朝市ってどこにいけばいいのか分からなかったので、函館駅に向かう。CBR1000があったので、案内してもらえと彼を探した。駅構内で寝ている彼を起こし、朝市に行きましょう。と声をかけた。駅から2〜3分のところに朝市があった。毛ガニやその他もろもろの品があったが、朝飯を食べたいなと思いながらしばらくぶらぶらと朝市の中を歩く。途中の店で鮭親子丼を注文して食べる。まあどうって事ないなあと、食べ終わり、その店の近くで自炊ならこれとなかば強引に青海苔クラゲの佃煮を買わされた。700円のところ500円にしてくれたので買ってあげたという具合だ。おなかもふくらみ燃料をいれて出発。80〜90km/hペースだったので驚き。途中大沼公園や道の駅遊YOUもりによるといいCBR1000くんとは別れた。
5回目の北海道ツーリング、今回はどんな冒険が待っているんだろう。5号線を長万部37号230号を通って洞爺湖へ。その後道道を登別温泉へ。オロフレ峠を通り、あれ、前に通ったことがあるなあ。と思いながら露天風呂500円いわた ああやっぱり。と風呂もいいなあと ペンションいわたへ、2回目のいわた 前来たときは透明の湯だったような気がするが、今回は白い湯であ〜登別温泉という雰囲気が漂っていた。風呂から出て駐車場へ。ああ簡易舗装だよ。サイドスタンドが路面にめり込んでいる。ん〜北海道。なんとなくおなかが減ってきたなあ。とおもいつつも登別温泉のホテル群を見てあ倶多楽湖により、36号を白老町、苫小牧と過ぎ、空は青空、天気快晴。半そでTシャツでもうだるような暑さで、ローソンによる。缶コーヒーを買い、あじぃーと、飲んでいると、地元のおじいが、わしも若い頃息子に連れられて旅をした、そのことがとてもいい思い出になっている。旅はいい。独りもんのうちしか旅はできないから、気をつけていきなさい。と言ってくれた。はじめは、いかついおじいだなあ文句言われたらどうしようと思っていたが、気のいいおじいで良かった。千歳から337号線、南幌町のキャンプ場めざし、途中のセイコーマートで食料調達し、なんぽろリバーサイド公園キャンプ場に到着。15時前だったのでとりあえず夕食の準備をし、お米を炊いている間にビールを1杯と、ついつい眠ってしまってあたりは暗くなっていくところ。まずは無事に到着。レトルトのカレーと、みそ汁を作って夕食を済ませた。
19990813 第3日目
今日の行き先もまったく決めないで、本当に足の向くまま、気の向くままの旅のスタイルは、相変わらずである。今日はどこまでいけるのかなあ。などど難しく考えることなく出発。234号で栗沢町走り始めて30分くらい岩見沢のセブンイレブンでモーニングコーヒーをとる。12号に入る前に道幅も広がり、大渋滞12号に入ってからも覆面パトカーと途中の事故目撃。38号線、直線道路日本一(29.2km)を北へ。
奈井江の道の駅ハウスヤルヒ奈井江で休憩。そういえば2年前、秀一と連絡をとった道の駅だ。そのときはここから小樽まで走ったっけ。小雨交じりでとても寒かったことを思い出す。でも今回はとても暑い。32℃の気温。岐阜のスズキレーサーと奈良のオフローダーとしばし話をする。旭川のラーメン屋の薀蓄を聞き流しつつ、一足先に出発。滝川町から38号線で富良野を目指す。しかし、富良野を通り過ぎて、80km/hで気持ちよく走って金山峠手前のPまでいってしまい、結局逆戻り。鳥沼公園キャンプ場につく。3時頃ついたので、テントを張ってから、富良野の町に出ようと、荷物を解き、テントを持ち込む。こんにちは。と誰か分からないが、女の人が声をかけてきた。まあ、挨拶と思いこんにちはと返す。で結構かわいい。でも、声をかけられても走ってきた疲れと、早くテント張っちゃおうという思いで、彼女を見失う。
テントを張ったので、富良野の町に向かった。駅で案内板を見て、銭湯を探すが見つからず、コインランドリーも見つからず。まあいいやと1時間近く町をぶらつく。100円ショップでコーヒーを買って、キャンプ場に戻ろうと思い駅に向かう。と目の前にコインランドリーの文字発見。下のみやげもの屋で洗剤を105円で買い、洗濯を始める。洗濯も終わり、富良野のCBR1000くんの家に行くが本人はいないようだった。6時半過ぎにキャンプ場に戻ると目の前に、どこぞのサイクリングクラブの女性たちが6人くらい集まってミーティングしていた。そのときも、こんにちは、と例の彼女に声を掛けられた。きちんと自己紹介しておけば良かったかなあ。と晩に思った。ちょっと残念。けっこういけた彼女に乾杯。サイクリングクラブの人達のその前でお米を炊き、カレーと味噌汁をつくり、ビールを飲み遅い夕食を食べる。夜遅くまで、ギターと歌声が聞こえた。まあ、キャンプ場らしくていいか、と、ちょっとうるさいかなあと思いながら眠りについた。
19990814 第4日目
富良野の街並みとも別れ、237号を南下、274号に入り、峠からの景色が目前に広がって最高の場所だと教えられた日勝峠に向かう。が、9号目を過ぎたあたりからガスの中を走る。雨がだんだんと強くなってきた。バイクを止めてカッパを着る人もいた中、峠の展望台もパスしてしまい、雨では景色どころじゃないなあと残念。峠を下り、結構下ったところのPで一休み。トイレによって、そこにいた室蘭ナンバーのバイク軍団の人達としばし雑談。雨は止むんだろうかと、疑問をぶつける。地の利を心得た室蘭バイカーの意見は山をこれだけ下っても雨がふっているんだから、この先も雨が降っているよ。とつれない事を言う者と、この先はもう雨は上がっているという強気の者がいて、結局、強気の意見を聞き、雨の中カッパも着ずに走り始めた。38号線で音更町を過ぎても空はどんよりとしていて、もしかしたらヤバイかなあ。と思いながら、さらに進む。音別町に入ったころから、 寒さも増して、今回はじめての黒ジャケットを着込む。ジャケットを着ると暑い。着ないと寒ーい。という状況の中でどんよりとした雲の下をさらに東へ進んだ。釧路市を過ぎるか過ぎないかで2度目の霧雨程度の雨。ほんの少しの雨なのに体中濡れねずみ。でも、一服のタバコの時間はあってもかっぱを着込む時間を惜しんで進んだ。釧路から44号に入って厚岸町に向かって走っているとだんだんと雲が切れてきて、厚岸の道の駅グルメパークに着いたときにはピーカンの青空快晴。またまた暑く飲んだ缶コーヒーがすぐに汗になって体中から汗が噴出す。ここで玉子ガニを買って、さらに東進。午後4時を回ろうかとしているのに今日はまだ寝床も決まっていない。くねくねとした細い道道を走っている。何度目かの休憩の時に地図を見直し、一番近くのキャンプ場はということできりたっぷ岬キャンプ場に5時頃到着。似をほどき、さっそく岬の草の上にテントを設営する。しばらくすると、ぞくぞくとバイクのキャンパーがやってきた。そんな人たちを尻目に今日の夕食とビールを買うためにセイコーマートに向かう。二度目に帰ってきた時に、中年ライダーの人から声をかけられ、結構な買出しですね。とビールの多さを指摘された。うーむ、確かに結構な買出しだ。自宅にいる時は、ほとんどまったくアルコールなど飲まないのに、今は500ml缶3本350ml缶2本、しかも今晩1日分。北海道で飲むのがうまいんだなあ、これが!状態。そうこうしてテントに戻ってみると、ライダー用テントが林立しているではないか、しかも、ファミリーキャンプの子連れ親子までも。あーあ、今日もか。と、やっぱり遅くまで盛り上がっていてうるさかった。きりたっぷ岬ではIDOの携帯が使えて自宅に連絡。多分連絡はこれが最後だろう。バッテリィー切れ。
またもや、カレーと飯、でも今日は玉子ガニが付く。
19990815 第5日目
朝起き掛けに、テントの外に出てみると、ああ、これがきりたっぷの所以か。と、あたり一面霧。そうそうに荷造りをして、朝のきりたっぷ岬へ。もう観光バスがきていた。トイレを済ませて、岬の方へ歩く。アザミが咲いていた。中年の観光者と世間話をして、写真を撮ってもらう。若い頃と比べて、話をする相手の幅が広がったみたい。割と年配の人と話をするようになっていた。でも、たまには、若い女性の方とも、以前のように話をしたいなあ。
昨日来た道を少し戻って、MGロードという道を走った。割と新しい道で途中のPには、老人ホームなのかなあ、が併設されていて、ここで止まっていてもいいんだろうか。という気がしてきた。写真を撮って早々に走り去る。国道38号線に出て、ホクレンで給油した後、茶内パーキングに入る。鉄の展望台を見つけ、一番上まで上る。うおお、360度の展望。すごい、で、風も強い。高所恐怖症ぽいのに高い所に上るとゾクゾクする。眺めも最高にいい。心なし展望台が風になびいている。下にライダーが見える。誰もいなければ、何か物を落としたい。という衝動にかられながら、しばらくボーッとしていた。
さて、そろそろ行こうか、と出発。44号から農道、道道を走り、別海町から243号、また道道に入り、中標津町に、中標津に来たからには、開陽台かあ。と、道を探しながら、進む。あれー、なんか前と違う新しい道だ、看板通りに進んでいるので間違ってはいないと思うが。中標津空港を横目で見ながら走る。あっ、前を行くのは良く見慣れたバイクではないか。初めて、自分と同じ初期型K100RSしかも、同色を見た。まだ、走っているんだ。秋田ナンバーだった。なんだか、時代遅れのバイク、しかも青白ツートン、なんとなくばつがわるくて、少々はずかしい。相手もそのようで、何の話もなく、別々の道を走っていった。
開陽台では、さすが、観光地というような人ごみで、うんざりした。展望台に向かうことはやめて、ちょっと一服、タバコを吸っていると、横浜ナンバーのGPZ1100か、の人が、話し掛けてきた。聞くと初めての北海道だそうで、自分は5回目と言ったら、歓心されてしまった。
今回は、無料の露天風呂を制覇するつもりで、これから、いくつもり、というと、横浜さんは、新車だからダートはねえ、と言っていた。オンロード車でも大抵のところはいけるよ。と一応伝えた。
次回へ続く 更新未定