よしぎう
定食について考える
●はじめに
吉野家の定食を頼む時、「ホントに安いのかな?」と思うことはありませんか。私はあります。
食べたいものだけ単品で頼んだ方が良いのではないか?とか、
漬物いらないからその分安くして欲しいとか思うのです。
ここでは、定食の価格について検証してみたいと思います。
●内訳
定食の一品一品の価格は特に表示されていませんが、その多くは単品でも注文できます。
これを利用して定食の内訳を出していきます。
・納豆定食
まずは、1品以外すべて単品注文が可能なB定から行きましょう
納豆定食 | 370円 |
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ご飯 | -130円 |
納豆 | -70円 |
卵 | -50円 |
みそ汁 | -50円 |
味付海苔 | -50円 |
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残り | 20円 |
残り一品、それは漬物だけなので、漬物=20円となるわけです。
・焼魚定食
それでは、漬物=20円を踏まえて、A定を解体してみましょう。
焼魚定食 | 400円 |
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ご飯 | -130円 |
みそ汁 | -50円 |
味付海苔 | -50円 |
漬物 | -20円 |
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残り | 150円 |
というわけで、焼鮭=150円となります。
・特朝定食
これで朝定メニューはすべて解明されたわけですが、特朝はちょっと違うのです。
特朝定食 | 490円 |
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ご飯 | -130円 |
焼鮭 | -150円 |
納豆 | -70円 |
卵 | -50円 |
みそ汁 | -50円 |
味付海苔 | -50円 |
漬物 | -20円 |
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不足 | -30円 |
おや、単品を足していくと520円になってしまいますねぇ。
そう、特朝は30円おトクなのです。
しかし、ちょっとおトクだからといって安心していてはいけません。
何しろこのおかずの量ですからご飯が足りなくなるのです。
気が付くとあなたは「すいません、ご飯おかわり!」と発声していることでしょう。
そうなれば吉野家の思う壺です。おかずとご飯の配分には綿密な計画が必要でしょう。
なお、浮いた30円を活かして、最初からご飯を大盛にすればこのような事態は
回避できるかもしれません。
・牛鮭定食
こんどは、24時間食べられる定食の第一号、牛鮭です。牛皿の価格が謎ですね。
牛鮭定食 | 490円 |
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ご飯 | -130円 |
焼鮭 | -150円 |
みそ汁 | -50円 |
漬物 | -20円 |
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残り | 140円 |
はい、牛皿=140円と出ました。割安感を感じていない人も多いかもしれませんが、
実際、並皿の半額以下であれだけの肉の量があれば良心的な価格設定と言えるのではないでしょうか。
・けんちん定食
平成13年11月19日15時をもって廃止されました。
最後はけんちん定食です。卵と一緒に頼むと「ちんたま一丁!」と注文を通すという噂もありましたが、実際は違うようです。
けんちん定食 | 490円 |
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ご飯 | -130円 |
牛皿 | -140円 |
けんちん汁 | -170円 |
漬物 | -20円 |
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残り | 30円 |
何ということか、30円余分に取られているではありませんか!!
「ミニ牛皿は本来170円分の価値がある」といわれるかも知れませんが、
それでは「並+けんちん汁」の方がよっぽど魅力的です。
この事実を知ってから、私はけんちん定食を注文するのを止めました。
悔い改め、卵付けてくれるなら、考えてもいいです。
●貧乏な我々は何を注文すべきか
・朝定時間帯
並が280円に値下げされてしまった現在、牛丼[並]を価値観の基準とする我々
(今、「え?」と思った奴、帰ってヨシ)にとって、今や朝定はぜいたく品になってしまいました。
一日を通じてもっともコストパフォーマンスの高いメニューとなった「並」を注文するのが最善の策であることは
誰の目にも明らかでしょう。
吉牛信者たるもの(今、「え?」と思った奴も帰ってヨシ)1日3食牛丼を食してこそ本物でありますが、
未熟な我々は、朝どうしても納豆を食べたくなってしまいます。
そこで、牛丼以外で朝食を安く上げる方法を考えてみましょう。
価格の基準は当然280円です。この時点で定食を注文することは不可能。特朝などもってのほかです。
そこで、単品注文をすることになるのですが.....
「単品でご飯と納豆と卵とみそ汁とのり」(漬物がない分20円安い)では嫌がらせです。
しかも、まだ並より高いのです。味付海苔ともう一品省略しなければなりません。
朝飯の妥協点としては「単品のご飯と納豆とみそ汁。ねぎ多め」が良いでしょう。(250円)
納豆の代わりに卵にすると価格は20円、カロリーは3Kcal減りますが、体には納豆のほうが良さそうです。
またこの時、卵や納豆の代わりに味付海苔にするとカロリーを大幅に押さえることができますが、
このメニューでは元気が出そうにもないですね。
もちろん「納豆ご飯」「卵かけご飯」「ねこまんま」ならさらに安上がりなのは
言うまでもありません(いずれも180円〜200円)
ここまで納豆定食を基本に考えてきましたが、焼魚定食には有効な対策が
ありません。なにしろ鮭の単品売りがないですから。。。。
まあ、仮に単品があったにせよご飯+鮭の組み合わせ以外不可能です(これだけで280円)。
どうしても鮭が食べたい時は「納豆ご飯」の倍額(又は並の1.42倍)を出して焼魚定食を注文する
しかありません。
・通常時間帯
結論から言いますと、「牛丼[並]を食え」ということになります。
牛鮭定食も以前はお得でしたが、今や大盛以上の価格になってしまい、高嶺の花と言わざるを得ません。
また、通常時間帯でも「卵かけご飯」「ねこまんま」は可能ですが、やはりこれは朝だからこそ許される行為と思われます。