プロフィール
氏名
津田 正太郎
現職
法政大学社会学部メディア社会学科 教授
専攻
マスコミュニケーション論、政治社会学、情報化社会論
経歴
大阪府立市岡高校、慶應義塾大学法学部政治学科、同大学大学院法学研究科博士課程(政治学専攻)、英国サセックス大学(Media Studies, MA)、(財)国際通信経済研究所情報通信研究部を経て現職。
研究
単著
『メディアは社会を変えるのか メディア社会論入門』世界思想社、2016
『ナショナリズムとマスメディア 連帯と排除の相克』勁草書房、2016
共著
鶴木眞編『コミュニケーションの政治学』慶應義塾大学出版会、2003
(第5章「社会的コミュニケーションとナショナル・アイデンティティ」を執筆)
大石裕編『ジャーナリズムと権力』世界思想社、2006
(第3章「ニュースの物語とジャーナリズム」を執筆)
佐藤成基編『ナショナリズムとトランスナショナリズム』法政大学出版局、2009
(第4章「ポピュラー・プレスとファシズム:戦間期英国におけるファシスト的公共圏とその限界」を執筆)
石坂悦男編『市民的自由とメディアの現在』法政大学出版局、2010
(第2章「モラル・パニックとメディア:監視社会における『自由』の論理の衝突」を執筆)
原麻里子・柴山哲也編『公共放送BBCの研究』ミネルヴァ書房、2011
(第5章「国民統合とBBC:戦間期イギリスにおけるナショナリズムの諸相」を執筆)
三野裕之編『デジタルメディア社会の展望』ムイスリ出版、2011
(第6章「デジタルメディアとコミュニケーションの変容」、第12章「監視社会化の進行と情報技術」を執筆)
駒村圭吾・鈴木秀美編『表現の自由U 状況から』尚学社、2011
(第2章「メディアの物語と表現の自由:光市母子殺害事件をめぐる週刊誌報道を事例に」を執筆)
大石裕編『戦後日本のメディアと市民意識』ミネルヴァ書房、2012
(第2章「戦後日本の社会理論における権力主体とメディア:自由と能動性の背反」を執筆)
石坂悦男編『民意の形成と反映』法政大学出版局、2013
(第3章「『引き下げデモクラシー』の出現:既得権バッシングの変遷とその帰結」を執筆)
金井明人・土橋臣吾・津田正太郎編『メディア環境の物語と公共圏』法政大学出版局、2013
(第1章「物語の公共性とメディア:『シニック・ナショナリズム』を超えて」を執筆)
山腰修三編『戦後日本のメディアと原子力問題 原発報道の政治社会学』ミネルヴァ書房、2017
(第2章「国産原子炉と技術者の物語:原発報道におけるテクノナショナリズムとその陥穽」を執筆)
論文
「社会的コミュニケーション論から見た国民形成過程:文化の共有と『想像』の相互作用」
(『マス・コミュニケーション研究』第57号、2000、pp.109-121)
「国民形成における 『認識』 の重要性:『コミュニケーションと発展』 論再考」
(『法学政治学論究』第46号、2000、pp.427- 449)
「マス・メディアと国民統合:戦間期イギリスの国民統合におけるBBCラジオの役割」
(『メディア・コミュニケーション』第53号、2003、pp.167-178)
「地域情報化から電子自治体へ:グローバル化による国家の役割の変容」
(『情報通信学会誌』第71号、2003、pp.14-25)
「マス・メディアをめぐるエスニック紛争:戦間期アイルランドにおけるラジオ放送の意味」
(『メディア・コミュニケーション』第54号、2004、pp.137-149)
「地域における情報化の進展と市民意識の変容」
(『メディア・コミュニケーション』第55号、2005、pp.33-48)
「『公共放送』という理念:ジョン・リースの思想におけるBBCの独立の意義」
(『マス・コミュニケーション研究』第68号、2006、pp.131-147)
「ナショナリズムの生成および再生産過程におけるマス・メディアの役割:ナショナリズム概念の再検討による新たな視座の探求」
(『マス・コミュニケーション研究』第70号、2007、pp.195-211)
「共感と象徴:国民共同体への『愛』の原理とマス・メディア」
(『社会志林』第54巻1号、2007、pp.81-101)
「国民的連帯の再構築とマスメディア:共感原理の可能性と危険性」
(『社会志林』第59巻4号、2013、pp.57-75)
「シチズンシップ,ナショナリズム,マスメディア : シニシズムの克服による共生の実現」
(『社会志林』第60号2巻、2013、pp.45-65)
「ナショナル・アイデンティティ,マスメディア,社会政策:領域横断的分析フレームの探求」
(『メディア・コミュニケーション』第64号、2014、pp.25-40)
「大衆なき社会の脅威:大衆とメディアに関する理論の変遷とその背景」
(『メディア・コミュニケーション』第67号、2017、pp.1-17)
学会報告・ワークショップ
「国民国家とコミュニケーション」
(日本マス・コミュニケーション学会春季研究発表会(於北海道東海大学)、1999)
「社会統合とマス・メディア:戦間期イギリスにおけるBBCラジオの役割」
(日本マス・コミュニケーション学会秋季研究発表会(於日本大学)、2002)
「地域における情報化政策の変遷と今後の展望」
(情報通信学会第20回大会(於慶應義塾大学)、2003)
「マス・メディアをめぐるエスニック紛争:戦間期北アイルランドにおけるラジオ放送の意味」
(日本マス・コミュニケーション学会秋季研究発表会(於十文字学園女子大学)、2003)
「放送メディアの『公共性』」
(日本マス・コミュニケーション学会秋季研究発表会ワークショップ(於明治大学)、2008)
雑誌記事、白書等
「ヨーロッパ」
(インターネット協会監修『インターネット白書 2002』インプレス、2002、pp.249-250)
「オーストリアにおけるホットスポット事業の展開」
(『情報通信ジャーナル』2003年10月号、p.4)
「価値ある電子自治体を目指して:地域に根ざす情報化への展望」
(『海外電気通信』2004年5月号、pp.13-18)
「英国における電子自治体構築の現状」
(『海外電気通信』2004年6月号、pp.5-19)
「EU新規加盟国における電子政府の構築:エストニアの事例を中心に」
(『ITUジャーナル』2004年7月号、pp.26-28)
「ヨーロッパ」
(インターネット協会監修『インターネット白書 2004』インプレス、2004、pp.385-386)
「加速する『汎欧州電子政府』の構築」
(『情報通信ジャーナル』2004年10月号、p.9)
「電子政府・電子自治体の新たな潮流:『eデモクラシー』をめぐる動きを中心として」
(野口智子・土屋大洋との共著、『海外電気通信』2005年7月号、pp.7-29)。
「携帯電話とテロリズム」
(『情報通信ジャーナル』2005年9月号、p.22)
「中南米諸国におけるWiMAX導入への取組:ブラジルの動向を中心に」
(『ITUジャーナル』2006年3月号、pp.26-29)
「EU」
(国際通信経済研究所編『海外通信白書 2006』NTT出版、2006、pp.152-195)
「米国におけるビデオ共有サイトの現状と問題点」
(『情報通信ジャーナル』2006年5月号、p.25)
報告書(公開のもの)
「バイアコム」
(国際通信経済研究所『メディア・ジャイアントの戦略』2004、pp.21-43)
「英国におけるeデモクラシーの進展:『行政運営の効率化』から『市民の政治参加』へ」
(国際通信経済研究所『海外における電子政府・電子自治体の動向』2005、pp.77-97)
「eデモクラシーに対する取り組みの成果と今後の課題」
(国際通信経済研究所『海外における電子政府・電子自治体の動向』2005、pp.115-126)
「競争戦略の視座」
(国際通信経済研究所『IP環境下での情報通信市場の変容と競争戦略』2006、pp.119-145)
「マッチ・ポンプとしてのジャーナリズム: 現代民主主義におけるナショナリズムとマス・メディアの位置」
(石坂悦男編『メディアと公共圏』(法政大学社会学部科研費プロジェクト「公共圏の創成と規範理論の探究」報告書(VI)、2010)
「原発安全神話は実在したか?:朝日・読売両紙における「虚偽」と「油断」の神話」
(新聞通信調査会編『大震災・原発とメディアの役割〜報道・論調の検証と展望』、2013)
翻訳
デニス・マクウェール、大石裕監訳『マス・コミュニケーション研究』慶應義塾大学出版会、2010
(第4章担当)
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