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県学労ニュース293号
2003/11/4発行
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さかのぼり減額改定を許さないぞ!
改定するなら、理を通して2004年1月からにせよ!
10月22日から始まった給与改定交渉はすでに27日、31日と三度行われたが、昨年同様そもそも給与をさかの
ぼって減額しようとする当局の提示には全く承知できない。遡及して減額する行為は労働者の生活設計を破壊する行為で、許されるものではない。不利益不遡及
の原則があるのはそのためだ。しかし減額措置を行うため、いままで12月議会の最終日に可決させていた条例を開会日の11月28日に可
決させようとしている。さらに、その中身だが、給料表、扶養手当の他に、勧告にない自宅居住者の住居手当を300円減額を提案してきている。また12月の
期末手当で、4月時点の給料、調整手当、扶養手当、通勤手当、住居手当等に1.10%をかけたものの8ヶ月分+6月に支給された期末勤勉手当に1.10%
をかけたものを調整するとしています。更に12月に支給する期末手当を0.25月分マイナスするとしており、12月の期末勤勉手当は20万円以上、多い人
で30万円以上減ることになる。許せない。
民間給与が上昇している中でなぜ公務員給与が減らされなければならないのか。中小企業を増やして官民給与比較するなど、公務員給与を押さえ込む政治的意図
が財界から働いているからに他ならない。
当局が人勧を守らなければというならば、まず平成11年から3年分の給与抑制した賃金を私たちに返してから主張しても
らいたいものだ。
15.10.27
本年度の給与改定については、人事委員会の報告・勧告を踏まえ、次のとおり実施することとしたい。
2 賃金・労働条件等について
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出張命令できない休日に学習合宿? 豊田南高校と尾西高校
今年の夏休み中の学習合宿については県学労ニュース289号でお知らせしましたが、豊田南高校と尾西高校で出張 命令できない休日に学習合宿をやっていることが明らかになり、県学労ではこの2校について旅行命令書、旅費確認書、復命書、学習合宿のしおりの公開を請求 しました。
その結果、豊田南高校では7月21日から24日まで衣浦グランドホテルで2年生206名参加して学習合宿がおこ なわれたが、なんと旅行命令は7月22日から7月24日の3日間しか出されていませんでした。休日に出張命令できないことを知っていながら、7月21日か らの学習合宿を計画し、7月21日については本来県費で支払うべき運賃、宿泊料、旅行雑費をPTA会計から払っているのです。
学校として学習合宿を企画、実施していながら旅行命令もせず、その費用の一部をPTAに負担させているのはおか しいと思います。また、7月21日に職員に事故があった場合、旅行命令のない状態では公務災害が認定されないのではという問題も起こります。
一方、尾西高校では7月21日から25日まで3年生69名が静岡県のリステル浜名湖で学習合宿を行っており教員 8名が引率しています。休日である7月21日から25日までの5日間旅行命令をだしているのです。本来休日には限定4項目以外について勤務をさせることは できません。 限定4項目とは生徒の実習、職員会議、学校行事(修学旅行、体育祭、文化祭など)、その他非常災害業務等です。学習合宿や部合宿は限定4項 目には含まれません。
どちらの学校もおかしいですね。両校の引率職員の方々は代休はとれたんでしょうか?
冬休みにも学習合宿を計画している学校がいくつかありますが、12月23日の休日にはご注意を!
学習合宿をやめてしまえば、こんなことに頭を悩ませなくても良いのに。
8月3日 相部屋のT氏と5時半におきて市
内散策に出かける。彼は物怖じしない性格なのか、ミサをしている教会に立ち寄ったが、遠慮なく中に入ってしまう。わたしはキリスト教信者ではないので遠慮
して外で待っていると、教会関係者から「中に入った人はだれだ」と聞かれ、「日本人だ」と答える。それでどうということはないが、彼が出てくるまで関係者
の視線が気にかかった。
次はホテルの窓から眺める限り大邱で一番大きな教会に行く。入口が開いていたので一緒に入ったが、誰も本堂に中 にはいないと思っていたところ、暗い教会の奥、祭壇の横に電子オルガン奏者が座っていて、彼は「きっと私たちが前に進むと、私たちだけのために演奏してく れるよ」という。演奏者の顔が見える位置まで進むと演奏が本当に始まってしまい、お祈りする振りをして1曲終わるまで座って席を立った。
朝食の時間が近づいていたので、ホテルに戻ることにした。 朝食を終え、この日の一番目の目的地、加藤清正の鉄砲隊長で秀吉の朝鮮侵略に反旗を翻した沙弥何の里、友鹿洞へ行く。今回の旅行に参加したもう一つの目的 地である。友鹿洞は大邱郊外の静かな村だった。現在の親族会会長金在錫さんの挨拶とN教授の返答があり、その後書院などを見学する。善隣友好を願った沙弥 何のように、いつまでも争いごとのない平和な世界との付き合いを望むばかりだ。 (つづく)