県学労はアメリカのイラク攻撃に反対します
今私たちは戦争への道の崖っぷちに立たされています。アメリカのイラク攻撃が差し迫っているからです。
県学労はアメリカのイラク攻撃に反対します。
ずっと気になって、ずっと何かをしなければと考えていました。多くの市民の心の中にそんな気持ちがあったのに、どう表現して良いのかわからずに、じりじりしていたのかもしれない。私たち市民が何も表明せずに、アメリカがイラク攻撃に突入し、日本政府がアメリカの支援を増やしていくとしたら、私たちは戦争の加担者になってしまいます。
わたしたち県学労は主張します。アメリカのイラク攻撃に反対します。日本の後方支援に反対します。
湾岸戦争の時、イラクが攻撃されている映像をまるで映画のカットを見るようにニュースを何度も無感動で眺めていました。イラクのクウェート侵攻があり、他国を侵す国への制裁という理由がありました。世界もそれを承認しました。
それでもアメリカが湾岸戦争で使用した劣化ウラン弾の影響で、イラク国内の無辜の子どもたちがいまでも白血病(ガン)で苦しめられていることを、私たちは見過ごしていました。
今回のイラク攻撃に理由はありません。イラクが他国を侵略しているわけでもなければ、大量破壊兵器で攻撃したわけでもりません。それなのにアメリカ がそれこそ数十万人の市民を大量破壊兵器で殺戮してしまうというのですから、むちゃくちゃな話です。
先のアフガニスタン攻撃で、干ばつと経済制裁で苦しめられていた人々は平和で幸せな暮らしを取り戻せたのでしょうか。すでに多くの人々の脳裏から忘れ去られています。
パキスタンの難民キャンプから母国に戻ったアフガニスタン人たちが再びパキスタンに難民として流出していると聞きます。また、戦禍に見舞われ、身体が不自由となって、充分な医療を受けられずに国内で生活している人々もいます。戦争でいつも苦しめられるのは市民です。
ひとり一人の命を思い至ることのできない私たちが戦争を正当化することはできません。
世界は知っているのです。今度のアメリカの行動はアメリカの石油資本の利権を得るための戦争であることを。
異動内示の心得 内示はあくまで内示
不満があれば校長に申し出る 県学労へ連絡する
また人事異動の季節がきました。予想として内示は3月19日ごろと思われます。
最近全庁的な異動があるということで、どこに配属されるのかわからないぞと脅されていますが、人事異動内示がでたら不満でも異動しなければいけないと思っていませんか。
内示はあくまで内示です。希望に沿わない異動に承諾できない意思表示をすると、内示が取り消されたり、異動先が変更されたりすることがあります。
不満の場合は校長にまずその旨を告げ(なぜなら、校長は職員が承諾しなかった場合は必ず教育委員会にその日の内に報告しなければいけない義務があるからです)、できなければ「考えさせてください」と態度を留保した上で組合に連絡をください。
異動にはルールがあって、わたしたちは公共交通機関で1時間以内とするよう要求していますが、教育委員会は1時間半以内を限度としています。これ以上遠いところに転勤させないというものです。また、赴任後2年以内は原則として異動させない。さらに保育園の送り迎えや介護など、特に現任校を離れられない事情等が生じたときは考慮することとなっています。
逆に、現任校にいられない事由が生じたときも考慮されることがあります。十二月に異動希望を聴取されたからといって、それ以後に生じた新たな事由が配慮されないということではありません。
あくまで人事異動は教育委員会と労働者である職員との労働契約の更新交渉事項です。本人が承諾できない異動を一方的に強制できないと考えるべきです。また、異動希望をもつ職員の意志をできるかぎり尊重するのも当然なことです。
内示に不満のある方は、表題にある連絡方法で、県学労までなるべく早く連絡してください。
映画
「 戦場のピアニスト」
ロマン・ポランスキー監督 名鉄東宝他で上映中
この映画は第二次世界大戦中ドイツ軍によるワルシャワ支配で行われたことを、映画の主人公である「ウワディク・シュピルマン」の回想録から作られたドキュメント映画です。
シュピルマンが放送局でピアノ演奏の録音をしている場面から始まります。放送局が爆撃をうけ、危機一髪のところで逃げ出します。そこで彼のファンである友人の妹ドロタと遭遇します。
家では母親が彼の安否を心配して落ち着かないでいました。そして、避難するために家族は荷造りをしていましたが、弟ヘンリクがチューニングしていたラジオから「イギリスBBC放送のニュースでイギリスがドイツに宣戦布告したと発表しました。フランスも同様の発表をする予定です。ポーランドは単独で戦っているのではありません」と聞こえてきて、ワルシャワに残ることを決意しました。
しかしポーランドはドイツに占領されます。やがて、ドイツ軍がワルシャワに進駐し、事態は悪くなっていきます。
まず財産の没収。そして、ドロタとの再会で喫茶店に入ろうとすると「ユダヤ人お断り」の張り紙。ドロタは怒る。シュピルマンがなだめると、ドロタは公園を歩こうと提案するが、シュピルマンが「ユダヤ人は公園に入ってはいけないという通達がでている」と告げなければならなかった。
次に居住地域の制限(ゲットーの設置)が布告され、シュピルマンたちが移り住むとゲットを仕切る壁ができます。
そこでは仕事がありません。持っていた本などを路上で売るのですがお金になりません。母親がジャガイモ料理ばかりでいやだと泣き出します。
つぎに労働証がないとワルシャワから追放されるというので、ただ一人労働証のない父親のために、友人に労働証を作ってもらうが、それも安全の保証ではありませんでした。労働場所を他に移すというので一カ所に集められた人々は貨車に乗せられ、どこかに運ばれる。ゲットーの警察官をしている友人がシュピルマンだけを逃がしてくれ、地下生活が始まるのだが。(わ)
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