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県学労ニュース269号     2002/10/22発行
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そんな馬鹿な!
 執行状況見込で赤字なのに
  特殊勤務手当内示書で15万円余の減額内示

 週休2日制になって多くの県立学校では部活動が活発になったようだ。また昨年度から土、日曜日の対外運動競技等や部活指導に複数顧問の付添を認めたことで、特勤手当該当活動が急激に増えた。
    昨年度対象を複数認めたにもかかわらず、教育委員会の予算は増えていないということで追加配分できないことがわかり、県学労ニュース(253号)でも急遽知らせた。今年度の予算総額も学級減で削減されるということも明らかにした。その上での内示であるはずだ。
    予算内示はその年度の部活動を保障するものであり、その範囲内でどのような部活動をするかは各県立学校長に委ねられている。その予算が各学校の活動を全面的に保障していると言えないけれど、その予算内で計画立案している。
 それでも執行結果は予測とずれ、予算に余りや不足が生じるために一二月と二月の2回、予算執行状況報告という形で面談しながら調整しているはずだ。
    先般人件費(時間外手当、特殊勤務手当等)の調査があり、多くの学校で特殊勤務手当内示額が不足すると報告されたのだろう。2、3の学校に聞いたところ、不足額で報告した額の二分の一しか追加内示されなかったという。
    A校では昨年も予算内示額が不足して、1月から3月分を私費で補填していたが、今年度も追加内示がなければその分は私費で補填する予定でいた。
    A校が調査で報告した不足額は八万円余であった。ところが不足すると報告しているのに、十五万円余の減額内示をしてきたのだ。まだ半年もあり、修学旅行も残っているのに、その付き添い教員の特殊勤務手当さえ危ぶまれる減額を財務施設課はどうしてできるのだ。このような横暴は許されるわけがない。さっそく抗議をしたところ、返ってきた回答が当初内示を計算ミスして多く内示したから調整するとそうなるというのだ。本当かどうかわからないが、この時期に来てそれはない。各学校では予算内示を見て執行しているのだから、各学校から予算が余ったから引
き上げて欲しいと要望がない限り減額すべきではない。減額内示の撤回を求めた。
    本質的には体育スポーツ課が土、日曜日の部活動指導者を複数人認めた段階で、財務施設課は裏づけとなる特殊勤務手当の確保をすべきだったのだ。
    それができないなら部活動を抑制すべく土曜日又は日曜日もしくは休日の一つを部活動してはいけない日とすることや、部活動をクラス数に連動させた数以上認めないなどの方策を教育委員会の責任で学校長などに指示するべきだ。実際に生徒引率をした職員に特殊勤務手当を支給しないのはおかしいのだから。
 

東京都が高校教職員の遅刻対策にタイムカード
そんな時代になるの?

 東京都立教職員の出勤時間は各学校で始業10〜15分前と定められており、これまでは愛知県と同じように出勤簿に各自が印鑑を押す形を取ってきた。しかし、教職員の数が多いため、管理職が出勤時間をチェックするのが難しかった。後日に押したり、数日分を「まとめ押し」する教員がいるなど出勤簿の管理がルーズだったという。この辺は私たちの学校でも当てはまることだ。
 そこで東京都教委は来年度から、遅刻や出欠のチェックを厳密にするため、都立高校・高専の教職員にタイムカードを導入するという。
 今年9月から試行し、来年春からは全校で取り入れる予定らしい。教員も機械で出勤管理されるという時代になったということか。
 すでに導入されている都庁と同じシステムで、各教職員に磁気カードが配布され、出勤時にカードリーダーに通すことになる。導入に合わせて、服務規則を改正し、「カードを作らない」と『抵抗』する職員は処分するという。こんな押し付けは絶対許せない。ある面、教育には大らかさが必要なんだから。教員の皆さん、くれぐれもお気をつけて。

渡邉のいきあたりばったり中国・蘇州、南京、上海の旅5(2002.8.20-24)

 2日目の夜は南京市内で夕食を摂る。
  ふらっと入った食堂は地元の人たちが気軽に入れるような鍋物の店だった。店員が持ってきた注文表メニューを見てもなんだかわからない。斜め前のアベックが食べている物を指差して両手の親指と人差し指を合せる手話で合図したらわかったようで、注文表に適当にチェックを入れてくれた。野菜を数種類(モヤシ、サラダ菜、れんこん、レタス等)、桂魚、ひつじ肉、ウインナー、湯葉のようなものなどだ。そしてビールを5本。ここでもビールは冷えたビールが2本と冷えてないビールが3本来た。昨夜開栓したから交換できないといわれたので、今夜はAさんがキャップに手を当て「チェンジ」と強く言ったら、3本のビールを持って奥のカウンターに行ってなにやら話し合っていたが、冷えたビールに変えて持ってきた。まずは乾杯。
    鍋が出てきた。まんなかをS字に仕切ってあり、一方は白いスープ。もう一方は赤い辛そうなスープ。鍋に材料を半々にして入れて煮込んだ。とりあえず味見ということで、どちらがおいしいのか両方のスープに入れてあるもやしをいただくことにした。白いスープは塩気の効いたコンソメスープといった具合。もう一方は唐辛子とラー油が入った激辛で、最初はその辛さにむせ返ってしまうほどだった。当然のこと、みんな白いスープに群がった。料理を残すのは私の趣味ではない。ひとり激辛スープの方を食べていたら、いつも無口なBさんの息子さんが見かねて鍋をさらえてくれた。感謝感謝である。(でも、きっと明朝、肛門付近がヒリヒリするだろうなあ。)ご飯を追加注文しようとしたら、ないと言う。饅頭ならあるというので注文した。出てきたのは蒸しパンだった。横に練乳が付いていて、これを付けて食べよという。1人前10個入っていたが、さっぱりした食感が良かったのか、すぐに平らげ、もう一皿追加。おなかいっぱいになってお勘定を頼む。ビール5本と鍋料理合せてたったの67元(約千円)。ガイドが案内した昼間の食堂のなんと4分の1で夕食が済んでしまった。そしておいしかった。やっぱり食事は自分たちで適当な店を探すのが一番。
 いよいよ明日は今回の旅行のメインである南京受難虐殺記念館見学だ。
 


 

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