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県学労ニュース265号     2002/8/27発行
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財務施設課はなぜ校門の取り壊しなど現状変更を認めたのだ!
周年事業で校門など前庭整備を進める岡崎商業高

  

 昨年六月と今年四月の2度にわたって問題点を指摘してきた岡崎商業高校校門等の取壊し、改築計画が変更されないまま実施されていることについて、設置者としての責任感もない教育委員会のいいかげんな体質を批判する。
 今年四月、岡崎商業高校の周年記念事業の校門の建替えについて、財務施設課に「校門」などの寄付は受けないはずになっているが、どうなっているのかと尋ねたところ、「現状変更が出されても受け付けないが、まだ岡崎商業高校から現状変更の申請がない」と言っていたはずだ。しかし上の写真を見てもらえばわかると思うが、校門も駐車場も、さらには何周年記念かで作られたであろうロータリーさえ壊して、作り変えている。すでに現状変更が許可されたからだろう。
 建物や敷地境界を囲うフェンス、校門などは設置者として教育委員会が整備すべきもので、寄付の受け入れはしないとしてきた教育委員会の姿勢はどこへ行ってしまったのだろう。
   周年記念事業の寄付行為が多くの保護者やOB、出入り業者などの負担になるため
10数年前に、管理課長が事務研究会報の挨拶の中で自粛を求めた。そうした教育委員会の姿勢を評価し、校内で疑義を訴えていた事務職員は教頭に「寄付金も出さない奴が文句を言うな!」と恫喝されても、おかしいことはおかしいし、受け入れられないことを黙っているのは寄付金を出す人たちを裏切ることになるので、計画変更を早くすべきだと主張していた。
 ところが、教育委員会の方が姿勢を変えてしまっては、その職員はひとり嫌がらせをしただけになってしまった。
 教育という錦の御旗で何でも要求してくる教員たちに対して、寄付金集めの自粛という教育委員会の方針を、現場で主張し対応している事務職員はドンキホーテになってしまうのか。
 

今年の夏も西三河を中心に28校で学習合宿を実施

 今年も夏休み中に学習合宿を行った学校を調査したところ、28校で相変わらず行われていた。 今年から学習合宿をやめた学校は鳴海高校、豊明高校、犬山高校、西尾高校、蒲郡高校の5校、複数学年で行っていたのをやめて3年生だけにした学校が日進高校と豊田高校の2校。一方昨年やってなくて(あるいは県教委へ届出を忘れた?)、今年からやり始めた学校は阿久比高校である。
 毎年参加率が一番高いのは東郷高校で、今年も91%の参加率である。異常な参加率の高さの陰には参加に対する何らかの強制力が働いているとしか考えられない。
 学習合宿の目的の多くは長時間学習をすることによって集中力と持続力を養い、学習習慣の確立を図る。そして自己の進路希望の実現を目指すというものである。中には受験生としての精神を高揚させるという学校もあり、さながら予備校夏季集中合宿といった具合だ。
 そのメニューは朝6時起床に始まり、夜11時就寝まで食事と風呂以外は学習(講義形式のところもあれば、自学自習だけのところもある)である。缶詰にして半強制的に勉強をさせれば、問題集はこなせるかもしれない。しかし学習習慣が確立されるとはとても思えない。
 学校が缶詰にして学習合宿でもやってくれなければ自分のこどもが勉強しないと思っている、自立を妨害している親が多いのが実態だろうが、高校3年間の夏休みは自分が何をやりたいのかを積極的に見つけだす絶好の機会である。無目的に、あるいは単に「良い」大学に入りたいという目先の目的だけで夏休みも勉強、勉強で過ごすのは生徒のためにならない。今一度学習合宿の必要性を考え直してみてはどうだろうか。

(学習合宿の実施校一覧表はホームページに載せてありますので、そちらをご覧ください。)

渡邉のいきあたりばったり中国・蘇州、南京、上海の旅1(2002.8.20-24)
 

 一度は中止しようと思っていた今回の旅行。希望者が費用は高くなってもいいというので、再度企画を組み直して5人で出発した。
  航空券と団体ビザを現金引換えでもらったところ、Aさんの名前が違っていた。旅行社の人に告げると「あちら(中国)はアルファベットで審査するので大丈夫、何か言われたら解らない顔をすればいい」という。チケットをもらったのは良いが、その晩から気に掛かってしょうがない。
  名古屋空港の出国手続きはAさんが折りたたみナイフをデバックに入れていたのが赤外線検査でひっかかったぐらいで、スムーズに出国できた。上海の入国手続きも問題なく通過した。私の取り越し苦労だった。
  空港の出口には上海の旅行社の係員が待っていて、蘇州行きの軟座チケットと4日間の宿泊ホテルの予約確認書のコピーをくれる。上海駅まで自分たちでいかなければいけないのだが、タクシーは4人までなので、2組に分かれることになる。駅前に降りてわからなくなったらどうしよう。心配しながら乗客の列に並んだ。自分たちの番になり係員が前の方に行くよう指示。ジャンボタクシーの列だった。これならはぐれることはない。
  上海駅に着く。67元(1元が15円)かかった。駅では軟座の客の待合室と硬座の客の待合室が分けてあって、入り口の係員にチケットを見せてから待合室に入場するシステムだ。
  そこのコインロッカーが変っていた。自動支払機にロッカーの大きさを選択してお金を入れるとロッカーの鍵が開き、レシートが出てくる。荷物を入れて扉を閉めるとランプが点滅して施錠される。開けるときは自動支払機で選択ボタンを押し、先にもらったレシートに書いてある番号を入力すると扉が開くシステムだ。大が15元、小10元。 待合室からホームへは出発30分前にエレベータで2階通路に行き、該当のホームに入る。

  


 

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