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県学労ニュース246号     2001/11/20発行
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やっとやっとで給与改定交渉決着!
給与抑制を止め、14年4月1日から給与改定
 11月19日第5回目の交渉でやっと「(期限を定めた特例条例なので給与抑制解除というのもおかしいが)抑制を解除し、期末勤勉手当のダウン改定は一年繰り延べて平成14年4月1日から」と なった。
  今年の交渉で特に必要だと感じたものは、具体的な根拠を労使で確認して交渉すべきだという当たり前のルール作り。人事委員会勧告と総務省の指導とを比較してなぜ総務省の指導に重点がおかれるのかと組合側の追及に明快な返事ができない不自然さ。給与抑制解除をいつまでも引延ばしてきた理由が、財政状況の厳しさ(2年連続黒字計上)と(給与抑制を財政状況が厳しく、赤字再建団体としないためと説明して他県に先駆けて抑制してきた手前)他県の動向というのでは説得力をもたない。
 当局は明快な根拠を示して改定交渉にあたってほしい。
 さて、今回の交渉では改定時期と抑制解除が最大のポイントであったが、それ以外の変更もあったことをお知らせしたい。
 一つは、県学労が指摘してきた別居老親の扶養認定の基準変更である。今まで被扶養者となる者の総収入の2分の1の送金を基準にしてきたが、4月から3分の1以上でよいことになったこと。
 二つめは公共交通機関利用者の通勤手当額の認定を改悪したことである。
 いままであれほど定期券の提示を求め、提示がなければ認定しなくても良いぐらいに言っていた教職員課であったが、4月からは完全週5日制になることから、一律に21日分の回数券の額と定期券の額を比較して安い方で認定せよという。いままで便宜的には回数券の方が都合の良かった職員に対しても認定できないからと説明して定期券の提示を求めてきた事務職員たちはどうすればいいのだ。少なくとも実費弁償が基本なのだから定期券を提示してきた職員には定期券の額を通勤手当額と認定すべきではないか。
 
回答文

給与改定について

1 給与改定
  次のとおり、平成14年4月1日から実施する。
  
項目 改定内容
暫定的な一時金 国に準じて新設する。
(3,648円=304円×12月)
期末手当 支給割合を国に準じて改定する。
(年間3.6月→3.55月)
*2月定例県議会で条例改正する。

2 給与抑制
  一般職(管理職を除く)については、平成14年度は給与抑制を実施しない。
  なお、管理職については、平成14年度は管理職手当の10パーセントの減額を実施する。

  卒業記念の寄付
       強制はないか!
 全県下の高等学校の寄付について調査をしたところ、昨年39校で卒業記念として備品や工作物の寄付があった。多額の寄付を受けた学校を示すと左のとおりである。
 この他にも、教育委員会は維持費がかかるものは寄付受納を受け付けないといわれていたのに、一宮工業では温風暖房機を3台寄付受納している。なぜだろう。
 ところで、これらのお金は卒業生から任意に集められた寄付金であるのかはなはだ疑問である。
 というのも、ある学校では公然と保護者宛に同窓会入会金及び記念品代として毎月引き落としをする文書をだしているからだ。
  本来任意の寄付なのだから、3学年の生徒が相談をして品物等を決め、その予算を立て募金を呼びかけるべきで、一律いくらを引き落とすというのは間違っている。
 ところが、現在の卒業記念品は何が何でも学校に寄付するというのが既成事実化していて、前もって金額が決められている。そして3学年の担任集団が県教育委員会の承諾するものを選定するという贈られる側の選定で品物が決まるというおかしな状態になっている。
 もうそろそろ変えませんか。

卒業記念寄付70万円以上
学校名 品名等  金額
津島 石柱・銘板 800,000円
豊田西 映像装置他 788,000円
西春  日本画 710,000円
一宮 飾り戸棚 708,000円
常滑北 パソコン他  700,000円

ベトナム・ホーチミン訪問記6  2001.8.20-25

8月23日(木)
 8月23日、今朝は妻の忠告に従いさっそく領事館に出かけ、被害届を出す。まさしく私が遭ったスリの状況が注意書きで書いてあった。係りが「サイゴン川やメインストリートはそういう人が多いので気をつけて」と忠告してくれた。被害届を受理しといて、遅いっての。
  部屋に戻って、息子を誘い、本に書いてあった雑貨屋にタクシーで行く。約100円だ。
 そこはベンダイン市場よりぐっと安い。宝石箱に木魚、そして水墨画の絵はがきを買い込む。
 息子がホテルから遠くないから歩こうと言うので歩き出したが、ベンダイン市場には行けたがホテルに着かない。ガイドとの約束の11時にぎりぎり間に合ったが、ホテル周辺を何周しただろうか。ガイドに空港に案内され、ベトナムに別れを告げた。飛行機で1時間半でタイ・バンコクに着いた。タイの入国審査はカウンターが内国人、アジア人、APEK、その他外国人に分かれていて、それぞれの列に並ぶ。私たちはアジア人の列に並んだ。1番長い列なのに係員はのんびり受付し、そのうちの一人が勤務時間を終えたのか、席を立ってしまった。あと少しと思っていたら、再び列が伸びてしまった。
  空港を出るとき、ガイドが「とても時間がかかりましたね」というので入国審査の様子を話すと「内国人以外ならどのカウンタでもいい」と言い、「タイ人はのんびりしているから」と苦笑した。
  ライトアップには時間が早いので、ゾウに乗って遺跡見学をしないかというので400バーツ(約1000円)払ってゾウに乗ってアユタヤ見学。私たちの乗ったゾウ使いはひょうきんな青年で、日本人客と見ると、「オッハー」だの、「コマネチ、コマネチ」などとやってみせる。
足でゾウの耳の後ろを打っている、そのたびにゾウが歩を進め私たちの乗ったかごがゆれる。降りたときはお尻が痛かった。
  そのあと近くの食堂で中華料理を食べ、午後7時過ぎライトアップされたアユタヤ遺跡を見た。誰が考えたのだろう。よほど太陽の下や、夕日に照らされた遺跡の方が趣があっていい。

 
 

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