県学労ニュース243号     2001/10/2発行

誰のための監査?
  学校の言いなり監査委員会
            請求を棄却
   大学入試激励に京都、静岡までおでかけ
                  「お受験」顔負けの超過保護

 県外の大学入試激励の為の出張、あまり意味のない県外の大学視察、興味本位の大学合格発表見学、以上の3点について住民監査請求を行っていましたが、9月18日監査結果が出ました。結果は残念ながら、予想どおりの請求棄却でした。
 まず、第一の問題点。豊田西高校、一宮高校の生徒・保護者は大学進学への希望が強く、両校の校長は受験会場での激励のために教員を出張させる必要があるという判断が誤っていると主張したのに、その事についてはいっさい触れませんでした。また、京大や山梨県立看護大学、山梨医科大学、静岡大学浜松キャンパス、岐阜大学、名古屋大学、愛知県立大学、名古屋工業大学、愛知教育大学にだけ激励に行くのかという疑問に対しても、明確な理由を示せず、抽象的に志願者数、進学指向、現場での適切な援助など総合的に勘案して出張する大学を決めたと主張した校長の意見を受け入れています。具体的に示せないため、曖昧なものを持ち出してごまかしているようにみえます。
 第二に、どう見ても予算消化のための県外の大学への出張について。西春高校の英語科教員が3月に佐賀大学に出張したが、学生部は鍵がかかっていたので学生会館と図書館をながめるだけ、ついでに佐賀県立博物館に行って来たというものでした。事前に大学への訪問依頼を出さなかったため、訪問の目的(大学の現状調査)を達せられず、重大な瑕疵があると指摘したが、なんと監査委員は提出した証拠書類に反する校長の主張を鵜呑みにし、私たちの主張を退けてしまいました。「佐賀大学への出張の主たる目的は大学施設の視察であり、大学職員から直接説明を受けなくとも出張の目的は達せられると判断したことにより、文書による訪問依頼を行わなかったものである」と監査委員は判断しました。出張計画書の用務の目的には入試状況、就職状況調査、各学部の特色の調査も含まれており、これらは大学職員に会って話を聞かなければわからないものです。事実に反する校長の主張を一方的に採用し、証拠書類に基づいた監査を行わなかった責任は看過できません。
 第三に、合格発表を見に行く出張については、個人情報保護条例違反に当たると主張したのですが、「教員が合格発表の会場で合否確認を行うことについて生徒本人に周知した上で、合否確認に必要な受験番号を、各生徒の任意により申告させていることから、個人情報の収集についての本人の同意を得ていると解するのが適当」と無理な理屈をつけています。信じられますか?そして、どうして特定の大学だけ合格発表を見に行くのかという理由については「教員が出張し合否確認を行うことが適切であると判断した大学について、出張を命じた」としています。どうして、一宮高校の校長は名古屋大学の合否だけは職員を出張させて確認する必要があったのか明らかにされていません。
 監査委員がこんないい加減な監査をやっていると、県民の県政への信頼が失われていくことになります。県民の税金が有効に使われているのかどうかという県民からの請求に対して、あまりにも当局の説明を鵜呑みにして、突っ込んだ事実調査をしようともしないやり方は、県民の批判を浴びることになるでしょう。

戦 う こ と は も う や め よ う!

 この度、世界の有志が集まって、グローバルピースキャンペーンがはじまりました。
 そのメッセージを紹介します。詳しくは次のホームページを見てね。
http://www.peace2001/org
 このままでいくと、アメリカほか、世界各国が参加して、WW・(第3次世界大戦)につながる報復作戦が始まってしまいます!私たちの目的は、報復という武力ではなく、国際法廷からはじまる司法力での解決です。その第一弾として、米国内の各新聞に広告を出そうとしています。対象としては、NYタイムス、ワシントン・ポストUSA Today、LAタイムス、SFクロニクルなど、米国の指導者レベルが読む新聞の一面を想定しています。NYタイムスの一面広告費だけでも、日本円で1700万円が必要です。大きな金額と思えるかもしれませんが、1700人が1万円ずつ出すとできると考えています。ひとり1000円でも出し合えば、17000人が集まれば、できるのです。
 どうか、ひとり一人の愛と勇気と行動力で「日本からできること」「米国紙全面広告」に一人でも多くのご参加をくださいますよう、お願い致します。
                                                                                                                                                   神戸元気村代表
                                          OPEN JAPAN 事務局 山田和尚

 ご寄付の金額は、1,000円でも構いません。おいくらでも構いません。
 金額について制限をもうける事が、今回の活動においてプラスになると考えていません。 匿名でのご寄付も受け付けております。  我々のスタンスとして、「どこからどれだけのご寄付をお預かりしているのか」その動きを皆様に見て理解して頂くことが、重要であると考えています。さしつかえなければ、実名と金額の公表にご協力ください。
 振込先
郵便振替の場合
00980-5-12290
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三井住友銀行 御影支店 普通 4214728
名義 オープンジャパン
(振り込んだ方は、必ずこちらに氏名、金額、日付をお知らせ下さい)
genki@response-jp.org

ベトナム・ホーチミン訪問記3  2001.8.20-25
8月22日(水)
 今日はフリーの日。昨夜盗難の事でガイドさんに電話したついでにサイゴン川クルージングの話を持ちかけたら「うちはやっていない」と言われ、私たちだけで行動することにした。
 ホテルのツーリストカウンターで聞くと「メコン川クルージング」が一人あたり40ドルだと言う。ある本で一人7ドルとあったので自分で交渉すると言ってサイゴン川に向かう。ホテルを出ると直ぐにバイクが2台私たちに寄ってきて「お兄さん、どこ行くの。お話をしたい。」と言ってついてくる。「No,Good」と言って無視していると、「歩いているとひったくりに会うよ」と捨て台詞をはいて去っていった。でも、私に恐怖心を植え付けるには充分だった。サイゴン川にたどり着くと直ぐに客引きが寄ってきた。「クルーズ1時間7ドル」と言い、無視すると「1時間5ドルでいいよ。どう。」という者がいたり、「サイゴン川クルーズ1時間5ドル、小さい川に行きたい?」などと聞いてきて、とりあえず自分の持ち船に案内しようとする。これすべて日本語。
 昨日の今日である。船に乗ったら逃げようもない。お金もカメラも取られたらとすっかり臆病になって、結局ホテルに戻ってカウンターで「メコン川クルージング」をお願いすることになった。
 メコン川ツアーの出発点はミトという街で、ホーチミン市から1時間半近くかかる。通常は朝7時ごろ出発するところ、11時近くになっていたので昼食は途中で適当にということになった。 

 

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