再び給与抑制提示を拒否
12月10日給与改定交渉で
12月10日給与改定交渉を三の丸庁舎で行いました。
口頭提示ということで、
１．給与改定等について
提示内容については11月16日に文書でお示ししてあるとおりであります。なかでも最大の争
点となっている改定時期問題については、速やかに判断することは、困難な状況にあるので、
今しばらく時間をいただきたい。なお、退職特昇については、提示どおりで是非ご理解いただ
きたい。
２．給与抑制について
12年度以降の抑制額について提示させていただきたい。
こう言い出したので、提示発表をストップさせました。財政危機のために2004年まで現在の
給与3.5％、ボーナス8％カットを継続したいという提案をする予定だったようだ（当日の名古
屋市内版夕刊ですでに報道されていた）。11年度給与改定も12年4月からとしたいという提示
も、原因は歳入額の大幅ダウンにあると説明しながら、財政再建計画や見通しもなく、歳入の
見込は見込み通りとしながら、財源がないまま11月議会に補正予算が組まれた。国の補助がつ
いたとはいえ、その予算措置は県債の発行に頼るしかない。
当然、次年度以降の試算の修正ができるはずなのに、何も知らせないままに、給料だけは減
らすなどという話はとうてい聞けない。財政当局が組合に対して、誠実に説明し、質問に答え
ることなしではいっさいの交渉の進展はないとして、打ち切らせました。
次回交渉日程は12月22日です。
愛知県財政を見る その１
12月1日付けの愛知県広報をみられたかたも多いかと思います。そこに愛知県の「財政状況の
公表」がありました。
そこで、これについて感想を述べたいと思います。
｢第４ 平成10年度の普通会計決算について」を読みますと、なぜ歳出が増えているのかとい
う説明があります。その第１番目に既発債の元利償還額の増により公債費が増加していること
があげられている一方で、給与改定率は０.６８％増にとどまっていて人件費比率は低下してい
ることを明らかにしています。
次に｢財政構造｣については、自主財源率が高ければ高いほど財政運営に柔軟性があり、低く
なると財政運営に硬直化が生じるとされています。さてそうした点からみますと、愛知県の昨
年度財政構造は、法人県民税156億円（１９.６％）、法人事業税1000億円（２３％）の減額が
非常に大きく減収していますが、地方消費税1150億円増加しているので歳入全体では大きな減
収にはなっていません。
歳出を平成七年度歳出予算規模程度に抑えれば足りると思われます。この場合、新規事業を
起こす場合は旧来の事業を同程度廃止するぐらいの決断をする必要があります。
しかし愛知県は財政構造として、各部局がマイナスシーリングを一律に受ける一方で、新規
事業を上積みすることでバランスをとってきたために、各事業が細分化された予算になってし
まい、硬直化した財政運営を余儀なくされています。
そのために効率的な運用は出来ず、はたまた全面的にカットすることも出来ないというジレ
ンマに陥っているのではないでしょうか。
中国西安旅行記(9)
（１９９９．７．１１〜１６）渡 邉 研 治
７月１６日（金）晴れ
飛行機の出発時刻が早いので、朝６時にホテルを出発することになった。西安の飛行場には人影
がまばらで、早々と搭乗手続きを終えてしまったので、Ｋさんたちと最後のお別れをして、待合室
に入る。そこには小さいながら免税店があり買い物をする。やはり、一つ一つの値段がが高い。け
れど、ここでは値切り交渉が出来た。娘にシルクのシャツを買ったのだが、彩色が派手すぎて着れ
ないという。不用品バザー行きか。
そして、西安から上海に飛び立ち、出国手続きのためにトランジットで待っているとき、上海の
免税店でシルクのシャツの値段を交渉したが、値引きは一切しない。買うのはよそうと考えていた
ら、一緒に行った仲間が私に｢奥さんのお土産にシルクのパジャマを買ったら」とそそのかしたの
で、ちょっと高いけれど奮発して買ってきた。妻のサイズはＳなのに、帰ってきて広げてみれば、
ＸＬだった。妻は着れないという。そういえば、最初に手にしたとき、大きいサイズだったので、
あきらめたパジャマだったことを思い出す．ああ、またまた不用品バザー行きか。
１００元未満は換金できないというので、西安で買いそびれた朱肉を買い求めた。そして、残り
の元でボールペンを買った。
飛行機は一路日本へ。
西安も暑かったけれど、大陸なので湿気が少なかったのかも知れない。名古屋空港に降り立った
とき、蒸し暑さでは名古屋が勝っていた。ああ、名古屋フェーン。
（おわり）
乾陵ペガサス像