県学労ニュース187号      99/4/7発行

”今年の人事異動及び昇任状況を見る”

99年度人事異動状況
学校間 教委内 他部局 退職 昇任 学校間 教委内 他部局 新任 昇任
209 24 4 26 32 208 22 7 18 44
転出計 263 転入計 255
 今年の人事異動を見てみると上の表のようになる。
 さらに細かく分析すると、事務長の異動六五校のうち、17校で退職、5名が
教委等に異動した。そして事務長に昇任したもの22名の内、6名が教委等から
の転入である。ずいぶん外部からの昇任者が多いと思いませんか。
   次に主査級の異動では、52名の異動があり、2校で主査が廃止された。転入
を見ると、内部昇格を含め学校間が45名(昇任14名)、教委等五名(昇任3名)
であった。
  *専門員から主査は昇任としなかったため
  県の機構改革で、担当制からグループ制に変わった影響がどのように出るのか
気になっていたが、県教委内を見る限り、グループ制は団塊の世代が主査から課
長補佐級にシフトしたために、その後の世代の昇進スピードが鈍化する傾向にあ
った。そのため、昇進のコースとして、依然学校の主査が利用されたように、事
務長ポストが使われているように思えてならない。また、県教委内では主査をポ
ストとしての位置づけをはずし、単に待遇改善のための職名として変化させたよ
うに思える。だから一つのグループに何人もの主査がいても良いのだろう。
   ならば、学校においても複数の主査を置いても良いと思わないだろうか。県教
委内の男性職員の40歳前後の昇任を保障するために女性職員を学校に異動させた
り、学校職員の昇任を遅らせることはないだろう。

年度別主査級昇任年令
年 度 92 93 94 95 96 97 98 99
年度平均 41.4 42.9 42.7 44.4 44.4 46.5 46.6 45.2
人 数 22 18 17 19 17 14 16 12
男性平均 41 41.6 42.6 42.4 41.9 43.3 43.7 42.3
人 数 19 10 9 9 8 6 7 3
女性平均 43.7 44.5 48.1 46.2 46.7 48.9 48.9 46.1
人 数 3 8 8 10 9 8 9 9
   *これが主査級主任への昇任の表である。今回平均年齢が下がったのは、女性
昇任年齢に若干の改善がみられたためか。


チェルノブイリ13周年記念救援コンサート
ナタ−シャ・グジー 消えた故郷・命の輝きを歌う

 一九八六年四月二六日、チェルノブイリ原発で爆発事故が起こり、大量の放射
能が世界各地にばらまかれました。とりわけチェルノブイリ原発の近くのウクラ
イナ・ベラルーシは想像を絶する大量の放射能に汚染され、多くの住民が移住を
余儀なくされました。事故から一二年が過ぎた今も、被災地では子どもの甲状腺
ガンの増加など、様々な問題がおこっています。

 今回チェルノブイリ子ども基金がナターシャ・グジーを招待し、日本各地でコ
ンサートを催してチェルノブイリ事故の被害がまだ続いていることを歌と楽器で
訴え、支援を呼びかけます。また写真家で長年チェルノブイリの実情を記録しつ
づけている広河隆一さんのスライドを交えた話もあります。

 ナターシャ・グジー自身も避難民で、過去に二度、一九九六年と一九九八年に
『チェルボナ・カリーナ』のメンバーとして来日し、各地の公演で救援を訴えて
きました。『チェルボナ・カリーナ』はチェルノブイリ原発からわずか3.5キロ
の町、プリピャチからの避難民の子ども達が結成した民族音楽団です。彼らの故
郷は、この先何百年も人の住むことができない死の町となってしまいました。過
去二度の公演ではバンドゥーラというウクライナの民族楽器を弾きながら独唱す
るナターシャ・グジーの美しい歌声は大好評でした。

 しかし、これまでの来日公演では、大勢のメンバーの移動や宿泊費等の経済的
事情から公演地域と時期が限定されました。今回は小さな団体でも主催できるよ
うに『チェルボナ・カリーナ』のリーダー的な女性、ナターシャ・グジー(19歳)
一人を3ヶ月間招待することになりました。

 今回の公演で集められた救援募金はチェルノブイリ被災地の子ども達の医薬品、
保養費などとして活用されます。
 ぜひ多くのみなさんの御参加をお願いします。
 
 日時 5月29日(土)      午後2時〜
 場所 名古屋YWCA (栄、愛知芸術文化センター前)多目的ビッグスペース
 参加費  一般 2,000円
     (高校生 1,000円)
 
 チケットは名古屋聾学校の田口まで連絡してください。
 すぐにお送りします。


ネットワ−ク端末大いに惑う!

 一月から試行してきたネットワーク端末がいよいよ本格稼働になった。各学校
の事務職員のみなさんはもう馴れたでしょうか。

    システムが高度化すればするほど故障したときパニックは大きい。

    先日ウイルスバスターでウィルスチェックをするように指示があった。チェック
したところ異常はなかった。良かったと思ったのもつかの間、何とかスキャン97
をダウンロードしたところ、スタートボタンからの起動が全くできなくなってしま
いました。

 事務管理課に連絡したところ、ハードを交換しなければだめだという。翌日NT
Tデータ通信が来て直していったが、財務はよいが給与は別の会社という。後日他
の会社が来るというが、それまで給与データ送信は使えないということで、4月に
入って他校に出かけて送信した。他校に出かけて作業するのは、とても神経を使う。
たまらんと思うのは私だけだろうか。   (わ)


<訂正>
  前号で、事務職員名簿から事務研役員名と規約を削除すると書きましたが、
なくならないということでした。
 それでは、やはり会員名簿なので、県費で購入するのはおかしいですね。


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