Miscellaneous
−2003年03月のテキスト−


030331.月曜日

■作らなくていいプラモデル、究極のプラモデル

栄輝:『文庫版・オタクの迷い道』というのをこのあいだ読んだ。そいつに収録されている唐沢俊一とオタキングの対談は、友人たちにはぜひとも読んでおいてもらいたいテキストだと思った。

A機:オタキングと唐沢俊一って、もう金を落とさない(商品を買わない)2大トップだったんじゃないんですか。

栄輝:まぁそうなんだが。オタキングの最近の本は読んでない。唐沢俊一も同じくだな。唐沢なをきの漫画は読むが、兄貴の本は読まない。が、この対談は、俺の世代の連中が、どういうスタンスなのか、俺の少し上の世代(オタキングと唐沢俊一)が、どういうスタンスなのか、自分たちはこの先どう生きていくべきか、といったことが明解になっていて興味深いのだ。まぁそれはともかく、そのあとにオタキングと宮脇シェンムーの対談が載っていて、ここでオタキングが究極のプラモデルについてまた語っていた。

A機:曰く、「バンダイはガンプラをレゴのようにするしかない」って奴ですね。

栄輝:オタキングは前にも別の対談で、パーツがあらかじめ切り離されているガンプラ、というのを示唆していたのだが、この対談ではさらに、組み立てておしまいではなく何度もバラすことができ、箱にもどすことができる、箱の状態で飾っていてもカッコイイ、そんなふうになるべきだ、と語っているんだ。何か感じないか?

A機:それって、GFFとか、AMIAとか、クイックモデルとかのことでは…。

栄輝:そう。バンダイは、すでに始めてるんだよ。クイックモデルは「こんなのプラモじゃねぇよ」とプラモ好きは無視するが、けっこう市場では受け入れられているようだ。AMIAも、マスターグレードのようなフレームに装甲パーツを取り付けていく方式だが、パーツはすでに切り離されて塗装済み。GFFにいたっては、高度な技術で組み立てられたガレージキットをほうふつとさせる造型と塗装、そしてタンポ印刷によるダイナミックでキレのあるマーキング。

A機:ハリガネほどきはランナーからパーツを切り離す作業の代償行為ってわけですね。

栄輝:俺みたいに専用ニッパーを使うようになれば、作業的にはほとんど違いはないわけだしな。最近のコンパチ設計や組み替え機能の付加も、そのへんを考えて意図的に設計されているのではないか。

A機:プラモデルと玩具の境界が際限なくあいまいになっているということですか…。プラモデルづくりを愛しているヒトからすると、寂しいモノがあるかもしれませんね。

栄輝:たしかにもはやプラモデルとは言えないだろうな。プラモデルの定義を考え直してみるといいよ。おそらく、AMIA、クイックモデル、GFFは21世紀のプラモデルなんだ。これを受け入れられないオールドなモデラーは、オールドなメディアといっしょに滅んでいくだろうね。もっとも、そういう連中は一生分のプラモデルを既に買い込んでいるだろうから、心配しなくてもいいのだが(笑)


030330.日曜日

■誰がために…ディープストライカー

ディープストライカー

A機:いつもより無駄に大きいサイズでお送りしております。

ディープストライカー

栄輝:ホントは両肩のプロペラントは取り付けないのが正解なんだが、無駄にボリュームアップするので付けてる。

A機:先端がグレーなのはちょっとおとなしいですね。イエローでもよかったかも。

栄輝:そういや黄色部分の色味が、ブルー・スプリッター迷彩版よりもすっきりしてるんだよな。あっちのほうがオレンジっぽい。

ディープストライカー

A機:この無駄な過剰さっ…! それにしてもみればみるほど何がなんだか。

栄輝:まぁ、こいつをふまえてデンドロビウムみたいなモンスターのデザインも産まれてきたことを思えば、避けて通れないというよりは、いよいよ、本当に、行くところまで行き着いたってところだな。ガレージキットよりもはるかに安価な値段で、そのへんのオモチャ屋でも買うことが出来るという事実は、前人未踏、前代未聞の出来事だと言っていいだろう。1/12ザクとか、そういうのとはまったく違う意味を持った商品なのである。この微妙かつ決定的な差異の理解をあやまると、ガンダムの高額玩具のひとつ、ぐらいしか認識できないだろう。

A機:いずれにせよ、クレイジーな商品であることは間違いないですね。

栄輝:そのとおり、ようするに俺みたいなクレイジーな奴が買うべき商品だ。しかし、若い連中もあまりの異様さに買ってしまうしかない商品でもある。


030329.土曜日

■僕たちの好きなΖガンダム

栄輝:嫌でしたね。

A機:おっ、トップランナーの御大将の名台詞ですな。

栄輝:ちっ、オドロキもしない奴を相手にするのは疲れるだけだな。

A機:なんですか、今日はギスギスしてますね。

栄輝:ここんところ寝不足だからな。それはともかく、まだ買ってないよ。できたら買わないつもり。

A機:最初は御祝儀のつもりで買ったけど、それから雨後の筍のように「僕たちの好きな○○」が出ましたね。ガンダムだけでもこれで4冊目。『僕たちの好きなアッガイ』『僕たちの好きなカクリコン』『僕たちの好きなカイラス・ギリー』。

栄輝:もしそんなのが出たら、スグに買ってやるよ。Ζの話になるとかならず言うんだが、当時カミーユと同い年だったから、俺としてはカミーユっていうのはいちばん近くにいた主人公だった。世間に腹立ててるところも、自分に強烈なコンプレックスがあるところも、分かってくれそうな女性がいたらすぐに甘えようとしてダメなとこさらして、それでなんとかなると思っているアホなところも、世の中のことよりも自分の周辺のことを軸にとらえていたことも。俺がそういう奴だったというわけではなくて、そういうカミーユの姿をリアルタイムで観ていることが、近くの出来事だったという意味で。

A機:青春はなんであんなにヒサンなんだろ〜って奴ですか。

栄輝:面白いことに、ひとつ上の先輩はジェリドのことを追いかけてたみたいで、マウアーが身を挺して彼を救うところで「死なないでも救う方法があると考えられないのか」と嘆いていたりして。カミーユは単なるアホよばわりだった。

A機:あとで観ると、ジェリドのほうがよほど主人公らしい展開をしてるんですよね。増長、挫折、復活、パートナーとの出逢い、その喪失、戦いの鬼への変貌。そんな中でも、いろんな人との出逢いから彼は学ぼうとしたり、反撥したり、いろんな反応をみせている。

栄輝:ジェリドが好きな奴って多いらしい。が、Ζというシリアスな世界では彼はけっきょくうだつの上がらないまま「カミーユ、貴様は俺のっ…!」で終わってしまう奴だった。キャラクターがうまく転がらず、不遇なまま終わらざるを得なかった存在なんだな。そんな奴だったから、ジェリドの視点からΖの物語をみるのは、カミーユの視点からみるよりもしんどいことだったんじゃないかな。

A機:御大将のノベライズでちらりと触れていた、ジャミトフ・ハイマンとメラニー・ヒュー・カーバインが同級生で、彼らの意地の張り合いみたいなところがバックボーンになっているって視点から見直すと、また違った楽しみ方ができるかもしれませんね。

栄輝:そういうのをぶちこわしにしてしまうパプテマス・シロッコとハマーン・カーンとクワトロ・バジーナの高踏派3バカの争いとかもふくめると、その設定も虚しくなるんだがな。やたらと重層的に組み立てようとしたばっかりに、いたるところでもったいない状態のオンパレードなんだよ、Ζガンダムって作品は。いま、電ホでティターンズ将校を主人公にした企画が連載されてるが、内容の出来はともかく、Ζガンダムの時代を多面的に捉え直す作業は、面倒だけどやるべき時期なんじゃないかな。何が面倒って、一年戦争の当時とは違って、経済とか社会のあり方とか、複雑な要素をきちっと押さえて展開させなければならないからで、それをやらないと「一年戦争当時と比べてMSの戦術はこんな風に変化した」なんて程度では意味をなさないところが辛いところなんだ。そこをスポイルすると、「ジェリドの足跡」とか「シャアのユウウツ」とか「むくわれないおっさん、ヘンケン艦長」とか、個人的な事象をおいかけるだけで終わってしまう。

A機:まるで大学生が、うかれたキャンパスライフをエンジョイするか、真面目にゼミで学問するか、みたいな話ですね。


030328.金曜日

■キングゲイナー21〜26話、今夜一挙放送

栄輝:カシマル運行部長のあたりは、まだビデオテープに録画していたんだが、録画失敗とかテープ間違えたりとかポカミスばっかしてたので、イッキにRAMレコできるのはとってもありがたい。

A機:たいへんです、油断してたらHDDの空き容量が1/5を割ってしまいました。

栄輝:まいったな、待避させるRAMも今はいっぱいいっぱいだし。「とりあえずみるだけ」の作品を、観て、消して、観て、消してとやっていくしかないんだが…とほほ、明日も仕事だよ。

A機:『A.I.』とかまたすぐやるでしょうから、消しちゃってもいいのでは? 『ロード・オブ・ザ・リング』とか。

栄輝:録画してるのは吹き替え版だろ? 再放送ってたいていは字幕版だけになるんじゃねーのか? とにかくそんなに画面に集中してるわけにいかないから、吹き替え版のほうがありがたいんだよ。まいったなー。『こんいちは赤ちゃん』とか消すわけにもいかないしなー。

A機:「観ないなら録っていても消してしまっても同じ!」などと友人に説教たれてたのは誰だっけ…?

栄輝:あーいうのは他人事だから言えるんだよ。お前の好きな『東京ミュウミュウ』も消そうか?

A機:わーっ、せめて神作画の回だけでもなんとかしてください(;´д⊂ 


030327.木曜日

■センチネル祭・GFF編

A機:わはは、なんですかこの巨大な立方体は。小堺クンのサイコロですか?

栄輝:なにがでるかな、なにがでるかな…って、ちゃうわーっ!

A機:「骨壺」って呼ばれてるみたいですけど、たしかに骨壺入れる木箱の様相ですね。

栄輝:包装してしまえば炊飯器を買ったように見える、という意見もあるな。

A機:なんか、このおバカな箱の形状だけでしばらく語れそうな感じですね。

栄輝:いずれにせよ、歴史的「何者なんだお前は!?」の登場だな。

Ex-Sガンダム

A機:一方こちらはすっきりした個室でのびのびとディスプレイされている青スプリッター塗装のSガンダム。

栄輝:Ex-Sにするとどうしても「あのポーズ」にしたくなるわけだが、Sガンのときはこのような自然体でもいい感じ。ビームスマートガンを構えさせるのもわるくないが、大腿部ビームカノンは装着していたいということで。


030326.水曜日

■今日こそはセンチネル祭

A機:大阪方面からもゲット報告が。

栄輝:いよいよだ。…で、買ってきた。GFFのほうはまだだった。プラモデルと玩具では流通ルートが違うみたいだから仕方ないな。

A機:あっちはまだ関東の一部ショップだけみたいですね。

栄輝:俺はまだ箱をあけてないんだが、やっぱりランディング・ギアはついてないらしい。

A機:(´・ω・`)

栄輝:とりあえずインストの解説でも楽しみにするさ。

■買い物・書籍

  • ガンダムエース
  • 『機動戦士ガンダム ハチゼロ/ハチサン/ゼロハチ』

A機:いよいよ月刊化ですね。

栄輝:毎月月末に「手塚治虫マガジン」と「ガンダムエース」を買う。これが正しい生き方。


030325.火曜日

■月刊手塚治虫マガジン

手塚治虫マガジン

栄輝:ガンダムオンリーの漫画雑誌がある、手塚作品だけの漫画雑誌がある、なんともすばらしい時代じゃあないか。

A機:2003年4月7日、鉄腕アトムの誕生日にあわせての創刊です。

栄輝:手塚作品は俺の漫画体験としてはかなり根元的な部分なんだよな。でも、鉄腕アトムはなぜかまともに読んだことがなかったりして。『雨ふり小僧』ってタイガーブックスだっけ、それともライオンブックスだったっけ。小学校の時に先生から貸してもらって読んで以来だ。

A機:よく「漫画の神様」とか「日本のアニメの制作費が安い原因となった人」とか言われてますけど、手塚治虫の作品をきちっと読み込んでいる人って、そんなにいなかったりするんですよね。

栄輝:しかしなんだな、こんなにバラエティに富んだ作品群をひとりでまかなってしまう手塚治虫っていうのは本当にすごいな。彼だから「1冊まるごと」がエンターテインメントとして成立しているといえる。手塚作品を横断的に堪能できる雑誌。なるべくたくさんの人に買って、読んでもらいたい。

A機:せめて『どろろ』の連載が完結するまでは…。

■MS大全集2003

A機:これだけ収録して1800円はお得なのでは?

栄輝:とはいえ、7〜8割が前と同じ版下だからな。カラーページの発色のわるさといったら。ザメルなんてピントがあってないんだぞ(泣)。前の版でジャベリンの背面設定が間違ってたのが直ってるか楽しみにしてたんだが、それも前のまんま。

A機:まぁまぁ。カラーページの気の狂いそうなヘタレなイラストはなくなってますから、許してやってください。ところで、580体以上ってすごいですねー。さすがにこれだけたくさんあると、みたことのないモビルスーツもあるのでは?

栄輝:あったよ、1体だけ。

A機:1体だけ? マジですか。

栄輝:ああ。ガンダムベルフェゴールっていうのは、初めて見た。

A機:SDガンダムGジェネレーションFに登場した機体のようですね。どれどれ…ブフー、なんですか、このデビルマンは。バトルフィーバーロボ?

栄輝:電ホでのゲームオリジナル叩き座談会でも取り上げられてないんじゃねーか? それともあまりなデザインに記憶喪失になってるのだろうか。

A機:カラーページに1カット載せてるだけなんですね。このいかにも巨大クローになりますよって感じの下半身とか、肩の部分の変形機構もじっくりみたかったです。

栄輝:モノアイガンダムズの分も収録されてないのな。アレのデザインがあがった頃には、すでに版下校正の段階だったのかなぁ。

A機:前の前の版には、ラフデザインとか没デザインとかのページもあったけど、これだけ増えるとそんなおまけページやってる余裕ないんでしょうね。

栄輝:センチネル問題も解決してるみたいだから、どうせならハーピュレイとかイグレイとかも認知しちゃってほしいな。あげちゃんのΣガンダムとか。


030324.月曜日

■天本英世逝去

A機:77歳だったそうです。

栄輝:スペインをこよなく愛した人だったと聞いていたけど、脳溢血で倒れてからは日本で療養していたらしい。本人はどちらの地を希望していたのだろう。

A機:えと、どうやら本人の希望でスペインの河に散骨されるそうです。

栄輝:そうか…。いろんな作品であなたに出逢いました。どうか安らかに。

■吉崎観音『ドラゴンクエスト・モンスターズ+』第五巻

栄輝:最終巻。

A機:えー、なんで終わっちゃうのー? せっかく長期連載向けのフォーマットをそろえたのに。

栄輝:テリーとの決着ナシ。

A機:げっ、ネタバレ。ひどいっすよ。

栄輝:本編のほうはけっこう気をつかってまとめてあるから、文句言うな。

■ドラマCD『ニニンがシノブ伝』のステキな特典

栄輝:すげー時代になったもんだな。

A機:しかも通販予約特典つきとは…あなどれません。

栄輝:あのワニを銀河万丈が…喜んでいいのやらようわからん。

A機:とりあえず『軍服脱いだら』は確実にゲットの方向で。

栄輝:お前、そっちのほうが気になってるみたいだな。

A機:Σ(゜Д゜;) ギクッ。それにしてもコミックス2巻の表紙のシノブ、カワイイじゃないですか。

栄輝:俺はあの髪どめのでっかいタマが気になって仕方ないよ。なんちゅうか、振り向いたときにゴーンってぶつかりやしないかと。


030323.日曜日

■3月Sガン祭・月末まで(継続中)

栄輝:キャラクターモデルにもランディング・ギアのことは載ってないのな。

A機:これはもう、無いものと考えておいたほうが精神衛生上よろしいかと。


030322.土曜日

■オーバーマン キングゲイナー・最終回「ゲイン・オーバー」

栄輝:おわりか…。

A機:おしまいです。

栄輝:もったいねーな。

A機:もったいないですね。

栄輝:すげーおもしろかったな。

A機:ものすごーくおもしろかったです。

栄輝:…たのしかったな。

A機:はい。


030320.木曜日

■3月Sガン祭・月末まで(継続中)

栄輝:ホビージャパンと電撃ホビーマガジンの早売りを買ってきた。

A機:ちかごろは本当に早いですね。25日発売の雑誌がどうして5日も前に手には入るんだか。

栄輝:そんなことはどうでもいいんだ、みろよ、この記事を。

A機:いいじゃーん。でも、ページ数すくない。

栄輝:けっきょくランディング・ギアがつくのか付かないのか、ちっともはっきりしないな。

A機:うわー、MS形態からGクルーザーに変形させるのに、20分以上かかってますよ。

■『趣都の誕生』

A機:アキバっていま、こんな風になってるんですか。

栄輝:お前、前回もそれ言ってた。

A機:いま東京には自由の女神もいらっしゃるんですねぇ。

栄輝:自由の女神なら、難波にも東三国にもいるけどな。ともかく、この本を読んで、どうして自分が最後にアキバに行ったときに嫌悪したのか、今の日本橋に微妙な嫌悪感を覚えつつも、わりと頻繁に足を運んでいるのかがやっと理解できたよ。

A機:え、嫌いだったんですか? 意外だなぁ。

栄輝:だから、その「にもかかわらず」ってところが不思議だったんだ。オーディオの街だったころの日本橋に憧憬を抱きながら大きくなって、パソコンの街になったころにしょっちゅう足を運んできたが、今、そんな自分のよく知っている日本橋が、趣都化することによってオタクの個室のごとき様相に侵食されつつあるわけだ。古き良き日本橋がオタクに侵されていくことに、嫌悪している。いわばノスタルジーだったんだな。

A機:でも、頻繁に足を運んでいるんでしょう?

栄輝:その理由は、個室のごとき様相ってところがポイントだったんだな。ボークスのガンプラのディスプレイは自分の部屋の替わり、ガンダムズのガンプラの山は、自分の部屋の替わりにそこに積まれている…そんな代償的な位置付けで受け入れていたってことだ。

A機:まーでも、そういうのって模型屋さんや書店に足を運ぶ動機としては、きわめて普通のことなんでは。

栄輝:たとえば、生駒のジャスコと日本橋のショップの違いは、ディスプレイしているガンプラのポージングに愛が込められているかってことだ。これは決定的な違いなんだ。

A機:そうですねー。押熊のピットワンでガンプラコンテストやってますけど、どうしても愛のないポーズで飾られている作例ってありますからねぇ。

栄輝:最初に置いたときは本人がポージングさせても、いろんな理由でポーズが崩れてきたときに、店員がきちっと魂を入れてポーズをつけさせるかどうか…。押熊のピットワンはけっこうがんばっているほうではあるが。

A機:ようは、オタクとは外見がデブメガネだとかダサいファッションセンスがどうとかではなく、ガンプラに愛のあるポーズをとらせることができるかどうかである、と。

栄輝:お前もようやく分かってきたみたいだな。

A機:ところで、アキバに最後に行ったときに嫌悪したっていうのは、こりゃまたどうしてなんですか。

栄輝:エロゲーのエロの部分が、アケスケに路上にまで出てきていたからだよ。本の中でも秋葉原と日本橋の違いについて語られているが、アキバっていうのはファミリー層を完全に追い出してしまって、オタク層だけを対象にしてしまっている。一方、日本橋はファミリー層をひきとめておくことに成功しているから、趣都化しつつも若いファミリーがベビーカー押しながらやってきたりする場所なんだな。だから、日本橋ではエロは表面上はソフトに隠されていることが多いんだ。俺は奥ゆかしいのが好みなもんでな。ロコツは品性に欠ける。

A機:難しいんですね。

■ファースト世代からのガンダムSEED擁護論

A機:こういう見立てで作品をとらえると、本編がつまらなくても関連商品が売れるっていうことの意味がはっきりします。ちょっと目からウロコかも。

栄輝:どうやら、先の本で書かれていた、ポストモダンという名の建築家と企業の共犯関係に似た構造があるみたいだな。かつては「ロボットアニメでもドラマが描けるんだぞ」という送り手の意気込みと、それを評価するアニメファンによって日本のアニメっていうのは盛り上がってきたのが、絶対数に限度のあるアニオタよりも、もっと広い市場を相手にすることを明確に意識したのがガンダムSEEDって奴だと。

A機:あ、なんか電子出版の歴史にも近いモノがあるような気がしますね。

栄輝:あっちはあっちで、ならば次なるビークルとしてPDA機器に頼らざるを得ないのは辛いだろ、という意見もあるのだが、たしかに似ているな。どっちもやろうとしているのは、ホンモノではなくて、大きなマーケットを形成させることだっていう点では、共通している。なぜ『千と千尋…』が人気あったのかも、同じ理由かと理解できる。

A機:いいアルバムを作っていたアーティストが、売れるようになった途端にヘタレなアルバムを出して、そっちのほうが売れてしまったりするのと同じ原理だったんですね。だとすると、ガンダムSEEDの戦略は意図的なものであるように、ヘタレなアルバムも意図的にヘタレな内容になってたってことかあ。なんだか長年の謎が解けたような気がします。

栄輝:そこで勘違いしてはいけないんだが、これは、従来のコアなファンを切り捨てる戦略だとか、だから「サヨウナラぼくのガンダム」とか、そんなふうに納まる必要はないってことだ。

A機:といいますと?

栄輝:真面目に取り組んだ奴が、勝利者になれるってことだよ。『ガンダムSEEDセンチュリー』を作った奴が、次の時代のガンダムのスタンダードに成り得る、そういうお膳立てができあがっているということ。コズミック・エラという作品世界に、自分の得意なスキルをぶちこんで、世界を合理的に構築してやればいいんだ。どういう色に染めるかは、その気のある奴次第なんだ。

A機:MSVがミリタリー感覚を持ち込んだり、センチネルが航空機テイストを持ち込んだのと同じことを仕掛ければいいっていうことですか。

栄輝:何がハマるかは、よく考えるべきだろうけど、同じことができるという点では、そういうこと。ああいうのは、熱くなると自己中心的になっていけない。ガンダムSEEDぐらい、醒めた目で扱えるぐらいがちょうどいい。同世代は笑うような世界観の提示、見立ての規定だったとしても、それでいいんだ。ターゲットはティーンエイジャーなんだ。

A機:なんとなく分かってきました。でもね、それをやってしまうということは、ある意味、オトナになるってことなんですよねぇ。

栄輝:いま、一線で活躍している人は、その意味ではきっちりオトナをやっているぜ? SEEDから俺が受け取ったメッセージこそが、オトナになりましょう、なんだ。フィルムの中の話じゃない、これは現実の出来事なんだ。

■買い物・書籍

  • 『ヨコハマ買い出し紀行 第十巻』
  • 『ネコの王 第四巻』
  • 『機動戦士ガンダムSEEDアストレイ 第一巻』
  • 『機動戦士ガンダムSEEDアストレイR 第一巻』

■買い物・CD

  • 『BANZAI!』オーバーマン キングゲイナー・サントラ2


030319.水曜日

■機動戦士伝 我が名はジム

栄輝:わはは、わはは、あきまん楽しそ〜。

A機:トップのセイラさんも素敵です。

栄輝:オーバーデビルもあきまんのデザインだったのか〜。

■キングゲイナー最終回前夜考

栄輝:いまの五賢人なんて、たんなるおめでたいジイさんバアさんだってことは最初から描かれていたんだから、いまになって「時代を動かすのは若い世代だ」なんてカビの生えたお題目を持ち出さなくてもよかったんじゃないのかなあ。

A機:よりによってアナ姫サマに言わせてしまうところが、観ていてなんとも居心地わるかったですね。

栄輝:そう。ヘタすると自画自賛。説得力もなんにもなくなってしまう。アナ姫の品格を落とすセリフだったと思うぞ。

■ガンダムSEEDが戦争に配慮?

A機:いや、あくまで噂ってことですが。

栄輝:ただでさえ戦争モノという設定を持ち込んでるんだから、そういうことには神経質になってるんだろうな、やっぱ。しかし、ガンダムSEEDはどうでもいいよ正直なところ。とにかく戦争やめれ。放送予定が狂うだろうが。

A機:(;´Д`)

栄輝:なんだ? それとも正義の押し売りはやめろとか、人が殺し合うのはイクナイとか、言えばよかったのか?

A機:えーと、まぁそうです。

栄輝:いまどき戦争という手段がまだ選択肢として残っている国家闘争というものに、ほとほとあきれるしかないわけだが、戦争するということに無自覚で、戦争を抑止するということにも無関心なクセに、戦争反対などと正論めいたことをふりかざすのは、それこそ一方的な正義の押し付けでしかないだろ。とどのつまりは、俺の生活をくじこうとする外的要因には、私的な観点から反対したいと言っている。大義名分などは知ったことではない。


030318.火曜日

■3月Sガン祭・月末まで(継続中)

A機:ホビージャパンの最新号情報が公開されました。

栄輝:表紙写真の Ex-S が自立している姿に目を奪われるが、よく見ると「MG量産型ズゴック、HGUCハイゴッグ」の文字が! 前から噂にはなっていたが、いよいよ来たなぁ。

A機:今年の夏はMS水泳部が活躍する予感?

栄輝:HGUCの手頃なサイズで、アッガイがほしいなぁ。もちろんMGでも、やぶさかではない。俺の中のガンプラ購買欲を刺激し続けたいなら、それしか道は残されてないぞ>バンダイ

A機:いまさら御布施も何もあったもんじゃないですからねぇ。

■キングゲイナー最終回前夜考

栄輝:結論から言うと、俺はザンボット3の最終回がすべての富野アニメの中で最高峰だと思ってるわけよ。ガンダムも同点決勝ではあるのだが。

A機:ふむ。

栄輝:だから、キングゲイナーの最終回がすばらしいものになったとしても、ザンボットのような終わり方とは違うわけで、俺の基準もすっかり懐古趣味になってるんだなぁ、なんて思ったりしている。

A機:ふむ。

栄輝:ザンボットの場合は、ガイゾックが全滅、その正体も明らかになり、最後に主人公の行為が報われる。ガンダムの場合は、登場人物それぞれのドラマと一年戦争にきちんと決着がつき、ファム・ファタルに位置づけられる女性に「人を愛してさえもいない」とまで言われた主人公が、自分の居場所、大切なモノを発見する。

A機:ふむ。

栄輝:これらに共通しているのは、希望が描かれるということ、主人公や登場人物の物語にもいちおうの決着がつくということ、物語の舞台装置もきちんと結末が用意されているということ、この三点だ。キングゲイナーの場合はどうだろう?

A機:おそらく、全部が現在進行形で終了ですね。でも、ターンエーの最終回みたいな落とし方をする可能性だってありますよ?

栄輝:にしても、25話の時点で余白を残しすぎる。…ように感じてしまう。ゲイナーの物語は、両親を殺した首謀者の暴露、これまで堪えていた内面吐露まで辿り着いたから、あとは克己して決着すればいい。そこまでやっていることはフィルムからきちっと感じ取れるのに、なんだろうね、この気持ちは。

A機:ようはもったいないってことですかね。

栄輝:泣いても笑っても来週で最終回。ゲイン・オーバー。

■無敵超人ザンボット3 Web

A機:へー、いまはこういうのもあるんですねー。

栄輝:コラムの更新が昨年の秋からすっぱり止まってるのがなんだかなー。


030317.月曜日

■3月Sガン祭・月末まで(継続中)

栄輝:まだ十日もあるのか。待ち遠しいというか待ちくたびれてきたな。

A機:さすが展示スペースを確保した人は言うことが違いますね。

栄輝:おう、カラーボックスは妥協して普通の木目調カラーになったけど、わりと希望のものが安く手に入ったからな。組み立てるのは骨だったが。

A機:前にガラスが入ってないですけど。

栄輝:ガラスつきだと高くなるからな。アクリル板を買ってきて、自分でふさぐことにした。でも、アクリル板ってわりと高額だったりするので、ガラス入りでいいのがあれば、それにしたほうがよかったかも。

A機:東京のショップでは、ディープストライカーの箱入り見本が展示されているそうで。

栄輝:MG Sガンダムのときのように、撮影禁止のところを決死覚悟で撮影してきてくれるツワモノはおらんのかねぇ?

■間久部緑郎

栄輝:こないだ買った手塚治虫漫画文庫を読んでるんだが、『バンパイア』でピカレ街道まっしぐらなロックが、『ブッキラによろしく』ではなかなかの好青年としてがんばっていて、そのギャップにクラクラして気持ちいい。

A機:ロックっても元々のキャラクターは優等生的主人公だったんですよね。

栄輝:らしいんだが、あまり古い作品って読んでないし、俺にとってロックは『バンパイア』が初体験だったから、悪役としてばっちり刷り込まれてる。『火の鳥』あたりでも悪役やってるし。それが、『ブッキラによろしく』の好青年ぶりといったら。なんだかかえってうれしくなって、続きが読みたくなったよ。

A機:『ミッドナイト』のヒゲオヤジも壮絶ですね。ボロボロの飲んだくれですもんね。

栄輝:お茶の水「先生」とかね。『ミッドナイト』も初めて読んだけど、身にしみるいい作品だなぁ。チャンピオン系の作品って、『ブラックジャック』のあとが『ドン・ドラキュラ』とか『七色いんこ』で、そこで我慢の限界というかなんというか…。ようするに昭和の終わりの頃って、手塚作品から離れてた時期なんだよな。

A機:サユリストと言いながら、67年〜70年あたりの作品ばっかり見ているのと同じですな。

栄輝:ぎくっ。


030316.日曜日

■バクゥ

栄輝:なぐさみにコレクションシリーズのバクゥを買ってみたわけだが。

A機:お犬様キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!

栄輝:とりたててコメントする必要はないかもな。形状的には十分よくできてる。しかしこれいじっていると、昨年のバレンタインデーに出た食玩アイボを思い出すな。あんな感じで可動軸めいっぱい組み込んだ、可動王バクゥがほしいと思ったのは俺だけか。

A機:せめてタンク形態(?)がキマると違ってくるのにね。HG化されたら買います?

■ファームアップ完了

栄輝:というわけでRD−XS40のユーザー登録とファームアップはあっさり完了。

A機:あっさり完了。


030315.土曜日

■週刊 日本の天然記念物

栄輝:「アカウミガメ」を買おうとしたんだが、そのへんの本屋じゃ、すでに扱うのをやめてたり、予約分しか入れてなかったりで、苦労したよ。せっかくなので「奈良のシカ」も同時購入。これで俺も本当の奈良県民に…。

A機:「オオサンショウウオ」に負けず劣らず、カメさん大きいですねー。今日のミュージックは川村万梨阿の『恋してウミガメ』ということで。

栄輝:ほとんど世間ではこのシリーズのこと忘れてしまってると思うけど、お気に入りの生き物がいたら、そいつだけでも買ってみるといいかもな。アイテムによって当たりはずれはあるようけど、ウミガメやオオサンショウウオは、これだけの出来で850円なら十分安いだろ、と。

■キングゲイナー

A機:予言的中。2月15日の過去ログ参照。

栄輝:何を偉そうに。しかしゲイナー、情けねーなぁ。どの面下げて戻ってくるのやら。

A機:とりあえず「デビル忍法VS女教師忍法」チェキ。

■グレートメカニック

A機:なんでまた買うんですか。前の号は読んだんですか。

栄輝:いや、前の前の号の途中で止まってる。

■産経…

A機:ところで、昨日わざわざ産経新聞にリンクはったのは、例の大手サイトへの警告云々に対する抗議だったんですか?

栄輝:いや、それ知らなかったし。厳密にはそういう話は目にしていたんだが、まったく気にしてなかった。


030314.金曜日

■「ハリー・ポッター」在庫に悲鳴の書店も…(産経新聞)

栄輝:うわ、大人げない記事。買い切り商品をうまくコントロールできなかった書店がアホなだけじゃねーか。

A機:とはいえ、本っていうのは、一定期間は返品可能な商品なんでしょ?

栄輝:んなこたーない。岩波とかアスキーの本は買いきりが前提。ハリポタみたいなビッグネーム、「返条付き」にしてたら書店の連中は必要以上に大量の発注をかけて、売れ行き落ちたら平気な顔して返品するだろさ。そんなことしたら静山社なんてひとたまりもないだろうね。

A機:ん〜、よくわからないですが、そういうことですか。

栄輝:さんざん救世主だのなんだのと持ち上げておいて、自分たちのミスリードで不良在庫を抱えた書店主が逆恨みしているって構図だな。どうせ商品発注もヘタレなアルバイトに任せっきりだったんだろ。「さぞ静山社はもうけたんでしょうなぁ。あやかりたいですなぁ。ヒヒヒ」なんてハイエナたちに潰されるかもなぁ、静山社。


030313.木曜日

■新機動戦記ガンダムW Web

栄輝:じつはリリーナ様はかなり好きだった。一目惚れっていうか、衝撃的だった。

A機:ほほぅ。

栄輝:でも、作品自体が迷走していって、リリーナ様も変人になってしまわれて、その頃にはすっかりどうでもよくなっていた。

A機:とほほぅ(泣)

栄輝:最初の数話だけ録画したビデオテープがまだ残ってるんじゃないかな。せっかくだから消すか(笑)


030312.水曜日

■「放送と青少年に関する委員会」フレイの行動表現に対する局の回答

A機:あのカリメロ君、こんなところで仕事してたんですね。

栄輝:こう言ってはなんだが、二十歳の男性が意見しているっていうのが滑稽だな。

A機:ちゃかすべき問題ではないでしょうけど、“激しい憤りと落胆を覚えた”とか、すごい文面ですね。もっとも、ここに寄せられてる意見にはそういうのが多いようですが…。

栄輝:あのシーンだけが突出しておかしいわけでもなくて、『機動戦士ガンダムSEED』という作品自体がどうしようもない不出来のまま展開しているのが嘆かわしいわな。俺も三歳児の息子といっしょに観られるガンダムを期待していたんだけど、もうずいぶん前にあきらめたよ。

A機:あの番組の不幸は、作品以前のフィルムであるにもかかわらず、プラモデルをはじめとした関連グッズが売れてしまうという乖離状態にあると思います。きっとフィルムコミックもDVDも売れるんですよ。フィルムとしての正当な評価はなされないままに。

栄輝:お前もけっこう言うようになったな。

■RD-XS40のファームウェア更新

A機:3月7日付けで最新版が公開されているそうです。早くユーザー登録して、更新してくださいよぉ。

栄輝:わりぃわりぃ、この週末にでもやってやるよ。そういやメール設定もまだしてないんだよな。

■3月Sガン祭・月末まで(継続中)

A機:プラモネットでMG Ex-S のパッケージ絵が公開されました。

栄輝:この縦横比は…MGサザビーと同じサイズか。

A機:またデカイ箱が我が家に…。


030311.火曜日

■ひめくりあずまんが2003

栄輝:とりあえず買っておいた。毎日マメにめくってるし。昨年の実績からすると、売り切れることはないだろうけど。専門店ではいまだに昨年のが売れ残ってたりするんだよな。

A機:なんだかんだいいながら、けっこうマメにめくってますよね。

栄輝:めくらなきゃ、はじまらんだろ。おわりもないだろ。

■3月Sガン祭・月末まで(継続中)

A機:そういえばタスクフォースα版には、特別製デカールが付属、みたいな噂を耳にしたことがあります。

栄輝:むむ、ということはコア・ファイターじゃないかもってことか。


030310.月曜日

■3月Sガン祭・月末まで(継続中)

A機:ニュータイプの連載で、例によってパーツをずらりと並べた写真がカッコイイのですが。

栄輝:たとえばさ、これがガレージキットだったら、まず間違いなくスルーすると思うのよ。

A機:ガレージキットだったら9800円でなんて値段で売るわけないですよ。ぼくでも分かります。

栄輝:ま、そうなんだけど、じゃあなんで9800円というおバカな値段のものがホイホイと発売されるのかと思うと、なんだか不思議な気分になってこないか?

A機:ん〜、でも、ガンダムグッズ全体でみても、価格の上昇というかインフレはあると思いますよ。MGガンダムが2500円だった時代から考えると、単にMG Ex-S が8000円だとかそういう話ではなくて、MGガンダムに相当するアイテムが4〜5万円ぐらいの高額商品にスライドしていたり、ガンコレみたいな低価格の商品をやたらと大量に購入させたり。トータルでの消費額は上昇しているのでは?

栄輝:あと、DVDっていうのもあるな。BOXセット買ったら1作品で5万円ぐらいはポンと行ってしまう。

A機:それはともかく、件のニュータイプの記事によると、α任務部隊バージョンのSガンダムには、何かおまけがついてくるようですね。いかにもそれらしいことがコメントしてありましたよ。

栄輝:コア・ファイターがせいぜいじゃないかなぁ。

A機:いちおう買うつもりなんですよねぇ?

栄輝:まだ肯定はしない。

A機:往生際がわるいですね。

栄輝:いや、軍資金がたまってないんだよ。買いたくても買えないってこともあるのかもしれないさ。で、思うんだが、センチネル祭としてのGFFは、いちおうリファインカラーの Ex-S で頂点だったと思えるわけだが、今回のディープストライカーとタスクフォース・アルファは、その祭の延命処置としてはアリなんだなぁ、と思えてきた。あこぎな延長戦といってしまえばそのとおりなんだが、Sガンづくしで締めるのもひとつの道かと。

A機:腹くくってるじゃないですか。

栄輝:いまのところは、まったく金がない。だから認めない。ディスプレイ用のカラーボックスは安いのをみつけたが、ほしい色のが売り切れだった。

■手塚治虫漫画全集

栄輝:『ミッドナイト』って、ブラックジャックがゲスト出演してたみたいなのな。いきなり3巻から読んだので「かつてそういうことがあった」ぐらいしか分からないんだけど。

A機:だから全集ROMを買ってくださいとあれほど言ったのに。

栄輝:いや、それほどは言ってないだろう。

A機:そういう問題じゃあなくてー。


030309.日曜日

■予約

A機:すでに30個ほど入れておきましたが何か?

栄輝:鈴木清順から始まって、映画が多いな。『こんにちは赤ちゃん』なんて観るのか?

A機:なに言ってんですか、吉永小百合ですよ? サユリストが聞いてあきれますな。

栄輝:そんなことは百も承知なんだよ。この忙しい御時世に、いつ観るのか、と聞いている。

A機:そういうことを検討する前にとりあえず録る。そうしろって言ったのはどこのどなたでしたっけ?

栄輝:俺、そんなこと言ったっけ?

A機:ふんとにもう。

栄輝:今日は霰がよく降るな。


030308.土曜日

■手塚治虫漫画全集

  • バンパイヤ・第四巻
  • ミッドナイト・第三巻
  • どついたれ・第一巻
  • ブッキラによろしく!・第一巻
  • MW(ムウ)・第二〜三巻

A機:えらい半端な買い物ですが…。

栄輝:一冊200円でワゴンセールされてたんだよ。大阪きっての老舗書店、ヒバリヤ書店でだぞ? これは誰かが引き取ってやらなければ話しにならんだろ。どれもまだ読んでない作品だったし。

A機:軍資金もないのに、大丈夫なんですか?

栄輝:わかっちゃいるんだがな…。しかしなんだな、『バンパイヤ』はウエコ編を読んでなかったからちょうどよかったし、『ミッドナイト』は1話完結だからいいとして、『MW』は一巻を手に入れないとなにがなんだか(苦笑)

A機:こりゃ自業自得というもの。因果ですなぁ。

■キングゲイナー

A機:ん〜、現場の混乱、みたいなものがフィルムからあふれかえってるような。

栄輝:作画の限界をトミノ演出力でのりきる! 劇場版ターンエー並みのすさまじい展開だ。たいしたもんだ。作画はしんどかったが、富野アニメというのは、そういうもんじゃあない。


030307.金曜日

■セイラ・マス全セリフ集

栄輝:ヒトがそんなに便利になれるわけ、ない。か。

■機動戦士のんちゃん第8話「さよなら地球・Eパート」公開

A機:あいかわらず盛り上げて盛り上げて、思いっきり盛り上げて、引きます。

栄輝:マックユーザーはクイックタイムムービー版の全部入りを楽しむのが正解。

■スマートブレイン

A機:実在してますけど…。

栄輝:555のほうは「スマートブレイン社」だから、いちおう違う。訴訟されたら知らないけどな。

■ソニー・スタイル考

栄輝:サイバーショットUとか、クリエとか、物欲をそそるのはソニー製品が多いんだ。

A機:毎度タンジェリンカラーが限定色で出るっていうのもニクイですよね。

栄輝:しかしだな、うちにあるソニー製品でいちばん最後に買ったのは何だ? こたえろ。

A機:えと…、DATウォークマン。

栄輝:そう。あれを買ったのっていつだよ? ヘタすりゃ10年近く前だ。あれだってDATの再生専用ポータブル機を出したのがソニーしかなかったから買ったわけで。ってゆーかDATってそういう規格なんだけど。

■RD−XS40、本日の価格

A機:92800円。ものすごい勢いで下がってきてますね。

栄輝:先週末で95000円が最安だったからな。でも、こいつばっかりは一日でも早く買ったことのほうが安く買えることよりも重要なので、ちっとも悔しくないや。

A機:今朝は何をご覧に?

栄輝:『プリンセスTuTu』。年末の総集編のやつ。

A機:ようやく2003年に突入(;´Д`)

■「おかあさんといっしょ」のおにいさん、おねえさん交替

A機:…だそうです。

栄輝:デ・ポンも終了なんだろうなぁ…。

■ジャガー

栄輝:ほれ、約束どおりインストールしてやったぞ。

A機:わーなんだかまったりしつつもサクサク〜。

栄輝:おかげでまた徹夜だよ。アップデータ、iアプリ、ひととおり入れておいたからな。しかしなんだな、だいぶ中味が変わるって話だったから、「アーカイブ」って方法を使うつもりだったんだが、うっかり直接アップグレードをかけてしまって、しかしちっともなんともないな。うまくいったもんだ。起動しなくなる、ぐらいは覚悟してたんだが。

A機:なんて場当たりな。


030306.木曜日

■週刊 日本の天然記念物

栄輝:来週の「アカウミガメ」は買いたいかも、と思っているわけだが。

A機:「奈良のシカ」なんてあったんですね。地元なんですから買っておけば?

栄輝:そうだな、地元の本屋でバックナンバーが残って困っているようだから、もしあったら買ってもいい。あと残りのラインアップとしては、「オカヤドカリ」が気になるかな。

A機:「ホタルイカ」もおいしそうですね。

栄輝:俺はイカはさほど好物ではないんだが、たしかに透明なところがいい感じかもな。こうしてみると、魚介類というか、水っぽい生き物の造形物に魅力を感じるみたいだな、俺。でも1つ850円が積もりに積もるとけっこうな金額になる。いまのサイフの状況ではムリ。

A機:そういえば先月あたりからけっこうな数の本を買ってますよね。

■『趣都の誕生』

栄輝:年度末なんでイロイロ出るんだよ。

A機:アキバっていま、こんな風になってるんですか。ひょえー。

栄輝:そういえばずいぶんとでかけてないな。東京出張も一昨年行ったのが最後か。

A機:日本橋もけっこう趣都化しつつありますよね。まんだらけも出来たし、メッセサンオーもあるし。コスプレグッズの専門店も。みわたすかぎりガシャポンの店ばっかりで。

栄輝:あとはコスプレ喫茶やメイド風コスプレ居酒屋の登場を待つばかり、か。

■アキレスと亀

A機:今朝は何をみたんでしたっけ。

栄輝:『ミルモでポン』だな。昨年末ぐらいの。

A機:はぁ…。鈴木清順特集、とりあえず録画してますけど、いつ観るんですか?

栄輝:そりゃ、そのうちだな。もっとも、鈴木清順監督作品は映画館でも代表作は観てるし、昔地上波で特集組んだときにもいくつかは観たから、保存用といえば保存用。とりあえず借りている奴とか友人に録画してもらってる奴とかを消化していかないと。

A機:でもまだ昨年末の分なんでしょう? もう3月ですよ? 追いつける日は来るんですか?

栄輝:なに言ってんだ。そんなにビデオばっかり観てるわけにいかねーだろーが。ゼノンのパラドックスなんて引き合いに出してどうするつもりだ? 黙って録画してろ。

A機:…ぶぅ。

栄輝:あーすまんすまん、痛いところを点かれたのでつい口がわるくなった。週末にはジャガー入れてやるから機嫌なおしてくれよ。それと、『ベイベーばあちゃん・総集編』は奈良テレビの『マシンロボレスキュー』とバッティングしてるから録画しなくていいよ。

A機:あれ、断片的にしか観てなくて、ようやく観たらいきなり最終回だったんで、どんな話だったのか気になってるんですよ。

栄輝:ほれ、そういうのを確認するためにも録画しなきゃ始まらんのだよ。


030305.水曜日

■刊行決定!【坂口尚短編集第五巻】

A機:やりましたね、刊行決定です。

栄輝:5月中旬刊行予定ということで、自分へのちょっとした誕生プレゼントだなこれは。

■『宇宙船レッド・ドワーフ号 第2巻 素晴らしきかな人生』

A機:まつむらまきおさんなんて、もう読み終わってるそうですよ。発売日きちんと調べておけばよかったですねぇ。

栄輝:まだ神林長平の『小指の先の天使』も読み終わってないし、それから数冊ほど買ってしまってるし、困ったなぁ。ぶっちぎりでレッド・ドワーフ読んじゃうよなぁ。

A機:あれ、神林さん、まだ読み終わってないんですか。

栄輝:どれも味わい深い作品でさぁ、さっさと読んでしまうのがなんだかもったいなくて。6本の短編集なんだが、もう半分読み終わってしまったと思うと、それだけでもったいなくなるというかなんというか。


030304.火曜日

■セイラさん、シェリルさん

栄輝:セイラさんも好きだったけど、シェリルさんの強烈な個性で井上瑤さんの声を意識したって印象があるなあ。

A機:「キャスバルにいさ〜ん」よりも「わたしの大切な人が、なんでみんないっちゃうの〜!」ですね。

栄輝:ギジェがシェリルの部屋をたずねるシーン、いまでもものすごい実在感を持っている。ギジェの「君がみたかったから」ってセリフも小粋で好きなんだよな。コスモがカミューラ・ランバンに母親への怒りをぶつけるところと並んで、忘れられないシーンだ。

A機:ダイターン3のレイカはどうでしたか?

栄輝:ん〜、金髪ヤンキー娘のビューティよりはお姉さまタイプのレイカのほうが好みだな、ぐらいで、それほど意識したことはなかったかも。でも、たしかにレイカの顔をみると、井上さんの透きとおった声が頭にうかんでくるな。

A機:ゼータのときにセイラさんのセリフがなかったのは、突然彼女がインドに行ってしまったからだって聞いたことがありますけど、御大将にとっても、お気に入りの声優さんだったんでしょうねえ。

栄輝:ほんとうに、心からご冥福をお祈り申しあげます。

A機:『ブレンパワード』でガバナーことゲイブリッジ司令の声をあてていた佐古正人さんも舌ガンで亡くなられたそうです。

栄輝:(;´д⊂


030303.月曜日

■金髪さん、天国でも美しく、どうか安らかに…

A機:井上瑤さんが亡くなられたそうです…( ´Д⊂ 

栄輝:ウソだと言ってくれよ…。

■3月Sガン祭・月末まで

A機:MG Ex-Sガンダム、26日で確定っす。

栄輝:ちょうど軍資金が不足してたところだし、これでじっくり準備できるってものさね。


030302.日曜日

■キングゲイナーDVD交換

A機:いやーきちんと指定日に届きましたね。

栄輝:おまけのファイルって、毎号付録の小冊子を綴じ込むようになってるんだけど、キャラクターとかメカとかで仕切りがついてるってことは、分割してファイリングしろってことなんだな。

A機:週刊スタートレックならぬ月刊キングゲイナーってところですね。しかしバラすのがもったいないような。

栄輝:ちょっと惜しい気がしないでもないが、そうすることで自分だけのファイルになるって感触は得られるだろうし、こうして一冊にまとめておくと、あとで参照するのも楽だしな。ああ、でもまだ俺には分解する勇気がないや。

A機:そこを思い切ってバラす。それこそがファンの証し。これでもうキングゲイナー(のDVD)は誰のモノでもない自分だけのモノに。

栄輝:分かっちゃいるけどさ。おまけとしても、実用的でうれしいもんだし。WOWOWのスクランブル枠だから、よほどのことがないとムックも出しづらい御時世なわけで、こいつはかなり貴重な資料集となる可能性も極めて高い。

A機:「ブレンパワード・スパイラルブック」のような入魂のムックが出るかもしれないですけど、出たとしても放送終了後でしょうから、やはり今、手に入れる資料としては最高クラス、最重要機密クラスですね。

栄輝:早く3巻おさえないと、すぐに4巻がでてしまうぞ…。


030301.土曜日

■RD−XS40

栄輝:あーひどい雨だった。ほれ。

A機:やぁ土曜日だというのに22時まわってお戻りとは、お仕事大変ですね。…って、おお、これは!

栄輝:そ、RD−XS40。買ってきた。

A機:キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!! はやく、はやくセッティングしてください!

栄輝:そうあわてんなよ、もう夜中だろーが。とりあえずブースターつないで、画質安定の確認からな。

A機:あーもどかしいもどかしい。…でも、かなりよくなってますね。4チャンネルもほぼ普通の映像? 12チャンネルは完璧ですね。サンダーバードもプリンプリン物語もこれで怖くない!

栄輝:つぎはスイッチングハブな。

A機:お、こいつでイーサを分けるんですね。まだポートあまってますね。これで奥さんが部屋に来たときにもネットに接続できる、と。家族サービスもぬかりないですな。

栄輝:上手によいしょしたので、XS40をつないでやろう。

A機:ヤッター!(・∀・) あれ、DHCPだとうまくアクセスできないですね。IPダイレクトに打ち込んで…よし、アクセス完了。予約、予約、予約。

栄輝:iEPGは登録面倒だからそのうちな。メール予約も今度にしよう。ところでこいつ、ファームのバージョンはいくらなんだろうな。調べておかないと。

A機:起動時に初期設定画面がでなかったところからすると、すでに誰かが起動させているようですから、ファームもアップされてるんじゃないですか? 今度確認しておきますけど。はやくユーザー登録もしちゃってくださいよぉ。

栄輝:もう午前4時まわってるじゃねーか。いつもの俺なら、そろそろ起きようかって時間だ。もう寝る。さすがにくたびれた。でもこの安堵感というか満足感はまんざらじゃねーな。

A機:いいニュースも聞けましたもんね(下記参照)。ところで、ネットリモコンがうまく起動できませーん。

栄輝:なんだろう? JAVA 環境かねぇ? ほれ、ジャガー。

A機:うわ、そこまでやるかこの人は。

栄輝:でもインストールはしばらく先な。とにかく寝る。

■ひょっとしたらいけるかも【坂口尚短編集第五巻】

A機:〆切り間際に、駆け込みで申し込みがけっこうあったそうです。

栄輝:よかった、こんなうれしいことはない(;´д⊂ この涙は、よろこびの涙。

A機:まだ確定じゃないみたいですが、予定の350セットに対して、300セット以上は予約が集まっているみたいです。

栄輝:久々に坂口尚作品を本棚の前に移動させたよ。フンベルバルディンク先生にもながらくお会いしてないからなあ。

A機:受付締切はすぎてるけど、まだ受付ページは生き残ってるので、ファンのみなさん、援護射撃をぜひお願いします。

■キングゲイナー

A機:キッズ総裁のトレーナー姿に大笑いです。

栄輝:深刻な状況の中でも、いい感じに笑いを取るんだよな。

A機:シンシアのおばあさん、下半身氷漬け…。寒くないのでしょうか。

栄輝:ありゃオーバーフリーズだから、通常の氷漬けとは違うんだろ。

A機:ここにきてラスボスを倒すための修行、ゲームという名の「精神と時の部屋」ですか。

栄輝:これまでの富野作品では考えられなかった展開だな。大河内のアイデアそのまんま?

■黒田硫黄『セクシーボイスアンドロボ』第二巻

A機:ロボがいい味だしまくりです。

栄輝:普段はボーっとしてるが、オタク知識に関してはずばぬけた記憶力を持っているようだな。流行モノに踊らされているだけのボンヤリ君だと思っていたが、いざとなると頼りになる?


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