ExpandedBook Attendant
−99年12月のテキスト−


991228.火曜日

【T-Time v2.0.5 は1月初旬】

11月13日に v2.0.4 の公開予定だったのが延び延びになっていた T-Time のマイナーバージョンアップ。ひとつ飛び越して、v2.0.5 で新年にお披露目となりそうです。

うわさのマルチファイル検索は実装されるのか? いつのまにか消え去っていたモバイル対応90度回転モードの復活はあるか(^^;?

がんばれボイジャーさん!


991227.月曜日

【1999年電子出版10大ニュース】

1999年もあとわずか。そこで、今年の10大トピックを書き出してみました。とくに順位は設けず、おおまかに時系列に並べています。

●TTPKリリース
今年の前半は、個人的にこれに振り回された気がします。(『ひらけ!』のリライトで(^^;) )

●『ルネッサンスパブリッシャー宣言』の刊行
まだ読んでない人はいそいで読むように!

●T-Time v2.0
アルファ版公開テスティングで盛り上がったっけ。

●本の学校に参加
もし次があるなら、みんなで参加したいっすね。

●『ひらけ! T-Time』完成!
いやはや、半年間がんばりましたよ。

●ポシブル堂オープン
田辺店長のがんばりには感謝感激です。

●青空文庫がアスキーの雑誌にまるごと収録
なぜかまだ、件のCD−ROMのついた雑誌を買ったことがなかったりします。

●電子書籍コンソーシアム実証実験開始
いやはや(^^;)

●本コ・オン・デマンド
日本のオンデマンド出版の、本格的な実験の始まりです。

●DNP縦書きプラグインの発表
2000年の幕開けを迎えるにふさわしいニュース!

…といった感じ。そんな一年間でした。みなさんにとっての10大ニュースはなんでしたか(^^?


991225.土曜日

【縦書きプラグインの記事】

さくっと記事を集めてみました。

日経WEB
http://www.nikkei.co.jp/business/release/

インプレスウォッチ
http://news.yahoo.co.jp/headlines/imp/991222/cpt/18274900_impcpt012.html

ZDNet Wire
http://www.zdnet.co.jp/pcweek/news/9912/22/99122213.html

ASCII24
http://www.ascii.co.jp/ascii24/call.cgi?file=issue/1999/1222/devi03.html

Weekly Nikkei MAC
http://mac.nikkeibp.co.jp/mac/hotnews/9912/tategaki.shtml

Mac WIRE では取り上げられなかった模様。


991223.木曜日

【ウェブもこれからはホントに縦書き】

ボイジャーは大日本印刷と共同で縦書きコンテンツ配信システムを開発。2000年元旦から読売新聞社の『ヨミウリ・オンライン』が縦書きで読めるようになる。現在も、「99年国内10大ニュース縦書き版」の記事を縦書きで読むことができる。いますぐアクセスして、実際に体験してみてほしい。

このシステムは、専用のサーバーシステムとプラグインの組み合わせによって実現している。マック版のプラグインをボイジャーが開発、ウィンドウズ版プラグインとサーバーは大日本印刷が手がけている。

文字数の設定が、紙の新聞に近くなっており、ボイジャーが長年つちかってきたアンチエイリアス表示もあいまって、かなりいい感じだ(受け止め方には個人差はあるだろうから、こういうのを表現するのはむつかしいね)。文字サイズは大・中・小と三種類を切り替えることが出来る。文章量が多い場合は、二段、三段と段組レイアウトが自動的に行われる。あなたの環境によってはスクロールさせる必要があるだろう。そう、今回ボイジャーはページめくりのメタファーは採用していないのだ。あくまで一枚のページとしての表示にこだわった。

ページをスクロールさせるならPDFと同じじゃないかって? 読み手にとっては、アクセス速度がまったく違う。なにしろこちらは普通の HTML ファイルなのだ。これは送り手にとっても大きなメリットだ。わざわざPDFを作成する必要がないのだから。


991217.金曜日

電子書籍コンソーシアムレポートのページを更新しました。


991216.木曜日

うかうかしてたら風邪ひいちゃって、まったく何も手が付けられない。そんな中にも、本の学校から第5分科会の模様をテープ起こししたものが送られてきたりして、大至急校正して返してほしいなんて言われたりして。話し言葉そのまんま文字にしてるから、言いたいことは分かるんだけど、それちゃんと言えてないよ、みたいなシドロモドロ文の続出で、もう速攻で全文書き直して送り返しました。あとで聞いたら、訂正してくれる人はまだいいほうで、“こんな恥ずかしいこと話してたなんて。お願い、なかったことにして”なんて情けないこと言い出す人がいたりするんだとか。

ところで、五回で予定どおり終了のはずの本の学校が、じつはまたあるらしいという噂を聞きました。本当ですか?

とか言ってるあいだに熱が下がらないんだけど、月曜日に萩野さんが関西方面にやってくるっていうので、京都まででかけてお会いしてきました。いろいろ来年の計画を聞いてきたところによると、来年は電子出版をとりまく状況がまた大きく動き出しそうな気配。情報解禁になったらお知らせしますね。

などと書いていても、鼻水がとまらないんだけど、ポシブル堂でクリスマスキャンペーンやってるの、みんな知ってるのかなぁ? 24日までに申し込んだら、送料無料っす。田辺店長の持ち出し覚悟のこの企画、利用しない手はないよなぁ。20日にはポシブル堂ニュースもクリスマス特集を出すから楽しみに待ってるよろし。


991203.金曜日

しばらく滞っていた電子書籍コンソーシアムレポートのページを更新しました。


991202.木曜日

【聖なる書物と読書端末】

たわむれに「電子書籍コンソーシアム」で検索していて見つけました。たなべ書店というサイトに登録されているエッセーです。9月末の原稿だそうですから、まだ実証実験のスタート前。電子書籍リーダーを見なくても、ここまで見抜いてしまう人もいらっしゃる。この方は、実証実験には参加されていないのだろうか。


991201.水曜日

「でじたるでしいり日誌」の番外編「13分日誌」の存在を知ったのは不覚にも昨日のこと。ひつじ書房の賀内さんのことを房主松本氏は“ひつじ書房のアナキン・スカイウォーカー”と形容したようですが、なるほど彼女には生来のフォースが備わっているように思える。まだ二回しかお会いしたことないけど、話をしているとハッとするような切り返しの連続でとても刺激的なんだな。自分が生ぬるい環境で暮らしているからなんだろうけどね。そんな賀内さんのつぶやきがウェブで読める。それを見落としていたなんて俺としたことが。うむうむ。→読んでみたい人はこちら


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