ExpandedBook Attendant
−99年10月のテキスト−


991031.日曜日

電子書籍コンソーシアムレポートのページを更新しました。いよいよ明日からメディアスタンドも利用可能になります。


991028.木曜日

【オキナワなんでも事典】

昔ながらの沖縄言葉から、沖縄アクターズスクールのような最新語(?)まで、じつにバラエティに富んだ言葉の数々が納められています。Coccoとかディアマンテスなんてのもあるよ(^^)

インターフェースもすっきりしているし、ひとつひとつの項目は短いコラムで構成されているから、どこから読んでも楽しめます。用語のほとんどにスピーカーアイコンがついていて、クリックするとウチナンチューの言葉が確認できます。
結婚して一年目に、行けなかった新婚旅行の代わりに沖縄に旅行に行きました。波照間島の誰もいない青い海で二人っきりで泳いだことを思い出しました(※)。また行きたいな、沖縄。

※)泳いだのは日差しが一番強い午後2時ごろ。沖縄の強烈な日差しは、肌を焼き尽くします。午後2時に泳ぐお莫迦さんは、なんにもしらないぼくたちだけだったのです。おかげでその夜から、ぼくはひどい日焼けに悩まされることになってしまいました。

そろそろ全国の書店に並び始めているようです。みかけたら報告よろしく。できたら買ってください。


991027.水曜日

【これがTK3】

こいつに日本語化がほどこされて、真T3となるわけです(^_^)


991025.月曜日

【電子書籍コンソーシアム実証実験に参加!】

専用ページを作りました。


991020.水曜日

【坊主にくけりゃ】

いやはや、ここのところいろんなところで電子出版・電子書籍・電子本の記事が掲載されるようになったけれど、ことマクロソフトが乗り出したりしてきたものだから、「マイクロソフトのやることにはケチをつけなくてはね、ジャーナリストとして」みたいな記事も散見されるようになった。マイクロソフトのやることを否定するのはいいけれど、オンスクリーンの読書そのものまで否定するのはやめなさいって。

【HONCO on demand は新時代のルリユールをもたらすか】

HONCO on demand では、並製とフランス製の2種類から選ぶことができる。フランス製っていうのは、簡単にいうと上辺が閉じた状態になっていて、ペーパーナイフで切りひらくようになっている装丁のこと。普通の本は、下辺が閉じていて、それをカットするようになっているんだね。文庫本で上辺がギザギザでそろってないものがあるけど、これらは上辺がつながっていない証拠です。フランス製の場合は、自分でカバーをつけなおしたりするのが楽しみのひとつだったりして、かつては装丁を専門にしている業者さんもたくさんいたらしいよ。おそらくフランス製はたぶん平野甲賀さんの提案だろうな。
11月11日より開始ということだけど、予約についてはすでに受け付けているようないないような。

【協力読者】

アレがあたってしまいました。これでこころおきなくゴルゴ13の世界を堪能できます(笑) 引き渡しは25日から。おお、来週の月曜日か。もうすぐやね。


991018.月曜日

【パワーブックという名の本】

今月のマックパワーは富田さんの熱い叫びが堪能できるんだけど、あえてマックライフを買ったのは特集の『Macは「本」をどう変えたか?』ってのが気になったからだった(うがった見方をする方は、フサフサの富田さんよりもツルツルの萩野さんや平野甲賀さんを選んだと思ってもいいよ(笑))。

この特集の中で大谷さんがパワーブックから Newton を経て iBook に至るダイナブックの子供たちのことを取り上げているのは、なかなかツボをおさえているなと思った。今となっては電子の本の代名詞はワークパッドやアイゲッティにお株をうばわれた形になっているけれど、パワーブックが初めて世に現れた当時のことを思い出すと、まさにパワーブックは電子の本たりえる先駆けだったのだと言えるのだ。 T-Time のある今という時代もステキだけど、PowerBook と ExpandedBook というコンセプトが登場したあの時代の輝きを思うと、ぼくたちはもっと遠くに行けるはずだと思わずにいられないんだよね。

萩野さんのインタビューも「デジタルでも紙でも、必要なものを残していくべきなんです」と、うまいこと青空文庫の紹介につなげています。野口さんのお姿、ひさしぶりに見たような気がします。

でも、芥川「竜」之介はちょっと恥ずかしいです>編集部

【シャーロックとT-Time】

知らなかったんだけど、シャーロックって Mac OS 8.6 からは、PDFの中味も検索できるようになったんだってね。そこで思ったのが、我らがTTZも検索できるようにならないかなぁってこと。TTZがマルチファイル検索できないのは、結果的にデメリットになっていると思うんだよ。最近のボイジャーの傾向をみていると、どうも「どんなに斬新な機能でも、マック版でしかできないモノについては搭載しない」という方針があるような気がするんだなぁ。でもそこを曲げて、なんとかなりませんかのう(^^;?

T-Time自身にマルチファイル検索が搭載されるのもステキなことだけど、たとえばマック版のインターネットエクスプローラからシャーロックが起動できるのって、けっこう悪いことではないよね。


991013.水曜日

【ASCII24 にサイバーブックセンターのインタビュー記事】

エキスパンドブック横丁の名物男、古野さんのインタビュー記事が掲載されています。電子出版作品の例として『発想する紙』が取り上げられていてうれしい(でも“今は亡き Newton ”ってキャプションはどうかと思う)。

よく見ると、ライターさんは名著『サイバー・キッチン・ミュージアム』の Yuko Nexus6 さんじゃないですか。この方もかつてはニフティのボイジャー・サロンに出入りしていた方です。なつかしいなぁ(^^)

「その他の電子書籍制作団体」として、青空文庫・グーテンベルク21・ポシブル堂書店・猫乃電子出版のリンクが紹介されています。


991009.土曜日

【『ひらけ!T-Time』を書店で見たか?・その2】

日本橋のニノミヤPCX-Mac館には入荷していたよ。


991005.火曜日

【『ひらけ!T-Time』を書店で見たか?】

配本が滞っているところがけっこうあるらしく、大阪市内では2日(土)の実績で、配本されていたのは新大阪のブックストアー談、旭屋書店天王寺Mio店、駸々堂ディオス北千里店、宮脇書店大阪店など。紀伊国屋書店梅田店、旭屋書店本店などにはまだ入荷していないもよう。店によっては黙っていたら仕入れてくれないところもあるので、最寄りの書店で手に入れたい人は、ぜひ注文してほしい。書店さんとのやりとりが面倒な人は、ポシブル堂を御利用くださいね。メールオーダーも始まったよ。

【ポシブル堂書店ニュース、まぐまぐ配信開始】

これまでポシブルブック倶楽部のメーリングリストでのみ配信されていたポシブル堂書店ニュースが、一般向けにリニューアルしてまぐまぐから配信されることになったぞ。ポシブルブック倶楽部に入るのはめんどくさいけど、ニュースだけは知りたいって人には朗報だ(できれば入ってほしいけど(^_^;))。


991004.月曜日

【日本電子出版協会、電子書籍の交換フォーマットの仕様を策定】

前にドラフト版が公開されていたが、9月30日に最新情報に更新されたもよう。T-Time や BookJacket との連携も考えられているので、いちおうおさえておいたほうがいいかも。電子書籍コンソーシアムの EBJ Text フォーマットにも対応予定とのことだが、いかんせん電子書籍コンソーシアムのほうがまだスキャナしてああしてこうしての段階で、当初予定していたテキストデータの取り扱いについてはなぁんにも見えてこないので、JepaX が「対応する予定」とうたってみてもむなしいだけだったりする(苦笑)

日本電子出版協会(JEPA)出版データフォーマット標準化研究委員会のページはこちら

ここの Seybold 99 のレポートは、ジョブズのキーノート・スピーチや、SoftBook や EveryBook の展示の様子が見られるぞ。こうしてみると、あちらの読書端末はけっこう大きいんだよね。日本の読書端末が720グラムというのは、海の向こうを意識してのことかもしれないなぁ。


991003.日曜日

先日、移転のおしらせをしたポシブル堂ですが、田辺店長によるととりあえず移転したのは店の内側だけということで、入口は前のままなんだそうです。ちょっとした仕掛けもしてあるので、入口ページにもたまには行ってみてね。


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