ExpandedBook Attendant
−99年09月のテキスト−


990929.水曜日

【T-Time v2.0.3 アップデータ】

v2.0.3 アップデータが発表された。TTPK 2.0 で作成した TTZ ファイルのうち、読者パスワードが設定されているものに関しては、v2.0.2 以上(実質的には v2.0.3)でないとアウトらしいから、みんなアップデートしよう。今回もアップデータからフルサイズ、最小セットなどさまざまそろってます。

T-Time 専用ページのトップページもデザインが一新されたぞ。

【T-Time パブリッシャーズキット v2.0.2 到着】

予定から10日遅れて、27日に出荷開始となった TTPK 2.0 がうちにも届きました。ちゃんと『ひらけ! T-Time』も入っていました。v2.0.3 アップデータも、マック版とウィンドウズ版のフロッピーがそれぞれ入っていました。

【書評パンチも二ヶ月ぶりに更新】

これからは頻繁に更新していく予定なので、たまにアクセスしてやってください。

オンライン版・本とコンピュータもリニューアルされていますね。

電子書籍コンソーシアムもデザイン一新されてます。
 実証実験の参加申し込みは10月4日〆切りです。


990928.火曜日

【ポシブル堂が移転】

COOLのサイトがあまりに重いと不評だったため、とりあえずサイトを移転しました。掲示板も新しくなって、サクサクっと書き込みが集まっています。『ひらけ! T-Time』の特別価格販売も残すところあと2日。おかげさまで残部僅少です。最後の一冊を手に入れるのは誰かしら?


990924.金曜日

【アスキーの雑誌を買うと、青空文庫がついてくる】

アスキーの雑誌付録のCD-ROMに、青空文庫がまるまる収録されるようになるのだ。収録が決定している雑誌は、次の5誌。

アスキー.PC(ドットピーシー)11月号(9月24日)
DOS/V ISSUE 11月号(9月29日)
マックピープル 11月1日号(10月15日)
月刊アスキー 11月号(10月18日)
マックパワー 11月号(10月18日)
※ハイブリッド版と、Windows/Macintoshそれぞれの専用フォーマットの物と、雑誌によっていろいろあるみたい。

青空文庫の呼びかけ人、富田倫生さんのコメントは、9月21日の「そらもよう」で読むことができる。

【光文社電子書店がマックユーザーに対応】

言い換えれば、これまではウィンドウズ環境でないと購入できないようになっていたのだ。「光文社はマックユーザーは顧客対象として見てないのか?」と以前、担当窓口にメールしたことがあったのだが、丁寧な返事を返してくれただけでなく、こうして約束どおり対応してくれたってわけ。すばらしいぞ光文社!

光文社電子書店を利用するには、NIFTYSERVE か BIGLOBE、SHARP SPACE TOWNのアカウントが必要。

さて、次はその光文社文庫に関する雑文です。

【電子出版をダシにしたらどんな味がするのだろう】

唐沢俊一の『トンデモ怪書録』が光文社文庫になった。本好きの著者が、「俺はこんなおかしな本を読んできた」ということを延々と書き連ねた、いわば自慢話の本である。まぁそれが俊一兄の味であるから、べつになんとも思わないのだが、文庫化にあたって加筆されたあとがきで、氏が電子出版批判をやらかしていたのに気がついた。

結論から言うと、氏は「電子出版は所詮データ。本はカタチある物だから素敵なのだ。もしここに紹介してきたような本が電子出版された本だったら、わたしは愛着を持つこともなかっただろう」と述べている。なんのことはない、「わたしは“物としての本”が好きである」と述べるために、わざわざ「物としての実体を持たない」電子出版をダシにしているのだ。

電子出版を否定的に語るときにかならず持ち出されるのが、この「物ではない」という指摘である。しかしこれは、中華料理に向かって「フランス料理ではない」と言っているようなもので、本質的に論旨がずれている。トンデモ本を紹介する本で、トンデモな論を展開させる。天下の唐沢俊一も、こと自分の愛してやまない書物に関しては、冷静ではいられなかったというところか。

否、唐沢俊一にかぎってそんなことがあるとは思えない。氏は確信犯なのだ。中華料理をフランス料理ではないと笑う愚を百も承知で、いかに自分が本という物を愛してやまないか、それを正当化せんがための策を弄しているのだ。いまどき「電子出版が紙の本を駆逐する」などと言う輩がどこにいるだろうか。津野海太郎氏の『本はどのように消えてゆくのか』を読んで、そこに時代の気分を上乗せしてわざと拡大解釈しているとしか思えない。紙の本にせよ何にせよ、物に対する愛情は度が過ぎると世間からは奇異の目でみられるものだ。氏は、自分の本に対する偏愛ぶりを強調するために電子出版を過剰に貶めてみせたのであろう。

ところで、光文社は自社の本の電子出版を積極的に展開しているのをご存知だろうか。将来この本が電子出版される日が来るのを密かに待つというのは、なかなか不謹慎な愉しみではある。

(某メーリングリストへの発言より)


990923.木曜日

【ポシブル堂なら『ひらけ!T-Time』(¥1300)が千円で買える!】

『ひらけ! T-Time』はまだ書店には並んでないと思います。ということは、世界で一番はやく手に入れられるのがポシブル堂ってこと。しかも、9月中は記念セール(数量限定)で300円も割引きサービス!


990919.日曜日

15日や18日発売のマック雑誌で、こぞって T-Time 2.0 のレビュー記事が掲載されていますね。しかしざっとながめただけで、けっこういいかげんなことが書いてあるのが気になりました。いちばんひどいのが「今回から HTML ファイルが読めるようになった」ってやつね。そのためのツールでしょうが、 T-Time って(^_^;)

あと細かいことですが、ホットURL(URL の部分をダブルクリックしたらブラウザが起動する機能)が新バージョンで搭載されたとありますが、じつはコマンドキーを押しながらダブルクリックする方法なら、前から搭載されていました。でも両OS正式対応は今回からだったかな。

マックライフでは祝田さんが iBook についてコメントしています。すごく当たり前というか、まっとうなことしかおっしゃってませんでしたが、そういうもんだと思います。気をてらったことを述べるのはジャーナリストの仕事だもんね。

そういえば TTPK 2.0( T-Time パブリッシャーズキット)の発売日って17日じゃなかったっけ(^^;?


990917.金曜日

【電子書籍コンソーシアムが11月からの実証実験の協力者募集要項を発表】

なんというか、突っ込もうと思えば果てしなく突っ込める隙だらけの電子書籍コンソーシアムなのである。

いちおう申し込みしてみようと思う。もちろん、彼らが気づいてないだろう「どこが悪いのか」を正当に申し述べるためだ。ブラックリストに載ってたりして(笑)


990915.水曜日

The Apple Store では、本日から iBook の予約受け付けが始まったようです。新しい読書環境としての iBook は魅力的です。iMac のときは、日本橋にも相当な行列ができたっけ。予約して確実に手に入れるか、それともあの熱狂的な行列に紛れ込むのが正解か。あなたはどうする?


990913.月曜日

本の学校に行ってきたのだ。レポートをいま書いているところ。今日は知恵熱がでたのか、一日中熱っぽくてしんどかったです。


990909.木曜日

【あなたはこの本を知っていますか】

地方・小出版流通センターのおなじみのキャッチフレーズだ。ここが出している情報誌「アクセス」のバックナンバーがTTZ版になって公開されているぞ。

【本の学校】

いよいよ明日からなのだ。行ってくるのだ。『ひらけ!T-Time』の完成品にもお目にかかれることになっています。楽しみ楽しみ。


990906.月曜日

【読書の未来2完成間近】

前回は「電子本究極目録」と題して16ページの軽オフ印刷なんて赤字覚悟でやらかした『読書の未来』。今回は元手のかからないコピー二つ折り4ページ。いきなり四分の一にボリュームダウン、しかも判形もA4からB5になってコンパクト化! でも中味は濃いんだぞ。今回はポシブル堂のオープンにターゲットをあわせて、23人の電子出版界のお歴々から「100文字メッセージ」を集めました。わずか100文字ながらも、なかなか読みごたえのある言葉が寄せられています。これを読まずして21世紀の電子出版を語ることなかれ、なのだ。

この『読書の未来2』のお披露目は、今週末の10日から米子市で開かれる第五回「本の学校」の第五分科会にて。参加者のみなさんはおたのしみに! 参加しない人にも、何らかのカタチでご覧いただけるようにするつもりです。たとえばポシブル堂で買い物してくれたらおまけにつけるとか。


990901.水曜日

【TTPK2.0は予約受付中】

見落としていましたが、案内ページも更新されてます。…えっ、今度のバージョンには『ひらけ!T-Time』がバンドルですか(^_^;)


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