ExpandedBook Attendant
−98年08月のテキスト−


980830.日曜日

【雑記帳バックナンバー】

久しぶりに雑記帳のバックナンバーの続き(002・003)をブック化。ネットエキスパンドブックです。

雑記帳001(60k)
雑記帳002(68k)
雑記帳003(52k)

001〜002は、エキスパンドブックと出逢って間もないいのうえさんが、いろんな難関を突破して「りなちゃんのり」というステキなブックを完成させる話題が中心。003 になるといよいよ Newton OS のディスコンテニューが重なってきて、話題も多様化していきます。ちょうど T-Time の営業が始まるころまで収録。

【スレイブ】

畑仲哲雄さんの『スレイヴ』を読んだ。HP-200LX によく似た「スレイヴ」という名前の手のひらパソコンが軸になって展開する小説だ。はじめは中小企業のさえない課長が超携帯電脳を手に入れて、少しずつ新しい世界を知っていくといった展開なんだけど、途中からミーム論が暴れ出すあたりからはもうノンストップ、いっきに読んでしまいました。

この作品は青空文庫にも収録されていて、エキスパンドブック版、HTML 版、テキスト版と紙の書籍版が存在している。紙の書籍版は、畑仲さんは原稿料を受け取っていないという。だから、普通の本より1割ほど安いのだそうだ。そのかわり、読者は読み終わったあとに代金を振り込むことになっている。いわゆるシェアテキスト的な作品なのである。

この書籍版、ポット出版というところからつい先日発売されたのだけど、そんな出版社名は初めて聞いたものですから、どうせ関西の本屋には並ばないだろうと思っていたら、昨日、難波の旭屋書店で3冊ほど棚ざしになっているのを発見しました。考えてみれば、畑仲さんも大阪出身らしいし、ポット出版もひょっとしたら大阪の出版社なのかも。

畑仲哲雄さんのホームページ(http://ing.alacarte.co.jp/~press/)

【ユーザー登録しよう】

当たり前のことなのに、ユーザ登録ハガキってやつはなぜか出しそびれてしまいがち。先日、会社の Symantec Anti Virus for Macintosh(SAM)を Norton Anti Virus(NAV)にアップグレードすることになって、いろいろ調べていたらユーザー登録ハガキを送ってないことに気がついた。急いで必要事項に記入して投函したんだけど、シマンテックのユーザー登録ハガキは切手を貼らなければならないのであった。シマンテックの製品は、ユーザー登録するだけで手間賃50円かかってしまうわけだ。

その点 T-Time は偉い。ちゃんと料金受取人払になっている。『インターネット縦書き読書術』を買った人は、ハガキを切り取って、必要事項に記入して投函するだけだ。手間賃はかからない。いまどきこれくらい当たり前のことなんだけど、大手ソフトハウスのシマンテックが50円を渋る御時世だということを考えれば、ボイジャーはよくやっていると考えることもできる。料金受取人払になっているハガキは、なるべく送り返そう。もともと代金に含まれているということなんだから。


980824.月曜日

【オンライン通販は火曜日まで!】

なんとか火曜日まで受け付けることになりました。まだ迷ってる君、早くメールで申し込んでくれ! 作品リストへGO!

MacDays のレポート、ポシブルブック倶楽部 Web にて公開中です。とってもラブリーなヒラリ〜さんの御姿を今スグチェック!


980823.日曜日

MacDays も盛況のうちに終了しました。ブースにおいでくださったみなさん、ありがとうございました。オンライン通販のほうも、まもなく締め切ります。日曜日(つまり今日)閉めようという意見もあるんだけど、「せめてあと一日くらいは!」と延長工作中です(^_^;) まだの方は急いで申し込みを!

ポシクラ美人会員のヒラリ〜さんによる MacDays のレポート、そろそろポシブルブック倶楽部 Web のほうにアップされているはずです(まだぼくのところには連絡が来てないのです…。連絡よりもみなさまへの公開を優先してもらってるんです)。


980820.木曜日

【ビットの時代に本をよむ】

今日の MacDays はどうでしたか? ぼくは残念ながら会場に出かけられなかったんだけど、ポシブルブック倶楽部会員のヒラリ〜さんがレポートを送ってくれる予定だ。近日中にポシブルブック倶楽部 Web に掲載されるのでお楽しみに。

今回、出展するにあたってポシクラを案内する小冊子を作成した。題して『ビットの時代に本をよむ』。ボイジャーがエキスポのエキスパンドブック横丁で配布していた『ビットの時代に本をつくる』にタイトルをかけている。内容的にも、電子本をつくることを主張する時代から、今はオンスクリーンで読むことを主張する時代になったことをテーマにしている。

じつは、完成したのが販売担当の田辺さんが新潟の事務所を出発する直前だった。九州在住のデザイナーしんじさんが徹夜で間に合わせてくれて、PDFファイルの版下をメール。田辺さんは自宅のプリンタで出力、移動中に群馬県でコピー、東京の宿で製本するという分散型処理だった(^_^;) 時間の都合で、両面コピーができなかったのだが、内容については自信があるので、ぜひ会場で受け取ってほしい(君はもらったかな(^^?)。

この『ビット本』、ぼくのところで色上質紙に両面コピーしたものをとりあえず20部作成しました。通販でブックを注文してくれた方には、こちらのバージョンをさしあげます。じゃんじゃん注文してね!


980818.火曜日

【出展作品に追加】

青空文庫から四作品の参加をいただきました。

『日本の詩はどこにあるか・続』 藤井 貞和
『引っ越し魔の調書』      青江舜二郎
『小さなメディアの必要』    津野海太郎
『音楽の反方法論序説』     高橋 悠治

青空文庫の作品はどれも「見た瞬間欲しくなる」と評判のイヨキ型パッケージを採用。単にネットで手に入れるものとはまた違った商品価値があります。「買ったあとはパッケージは捨てちゃうんですよ」なんてあなたも、欲しくなる中枢を刺激するこれらのパッケージにはクラクラとくること間違いなし(^_^)


980817.月曜日

【MacDays 出展作品の通販開始!】

出展作品の通販ページを作成しました。今晩申し込めば、会場で売り切れる前にブックを押さえられるかも(^^?

【オンライン版『本とコンピュータ』創刊】

とうとう始まりました。いますぐアクセスしましょう。読者登録しておくと、更新の際にメールで知らせてくれるので便利です。

すべてのページに投稿用のボタンがついているのもうれしい。その場で思ったことをすぐにメールで書き込めますから。 T-Time との相性もばっちり。


980816.日曜日

【MacDays 出展作品リスト】

今週開催される MacDays に出展する作品リストをつくりました。いそいで準備したので、ただのテキストの羅列になっていますが、御勘弁を。

今回は、通販も受け付けます。申し込みページは明後日には公開します。(とは言っても、作品番号・タイトル・商品の発送先住所・氏名・電話番号を書いてくださいのひとことなんですけどね。フライングメール受付中

タイトルによっては、部数の大変少ないモノもあります(3部5部はあたりまえ(^^;))。メールの申し込みは急いでください!

当日は特別小冊子を配布予定です。ご来場の際は、ぜひポシブルブック倶楽部のブースへお立ち寄りください。


980807.金曜日

【週刊プレイボーイでも T-Time その2】

昨日ようやくプレイボーイを買ってきて確認しました。4分の1ページなんて大間違い。じつはもっとたくさんで、なんと1ページと半分でした。4分の1ページでは大きく入っている画面イメージでいっぱいになってしまいます。ukiuki さんの情報もよく読むと、「1ページと4分の1くらい」と書いてありました(^^;)

「パソコン上の日本語を劇的に美しくする魔法のソフト」とベタほめの記事なのですが、このライターさん、どうやらオレンジ版を買ったようです。どこでわかるかって?「標準小売価格3675円(税込み)」って書いてあるんですよ。書店流通のグリーン版は「定価3400円(税別)」なんです。この「定価」ってところがミソなのよ(^_^)

フロッケ5 in 大阪は明日から】

フロッケがようやく大阪へやってくる。東京発のイベントだけど、まぁそういわずに行ってみるといいかもよ。エキスパンドブックの出品も少しだけどあるぞ。


980806.木曜日

【T-Time Lite 登場、そして T-Spoon!】

ボイジャーのホームページに、T-Time Lite が登録された。以前から告知のあった T-Time のデモバージョンである。拡張子が *.ttz 形式のファイルしか読み込めないという制限がある。まず使い勝手を試してもらって、プレーンなテキストファイルや HTML を楽しむのは製品版で、という趣向だ。MacOS8、MacOS7、Windows95/98 の三種類が用意されている。(Windows 版にはQuick Time 3 が必要なので注意。マック版も QT3 を推奨している。2.5 でも動作するものと思われる)

そして、近日公開予定として、T-Spoon の名が上げられている。アイコンはエキスパンドブックの BookBuddy によく似ている。ひょっとして T-Time 用オーサリングツールの登場か? ポシブルブック倶楽部のメーリングリストでも、早くも話題騒然だ。

もしこれがテキストファイルやイメージファイルに、フェイスファイルなどをひとつにまとめたデータ(*.ttz?)を作成するツールだとしたら、ボイジャーはかなり大胆な政策を考えているということになる。T-Spoon の実体については、ボイジャー宛にメールで問い合わせてみるつもりだ。待て続報。

スクープだったので早朝緊急アップデートでした(ただいま7:27)。次回の更新は金曜日の夜を予定。


980804.火曜日

【週刊プレイボーイでも T-Time 】

ポシブルブック倶楽部メンバーの ukiuki さんによると、『週刊プレイボーイ』(33/34合併号)で T-Time が紹介されているそうです。4分の1ページぐらいのスペースのデジタル・グッズの紹介コーナーでベタほめ状態だそうな(^_^) DIMEに登場するのはいつかな(^^? みなさんからのこんなところで紹介記事を見た、という報告をお待ちしております。雑記帳へ


980803.月曜日

【大阪で T-Time を買える店】

キタでは旭屋書店。本日の残数6部です。レジ横のCD−ROMコーナーと、インターネット書籍のコーナーに置いてあります。『デジタルテキストの技法』も入荷していました。ぼくが一冊買ったので、こちらは残り一冊。

ミナミの穴場は高島屋B1。一冊だけですが美本状態です。あと、たぶんジュンク堂にもあるはずです(未確認)。ジュンク堂は『デジタルテキストの技法』も扱っています。


980801.土曜日

【ルビタグっておもしろい】

たとえばこの文章も(たいしたことは書いてない)T-Time(ティータイム)で読めば、ほらこのとおり(ちょっと感心)。

強敵(とも)、本気(マジ)、Pipp!n(青リンゴ)、ゲイツ(金持ち)、発想する紙(Newton)……簡単だし、おもしろいね(^_^)

しびるさんの昔の作品(94年度)を引っ張り出してきて、ルビタグ化してみました。 T-Time で見ると、発表当時の雰囲気を楽しむことができると思います。当時の作風がなつかしいのぉ。『道徳読本12月号』はこちら。


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