000530.火曜日
ジュンク堂で「超漢字」のパッケージを見たことがあるのですが、「専用の基本ソフト(OSのことですな)付きの漢字字典ソフト」といった趣のコピーが書いてありました。「この漢字が使いたいから」という理由は、「このOSが使いたいから」よりは明確でいいなぁと思ったりして。∞
000529.月曜日
【Tools Enabler-J 1.9.1】
先日紹介した Tools Enabler の新バージョンがボイジャーから届いた。登録ユーザーへのアナウンスはまだ行われていないが、ぼくのように「今すぐほしいんだ!」という敬虔なエキスパンドブック制作者は、info@voyager.co.jp までメールしてほしいとのこと (当然再配布禁止ファイルなので、取り扱い注意)。
最近の Mac OS を使っているユーザーは、次のメニュー画面だけでもうれしさを感じてくれることと思う。半角カタカナメニューとはお別れだ(^_^)
ブッキングとビズシークがおもしろいことを始めたぞ。リクエストを集めて絶版本を復刊する「復刊ドットコム」の登場だ。6月1日の正式オープンということで、いまはまだ『ガイア・ギア』や『あまいぞ!男吾』などマニアックなお願いが並んでいるところ。復刊を支持する投票が50件集まれば、ブッキングが交渉にむけて出版社に動き出すという仕組み。
『HP200LX SOFTWARE BIBLE』が復刊希望リクエストにあがっていますね。ということは、あれもすでに絶版扱いってわけか。なるほどぉ。∞
000526.金曜日
【エキスパンドブック:ToolsEnabler も v1.7 対応版が必要】
昨日の v1.7 でツールキットが使えない件について、ボイジャーさんからさっそく回答が届いた。ブックブラウザ以外にも、ToolsEnabler も新しいバージョンのものに差し替える必要があるとのこと。 ToolsEnabler はいわばツールキットのキモ。ウェブでは公開されず、登録ユーザーにはメールにて配布されるそうだ。
というわけでツールキット登録ユーザーはしばらく待つべし。∞
000525.木曜日
【v1.7 はツールキットが使えない?】
先日公開された BookBrowser v1.7 だが、久しぶりにエキスパンドブックを作りたくなって立ち上げ見たところ、なんとツールキットメニューが表示されない。そこで v1.6.9.93 に戻してみたところ、メニューが復活した。どうやら v1.7 ではツールキットが使えなくなるようだ。マック版のツールキットユーザーは、注意してほしい。この件についてはこれからボイジャーに問い合わせてみるつもりだ。 ∞
000522.月曜日
【サイバー・ブック・センターとの取引終了】
サイバー・ブック・センターの棚から美しい暦の商品を引き上げることになりました。「販売を中止します。理由:版元の都合による」なんて、まるで美しい暦が不祥事をしでかしたみたいでおかしいですね(笑)(2000.05.13のニュース参照) たしかに「こちらの都合で終了させてほしい」って言ったから、そのとおりなんだけど。まさか「横丁に出した商品を2ヵ月も返却してくれなかったので信頼関係がボロボロになったから」とは言えないよなぁ。
なんかこういうこと書くと「営業妨害だ」って訴えられそうですが、とにもかくにも、サイバー・ブック・センターで美しい暦のタイトルは売ってもらわなくなったということです。
一部の商品は、現在もポシブル堂で販売中です(今月「週間・電子本ガイド」に連続登場してるのでよろしくね)。最新作の『ロスト・コンテンツ』については多村栄輝に直接注文してください。∞
000518.木曜日
試験的に EmCm Service に対応してみました。このサービスを使うと、どんな携帯電話・PHSでもコンテンツを配信することができるし、ウェブを更新するだけで自動的に相手の端末に送信されるわけだから、日刊連載小説の配信などにも使えますね。
000517.水曜日
石川九楊という方が声高らかに批判しているわけですが、このひと“自慢じゃないけど、触ったことなくてね”なんだそうです。つまり、自分で触れたこともないものを、一生懸命想像して「あれは悪いものだ」って言ってるわけ。その時点でアウトじゃん。
どんな正論だったとしても、行って戻ってきた人の言葉でないなら、重み半分。
000516.火曜日
キャッチフレーズは「インターネット時代の小説家のあり方を追究する UkiUki Books On-Line」。カッコイイぞ浮世絵太郎さん。
キャピオンとQQQシステムの導入を準備中で、これらを使ったオンライン決済によるダウンロード販売が予定されている。要注目。
000515.月曜日
どうやら12日に公開されていたようです。新機能についての詳細はこちらをご覧ください。
2.1 はブックフェアで配布された「新しい読書」にしか収録されなかったから、じつは、ほとんどの人が 2.0.3 からのアップデート体験になるわけですね。
000514.日曜日
【URL ダブルクリックのこと】
T-Time 2.1 からカーソルのインターフェースが見直されて、本文フィールドの中でもページめくりができるようになったよね(ページめくり優先)。これとっても便利なんだけど、URL ダブルクリック(本文の中に http:// で始まる URL が書かれていたら、そこをダブルクリックすることでウェブブラウザと連動する機能)がきかなくなってしまったのがとっても残念。ちなみに、マック版はページめくり優先と従来どおりの文字選択優先が切り替えられるようになってる。
コマンドキーを押している間は文字選択とページめくり優先が切り替わる……そんな風になるともっと便利だろうなぁ。祝田さん、ぜひご一考を。
000512.金曜日
昨日 .book と .ttz の感じ方の違いについて書きましたが、時おなじくして、ポシブルブック倶楽部のメーリングリストにはこんなメッセージがよせられていました。
わが家は相変わらずのアナログ・ダイアルアップ環境ですが、それでもやはりドットブック版がいいですねえ。ウェブブラウザのウィンドウ内に表示されると、集中して読める感じがします。
やっぱりそういうのって、あるんですねぇ。
000511.木曜日
『新しい読書』に収録されたエキスパンドブックブラウザ(ボイジャーの記述では「ブラウザー」と音引きしてますね)の最新バージョンが公開されています。
「最新バージョンについて」の記述によると、ウィンドウズ環境の方からたまに報告のあった「JPEGから変換して作ったBMP形式のグラフィックの表示が乱れる」問題のバグフィックスバージョンだそうです。
おなじ『新しい読書』収録ソフトでも、T-Time2.1 のほうはなかなか公開されませんねぇ。
IceTea の最新版が正式公開されました。今回、新方式の .book(ドットブック)版と 従来どおりの .ttz 版との2種類が公開されています。きちっと比較してませんが、内容は同じだと思います。しかし、読むときの「感触」は少し違うかもしれません。ハードカバー、新書、文庫、コピー…、紙の本だって、同じ内容でも読んだときの肌触りってそれぞれ違っていたりするよね。それは、製本や装丁が違うという物理的な感触だけでなくて、脳の中にはいってくるものが違うとでもいうような。瞼の奥の肌触り…。
.book と .ttz 自体は、インターフェースも同じだし、そこにある差異はとても微妙なものです。「映画とビデオ」の違いよりも、「ビデオとレーザーディスク」の違いとでもいおうか…(例えとしてはちょっとはずしてる、かなりはずしてるんだけど、それって一般人的には比較しようのないレベルの差異かもしれない、という意味で)。
具体的には、.book というのはオンラインで読むための仕組みで、それはウェブブラウザの中での出来事。.ttz はオフラインで読むことができるようになっていて、ウェブブラウザとは切り離されて存在します。「存在」の肌触りは、それが表示されるのがウェブブラウザというアプリケーションのウィンドウなのか、別のアプリケーションのウィンドウなのかという、その一点に集約されるような気がする。
そして、その違いについて、なぜか過敏に反応する人々が実際たくさん存在してきたのがインターネットのひとつの歴史であったことは間違いないとぼくは思う。
【スクラップブックとキャッシュをすり抜けて】
友人に .book をみせてあげた。「こんな風にスクランブルがかかるようになっていて、ローカル環境にデータをコピーしたりできないようになってるんだぜ」と言ったら、彼は「でもキャッシュファイルを開くことができるんじゃないっすか?」と言い換えされた。ネスケのキャッシュは試したことがないけど、ためしにインターネットエクスプローラのスクラップブックに登録してみると…。
そこには、真っ白の画面だけがスクラップされていた。ブックのコンテンツはやはり取り込めないようだ。
ちなみに、DNP縦書きプラグインの場合も、スクラップブックの中には本文だけはどうしても取り込むことができなかった。ドットブックも縦書きプラグインも、なかなかあなどれないセキュリティ能力を持っているようです。