しげぼうの言いたい放題

 


・少子化対策より悪人撲滅対策が重要だ!(2003年07月01日)

早稲田大学生や近畿大学生の強姦事件が連日大きく報じられている。 6月28日の日刊ゲンダイでは、彼らに対して「ポコチン切断の刑にでもしてやればいい」と書いて いる。(本当にそう表現していた。)これは名案、私も大賛成である。

自民党の某バカタレ野郎は、「強姦やるくらい元気でなくては男じゃない。今の男は女に対して消極的 過ぎて、それが少子化に繋がっている」という意味のことをぬかした。 日本社会の活力、経済の活性化という観点から、善良まじめだが勇気がなくて女を口説けない男よりも、 性格が腐っていて女に強姦もやるような男の方に価値を認めているのである。 誰もが安全で健康的人間的な平和な社会多少悪人がいても刺激やエネルギーに溢れた活力 ある社会、この2つのうちでは私は当然前者の方を理想としているが、このバカタレ議員は後者の 方がよいらしい。彼は陳謝はしたが、このような考えが底にあったからこそ生まれた発言なのである。 こいつだけでないであろう。誰もホンネを言わないだけで現在の為政者は多かれ少なかれ後者の考えを 持っているのだ。

そもそも、少子化の原因は、男がオクテでどうのこうのという問題だけでなく、環境的な問題も大きく 関係していると思われる。大気汚染や土壌汚染や産業廃棄物やゴミの山、戦後の日本は経済成長とともに 環境の悪化も進む一方であった。そのせいか、現在の子供達もアトピーや喘息など一昔前までは考えられ なかった病気がはびこっている。また、結婚しても子供の出来ない夫婦も増え、男の子よりも女の子が 出来やすくなっている事態も生じているようだ。因果関係がはっきり証明されているわけではないが、 戦後の形振り構わず高度成長を求め続けた経済政策にも一因があると言えないだろうか? そういった原因を深く追求しないで、ただ男がオクテだから云々という政治家は、臭いモノに蓋をしようと しているとしか思えない。

日本の為政者は、少子化少子化とバカの一つ覚えのように大騒ぎしているが、ナンセンスこの上ない。 例えば中国では、一人っ子政策など人口抑制政策を行った。その中国は人口密度では日本の約3分の1 に過ぎないのである。日本では少子化よりもむしろ人口抑制政策を打ち出しても不思議ではないのだ。 今の日本に必要なのは、子供や若者の頭数を増やすより質の高い人間の比率を高めることである。 「それでは、お前は質が高いのか。」と言われそうだが、少なくとも社会に迷惑をかける人間は減らして いくことである。強姦やるような人間の子孫は決して残してはならない。

景気対策だ構造改革だと騒いでいるが、それらは国民が快適に暮らせるための手段に過ぎない。 つまり、景気が多少ぱっとしなくても豊かに暮らせる社会も築けるのだ。 結局のところ、悪い人間がきちんと責任を取る社会構造になっていれば、それは可能なのだ。 ここで私が言う悪い人間とは、国民の税金を無駄使いする政治家や官僚から強姦殺人犯に至るまで幅広いの だが、明確な形で彼らに責任を取らせ、関係のない善良な人達に負担を一切かけないような仕組み が出来ていれば全体としては豊かな社会が出来るはずなのである。


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