しげぼうの言いたい放題

 


・大袈裟な小渕前首相の葬儀(2000年6月10日)

小渕前首相の葬儀が、盛大に行われた。都内の交通をストップさせ、

小中学校の生徒までも黙とうさせたというのだから凄い。自民党の選挙

の為の同情票取り込みが目的なのは言うまでもない。

大体家族の人でさえ、葬儀は質素にやりたいと言っていたのを強引に

自民党の関係者が行わせたのである。死者を利用した悪質宣伝である。

あの世で小渕前首相もさぞや複雑な思いをしているだろう。

もっとも生前の小渕前首相の政策、行いは誉められたものではない。

国旗国歌の強要、日米新ガイドライン、盗聴法など歴代首相の中でも

最も右寄りの政策を実行に移した。景気対策でも、無駄な公共事業に

予算を注ぎ込むだけで、国民にとっては何の恩恵もなく、失業者も増加

する一方であった。その結果、過去にも世界的にも例がないほどの財政

赤字を引き起こした。本人は、それについて「私は世界一の借金王だ」

などとあっけらかんと発言していた。あれは許せなかった。少しは借金

を返していく子孫の代のことを考えろと言いたい。

死者に鞭を打つようだが、悪いものは悪いのだから、はっきり言う。

死んだ人物に対して悪く言わないのが日本人の特色とは言え、選挙に

対しては、客観的に判断をしないと日本の政治はどんどんおかしくなる。


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