あっぱれ学園卒業式

−忘れない、ずっと−

(テキストページ)

1996/3/21

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佳奈子の贈る言葉 卒業証書授与  「記念樹」斉唱

    *BGMは、 Super Crimzonさん制作のmidi、「記念樹」です*

** このページは熊五郎さん、sumitaさんのご協力により作成しました。 **


あっぱれ学園卒業生(在籍日数)・・・ 小林加奈(1年)、御手洗リカ(2年)、前田愛(2年)、永見林森(2年)、鳴海晃司(3年) 芝崎善紀(3年)、村岡綾佳(3年)、矢川菜穂 美(4年)、湯山絵梨(5年)、須藤実咲(6年)、福長康一(6年)、小嶋亜由美(6年8ヵ月)、高橋章久(6年9ヵ月)、住吉ちほ(6年10ヵ月)、有田気恵(6年11ヵ月)、中武佳奈子(7年4ヵ月)、山崎裕太(7年4ヵ月)、内山信二(7年4ヵ月) ・・・


♪記念樹

一、校庭の隅に みんなで植えた記念樹

いつの日にか遠いところで 思い出すだろう

それはたぶん つらいとき泣きたいとき

緑色の 葉っぱ風に ゆれる記念樹

二、忘れないずっと みんな子供だったこと

スコップうまく使えずに 顔見合わせた

大人になっても 心から笑いたいね

あの日 空の雲は 夢の形えがいた

三、夕暮れの校舎 みんなで植えた記念樹

にわとりが朝と間違え 鳴いていたっけ

振り返るのは つらいとき泣きたいとき

枝は 空をめざし風に ゆれる記念樹

ゆれる記念樹

 

7年4ヶ月にわたったあっぱれ学園の活動もこの日で幕を閉じます。

この卒業式は2時間スペシャルの最後の15分ほどだったのですが、

実に重く、思い出に残る15分でした。

後日談ですが、亜由美が雑誌のインタビューで話していました。

記念樹を唄うシーンは、まずリカが泣き出したそうです。

そして、それを見ていた親御さん達が泣き出し、みんなに伝染していったそうです。

打ち上げパーティーでは、みんな大泣きだったようですよ。

亜由美自身も帰るときは泣いたそうです。

私自身は佳奈子の涙が印象的でした。

涙なんか一度も見せなかった佳奈子が泣いたことが、

生徒達のあっぱれに対する想いをあらわしているようでした。

 

この日であっぱれ学園はしばらく休校しますが、

みなさんの心の中にはきっとあの日あの時の生徒達がいることでしょう。

 

 

スタジオは、小さな体育館のセットになっています。

とうとう最後の卒業式のシーンになりました。

壇上のさんま先生のあいさつからです。

さんま先生、「ただいまより、卒業式を行ないたいと思います。今日はこうして正装して卒業式を迎えるわけですけども、
         お母様方も言いたいこともたくさんあると思います。女のお尻を触りたくもないのに、
         スナックに行って女のお尻を触ったり(笑)、これも全部あっぱれのためだと感謝いたします。
         さあ、まずは作文です。中武佳奈子さん」

佳奈子、「はい」

さんま先生、「こちらにどうぞ」

佳奈子が壇上に上がります。

さんま先生、「おーおー、ドレスアップして、おい」

黒でまとめていますね。

 

佳奈子の「贈る言葉」 先頭へ

佳奈子、「時は1988年」

さんま先生、「どんな始まりやねん?、それは。おまえ、秀吉かい、それは」(笑)

佳奈子、「(笑)えー、いいじゃん」

さんま先生、「たまにはおまえ、ちょっとグッとこさしてくれよ」

佳奈子、「(笑)こっからいくの。まずは」

佳奈子、

「時は1988年、秋の穏やかな日。場所はフジテレビスタジオ内。
  まだ体重が20キログラムない頃の私は、目の前で『うん、うん』とうなずいてくれるお兄さんに、
  『うちのお父さん変な人』と話し続けました。それが私とさんまさんとの初めての出会いであり、
  あっぱれ学園の登校初日となったのです。

  私はいつでもさんまさんに、思っていることや恋の悩み、家での事を話しました。
  みんなもそうだったと思います。あっぱれ学園は何でも相談できる楽しい学校でした。

  春にはピクニックや、雷が落ちて恐かった山登りに行きました。
  親子水泳大会や、カラオケ大会、秋の大運動会、冬は北海道の分校に行きました。
  他にもたくさんあったけど、今思えば本当に全部大切な思い出ばかりです。
  きっとそんな7年半の学園生活が、今の楽しいクラスを作ったのだと思います。

  あまりまじめな感想を言わないさんまさんに、ついこの間『かなちゃんも本当に大きくなったなあ』
  と言われたときは、7年半という貴重な年月をしみじみ感じました。
  さんまさんがおしゃべりなのは、本当はとっても恥ずかしがりやなんだということ、
  寂しがりやかもしれないということ、私たちのクラスを本当に大切に思っていてくれてることを
  このあっという間だったあっぱれ学園で本当に感じました。

  そんな素晴らしいあっぱれ学園から卒業していく今日、体の中から押し寄せる悲しみや寂しさでいっぱいです。
  でも自分達でこんなに素敵な学校を作り上げ、ここで卒業式を迎えられるのはうれしいことです。
  そして何より、いつも大きな口でつばを飛ばしながら笑っていたさんまさんに感謝の気持ちでいっぱいです。
  みんなは気づいてないかもしれないけれど、さんまさんの笑顔や何かの一言で、
  私達の心の中に大切なことを教えてくれていたんだと思います。

  今日私達は卒業してしまいますが、さんまさんいつまでも泣かないでね。
  そしていつまでも7年半一緒だった私達を忘れないで下さい。
  この7年半という短い間の心の思い出や出来事は、大切な宝物になるでしょう。
  いつか同窓会をしたら、さんまさんの彼女連れてきてください。
  そして、今のさんまさんのままでいてください。 

  大好きなさんまさんとあっぱれの学園のみんなに、どうもありがとうございました。
  1996年、あっぱれ学園代表、中武佳奈子」

 

さんま先生、「そういう気持ちがあるなら、もっとはよ言えんか?」(笑)

 

卒業証書授与 先頭へ

さんま先生、「それでは続きまして、卒業証書授与です」

最初は加奈。

さんま先生、

「あなたはあっぱれ学園入学以来、我が学園の教育方針である
 『常に笑いを考え、常にプラス指向であれ、そして生きてるだけで丸儲け』
 というオチを勇気を持って実践し、大いに人々を楽しませ実にあっぱれでした。

 あなたはやがて社会人として巣立っていきます。そのときこそこの精神を本当に発揮できるときです。
 場所柄や環境をわきまえて、いつまでも笑いを振りまきながら、楽しんで生きることを希望します。
 平成八年三月二十一日。あっぱれ学園、明石家さんま」

リカ

さんま先生、「『すまし、を』(逆さまに読んでます)(笑)。卒業証書、御手洗リカ殿。以下同文。
         あっぱれ学園、明石家さんま」

 さんま先生、「・・・お疲れさまでした」

ジャングル

さんま先生、「卒業証書、永見林森。お前、ながみりんしん言うのやったな(笑)・・」

ジャングル、「ありがとうございました」

さんま先生、「ありがとうございました。これからも頑張って」

むし

 さんま先生、「鳴海晃司殿。あっぱれ学園、明石家さんま」

証書をなかなか渡そうとしません。

むし、「(笑)」

 さんま先生、「ほしい?、ねえ。受け取ったら終わんねんで」(笑)

バイオリン

 さんま先生、「しばざきよしのりか。君もこんな名前やったのか・・・」

綾佳

さんま先生、「村岡綾佳殿。愛してる」(笑)

ナオミ

さんま先生、「矢川奈緒美殿」

ナオミ、「・・・(黙ってお辞儀をして受け取りました)」

絵梨

さんま先生、「ゆやまゴンタロウ(笑)。湯山絵梨殿。お疲れさん」

実咲

さんま先生、「須藤美咲殿。どうもお疲れさんでございました」

福長

さんま先生、「福長」

福長、「はい」

さんま先生、しみじみと、「大きくなったなあ」

福長は思わず泣いてしまいます。

さんま先生、「なあ、今日は泣いてもええわ・・・」

亜由美

さんま先生、「福長亜由美」(笑)

亜由美、自分の席で首を横に振っています。(笑)

さんま先生、「(笑)小嶋亜由美」

亜由美、「はい」。壇上に上がってきます。

さんま先生、「でも良かったよね。卒業証書。旧姓、小嶋亜由美」(笑)

亜由美、大ウケ。

さんま先生、「小嶋亜由美殿。あっぱれ学園、明石家さんま。お幸せに」(笑)

章久

さんま先生、「高橋章久殿」

章久、「はい」

さんま先生、「本当に迷惑かけてきたね、お前は」

章久、「なんかまじめに話してるから珍しいなあと思って」

さんま先生、「俺ね、自分でも今日ね、何かぎこちないのよ・・・」

ちほ

さんま先生、「住吉ちほ殿。お疲れ様。ティファニーのペンダントやな?、それ」

ちほ、「そうです」

さんま先生、「どうしたんや?」

ちほ、「もらったんです」

さんま先生、「誰に?」

ちほ、「内緒」(笑)

さんま先生、「自分でこうたくせに」(笑)

ちほ、「(笑)ハハハハ」

気恵

さんま先生、「有田気恵殿。何か私に言うことはございませんか?」

気恵、「ありがとう!」

さんま先生、「(笑)ありがとうございました」

佳奈子

さんま先生、「中武佳奈子殿。お疲れ様でした」Γ教騎鎧碵雹 碵雹Γ教騎鎧碵雹

佳奈子、「『愛してるよ』とか、ないの?、私には(笑)。『きれいだね』とかさ、言っといてよ、最後だからさ」

 さんま先生、ナルホドという表情をしましたが、佳奈子の耳元で、「どアホ!」(笑)

裕太

さんま先生、「山崎裕太」

裕太、「はい」

さんま先生、壇上に上がった裕太を見て、思わず「かっこええなあ」

さんま先生、「卒業証書。山崎裕太殿。以下同文。愛してる」(笑)

内山

さんま先生、「最後。内山信二」

内山、「はい」

教室ではわかりませんでしたが、巨体になってます。(笑)

さんま先生より背が大きいぐらいです。

さんま先生、「おまえなあ、完全に北陣親方やないか、それ」(笑)

内山、「そ、そんなことないッスよ。ほら、決まってるじゃないッスか」

さんま先生、「卒業証書。内山真司殿。あっぱれ学園、明石家さんま」

内山、「あっ」

証書を受け取る内山ですが、顔がにやけてしまいます。

さんま先生、「笑うな」

内山、「あっ」

真顔になりますが、どうしてもにやけてしまいます。

さんま先生、「お疲れ様でした」

 

「記念樹」斉唱 先頭へ

壇上にあっぱれ組が前後2列に並んでます。

前列左から、加奈、リカ、バイオリン、むし、ジャングル、愛、綾佳、章久、

後列左から、佳奈子、ちほ、実咲、ナオミ、気恵、裕太、亜由美、福長、絵梨、内山です。

さんま先生、は右端に立っています。

さんま先生、「それではみんなに唄ってもらいます。お母さんお父さんもこの歌を、ね、大好きでいらっしゃるでしょうから、
         ゆっくり聞いていただきましょう。あっぱれ学園の生徒が唄います。記念樹です」

1番の歌詞。正面のカメラからの映像です。左から右にゆっくりとアップで前後2列の生徒達を映していきます。

2番。左側のカメラからの映像です。奥から手前の前列の生徒達を映していきます。

そして手前から奥へと後ろの生徒達を映していきます。

実咲とナオミ、ハンカチで涙を拭っています。

続いて同じく左側からカメラで親御さんの席が映ります。

亜由美、佳奈子、ちほ、バイオリンのお母さんも、ハンカチで涙を拭っています。

テロップが入ります。みんなの名前と在籍日数が出ます。

あっぱれ学園卒業生

小林加奈(1年)

御手洗リカ(2年)

前田愛(2年)

永見林森(2年)

鳴海晃司(3年)

芝崎善紀(3年)

村岡綾佳(3年)

矢川菜穂美(4年)

湯山絵梨(5年)

須藤実咲(6年)

福長康一(6年)

小嶋亜由美(6年8ヵ月)

高橋章久(6年9ヵ月)

住吉ちほ(6年10ヵ月)

有田気恵(6年11ヵ月)

中武佳奈子(7年4ヵ月)

山崎裕太(7年4ヵ月)

内山信二(7年4ヵ月)

間奏に入ると、上からのカメラの映像になります。

 

そして3番の歌詞。生徒が先ほどのテロップの順に1人ずつアップになります。

加奈、♪夕暮れの校♪

リカ、♪舎 みん♪

愛、♪なで植えた記念♪

ジャングル、♪樹 にわ♪

むし、♪とりが朝♪

バイオリン、♪と間違え 鳴い♪

綾佳、♪ていたっ♪

ナオミ、♪け 振り♪

絵梨、♪返るの♪

実咲、♪は つら♪

福長、♪いとき泣きたいと♪

亜由美、♪き 枝♪

章久、♪は空をめざ♪

ちほ、♪し風にゆれ♪

気恵、♪る記念♪

佳奈子、♪樹 ゆれ♪

裕太、♪る 記念♪

内山、♪樹 ♪

さんま先生の表情は何とも寂しそうでした。



最後に一言、「忘れないずっと・・・・」

 

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