あっぱれ学園の記録－２００１年前半、４／８、「心を動かされ涙した事」

あっぱれさんま大先生

４／８、「心を動かされ涙した事」

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教室　ひとみ旅　

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由記、「起立」

彼野人、「歯が上に出てる」

由記、「礼」

「おはようございます」

由記、「着席」

さんま先生、「今日は４月８日ですから。どうしたの？」

優佳、「優佳、もう２年生やで」

彼野人、「うちはね、もうねえ、えーとね、新婚ほやほにゃの４年生」

さんま先生、「・・おまえ４年生やったら、もっとしっかりせえよ」

美輝、「ほんまや」

さんま先生、「なあ」

美輝、「え、さんまさんは何年生なん？」

さんま先生、「人生？。まだ小学低学年やね（笑）。まだまだ人生っちゅうのはな、卒業できんもんやな」

優佳、「さんま先生、４０何年生？」

さんま先生、「４５年生や」

碧、「あーちゃんのばあちゃんのがさ、年上だね」

さんま先生、「当たり前や、ばあちゃんやろ？（笑）。ばあちゃんいくつ？、ちなみに」

碧、「５２歳ぐらい」

さんま先生、ガックシ。

優佳、「同じぐらい、優佳と。優佳もあーちゃんと同じで５０何歳ぐらい」

彼野人、「うち、パパ、もうすぐで５２歳」

＃ホントに？

さんま先生、「ばあちゃんが５２？」

碧、「うん」

美輝、「わっかぁー」

優佳、「席替えしーひんの？」

さんま先生、「しーひん」

優佳、「あんな」

さんま先生、「広がるやつくれよ」（笑）

優佳、「えっ？。学級委員変えへんの？」

さんま先生、「（笑）変えへん言うてるやろ」

彼野人、「えーとね、うち髪切ったよ」

さんま先生、「そんな連絡はいりませんから」

彼野人、「だってほら、少し大人っぽくなった」

優佳、「あそこに桜咲いてる」

さんま先生、「そんなんええねん（笑）。そんなんもう知ってるから、俺」

窓の外のセットです。

さんま先生、「今日はいいですね。２人が卒業しましたから、１人、新入生が入ってきます」

「うそぉ」

さんま先生、「それでは新入生迎えましょう。どうぞ」

碧、「どうぞ」

零治、「おー、ちっちぇ」

碧、「あ、何かかわいい」

さんま先生、｢はい、こんにちは｣

男の子、「こんにちは」

さんま先生、｢それでは自分で自己紹介してください｣

男の子、「もりてるやです。８歳です。小学２年生です。特技は、べろを(笑)曲げることと、
　　　　　　　あの、スイミングとピアノと小指だけ曲げること」

森輝弥君です。男の子ですけど、はきはきとしゃべれますね。

＃絵梨佳と同じ「森」だ

「小指を曲げる」というのは、他の指をまっすぐ伸ばしたまま小指だけ曲げるということです。

さんま先生、｢てるや君です。小学校２年生。みなさん、仲良くするようにね｣

「はーい」

さんま先生、｢仲良くするためには悪い膿は出しとかなあきませんから(笑)。
　　　　　　　　　いろいろ聞いておきたいこととか、質問がありましたら言って下さい｣

優佳、「好きな食べ物は？」

輝弥、「フグとか」(笑)

さんま先生、｢おまえ、すごいなあ。若いのにフグ。金かかる子供やなあ(笑)。
　　　　　　　　　あんなの子供の頃うまなかったやろ？、うまい？｣

輝弥、「うまい」

さんま先生、｢うまいか？。子供の頃、あんなんあんまりおいしくなかったけどなあ、フグなんて｣

美輝、「あのなあ、輝弥君は、あのなあ、何でそんなに、頭が金色に見えるん？」

輝弥、「えっ、あのね、地毛」

彼野人、「染めてるから？」

輝弥、「染めてんじゃないよ。地毛」

碧、「産まれた時からその色ってこと？」

さんま先生、｢そうそうそう｣

碧、「すごいのだ！」

さんま先生、｢あ、結構気に入ってるじゃないの、碧ちゃん｣

碧、お願いポーズです。(笑)

輝弥、頭を抱え、「何だ？、それ」

さんま先生、｢だまされるな。だまされるなよ｣

輝弥、「何？、どうしたの？」

美輝、「目を覚ませ！」

さんま先生、｢目を覚ませ！｣

輝弥、「目開けてんじゃん？」

碧、「あのさあのさ、輝弥君の、この中で、何かタイプの子っている？」(笑)

美輝、「今から聞いても、初めてやのに。ほら、いややろ？」

さんま先生、｢パッと見た感じどういう、顔の、あと性格とかはこれからやからな。見た目っちゅうのあるやんか？。
　　　　　　　　　碧ちゃんか、ゆーちゃんか、とか、このみちゃんか、由記ちゃんか、この4人で｣

零治、「鼻くそは？」(笑)

仁美、「誰忘れてるの？」

さんま先生、｢入ってないのよ。忘れてるんじゃないの。入ってないの。さあ、いいですか。
　　　　　　　　　ほな碧ちゃんみたいなかわいらしいタイプ？。まあまあ？｣

輝弥、「まあまあと言うか・・」

さんま先生、｢(笑)まあまあかよ、おまえなんて｣

仁美、「輝弥君のニックネームありますか？」

輝弥、「はい、あります。(笑)『てるてる坊主』」

さんま先生、｢そやから『坊主』っていうえたらええね。『おい、坊主』って言うて。はい他に、質問。はい、ママ｣

輝弥、「ママ？」

さんま先生、｢あの人、『ママ』やから。ちょっと気いつけてくださいね｣

輝弥、「(笑)ハハハハ。何で諒君がママなの？」

諒、「うちは、危険じゃないから(笑)。この中で１番友達になれそうだなあって思う人？」

美輝、「それ聞きたいわ」

さんま先生、｢みんなやろうけどな。特に｣

輝弥、「うーとねえ、特に彼野人君かな？」

さんま先生、｢何でこいつがええねん？｣

輝弥、「(笑)」

さんま先生、｢彼野人のこと、何か一目惚れしたらしいで｣

彼野人、「うちもねえ、輝弥君とはね、何か息が合いそう」(笑)

さんま先生、｢意外とオートマチックボーイやねえ、あんた｣

由記、「輝弥君てなあ、大阪の子？、東京の子？」

輝弥、「うーんと、千葉の子」(笑)

碧、「私とおんなじだぁ、おんなじだぁ！」と嬉しそう。

諒、「将来の夢は何ですか？」

美輝、「ええこと言うやないかい」

碧、「あーちゃんはハリウッド女優」

輝弥、「警察官、だと思うけど」

さんま先生、｢警察官になってどういうことしたいの？｣

優佳、「警察犬買いたいの？」

輝弥、「もう犬飼ってるもん」

さんま先生、｢え、どんな犬？｣

輝弥、「ゴールデン」

さんま先生、｢名前は何て言うの？｣

輝弥、「サム」

さんま先生、｢何で？｣

輝弥、「アムロのだんな」(笑)

美輝、「あのな、えーと、輝弥君なあ、『警察官になりたい』言ったやん、今さっきな」

輝弥、「言ったよ」

美輝、「確かに言ったやん。でもな」

輝弥、「確かに、言ったよ」

美輝、「あのな、足速い？、足遅い？、どっち」

さんま先生、｢(笑)関係あらへん｣

輝弥、「足速いよ。かけっこでね、警察官と足速いの関係ないよ」

さんま先生、｢泥棒捕まえる時に足速い方がええやないか｣

輝弥、「ほらほらほら」と教室の後ろまで走って戻ってきます。

そして、教壇の机に鼻をぶつけました。(笑)

さんま先生、｢(笑)だいじょぶか？。鼻打ったか？。だいじょぶか？｣

輝弥、「(笑)わざと、わざと」(笑)

今日の問題は、

「人に対する思いやりや、こころづかいがない人でも、やさしくなる時があるということを
　○○の目にも涙」という」

彼野人、「親の」

美輝、「母」

優佳、「鬼」。正解です。

優佳、｢やっぱりことわざに書いてあった｣

さんま先生、｢あっ、そう。勉強してんの？、ことわざを｣

優佳、「あの、本に書いてあった」

さんま先生、｢あとどんなん知ってんの？、ことわざで｣

輝弥、「何か、正解とかの面白くないな」

優佳、「あの、何か、あの、何か、鬼の何かの選択とか」

さんま先生、｢あー、そうそう。『鬼の選択』。それから？｣

優佳、「それぐらい。まだ覚えてないねん」

美輝、「１個だけやけどな、『明日は明日の風が吹く』」(笑)

彼野人、「あ、言われた」

さんま先生、｢ことわざか？、それ｣

碧、「『泣きっ面に豚』」

さんま先生、｢『ハチ』や、それは｣

碧、「あ、そっか」

さんま先生、｢豚乗ったらいややろ？、そんなの｣

由記、「『あー言えばこう言う』」

さんま先生、｢これ、ことわざか？。いいですか？。ここで、『心を動かされて涙した事』、考えてきてくれましたね？。
　　　　　　　　　怒られて泣いたんじゃないよ。心が動かされて泣いたことやで｣

＃「宿題」として出したのかな？

今日のテーマは、「心を動かされ涙した事」です。

優佳、「ちょっとだけ涙が出たんやけどな」

さんま先生、｢あー、そんなんがええねん｣

優佳、「あんな、優佳が大事に育てたな、青虫さんがな、さなぎからな、ちょうちょにならはる時にな、
　　　　　　それがまたなかなか出れんねん。殻に引っ掛かって『ウーン』て頑張らはんねんけどな。
　　　　　　あのな、それでやっとちゃんと出れてな、ちょうちょにならはった時に胸がキュンとしてな」

さんま先生、｢(笑)優しい。優しいなあー。話聞いてるだけで俺まで涙ぐみそうになったわ・・
　　　　　　　　　そのままでいときや。な、そんな、ひねくれたりしたらあかんで｣

海、「焼肉で、上カルビ食べた」(笑)

さんま先生、｢せこい涙やなあ｣

海、「(笑)ハハハハ」

さんま先生、｢『上や』思うた？。うれしかった？。(笑)おいしかった？｣

海、うなずきます。

輝弥、「おいしかった？」と、さんま先生のしゃべりかたのまねをします。

さんま先生、｢うれしかってんなあ？(笑)。上カルビ。これもまた１つのなあ、ドラマやがな」

由記、「どこが？」

さんま先生、｢ドラマやがな、カルビを食べて涙するなんて。素晴らしい話やないか。
　　　　　　　　　『一杯のかけそば』みたいなもんやな｣

彼野人、「かけそば？。かけそばってさあ、何かさあ、しょうゆをさあ、えーとさ、うどんにかけるやつ？」

さんま先生、｢何なの？、それは｣

彼野人、「しょうゆうどん」

さんま先生、｢何それ？。あんた、変なとこ広げんとたたむね、いつもね｣

美輝、「なあ。変なことでまとめるやつやからなあ。まとめ悪い」

さんま先生、｢(笑)まとめ悪いなあ｣

彼野人、「まとめんなっちゅうに」

美輝、「わかっとってん」

その彼野人は、

彼野人、「えーと、縄飛びで並んでたのね。それで、うちの後ろの人が、いや違う。えーとね、うちをいつもいじめる人がね」

さんま先生、｢おまえ、いじめられてるの？｣

彼野人、「うん。その人がね、うちの近くに来てね、ドーンと押したのね。それで、『あー、おまえ列抜けた。１番後ろに並べ』
　　　　　　　って言って、それでね、うちのね、えーとね、前の人がね、『ここ彼野人』、あー違う。リーダー的な人物がね」

さんま先生、｢そんなんええわ｣(笑)

輝弥、「リーダー。何でリーダーなの？」

彼野人、「リーダー的な人物がね、『ここ彼野人がいた席だぞ』って言ってくれて、それでかばってくれて感動したの」

さんま先生、｢かっこええなあ。友情物語やんけ。そのリーダー的な存在のやつは、何ちゅう名前やねん？｣

彼野人、「えーとね、マッキー。あだ名が」

零治、「友達とケンカした時に、そいつが昔スイカバーおごってくれたことなんか」

さんま先生、「えっ、スイカ棒」（笑）

＃スイカ割りで使うやつ？

「ちがーう」

零治、「ケンカして、そいつに何か、『あんなやつに近づいてもろくなことねえ』とか言ってたのね、俺が。
　　　　　　その時にね、昔スイカバーおごってくれたことを思い出して」

＃アイスですね

さんま先生、「・・ええ話やないかい」

彼野人、「スイカバーってね」

さんま先生、「みな１つ、うるさい、黙っとけ」（笑）

由記、「あんな、ママにな、『３０年後何したい？』って聞いたんや。そしたらな、ママがな、
　　　　　『幸せなおばあちゃん』て答えたんや。ほんでな、何かさあ、自分からさ、
　　　　　『幸せなおばあちゃん』て答えたらさ、何かさあ、かわいそうでしゃあないやん、何か。
　　　　　何かさあ、今がさあ、よっぽと不幸なんやなあと思ってさ」（笑）

美輝、「たまにゃええこと言うねえ」

由記、「それでな、うちがな、大人になったらな、幸せにしてあげようと思ってん」

このみ、「あの、いつもお父さん心配してくんないんですよ。それで、たまたま学校を帰るのが遅れて、
　　　　　　そしたら、お父さんが来たんですよ、真正面から。で、『どうしたの？』って聞いたんですよ。
　　　　　　そしたら、『おまえが心配だから迎えに来てやったんだよ』って言ってくれて、
　　　　　　それで、胸のところがグッと来て、一緒に帰ったんですよ」

＃パパさんは心配してるはずですよ

さんま先生、「かっこええなあ」

このみ、「いい物語でしょう？」

さんま先生、「また嘘か？。（笑）また嘘か？」

輝弥、「それだったらみんなにわかってるはずじゃん」

このみ、「どうかしらねえ」

さんま先生、「（笑）『どうかしらねえ』じゃなしに」

このみ、「いい物語でしょう？」

さんま先生、「その話はほんまにしとく。ええ話やから。嘘やったら張り倒すさかいな」（笑）

美輝、「あのな、ビデオで『ベイブ』っていうの見て、めっちゃ感動した」

さんま先生、「どっちの方や？。『ベイブ、都会へ行く』か牧場の方か？」

美輝、「お母さんと別れるのがめっちゃ悲しい」

さんま先生、「あ、『ベイブ、都会へ行く』か」

美輝、「・・ほんでトラックが入ってきてんや。その時何かな、杖持ったおじちゃんがな」

笑い声が・・・仁美、大口を開けて上を向いて大あくびです。（笑）

周りの反応やさんま先生の視線に気付き、仁美、両手で口を抑えます。（笑）

さんま先生、「あんね、美輝に失礼。度が過ぎるあくび。子供やからあくびしてもええけど、度が過ぎる。
　　　　　　　　　今びっくりしたわ。あごはずれたんかいな思うたわ」（笑）

ぷらっとひとみ旅　先頭へ

＊今回は川越の旅です。

さんま先生、「こんにちは」

仁美、「こんにちはー」

さんま先生、「ぷらっとひとみ旅の時間がやってまいりました」

仁美、「うん」

さんま先生、「いや、『うん』じゃないの。あの、気合い入れて。ええ気になんなよ」（笑）

仁美、「えーとね、今日は、川越に行って来てね、雨がいっぱい降ってて寒かった」

さんま先生、「そんな感想。また来週、いや違うがな」と、仁美の右腕のところをたたくと、

仁美、「おー」

さんま先生、「いや、『おー』じゃなしに、（笑）『おー』じゃなしに。あの、あんたリアクションおかしいよ」

仁美、「おかしくないよねえ？」とスタッフに問いかけてます。

さんま先生、「おかしいの。本番中にあくびしたらあかんからね。気合が入ってない証拠やから。
　　　　　　　　　　ね、どえらい目にあうよ、そんなの」

仁美、「ふーん」

さんま先生、「わかりましたね？」

仁美、「はぁーい」と気の抜けた声。(^_^;)

さんま先生、「いや、（笑）違うがな。『気合を入れて』って今言うたばっかりやろ。『はぁーい』じゃないの。
　　　　　　　　　『はい！』ってこうよ、返事は。川越に行って来てくれたんですか？」

仁美、「うん」

さんま先生、「何を目的に？」

仁美、「あのね、うんとね、うーん、伊勢丹の、あー違うかな、うーん。じゃあＶＴＲ、ＶＴＲ」

さんま先生、「（笑）違う。そんなレポートあかんで。ほいで嘘をつこうとしたやろ？、『伊勢丹の、あー違う』て」

海仙人、「今週は、現在も江戸の面影を残す歴史と文化の街、埼玉県川越市にやってきました。
　　　　　　　　お天気はあいにくの雨。最初に尋ねたのは、川越城本丸御殿」

本丸御殿の廊下を歩いています。

（カンペを読んでいます）

仁美、「ここは、ほんまるごでん、ほんまるごてんのほんまるろうかです。ちょっと、はい」

窪田、「『歩いて』」

仁美、「歩いてみましょう」

窪田、「この漢字_習ってない？」

仁美、「習ってない」

窪田、「あ、そう」

仁美、「習ってるの教えてあげようか？」と、習った漢字を言います。

「『月、山、日、一、七、四、五、六、七、八、九、十』」（笑）

さんま先生、「（笑）何で、何でや？」

＃「ニ、三」がない・・・

窪田、「感想言って」

仁美、「この線がねえ、開きすぎてる」

廊下の板と板の隙間のことです。

窪田、「細かいとこよく見てんねえ」

さんま先生、「名コンビ！」

海仙人、「さあて次は、明治時代から続く駄菓子やさんがいっぱいある菓子屋横丁でお買い物でござる」

さんま先生、「あ、江戸のお菓子？」

仁美、お店の人に、「ここの昔のおもちゃのことを教えてください」

懐かしのめんこですね。

店の人、「これ、『めんことばし』って言って、これ持ってピュッと飛ばすの。そしたらバーッて飛んだ方が勝ちなの」

仁美、「なつかしい」

店の人、「そう、ウフフ」

さんま先生、「いやおまえ、懐かしくないやないか」（笑）

次は「ろう石」です。これは私もよくわかりません。

店の人、「これね、『ろう石』って言ってね、こういうとこ（地面）に字を書いたり絵を描いたりできるの。やったことある？」

仁美、「うん、なつかしい」

窪田、「仁美ちゃん。『懐かしい』って、仁美ちゃん、何歳？」

仁美、「７歳」

店の人、「７歳か。小学校１年生？」

仁美、「はい」

外はかなり雨が強く降ってますね。仁美もレインコートを着ています。

海仙人、「この大きなやぐらは、江戸時代からこの城下町に時を知らせてきた川越のシンボル、
　　　　　　　『時の鐘』でござる」

仁美、「ここの　こしたい　にほんの　おとう　けいひゃくせんにえらばれたときのかねです」
（翻訳）「残したい日本の音風景百選に選ばれた『時の鐘』です」

仁美、「窪田さん」

窪田、「ん？」

仁美、「今日のロケは、やめましょうか？」（笑）

窪田、「えっ、どうして？」

仁美、「寒い」

窪田、「やるやる。やるよ、今日は」

仁美、『時の鐘』のやぐらの下に。

窪田、「仁美ちゃーん。あと１分で鐘がなるから」

仁美、「うーん」

窪田、「楽しみだねえ」

仁美、「うーん」

（ゴーーン）

さんま先生、「すっごい雨の日やってんなあ、これ」

窪田、「江戸時代を感じたかな？」

仁美、「うん」

窪田、「寒い？」

仁美、「うん」

（ゴーーン）

仁美、ピクッとしました。（笑）

仁美、川越城本丸御殿の石碑の横に立っています。

雨はやんだようです。

窪田、「さあ、最後の締めのコメントです」

仁美、「はい」

窪田、「もうちょっと体こっちへ向けて」

カメラがやや左の方から石碑と仁美を撮っているので、右に体を向けてほしいのですが、

仁美、上半身だけくねらせたり、横にひねったり、真横を向いたりと、

なかなか窪田さんの思う通りにいきません。

窪田、「いや違う。こうして」

真後ろを向いてしまいました。（笑）

窪田さん、ついには力づくで、いや、力づくじゃないです。手で仁美の足をカメラ方向に向けました。

そして締めのコメント。

仁美、「ぷらっとひとみ旅、いかがでしたか？。ロケが終わったら雨がやみました。何て、間が悪いんでしょう」

窪田、「急に元気よくなったね」

仁美、「ひとみね、疲れてるときね、のど直ってきちゃうんだよ」

窪田、「え、どんどん、だんだん直ってきたの？」

仁美、「うん」

窪田、「もう１回始めからやり直そうか？」

仁美、「（笑）イヒヒ」

（スタジオで）

さんま先生、「ゴールデンコンビですねえ」

仁美、「また言うのかい？」

さんま先生、「若手が、途中で『ロケやめましょうか？』って言うなよ」

仁美、「あのね」

さんま先生、「何がや？」

仁美、「今日ね、さんま先生にね、駄菓子とか買って来たんだけども」

さんま先生、「君、『懐かしい』とかええ加減なことばっかり言うから」

ハリセンを出しました。

仁美、「これね、仁美の頭、ボーンて叩かないでください」

さんま先生、「叩いてくれということか？」

（バシッ）

仁美、「痛ーい」

さんま先生、「（パシッ）そんなフリあるか」

仁美、「痛ーい。あとこれ」

さんま先生、「これはあれか。シャボン玉」

仁美、「あと、さんま先生、１つどーぞ」

ガムをあげるようですね。箱ごと持ってガムが１個だけ突き出ています。

＃何か考えがあるかな？

さんま先生、「僕、ガム嫌い」

仁美、「いいの、いいの、いいの」

さんま先生、「いやいや、俺、ガム嫌いやから」

仁美、「いいの、一応もらっといて。誰かにあげていいから」

さんま先生、「はい、わかりました」と、箱ごと取ろうとすると、

仁美、「ちがーうよ」（笑）

さんま先生、「何がや？、何がや？」

仁美、「ここ（突き出てる１本）引いていいの」

さんま先生、「何が？、『引いていいの』ってどういうことやねん？、それ。
　　　　　　　　　『ガムちょうだい』やからこれでええやないかい、そんなの」

仁美、「だから、だーめだよ」

さんま先生、「君が引けよ、そんなこと言うんだったら」

仁美、「やーだ。引いてよ。はい、どうぞ」

さんま先生、「うるさいなあ。引いてあげるわ」

ガムを両側からはさむように引き出します。

『バチッ』という音が・・ゴムですね。失敗したようです。

仁美、「おいおい。もう１回やりなさい」

ガムをセットして、さんま先生の手をつかみ、無理やり引こうとさせます。

「引き方」が悪かったのか、

仁美、「だめ！」

さんま先生、｢何が？｣

仁美、「こうやるの」と見本をみせようとガムをつまんで引くと、

（パチッ）

仁美、「痛い！」（笑）

自分で引っ掛かってしまいました。

さんま先生、「（笑）はい。また来週、さようなら」

仁美、「バイバーイ。あ、じゃあまた引く」

（パチッ）。また引っ掛かりました。（笑）

仁美、「痛ーい」（笑）

さんま先生、「（笑）」、ハリセンで叩きます。

（パシッ）

仁美、「痛い！」

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