風のささやき

壁越えて緑の蔦が顔見せたまた会えた駅ようこその夏

会社帰り駅に着いて
電車から沢山の人と一緒に
吐き出されるようにフォームに降り立ちました

夏の心地よい風が吹いて
目線を上げると
駅の壁の上の方から
緑の葉を茂らせた蔦が顔を覗かせていました

昨年も蔦は壁沿いに伸びてきて
最後の方には大分壁を侵食していたのですが
夏の終わりには刈り取られてしまい
寂しく思っていました

またこの時期に伸びてきてその顔を見られるとは
その生命力にちょっと驚くと共に
友人と思いがけなく会えたような
喜びを感じていました