風のささやき

肌は襤褸髪は白髪となる身にも春隔てなし柔き陽まとう

風呂上がりの子供を眺めていると
その肌の弾けるような弾力に
思わず指で突っついてしまいます

その子供の肌と比べると
疲れた自分の肌だなと感じてしまいます

そんな疲れ切った大人の肌にも
春の陽ざしは暖かな衣を着せてくれます

春になると体を包んでくれる
そんな優しさを感じて
心もどこか楽しくなってきます